二輪免許を取ろうと思い立った2017年夏

私がプリキュア感想を書けなくなってしまったのは2017年11月。
その半年ほど前には仕事の問題で行き詰った感があり、悩みや迷いを振り払うように
・ハピネスチャージプリキュア、
・Go！プリンセスプリキュア
・魔法つかいプリキュア
の3作品を視聴しての感想を書き綴っていました。
この時の心境は作品から汲み取ったメッセージを「自分はこうありたい」「自分はこうでなければならない」と言い聞かせるようなものだったと感じています。
そして心身ともに疲れていた7月、ふと「新しいことを始めたら世界がひらけるのではないか」と、それまで全く関心がなかった二輪免許を取ろうと思い立ちました。
　

　
18で普通免許を取って以来の教習所。
当時のことを思い出し、かえって新鮮な気分になったことを覚えています。
初日はバイクの引き起こしに悪戦苦闘し、実際に乗ってみたら緊張しまくりで変に力が入り、2コマの教習終了後は全身筋肉痛になりました。
それでも初めての経験は楽しく、大雨や混雑で教習がなかなか進まない中、一本橋やスラロームなどに苦戦しながらも9月には第一段階終了しました。

当時私は仕事で音楽に関わっていたこともあり、ただ漠然と「YAMAHA車」にしようと考え
近所のヤマハバイクショップで現在の愛車、MT03を購入。
終了検定に合格後、その日のうちに東陽町まで自転車を走らせて普通自動二輪免許を取得しました。

これで違った世界が見える、筈でしたが・・・。
佳境を迎えていた三作品のプリキュア感想は行き詰っていました。
感想記事で書いていることは本心なのか。
「勇気をもらった」「あきらめない」「逃げない」「責任を持つ」
偉そうなことを書いていながら実際に実践できていないのに、これでいいのか。
既に仕事から逃げたい気持ちがあふれかえっていたのに、
感想記事と自分の気持ちは矛盾しているではないか。

もっと気軽な感想記事を書けばいいだけの話なのですが、
ここで感想を書き始めると、どうしても「独身隠れヲタリーマンの食卓」管理人の仮面を被ってしまい、その論調になってしまうジレンマに悩まされ・・・
仕事以外の日には全てを忘れてバイクを走らせたい。
そんな思いで、手にしたばかりのバイクを乗り回す日々が続きました。
「誰にも縛られたくないと　逃げ込んだこの夜に　自由になれた気がした　41の夜」
尾崎豊は苦手なのですが、40過ぎになってようやくこの気持ちが理解できた気がします。

そして、2017年11月。
二輪免許取得直後、終了のあいさつもコメントへの返信もせずに、
私はここの管理から無責任に逃げ出しました。