2010年の締めに訪れた 清流・温泉・一足早い年越し蕎麦の旅 [旅行]
昨日で今年の年内勤務も終わり、冬休みの初日で大掃除でもしようと思いましたが、
昨晩から無性に蕎麦が食べたくなりました。
しかし大晦日になると世間の蕎麦屋はどこも混雑し、ゆっくりなど出来ませんので、
行くなら今日しかないと考え、どうせなら小旅行と組み合わせて旅先を検討しました。
そして「日本三大清流」の水で打つ蕎麦というのが気に掛かり、
今まで修善寺や西伊豆へ行く際に何度も通過した事がある、
三島へ行ってきました。通過は何度もしていても、ここに降り立つのは初めてです。
しかし周囲はかなりの市街地です。この近くに本当に「日本三大清流」があるのでしょうか・・・?
世に数多くの「日本三大~」「世界三大~」がありますが、
「日本三大清流」とは、四万十川、長良川、そして柿田川を指すと初めて知りました。
四万十川はとにかく有名ですし、長良川も鵜飼いがイメージされる知名度の高い川ですが、
「柿田川」がどんな川なのか全く知りませんでした。
調べてみると、水源からわずか1200メートル程の短い川との事ですが、
水源地からは富士山に降った風雪がふんだんに湧き出し、
1日100万トンという国内有数の湧水量を誇るとの事です。
しかし三島駅からバスに乗ると、その車窓の景色はどう見ても市街地の中です。
そして「柿田川湧水公園前」でバスを降りると、辺りは巨大なショッピングモールに囲まれており、
ひっきりなしに車が通る国道1号沿いに立つ看板からは、
ここがその三大清流とは伺えませんでした。が、しかし・・・
少々ナメていましたが、目の当たりにしたのは、正直凄い光景でした。
展望台からは水の湧き出す様を見下ろす事が出来、
その量と水の清麗さには圧倒されます。
絶え間無く続く車の音が聞こえなければ、
これが国道1号のすぐ真下の光景とはとても思えません。
湧出口は他にも川のいたるところにあり、
忍野八海の「湧池」を思わせる湧水地や、
湿原の間から流れ出て本流と合流する小川、
高山湿地帯のような雰囲気を感じられる湿地など、
本当に周囲が住宅地・市街地とは思えない世界が、小さな公園内に広がっていました。
スプラッシュスターの再見を終えた今、「泉の郷」とはこのような世界のように思えます。
ところが肝心の「柿田川の水で打つ蕎麦」が12月30日まで休業しており、
私の旅行計画の詰めの甘さが露見しました。
それでも三島界隈は水に恵まれた場所だと知りましたので、
三島に戻って蕎麦と日本酒を堪能しました。
「蕎麦」と「日本酒」ッ! この世にこれほど相性のいいものがあるだろうかッ!
普段あまり日本酒を呑まない私ですが、蕎麦屋では別です。
そして三島で入った店「飯嶋」では素晴らしい蕎麦を頂く事が出来ました。
せっかくなので三島大社へお参りに行きましたが、
その道すがら、三島自体がせせらぎに囲まれた町だという事を初めて知りました。
町のいたるところに小川が流れており、いずれも澄んでいます。
我が家の周りも運河が多い地域ですが、比べるのが酷なほど水質が異なり、
この環境の良さは羨ましい限りです。
初詣準備で慌しい三島大社に参拝し、帰りに湯河原で日帰り温泉でも入ろうと
途中下車したものの、またしても旅程の詰めが甘いと痛感させられました。
温泉街にある日帰り入浴施設が休業中で、
事前に問い合わせて置くべきだったと後悔しても後の祭り。
タクシーなら5~6分程度という別の温泉施設へ、タクシー代をケチって歩いて向かいました。
が、結構アップダウンのある曲がりくねった道で、
先ほど柿田川の水をペットボトルに詰めて持ち帰っているため荷物も重く、
温泉へ辿り着いた頃にはかなり疲れました。
それでも途中の道からは相模湾とその先の島(初島と大島でしょうか?)が見渡せ
怪我の功名としておきます。
露天風呂に使って疲れを癒し、来年2月に始まる「アレ」にあやかって
「北条」氏のお膝元、小田原で途中下車し、実家の正月土産で蒲鉾を購入。
そして帰りの東海道線でしこたま睡眠を取った後、
我が家の近辺にある、個人的に都内で一番お気に入りの蕎麦屋
両国の「穂乃香」で夕食も再び蕎麦と日本酒で締めました。
(決してプリキュアンのため名前で選んだ訳ではありません。本当に素晴らしい店です)
両国界隈は国技館・相撲部屋がある関係でタニマチと呼ばれる人々の出入りも多いため、
ちゃんこ屋だけで無く、舌の肥えたタニマチを満足させる名店の多い地域です。
そう思うと先ほど三島と比較して卑屈になってしまいましたが、
毎日スカイツリーも見られますし、私の住環境も悪くないと思いました。
気軽な一人旅、温泉、蕎麦、日本酒。いくら愉しくても、毎日では怠惰になってしまいます。
今年一年働いてきたからこそ、これらが至福に感じられるのだと思います。
来るべき新年に向けて、年末にいい思い出が出来ました。
昨晩から無性に蕎麦が食べたくなりました。
しかし大晦日になると世間の蕎麦屋はどこも混雑し、ゆっくりなど出来ませんので、
行くなら今日しかないと考え、どうせなら小旅行と組み合わせて旅先を検討しました。
そして「日本三大清流」の水で打つ蕎麦というのが気に掛かり、
今まで修善寺や西伊豆へ行く際に何度も通過した事がある、
三島へ行ってきました。通過は何度もしていても、ここに降り立つのは初めてです。
しかし周囲はかなりの市街地です。この近くに本当に「日本三大清流」があるのでしょうか・・・?
世に数多くの「日本三大~」「世界三大~」がありますが、
「日本三大清流」とは、四万十川、長良川、そして柿田川を指すと初めて知りました。
四万十川はとにかく有名ですし、長良川も鵜飼いがイメージされる知名度の高い川ですが、
「柿田川」がどんな川なのか全く知りませんでした。
調べてみると、水源からわずか1200メートル程の短い川との事ですが、
水源地からは富士山に降った風雪がふんだんに湧き出し、
1日100万トンという国内有数の湧水量を誇るとの事です。
しかし三島駅からバスに乗ると、その車窓の景色はどう見ても市街地の中です。
そして「柿田川湧水公園前」でバスを降りると、辺りは巨大なショッピングモールに囲まれており、
ひっきりなしに車が通る国道1号沿いに立つ看板からは、
ここがその三大清流とは伺えませんでした。が、しかし・・・
少々ナメていましたが、目の当たりにしたのは、正直凄い光景でした。
展望台からは水の湧き出す様を見下ろす事が出来、
その量と水の清麗さには圧倒されます。
絶え間無く続く車の音が聞こえなければ、
これが国道1号のすぐ真下の光景とはとても思えません。
湧出口は他にも川のいたるところにあり、
忍野八海の「湧池」を思わせる湧水地や、
湿原の間から流れ出て本流と合流する小川、
高山湿地帯のような雰囲気を感じられる湿地など、
本当に周囲が住宅地・市街地とは思えない世界が、小さな公園内に広がっていました。
スプラッシュスターの再見を終えた今、「泉の郷」とはこのような世界のように思えます。
ところが肝心の「柿田川の水で打つ蕎麦」が12月30日まで休業しており、
私の旅行計画の詰めの甘さが露見しました。
それでも三島界隈は水に恵まれた場所だと知りましたので、
三島に戻って蕎麦と日本酒を堪能しました。
「蕎麦」と「日本酒」ッ! この世にこれほど相性のいいものがあるだろうかッ!
普段あまり日本酒を呑まない私ですが、蕎麦屋では別です。
そして三島で入った店「飯嶋」では素晴らしい蕎麦を頂く事が出来ました。
せっかくなので三島大社へお参りに行きましたが、
その道すがら、三島自体がせせらぎに囲まれた町だという事を初めて知りました。
町のいたるところに小川が流れており、いずれも澄んでいます。
我が家の周りも運河が多い地域ですが、比べるのが酷なほど水質が異なり、
この環境の良さは羨ましい限りです。
初詣準備で慌しい三島大社に参拝し、帰りに湯河原で日帰り温泉でも入ろうと
途中下車したものの、またしても旅程の詰めが甘いと痛感させられました。
温泉街にある日帰り入浴施設が休業中で、
事前に問い合わせて置くべきだったと後悔しても後の祭り。
タクシーなら5~6分程度という別の温泉施設へ、タクシー代をケチって歩いて向かいました。
が、結構アップダウンのある曲がりくねった道で、
先ほど柿田川の水をペットボトルに詰めて持ち帰っているため荷物も重く、
温泉へ辿り着いた頃にはかなり疲れました。
それでも途中の道からは相模湾とその先の島(初島と大島でしょうか?)が見渡せ
怪我の功名としておきます。
露天風呂に使って疲れを癒し、来年2月に始まる「アレ」にあやかって
「北条」氏のお膝元、小田原で途中下車し、実家の正月土産で蒲鉾を購入。
そして帰りの東海道線でしこたま睡眠を取った後、
我が家の近辺にある、個人的に都内で一番お気に入りの蕎麦屋
両国の「穂乃香」で夕食も再び蕎麦と日本酒で締めました。
(決してプリキュアンのため名前で選んだ訳ではありません。本当に素晴らしい店です)
両国界隈は国技館・相撲部屋がある関係でタニマチと呼ばれる人々の出入りも多いため、
ちゃんこ屋だけで無く、舌の肥えたタニマチを満足させる名店の多い地域です。
そう思うと先ほど三島と比較して卑屈になってしまいましたが、
毎日スカイツリーも見られますし、私の住環境も悪くないと思いました。
気軽な一人旅、温泉、蕎麦、日本酒。いくら愉しくても、毎日では怠惰になってしまいます。
今年一年働いてきたからこそ、これらが至福に感じられるのだと思います。
来るべき新年に向けて、年末にいい思い出が出来ました。
コメント 0