彼女はただあの人を振り向かせるため、
そのためだけにコレクションを求めて世界中を飛び回り、色々な物を見てきました。
荒れた大地で砂に包まれていた遺跡、滝の水幕の裏側で輝いていた遺跡。
そんな日々の最中にあの人の傍にいて、微笑みかけた記憶も
時が来ればやがて消えます。雨の中の、涙のように・・・