日本ではすっかり年末の風物詩となったベートーヴェンの「第九」。
その第3楽章は、穏やかな美しさに満ちた旋律が淀みなく流れ、
ずっとこのままこの世界に浸っていたいと思わせる音楽が奏でられますが、
金管が2度、至福の時に身を委ね続ける事に対する警告を吹き鳴らします。
甘美な夢の世界に浸る4人に違和感を覚えるのぞみ、
そしてココとの繋がりを保つキーホルダーを2度の警告として、
夢から覚める事を選ぶ5人は、新たな力を得て再び立ち上がります。