自分のいるべき場所とは、帰る場所とは何なのか。
一度会社から離れ、再び会社に戻る事が出来た私にとって、
再び迎えてくれる人がいる事のありがたさは身にしみて理解したつもりです。
己のいるべき場所をはっきりと悟ったシロップの流す涙にも深く感じ入り、
同時に国王としての力を蓄えつつあるココの姿にも感銘を受ける、中盤の山場となる一編。
そして、帰る場所を失ってしまったネバタコス氏にも憐憫の情を覚えてしまう話でもありました。