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ドキドキ!プリキュア第22話『ピンチに登場!新たな戦士キュアエース!』 [ドキドキ!プリキュア]

"どこまでも続く空と海を見てこう思うんだ。
 この海は世界と繋がっている。この空は果てしない宇宙と繋がっている。
 だったらちっぽけな事で迷ってないで、ちょっとずつでいいから前に進んでみようって"
相田健太郎
 
キングジコチューの魔手を逃れ、無事ソリティアへともどって来たマナ達。
しかしアン王女は未だ厚い氷に覆われたまま、未だ目覚めません。
『お姫様の眠りを目覚めさせるのは、王子様のキスで決まりでしょ』
六花の発案にマナも乗っかってジョー岡田をけしかけました。
どこか複雑そうな真琴、セバスチャンに目を塞がれたありす、
言いだしっぺながら照れている六花と、興味津々そうなマナの前で、
ジョー岡田はアン王女と氷越しの口づけを交わしました。
それでもアン王女自らが身を守るために纏った氷の鎧は解けません。
ひとまずジコチュー達の追撃を避けるべく、ジョー岡田はアン王女と共に身を隠す事にしました。
行く先はマナ達にも伏せますが、かえってその方が安全だと理解して
ジョー岡田、アン王女、そしてアイちゃんを送り出しました。

王女様はひとまず安心として、レジーナをどうするかがまだ片付いていません。
あんな目に遭わされても父である事には変わらず、レジーナは複雑な想いを抱いています。
『レジーナが私を助けてくれた時、レジーナの優しい想いが伝わって、とっても嬉しかったよ』
あの時のレジーナの気持ちは頑なだった真琴も動かし、
無論六花とありすにもレジーナの気持ちは伝わっていました。
マナは大好きな気持ちが伝わるならば、父を想う気持ちもきっと伝わるとレジーナを励まし、
そして帰る場所が無いと言いかけたレジーナの手を取って、ぶたのしっぽ亭へ駆け出しました。

マナは両親と宗吉さんに頭を下げて、しばらく一緒に住まわせてほしいと頼みました。
レジーナも一緒に頭を下げる姿を見て、また人助けかと少々呆れ気味ながらも、
相田家ではレジーナを暖かく迎え入れます。
健太郎パパはレジーナに少し元気が無いと見て取って、
そういう時は食べるに限ると、腕を振るった夕飯を用意しました。
レジーナが健太郎パパの料理を口にすると、本当に元気が沸いて来たようです。
もっとも、宗吉さんは相変わらず婿の料理に厳しいものの、
相田家の団欒は和やかに進んで行きました。
『不思議・・・みんなを見てると胸がポカポカする。でも何で?ポカポカしてるのに、胸が苦しい』
楽しい夕食の筈なのに、レジーナの内心には何か微妙なものが浮かんでいます。

食後、マナはレジーナに幼い頃の写真を見せて盛り上がりますが、
レジーナはマナのように父との思い出どころか、
昔の記憶そのものが靄がかかったようにあいまいだと気づきました。
それでもマナは父との思い出をこれから作れば良いと前向きにとらえ、
父を怒らせてしまったと気にしているレジーナを慰めます。
『さっきも言ったでしょ。好きって気持ちは絶対伝わるんだよ』
キングジコチューもきっと分かってくれると、
気持ちを伝えるために一緒に会いに行ってもいいと切り出すマナに、
レジーナは驚きを隠せないながらも頷き返しました。
その夜ふたりは別々に寝ようとしたところ、マナのベッドにレジーナが降りて来ます。
『一緒に寝てあげる』
本当はレジーナの方が一緒に寝たかったのでしょう。
ともかく、マナとレジーナは手を繋いで安らかな寝息を上げました。

二人が安眠している頃にも、ジコチュートリオはレジーナの行方を追って暗躍しています。
命令とは言え面倒そうなイーラとマーモに反し、ベールは面白そうだと考えていました。
プリキュア達がレジーナに友情を抱いた矢先、そのレジーナが再び悪に染まれば・・・
煌々と照る月を、暗雲が覆い隠して行きます。

良く晴れた次の日、みんなで健太郎パパと共に海へとピクニックに出発します。
ピクニックが初めてのレジーナは胸を弾ませました。
砂浜でかけっこして、波打ち際で戯れたり、砂の城を作ったり、それに水をかけようとしたり?
妖精達も浜辺でくつろいで、(あの、ダビィさんどうせならDBの姿で・・・)
ビーチバレーではありすの高スペックが存分に発揮され、
皆でお弁当&ティータイムと、楽しい一日が過ぎて行きました。
大海原に沈む夕陽が、空を茜色に染め上げます。
その光景はレジーナの気持ちを落ち着くかせ、
健太郎パパも迷った時に海へ来る事を打ち明けます。
『どこまでも続く空と海を見てこう思うんだ。
 この海は世界と繋がっている。この空は果てしない宇宙と繋がっている。
 だったらちっぽけな事で迷ってないで、ちょっとずつでいいから前に進んでみようって』
カッコつけちゃったと照れる健太郎パパを囲んで笑いあうマナ達。
その光景を前に、レジーナは胸が暖かくなるのを感じながらも、
同時に少しの苦しさも抱いていました。
その後みんなで記念撮影の折、セルフタイマーをセットしたマナが
駆け寄る途中に転びそうになるのを、間一髪ナイスキャッチする健太郎パパ。
おかげで微妙な集合写真が出来上がりましたが、
その相田父娘の姿はレジーナにとって羨ましいものでした。
『私もこんな風にパパと仲良く出来たらいいのに・・・』

その矢先、レジーナを追ってジコチュートリオがやって来ました。
キングジコチューが待っていると聞いて躊躇うものの、
レジーナはまだ帰りたくない気持ちの方が強いです。
強引に連れ帰ろうとする彼らを止めに入った健太郎パパでしたが、
残念ながら普通の人間です。イーラに跳ね飛ばされて気を失ってしまいました。
変身するマナ達。
しかしジコチュートリオはいつもと違って妙に強く、
苦戦を余儀なくされる四人の姿は、見守るレジーナの胸を痛めました。
イーラの攻撃をロゼッタリフレクションで弾いたと思いきや、
卑怯にも背後からのベールの攻撃が四人を襲います。
駆け寄ろうとしたレジーナも、胸の痛みに襲われてうずくまりました。
昨日からのマナたちと過ごした時間がフラッシュバックする度に、胸を突き上げる痛み。

『それはお前が愛を知ったからだ』
空が暗くなり、レジーナの痛みの理由に応えるように、キングジコチューの姿が浮かびました。
それは本物では無く幻とはいえ、圧倒的な威圧感を持って立ちはだかり、
レジーナを黒い竜巻で包み込んで、プリキュア達を寄せ付けません。
竜巻の中で、親子が対面を果たしました。

『レジーナ。お前の心には愛が芽生えてしまった。プリキュアと心を通わせたばかりにな。
 だから心が痛み苦しくなる。そんな下らぬ感情などすてて、帰っておいで』
妙に優しい語り口のキングジコチューに戸惑うものの、
娘じゃないと言い放ったパパなんか嫌いだと、レジーナはその誘いを拒みます。
『すまなかった。許しておくれ。私はお前が必要なのだ。私の可愛い娘、私だけのレジーナ』
ところが、キングジコチューの神妙な態度はレジーナを迷わせました。
痛む胸を抑えながら、マナ達の事も好きで、どうすれば良いかわからないと言うレジーナに
キングジコチューはジャネジーを受け入れれば苦しみが消えると、
レジーナのプシュケーを染めました。
『本当だ。苦しみが消えてく。でも・・・』
マナと過ごした時間が、マナの笑顔が、脳裏に浮かぶたびにレジーナの胸が痛みますが・・・
キングジコチューの力によって、一気にレジーナのプシュケーが塗り潰されました。
『ああ、やっぱり私はパパが好き。そのパパと私を引き裂いたのは・・・プリキュア』
目を開いた時、レジーナの瞳は再び赤く染まっています。

黒い竜巻が消え、レジーナが無事と見て取って安堵するハート達。
しかし、レジーナは先程までと打って変わって冷たい笑みを浮かべています。
無邪気さは変わらぬまま、プリキュアに向けて光線を放つレジーナ。
これまではマナへの想いは消えていなかったのに、今ではまるで容赦ありません。
『レジーナはパパの事が大好きなのに、絶対にキングジコチューの思い通りにはさせない!』
レジーナの豹変に驚き、キングジコチューが邪悪な心を植え付けたと察して
声を大にするハートですが、当のレジーナの心は全く揺るぎません。
『この世界は私とパパしか必要じゃないの。あなた達こそ消えちゃいなさい』
いくらレジーナに対して友達だと訴えても、ちょっと怪訝そうな顔を浮かべるだけで、
まるで動じずにプリキュアを攻撃し続けるレジーナには全く届きません。
『友達とかそういう下らないもので、私を苦しめようとしてるんでしょう?
ざんねーん!もうその手には乗りません♪』
無邪気な本質は変わらぬまま、レジーナは容赦なく攻撃を畳み掛けます。

この状況に、ラブリーフォースアローなら悪の心を浄化できるかもしれないと試みますが、
ハートには弓でレジーナを射る事がどうしてもできませんでした。
続くレジーナの攻撃によって変身が解かれた四人に、レジーナのとどめの一撃が迫ります。
『そろそろ終わりにしてあげようかな?さよなら。偽りの愛の戦士、プリキュア』
もはやマナの叫びも届かず、打つ手がないと思われたその時・・・
何処からともなく現れたおもちゃ赤い光が、レジーナの攻撃を打ち砕きました。
『愛の切り札。キュアエース!』
突如として現れた新たなプリキュア。果たして、その正体は・・・?


まず、アン王女でもレジーナでもない
全くの第三勢力と言うべき釘宮さんというキュアエースの「声」には驚きました。
ラストのワンシーンのみの登場、今回では素性が明らかにならない、
とは予想していましたが、エースの素性、ジョー岡田の隠棲先、アイちゃんとの関係など、
より一層深まる謎にこれから先も目が離せません。
それにしてもダークドリームキュアビューティに続いて、
ダークレモネード→キュアエースとは・・・今後この流れが再びあるのでしょうか?

今回はフレッシュプリキュアの第24話のような展開になるかと思いきや、
レジーナを取り巻く状況は未だ安定しないという現実に向き合わされました。
暖かな家族の団欒、みんなと過ごす時間など、共通する点はあるものの、
レジーナを迷わせる胸の痛みと、父への想いが複雑に絡み合い、
問題の解決にはまだまだ時間がかかる事が伺えます。

しかし私はなるべく良いところを吸い上げて語るよう心掛けているのですが、
前回との整合性を考えると、正直申しまして今回は首を捻るところが多く、
なんとなく釈然としないものを抱いてしまいました。
マナだけでなく、最も頑なだった真琴とも心を通わせつつあったレジーナを
あっさりと手の平返させるキングジコチューの恐ろしさを演出する意味では、
確かに効果があったかもしれません。
ただ、それでは前回のレジーナの決意・覚悟はなんだったのか、
今回マナや相田一家と過ごした時間はなんだったのか。
キングジコチューの「ジャネジーを受け入れろ」に対してであったり、
プリキュアに容赦なく攻撃を畳み掛ける際にも、
もう少しレジーナに抗って欲しかったと思います。
せっかく積み重ねて来たものが、一気に覆ってしまうのは、
ちょっと唐突すぎる気がして残念に思いました。
例えば再びキングジコチュー側になびくとしても、もう少しマナ達との交流を経てからの、
33話前後の山場での豹変ならば一層深みが増したように思います。
また、間一髪のタイミングでキュアエースを登場させるためだけに
再び悪堕ちさせられたように感じられてしまい、この点も残念な気がしました。
随所に描かれる胸の痛みに関しても、夕食時や海でのひと時でのものは
何となく輪に入り辛い疎外感であったり、
かつてせつなが抱いたように、この幸せを壊して来たという罪悪感だと考えられますが、
プリキュア達が苦戦している折の胸の痛みをどう解釈するか、
私には思いつきませんでした。

一度目覚めかけた者が再び悪に転じてしまうという展開では
スイートプリキュアの第13話を連想させます。
この時はハミィの呼びかけによって目を覚ましかけたセイレーンが
再び強力な洗脳によって元に戻ってしまう展開が描かれました。
そこから再びセイレーンが自分を取り戻すまでに10話程度を擁した事を考えると、
レジーナが再びマナ達の下に戻ってくるのもやはり10話程後の33話前後になるのでしょうか。
この時セイレーンを再び闇に落としたディーバを演じていたのが
レジーナ役の渡辺さんという事実が、偶然とはいえ因果が感じられて興味深いです。

キングジコチューは今回、レジーナに対して愛を否定しています。
一方で偽りの言葉かもしれませんが、娘に詫びる言葉には愛が伺えなくもありません。
単に利用するための詭弁だったとしても、レジーナという存在を生み出した愛があるとすれば、
この矛盾をどう解釈すべきか、難しいです。
キングジコチューとマナ達の間に架け橋がかかるとすれば、
その矛盾を突いていくのか、それとも・・・?。
レジーナの記憶があいまいだという事実も
果たして本当にキングジコチューの娘なのかという疑問を浮かび上がらせます。
意図的に消されているのか、それともキングジコチューが扱いやすいように
レジーナの記憶を操作して娘だと思わせているのか・・・?
そしてレジーナにとって未だ慕うべき存在である以上、
キングジコチューを倒すという選択肢も難しくなりそうで、こちらも先が読めません。

そのため今回はストーリー全体の作りよりも、
細かいところでの楽しげな描写の方に目が行きました。
まず冒頭の「王子様のキス」でのみんなの反応が楽しめました。
もっとも六花の想定した「王子様」とは「幸せの王子」マナの事だったりして(笑)
四人それぞれの反応もさることながら、
乙女チックなシャルル、ジョー岡田に妬いてるっぽいラケル、
幼い故に感心が薄そうなランス、逆に大人ゆえに平然としているダビィ等、
妖精達の反応もそれぞれ個性が出ていて良かったです。
レジーナと一緒にアルバムを眺める場面での、写真に写った幼いマナの可愛い事!
そして海でのひと時も、前回の重い展開の後だけに和やかな空気が感じられて楽しめました。
願わくば、再びこの輪の中にレジーナが加わる日常を望みたいものです。

また今回は、そのうちレジーナに影響を及ぼすかもしれませんが、
現時点では直接的な影響が少なかった健太郎パパの台詞が一番感銘を受けました。
私も旅行に行く旅に、新たな発見やいろいろな刺激を受けます。
現に大自然や偉大な遺産などを前にすると、
健太郎パパのような気持ちになる事もありますが、
いざ家に帰るとすぐにいつものちっぽけな自分に戻ってしまい、
そんな自分の小ささに苛立つ事もしばしばあります。
それでも、そんな自分を小さく見るのではなく、
旅先で得た経験は少しずつでも前に進ませているのではないかと、
前向きに捉えて行けるように思いました。

次回予告も、エースの謎というよりはレジーナの行く末の方が心配になりました。
あのマナの様子を見ると、何か一筋縄ではいかない重い事態が待ち受けていそうで・・・
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ミスタープリキュア

なんたるドンデン返しだったか。私めは(というよりプリキュアファンは)レジーナがエースに覚醒すると思っていたが、全く違った結果になってしまった。マァ、今までの追加戦士でも、サンシャインは「あの男装女が」と驚かされたり、ワル出身プリキュアのルーツ・パッションでも、最初は「ミユキ(星空では無い。念のため)だろう」と思われたからな。

それにしてもエースは誰なんだろう?ジョーことジョナサンやセバスチャンは逆立ちしてもなれないし(笑)、アイちゃんかと思われても、予告ではエースらしき少女と一緒だった。そうえいばソードも初期は「謎」呼ばわりしていたし、今回は謎がやたら多いな。

一方のレジーナも、やっと改心出来たかと思われたのに、これじゃ「元の黙阿弥」じゃんか。プリキュアとレジーナの戦いはまだまだ続くな(悲しい)。イースやセイレーンの様にはいかないなァ。
by ミスタープリキュア (2013-06-30 17:44) 

横浜学園都市部

これだけは言える、マナにとって作品内で最初のトラウマでしょうね(今後もトラウマに直面しかねない意味でです)。

レジーナの悪堕ちがなんとなくスイート13話のセイレーンを彷彿してましたね(脚本がどっちも米村さんだったため、内容が一緒でしたけど…)。

というよりキングは娘に対して結構乱暴な堕とし方してましたね…

次回はショックを引きずるマナがどう立ち上がるのか、映画を執筆し終えて復帰した亮太さんの脚本に期待しましょう(敢えて山口さんにしないのは、自分を呼んでいるみたいだからです)。
by 横浜学園都市部 (2013-06-30 21:21) 

ジル☆ペリット

スティクスさん、こんばんは。
久しぶりにコメントさせて頂きます。

ここ数話はレジ―ナをとりまくエピソード中心で、多くの方が思っていらっしゃったように、私もレジ―ナが新プリッキュアになると思っていました。
ゆえに、先の読めないドキドキプリキュアのストーリーのなかでも、とりわけ驚いた展開でした。

>果たして本当にキングジコチューの娘なのか
キングジコチューの容赦ない仕打ち。先に甘い言葉をかけているだけに、邪悪としか映りませんでした。
私はいち視聴者であると同時に、娘を持つ父としてもプリキュアを楽しんでいます。
今回のキングジコチューには憤慨すると同時にあり得ないという気持ちが強く、スティクスさんと同じ疑問が浮かびました。
(むしろそうであってほしいと願う気持ちすらあります)

>健太郎パパの台詞
「ちょっとずつでいいから前に進んでみよう」
この言葉。胸に響きますよね。
ふたりのパパが非常に対照的でした。

>細かいところでの楽しげな描写
実に楽しい描写、多かったです。
特に集合写真を撮るときのマナ。
走って、つまづいて、なぜあの体勢になる。
そしてナイスキャッチ、健太郎パパ。

by ジル☆ペリット (2013-06-30 22:45) 

neon

>ただ、それでは前回のレジーナの決意・覚悟はなんだったのか、
>今回マナや相田一家と過ごした時間はなんだったのか。
>キングジコチューの「ジャネジーを受け入れろ」に対してであったり、
>プリキュアに容赦なく攻撃を畳み掛ける際にも、
>もう少しレジーナに抗って欲しかったと思います。
前回のレジーナの覚悟は決してキングジコチューと決別するというものではなかったと思います。むしろ自身の選択が本当に正しいのか、レジーナは不安すら感じていましたし。
マナや相田一家と過ごした時間は、レジーナに苦しみを与えているという描写も今回はありましたよね。自分を受け入れてくれた相田家に心が温まると同時に、マナたちの仲の良い親子像はレジーナ自身の父親への思慕を強く意識させることになりました。
結果的にキングジコチューはレジーナに父親として(形ばかりの)愛情を与えてレジーナの悩みを解消させるという形になります。
相田家と過ごした時間は「なんだったのか」ではなくむしろ物語で重要な意味を持っていたと思いますし、「親子の愛情」が深く絡んだ今回のレジーナの変貌は純粋な洗脳以上に強力なものであってしかるべきものだとも思います。
私的にはこれまでの積み重ね(具体的にどういうものを指しておっしゃってるのかわかりませんが)を覆されたという印象はありませんでした。
by neon (2013-07-01 00:33) 

龍

なるほど、そうきたか。これが、本放送視聴後の第一印象です。何度も言いますが、本当に(いい意味で)容赦ない展開。一番単純なやり方を、あえてしなかった。

キングジコチューは前回といい、今回といい、まるで子供を日常的に虐待している駄目な親の見本のように感じます。家族に暴力を振るっていながら、時々優しい一面を覗かせる。愛想を尽かされそうになったら、「見捨てないでくれ」「お前が必要なんだ」なんて縋りついてくる。周囲の大人から見れば「なんて身勝手な!」と思うけど、こういう問題のタチの悪い所は、子供の方は必ずしもそうじゃないことです。

レジーナだって、本当はマナ達と一緒に暮らしたい。けど、やっぱり父を見捨てられない。どんなに理不尽でも、やっぱり家族だから。「大嫌い」と憎まれ口を叩いても、大好きなパパだから。

これは私事なんですが、私の近所には老夫婦が住んでいます。両親が共働きだったので、私は小さい頃からお世話になっていて、よく一緒に遊んでもらっていました。私が中学生の頃、2人の家に孫娘がやってきました。なんでも、両親が日常的に暴力を振るっていたとかで、「あんなバカ息子どもには任せられん」と引き取って来たんですね。私も仲良くしていたんですが、その子が「笑わなかった」のを覚えています。一緒に遊んでいても、テレビを見ていても、食事をしていても、本当に感情がない人形のような状態でした。私はてっきり、親のところへ帰されるかもしれないのを、怖がっているんだと思っていました。

ある休日のことです。おじいさんに頼まれて、「そろそろお昼ご飯だよ」とその子を呼んだのですが、返事がありませんでした。どうしたのかと思って、部屋まで様子を見に行くと、すすり泣く声がします。「パパ、ママ、ごめん。わたし、悪い子だ」。確かに、そう聞こえました。

何と声をかければいいのか、わかりませんでした。あざが残るほどの暴力を受けても、この子はまだ両親のことを気にかけている。おじいさん達の優しさや温かさを、自分だけ感じていいのか。自分だけ幸せになっていいのか。笑おうとするたびに、喜ぼうとするたびに、つらい思いをしていたんだと思う。そう考えると、兄貴面して軽々しくあの子に接していた自分が、とても情けなく思えた。幸い、その子は学校にもちゃんと行くようになって、友達もできて、少しずつ明るくなっていきましたが。

結局、親が嫌いな子供も、子供を愛さない親もいないんだと思います。「愛し方、愛され方が歪んでいる」だけ。正しくはないけれど、間違ってもいないからこそ、難しい問題ですね。

だからこそ、マナの真価が問われます。個人的には、マナが挫折する状況がなかなか想像しづらかったので、この展開は驚いたものの、納得できるかな、と。幸い、六花達のレジーナに対するわだかまりは、もう無くなっています。4人がこの試練をどう乗り越えて行くのか、エースや予告の新幹部も含めて、非常に楽しみです。
by 龍 (2013-07-01 01:10) 

スティクス

>ミスタープリキュアさん
私の予想も思いっきり外れました(笑)一体誰なんでしょう。
イース様→パッション、いつき→サンシャインは割とわかったので
これだけミスリードされたのは、
最初の頃のミューズ→セイレーン?くらいでしょうか。

>ジョナサンやセバスチャン
もしそうなら意外すぎます(笑)
ここは公式発表をじっくりと待つ事にしましょう。

>元の木阿弥
山あり谷ありとはいえ、私としてはこれがちょっと早すぎた感があって
今回のような感想になってしまいました。再び来週以降に期待します。
by スティクス (2013-07-01 06:44) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
あまりにも予想というより私の希望的観測と違っていて
私にとっても作品内で最初のトラウマになりました(苦笑)
尤も、私がこうあって欲しいと願う事そのものがジコチューかもしれないので、
受け入れてちょっとずつ前に進むしかないのだと自省したいです。

スイート13話との関連は初見時に抱きましたが、
なるほどあちらも米村先生の作品でしたか。

>映画を執筆し終えて復帰
これからどう展開していくのか、メインライターの腕の見せ所ですね。
ところで、そんな大胆にカミングアウトして宜しいのでしょうか・・・
by スティクス (2013-07-01 06:50) 

スティクス

>ジル☆ペリットさん
2か月ぶりですね。再びコメント頂きありがとうございます。

>先の読めないドキドキプリキュア
私にとってもこれが魅力だったのですが、
ちょっと今回は私の求めたかった展開と異なったために
違和感の方が強くなり、申し訳ない内容の感想になってしまいました。
レジーナにプリキュアになってもらいたかった訳では無いのですが・・・

>娘を持つ父親として
この視点からのご意見が聞いてみたかったです。
プリキュアは女の子だけでなく、
一緒に親御さんも観ているケースが多いですから、
親御さんに向けてのメッセージも込められていると考えています。
親子の対立で思い浮かぶアコとメフィストなどは、
元々メフィストが善良な人物だと伺わせていたので、
さほど邪悪な感じがしませんでした。
しかしキングジコチューは私にも吐き気を催す邪悪としか映らず、
父親がなにも知らぬ娘をてめーだけの都合で!と
ブチャラティ並みの怒りが頭を掠めた次第です。
ただ本当の親子であれ、そうではなかったとしても、
娘の気持ちが父に伝わるような、優しい物語を期待したいものです。

>ちょっとずつでいいから前に
常々足踏みしがちな私にとって、この一言に救われた気がします。
そして確かに2人の父として比較すると対照的ですね。
またもう一組、健太郎パパにとっての宗吉さんも「義父」ですが、
あのやり取りの中にも互いを認め合う関係が滲み出ていますので、
レジーナにとっての父もこうなってくれるよう、願いたいです。

>走って、つまづいて、なぜあの体勢になる。
常人とは異なる発想ッ!そこがマナらしいというべきか(笑)
by スティクス (2013-07-01 07:08) 

トリノエル

前回との整合性でおかしなところって、何かありましたっけ。
レジーナの覚悟って「大好きな人を助けたい」というものだし、だからこそ父親とマナとの間で苦悩するのも自然だったと思います。
マナ一家との交流も、ただ愛で満たされる幸を味わうってだけでなく「じゃあ自分のパパは…」とレジーナの葛藤に繋がるわけで、無駄だったころかレジーナに気持ちに強い影響を与えてました。
なので自分は前回からの繋がりに違和感とかはあまり感じなかったですねー。
by トリノエル (2013-07-01 07:40) 

ミスタープリキュア

確かに…。

このままレジーナとの戦いが続くと、マナとしてもつらい気がするなァ。六名・ありす、そして真琴もどう思うだろう(真琴は一番嫌っていたのが変化したのに)。

でも仮にレジーナが覚醒したら、プリキュアは「GOGO」以来5年ぶりに、1チーム6名の大所帯、そして来年もシリーズが続き、オールスターズ映画が制作されたらどうなる…!?(40名じゃ済まないだろう)。ともかく、今後のレジーナとエースの状況が気になる。

ところで私めは本日、新たに「DX3」のフィルムコミックを入手した。かねてから狙っていたものの躊躇していたが、「DX2」の面白さに刺激されて遂に入手した次第である。しばらくは「ぴあ」を我慢し(取り寄せで少しは満足した)て、この2冊で我慢しよう。
by ミスタープリキュア (2013-07-01 21:39) 

スティクス

>neonさん
まず、はじめまして、でしょうか?(違っていたら大変失礼しました)
折角のコメントを頂戴したにもかかわらず、
私自身の感想がこんな感じで恐縮です。

今回、私はキュアエースを登場させるためだけに
レジーナを再び堕とされてしまったように感じてしまい、
そこに違和感を覚えたために、前回の覚悟は何だったんだろうと
疑問が沸いてしまいました。
ただ、私の姿勢にも問題があったと、反省しております。
私が望みたかった展開と違ったからといって、雑な感想を上げてしまった事、
思考を放棄したように、表面しか見ずに深く切り込めなかった事など、
反省点があまりに多いものとなってしまいました。

>具体的にどういうものを指しておっしゃってるのかわかりません
私も具体的に何かと言われて答えに窮してしまう程、
本当に投げやりな記事を上げてしまいました。
こんな事なら、私は何のために続けているのかも分かりません。

一時休止した際、すぐにその判断を後悔したほど、
私はドキドキ!プリキュアの世界に魅せられていると思っていました。
今でもそれは変わらぬつもりです。
しかしながら、感想を続けて行く事の心身の負担、
一日2,000人から3,000人に読まれているという事のプレッシャー、
早く仕上げなければという焦り、
早く仕上げてプレッシャーから解放されたいという自己中な願望、
時間をかけたからと言って良いものが出来る訳では無いという思い込み等
一時休止する前以上に追い込まれている気がします。

今回のように、素直に不満を述べてしまうと、
多くの皆様の期待を裏切ってしまう事もわかりました。
再び袋小路に追い込まれた感があり、気持ちの整理がつかないのですが、
こういう時こそ今回の健太郎パパの言葉のように、
来週はちゃんとしたものが挙げられるよう、
ちょっとずつでも、あがきながらでも、前に進んで行きたいと思います
by スティクス (2013-07-01 21:44) 

スティクス

>龍さん
私は逆に「一番単純なやり方」に期待していたのかもしれません。
だからこそ、私にとって消化不良な感想になってしまい、
そして皆様の御期待にも添えず、悔やまれるばかりです。

私にとっての娘ともいうべき、このサイトに対しても
突き放したり大切に扱ったりと、私も身勝手な大人のようでした。
ただ、勝手な思い込みかもしれませんが、
レジーナが父を慕うように、このサイトも私をそう見てくれれば良いのですが。

ご近所の老夫婦のお話、とても胸が痛みます。
私もこの場に居合わせたとしたら、なんと声をかけて良いかわかりません。
現に、うちの近所にも虐待と思しき事例があったのですが、
私には何も出来ませんでした。無力な私。
それだけでなく、今でも力の無さ、心の弱さに情けなさを覚えますが、
そこで心折れる事無く、強くありたい。
日々プリキュアを観て学んだことを、実生活にも活かし、活かし続けたい。
それが感想を続けて行く動機でも合った筈です。
焦り、迷い、思考放棄では、前に進む事が出来ないのだと
今回の一件で思い知らされた気がしました。

これからも苦しさ8割、楽しさ2割くらいの比率で続けて行くと思います。
しかし、そこに自分自身の成長を望みつつ、
私のプリキュアへの愛も「歪む」事無くありつづけたいと思います。

四人が試練を克服する前に、私が投げてしまってどうするんだと
改めて実感しました。
次回以降、もう少しだけ前に進んだ(かもしれない)私が見せられるよう
頑張ってみたいと思います。
by スティクス (2013-07-01 21:58) 

スティクス

>トリノエルさん
はじめまして?だと思いますが、違っていたら失礼致しました。
折角コメントを頂いたにもかかわらず、
煮え切らないものを書いてしまいまして申し訳ございません。

整合性という言い方をしてしまいましたが、
私としては前回決死の覚悟で抗ったレジーナが、
たった一週間で再び戻されるどころか、一層深く堕とされてしまった事に
どうも納得がいかず、急すぎるのではないかと思った事が大きいです。
キュアエースを出す動機づけだとしても、
あまりにレジーナに対して残酷ではないかと感じてしまったので
個人的にはキュアエース登場に対する期待感や
カタルシスが得られず、それを「違和感」として片づけた事によって、
それこそ自己中な感想を書いてしまったと反省しています。

繰り返し同じことを述べてしまい恐縮ですが、
次は少し前に進んで、踏み込んだものを手掛けたいと、
何とか頑張ってみたいです。
by スティクス (2013-07-01 22:05) 

スティクス

>ミスタ-プリキュアさん
マナだけでなく、やっぱり真琴にとっても辛いですね。
前回、真っ先に飛び出した時はグッと来ただけに、
それが一転こうなってしまって・・・
何より私もこうなるとは思っていなかったので、冷静に受け止められず、
雑な感想を上げてしまったと悔やむ気持ちで一杯です。

>6名の大所帯
キュアエースでは無い以上、レジーナがプリキュア側に付くとすれば、
満と薫のような立場になりそうですね。
そうなるとオールスターでの出番も・・・?そうなってしまうと残念です。

>DX3のフィルムコミック
再び良いものを入手されましたね。
私も「鏡の国」と「花の都」があれば、読んでみたいものです。
by スティクス (2013-07-01 22:14) 

Merci

キュアエースが正体不明(声優さんが今まで出て来た誰でもない)は、斬新でしたね。

それよりも驚いたのは、龍さんも指摘されていますが、虐待親・・・というか毒親を描くとは
(レジーナの様子から見るに、わかりやすい虐待親よりは毒親に近いかなと思います。
虐待親も当然、毒親の一種なんですが・・・どちらかと言うと放置系に近い気が)。
これまで、孤独を感じる子はいましたけど、毒親持ちのキャラはいなかったですね。
しかし、この描き方だと・・・逆に簡単に和解エンドを描けそうにない気がして心配です。
デリケートな問題なので、和解エンドにしてしまうと、逆に現実の子に対して残酷な気がして。
本当の親じゃない云々で乗り切るしかないかなぁ・・・。
子供が自力でどうしようもない問題だけに、よく毒親を題材にしたなと。
勇気に感心すると同時に、大丈夫か?と思ったり、子供向け作品に毒親が出る事に身震いしたり。

割と最後を予測できる私ですが、珍しく全く着地点が読めません。
最初はフレッシュやスイートに似てる?と思っていたんですが・・・。
あの2作は、割と落としどころがはっきりしていたので。
ドキドキは本当に読めません、タイトル通りドキドキさせてくれます。
・・・いやはや、何かやけにかわいらしいタイトルと思ったのが間違いでした。

あと・・・レジーナは魅力的なキャラなんですが・・・。
欲を言えば、まこぴーと3人が絆深めていくの、じっくり見たかったな、と思う今日この頃。
by Merci (2013-07-02 00:52) 

NO NAME

ドキドキは内容的にも大人が見ても楽しめるから、レジーナが再び悪落ちとは斬新で良かったと思います。
話も連続性があって自分はこういうの好きだな~
姪(幼女)はポカーンとしてましたがたまには難しい内容のプリキュアもいいじゃないかと。
せつな、セイレーンコースじゃなくて良かった気も

by NO NAME (2013-07-02 12:19) 

はっさく

 僕は今回の話はいままでプリキュアを見てきた中で(僕のプリキュアファン歴はかなり浅いですが)たぶん一番ショックを受けました。

 前回の展開からまさかこうなるとは思わなかったというか、安心しきっていたところに思わぬ不意打ちをくらった感じで、でも一方で「なるほどこうくるか」という思いもあり、違和感や不満は感じませんでした。

 レジーナってこの作品で一番「成長」してるキャラだと思うんです。
初期の彼女はまさに「ジコチュー」をそのまま体現するキャラクターでした。でもレジーナはマナと触れあううちに少しずつ「他者」というものを理解し、分かちあったり譲り合ったりするということを覚えました。
 最終的にはマナのために身をなげるという、初期の彼女からすれば考えられないような行動まで取りました(レジーナがアイちゃんとすぐ仲良くなったのは、もしかしたら彼女が赤ちゃんがそのまま大きくなったようなある意味純粋な存在だったからかもしれません。赤ちゃんというのはそもそも「自己中」なものですから)。

 だからこそ今回彼女が闇に染められてしまったのは、マナたちと出会ってからの彼女の「成長」を無かったことにされたようなそんな悲しさがありました。これってある意味「死」よりも怖いことだと僕は思うんです。その人の生を否定されたような気がして。闇落ちしたレジーナの言動に無邪気さが残っているのが登場初期の彼女とある種ダブったのもあるかもしれません。
 
 キングジコチューは前回までは短気で傲慢なかなりストレートな「悪の親玉」的なキャラのように見えていたので、今回のレジーナへの優しげな言動には不気味なものを感じました。
 
 一方でキングジコチューの言動にどこまで真実が含まれているのかも気になります。彼にとって娘はただの道具でしかなかったのか、それとも例えわずかでも愛があったのか?
 表面的に見れば彼の行動は娘を道具としか見なさず「親」の立場を利用してレジーナを惑わし操り人形に変えた最低のゲスですが、愛をくだらない感情だと切って捨てる姿にはどこか悲しいものを感じるような気がしなくもありません。そもそも最初からレジーナを道具として利用するつもりなら、さっさとジャネジーをそそいで操り人形にするなりしてしまえばよかったのです。
 
 愛に目覚め苦しむ娘を闇に染めたのは、ひょっとしたら彼なりの優しさだったのかもしれません。今の現状ではなんとも判断できませんが、しかし歴代のプリキュアのラスボスたちも、ただ邪悪なだけではなく、そこには彼らなりの信念とか、哀しみとか生い立ちとかがあり、一言で「悪」とまとめられる人物はいなかったと思います(これは僕がプリキュアを好きになった理由の一つでもあります)。

 コメントを打ちながらふと思った事ですが、キングジコチューがレジーナに行ったことって、考えてみたらレジーナがかつて人々をジコチューに変えた事と同じ行為なんですよね(キンジコもレジーナもプシュケーを強制的に暗黒に染めていた)。悪気は無かったとはいえレジーナ自身の犯した罪が己に跳ね返ってきたようにも取れます。
 
by はっさく (2013-07-02 21:10) 

今年からリアルタイム組

はじめてコメントさせていただくものです

今週のドキプリの評価について私自身複雑な印象を持っている中でスティクスさんの感想に共感できるものであったためコメントさせていただきました。

22話の脚本はネット上で賛否がよくわかれる米村氏でしたが、脚本自体は視聴者としては納得の行く出来でした。しかし、前回のエピソードがあまりにも傑作であったためにその余韻が残っているうちにレジーナが悪に転じ、それに合わせてエースが登場するという流れが予定調和な印象を受けてしまいストーリー構成的に盛り上がる場面なのにどこか残念な気持ちになってしまいました。
個人としては今年の四人は例年になくしっかり者揃いな印象だったので追加戦士は強さと危うさを秘めた年下が先輩たちにフォローされながら成長していく・・・なんて流れを子供向け番組的に期待しておりそれに当てはまりそうなレジーナが5人目ならドンピシャであり注目していたので残念でなりません。

余談ですが個人的にレジーナを年齢、立場的にもアコ(ミューズ)と対比してみると面白いんのではないかと思って見ています。アコは父への愛とプリキュアとしての立場の狭間で苦悩し、彼女の決断は最終的に洗脳された父を救いましたが、レジーナは狭間で苦しんだ末、父に洗脳された彼女はどのような選択をとるのか注目していきたいです。
by 今年からリアルタイム組 (2013-07-02 22:37) 

やまぴょん

スティクスさん、こんばんは。

もうすでに指摘されていますが、レジーナは親の愛を欲する幼子なんだと思います。どんな親でも親は親。親から(たとえ偽りでも)優しい声をかけられたら、レジーナのようになるかなと思います。キングジコチューは、本当の親かどうかは分かりませんが、ダメ親という位置付けでいいのかなと思っています。

この問題をどう解決していくのか分かりませんが、難しい問題を取り上げたと思います。キングジコチューを倒す方向では進まないと思っていますが、レジーナとの関係をどう扱うのか、デリケートな問題だけに、スタッフの意欲に期待しています。
by やまぴょん (2013-07-03 00:28) 

スティクス

>Merciさん
全くの第三勢力というのは、本当に意外でした。
エース登場時にアイちゃんのきゅぴらっぱも聞こえているので
無関係では無いと思われますが、アン王女、アイちゃん、エースが
どんな繋がりなのか、解き明かしていく過程に期待しています。

>虐待親というか毒親
例えば満と薫を生み出したアクダイカーンや
イース様にとって親のように慕っているメビウスが、
彼女達を冷たく突き放した際にもこれらの要素がありました。
しかしこの両者は「父」という風には語られておらず、
当時はあまり虐待とかには見えなかったように思います。
その点、はっきりと「父」として描かれているキングジコチューは
この問題をかなり浮彫にしているようで、
どう決着をつけるのか本当に読めません。

おっしゃるとおり、たいへんデリケートな問題ですので、
果たしてその境遇にある(あった)人々がどう感じるのか、
これはシリーズ終了時の着地点で評価するしかないですね。

>タイトル通りドキドキ
確かに(笑)色んな意味で私の鼓動もドキドキさせられます。

>まこぴーと3人が絆深めていくの、じっくり見たかった
私もこれを過剰に期待しすぎていたため、
今回このように評価してしまったと思います。
再びレジーナがこちらに戻って来るとして、
改めてこの展開を見てみたいと思います。
by スティクス (2013-07-03 07:07) 

スティクス

>NO NAMEさん
再度の悪堕ちという展開そのものは確かに斬新でした。
これまでに無い事へ挑戦する気概は随所に感じられますし、
話の連続性という点でも第1話~第8話まで
繋がっていた構成が新鮮でしたね。

>たまには難しい内容のプリキュア
実は私もポカーン状態でした(笑)
今回は私にとって相性が良くなかったのか、
このような感想になってしまい恐縮です。
せつなやエレンと同じことをしなかったのは評価したいですが・・・
by スティクス (2013-07-03 07:16) 

スティクス

>はっさくさん
ショッキングな内容だと私も思いました。
そのショックの方向が私の想定と違っていたために、
ちょっと違和感を覚えてしまったのですが・・・

>成長
レジーナに関して、無邪気な本質はそのままに変貌した事で、
「成長を無かったことにされた」感がありますね。
今シリーズの特色として最初から主人公達のスペックの高さが挙げられるので、
確かに成長という点ではレジーナが一番目につきます。
同様にこちらの世界の常識に疎かった真琴もそうですが、
彼女のレジーナに対する心境の変化もまた、成長と言えそうです。
だからこそ、真琴に関してもレジーナとの積み重ねがゼロにされたようで、
こちらも辛い感じがしました。

>キングジコチュー
今のところ本心の見えにくいキャラクターですね。
あっさり裏切ったり前言撤回するあたり「自己中」そのままという気もしますが、
「愛をくだらない感情だと切って捨てる姿」を想うと、
メビウスのような崇高な目的(周りからすればハタ迷惑な)や、
ノイズのような寂しい内面やあるのかもしれませんね。

>レジーナ自身の犯した罪が己に跳ね返ってきた
確かに、これが「罰」かもしれません。
ただ、その結果がマナ達にも過酷なものだったので、
罰の先にある償いがどうなるのか、期待したいものです。
by スティクス (2013-07-04 06:42) 

スティクス

>今年からリアルタイム組さん
はじめまして。HNどおり、今年からリアルタイム視聴なのでしょうか。
拙文が毎週の楽しみの指針となれば幸いです。
もっとも、今回は私の感想が否定的だったのですが、
そこに対するご意見を頂けて、私も参考になりました。

>予定調和
私も今回単独であったり、前回がまた違う内容だとすれば
評価は変わっていたかもしれません。
過去の同時期追加戦士、パッションやサンシャイン、ビートに関しては
この印象をあまり受けなかったのですが・・・
それぞれの直前エピソードと比べると、
エースを登場させるためにレジーナの悪堕ちが必然だったように見えて
確かに予定調和な印象を受けました。
私はレジーナ→エースになるという希望は持っていなかったのですが、
エース登場のきっかけになるとは思っていました。
確かにきっかけにはなっているものの、
想像と逆の展開に驚いてしまった事が、今回の感想に出てしまいました。

>アコと対比
立場的には逆ながら、幼くして苦悩を抱えた両者の対比、興味深いです。
アコのように納得のいく決着を、ぜひレジーナでも見せて頂きたいですね。
by スティクス (2013-07-04 06:57) 

スティクス

>やまぴょんさん
実際に「親」である方からのご意見は、
独身の私にとって色々と気づかせて下さります。
どんなに酷い扱いをされても、親の愛を欲しない子などいないと思いますので、
それに振り回されてしまう子が哀れでなりません。
願わくばレジーナにとって幸福な結末を用意して頂きたいものです。

>ダメ親
そんな親でも子は見捨てる事が出来なかったりしますから、
ある意味キングジコチューとレジーナの関係は、
逆に「親が子に依存している」ようにも見えて、
根深い問題が浮き彫りにされている気がします。
確かにデリケートなものなので、誰もが納得行く結末に繋げるには
とても難しいと思われますが、これまで様々なテーマを描き切って来た
スタッフの皆様の力量を信じたいと思います。
by スティクス (2013-07-04 07:06) 

きすけ

>何処からともなく現れたおもちゃ
それを言っちゃwwwエースの変身に5色のロイヤルクリスタルを全部使うのも意外でした…新しい宝石を1人一個使ってパワーアップ!って流れになることが多いですし?あの箱はエース専用のアイテムか、みんなで共用するのかも気になります


あと「もうすぐ新プリキュアが!」って予告が始まって1ヶ月は待たされるのが常なのでw今回のエース登場はなんだか早すぎておののく


先週からのKJC役のほーちゅーさんに加えエース役の釘宮さんもきて、声優ヲタとしてはカナリ嬉しいです(^q^)次回の新幹部の中の人にも期待しちゃうぜ~


再び黒に染められたレジーナちゃんですが、レジーナの抵抗が効かないぐらいKJC様のジコチューっぷりが凄い!と個人的にはそれで納得していましたが…スティクスさんやコメント欄の皆さんの意見にもなるほど~となりました

黒に染まったレジーナと戦う展開にはOPテーマの『君を信じるために戦う』って歌詞と関わるかな…と妄想

こう言っちゃうとアレかもしれませんけど~ここ最近ずっとレジマナのターン!!だったので一回落ち着いた方がいいというか…そうでもしないと、なんか六花ちゃんとありすちゃんの存在感がどんどん薄くなっちゃう気がしたり(^^;レジーナへの好感度が見るからに上がった真琴はそうでもないけども…あとストーリーの本筋とあんま関係ないけど
冒頭で岡田さんが王女様(入りの氷)にキスする時に、なんか納得してない表情をしているまこぴーがとてもかわいい(^q^)


まぁレジマナの次には、しばらくはずっとエースのターン!!になるかもしれませんけどねw


あと誰も書いてなかったようなので触れますが…
次回タイトルの「愛を取り戻せ!」ってw北斗の拳か!
KJC様の「愛などいらぬ!」態度はサウザー様みたいなもんか?と予想してみたり
ではでは
by きすけ (2013-07-06 05:24) 

悩める父メフィスト

親という名の檻 という表現が 別サイトにありました。 リアル父親としても かなりのインパクトでした。。(テイスト違いますが、映画スマイルも思い出しました)

届かなかったどころか 放つことすらできなかった ラブリーフォースアロー。マナがためらったときに 他の3人も構えを解いた描写。 既にマナ以外の3人もレジーナと心を通わせてたので、3人だけで放つこともできたはず、、チカラだけでなく 4人揃ってが必要ってことか、と深読みしてしまいました。。さらには、矢と 許し赦し をかけていたとか、、(もちろん英語のスペルが違うのは 承知 ^^)
いつか「やっと、届いた」となって欲しいです。

気候もドキドキ展開もアツいですが、どうぞご自愛下さいませ。
by 悩める父メフィスト (2013-07-06 11:47) 

スティクス

>きすけさん
まあ、おもちゃは毎度おなじみですから(笑)
ただおっしゃるとおり5色全部使用という大盤振る舞いがある意味凄いですね。
言われてみればエース専用なのか、そうでないのか、こちらも気になります。

>早すぎて
私もレジーナの再洗脳の早さとも相俟って違和感が出てしまい、
ちょっとイマイチな感想になってしまいまして・・・

>新幹部の中の人
おっさん2人ですから、中堅~ベテラン起用でしょうか。
ただ、どうせなら男女一人ずつ追加でも良かったかなとも思います。
尤もプリキュアシリーズの悪役らしく、
彼らもどこか抜けてたりすると味があっていいのですが、
明日の登場を待ちましょう。

>KJC様のジコチューっぷりが凄い!
それだけ強大な力を持ってんだぞ的な印象は物凄く伝わりますね。
私ももっとシンプルにその脅威を書ければ良かったかもしれません。

>君を信じるために戦う
おお!これは素晴らしい解釈ですね。
確かに、今の置かれた境遇に相応しいです。

>ずっとレジマナのターン
確かにマナとレジーナの2人が目立っていた感が強かったですね。
イース様の時も美希とブッキーがやや薄くなったり、
エレンの時は主人公なのに響と奏がやや薄くなってしまったりしたので、
一度調整局面入りするのも良かったかもしれません。

>納得してない表情をしているまこぴーがとてもかわいい(^q^)
私もこの時のみんなの反応、大好きです。
百人一首の時のふくれっ面等、
真琴はクールに見えて意外と表情豊かで可愛いですね。

>タイトルの「愛を取り戻せ!」ってw北斗の拳か!
北斗の拳+帰ってきたウルトラマンかよ!と
次回感想で触れようかと思っておりました(笑)
微笑み忘れた顔など見たくはないので、
どのように愛を取り戻すのか、楽しみですね。
by スティクス (2013-07-06 21:19) 

スティクス

>悩める父メフィストさん
親の中の檻、ですか。何かドキっとさせられますね。
現実にも子を管理下に置いているような親の話を聞きますし、
まさに今回のキングジコチューが「檻」という比喩に相応しいと思います。

>矢と許し赦し
「arrow」と「allow」の対比とは!うまいですね。
本当にそれが狙いでつけられたネーミングだったりして・・・
キラめく発想は公式だって超えるかもしれませんし(笑)

>4人揃ってが必要
こちらは「fourth」と「force」ですね。
四人の力という点でも、あの場面はいろいろと考えられそうです。

>気候もドキドキ展開もアツい
お心遣いありがとうございます。
あいにくと本日日焼け対策せずに長期戸外におりまして、
しっかりと腕時計焼けしてしまった私がいます(笑)
悩める父メフィストさんも、どうぞご自愛下さい。
by スティクス (2013-07-06 21:27) 

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