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プリキュア5 第25話『プリキュア合宿大作戦!』 [Yes!プリキュア5]

皆様、明けましておめでとうございます。
今回は年の初めに相応しく、前回前々回の重い展開から一転、
再び楽しい5人のエピソードが展開されます。
しかしその裏にはのぞみの確固たる想いが合宿の目的と、
一見何の関わりも無さそうなラジカセへのこだわりに集約されていました。
そしてもう一つ、かれんとグレープジュースが
切っても切れない関係だと判明する重要な(笑)話でもありました。
『だって、好きなんだもの・・・』

暑い夏の日差しの下、のぞみはナッツハウスへ足を運ぶ道すがら、
前回みんなの気持ちが一つになって危機を乗り越えた事を回想しますが、
同時に二度とこんな思いをしたくないと考えていました。
これからもずっとみんなと一緒でいるため、ある計画を持って来たのですが、
今日から夏休みだというのに、りんちゃんはフットサルの練習、うららはコンサート出演、
こまちは小説の執筆で、かれんは生徒会(夏休みなのに?)のため、誰も来ていません。
小々田先生はのぞみにも何か計画立ててやってみればと提案しますが、
のぞみは既にその計画を立てて来たのでみんなに見せたかったようです。
その計画とは・・・「第1回プリキュア合宿♥計画ノート」
のぞみは得意気に、計画をしたためたノートを取り出します。

一方ナイトメアでは・・・
ブンビーさんはギリンマ君が殉職した事についてカワリーノに遺憾の意を述べますが、
カワリーノはブンビーさんの言葉をすっかり無視して、
絶望を跳ね返し、新たな力を得たプリキュア達の事を考えていました。
一人思案するカワリーノに、アラクネアさんがブンビーさんをさしおいて進言します。
こちらもプリキュアの力を跳ね返してしまえばという提案に興味を示した
カワリーノの期待に応える形でアラクネアさんは出撃し、
すっかり面目を失ったブンビーさんは自らの判断を自画自賛するカワリーノの眼中に無く
ここからブンビーさんのカワリーノに無視され続ける転落人生が始まろうとしています・・・

ナッツハウスには夕方になるとみんなが集まってきました。
のぞみは張り切って第1回プリキュア合宿の会議を始めますが、
まず最初の議題は「おやつについて」。先が思いやられます。
体育会系のりんちゃんは「合宿」という言葉で、夕陽に照らされた浜辺を
ココたちにけしかけられながら5人でランニングするスポ根展開を想像しており、
ミルクものぞみをみっちり鍛えると乗り気です。
しかしそんなことはやらないと言うのぞみには別の目的があるようですが、
それは明かされないまま、話は別の方向へ進みました。
旅費、行き先、みんなの都合など、旅行計画はなかなかまとまりませんが、
かれんは夏休み別荘で休暇を過ごすと聞いて、みんな興味を示します。

かれんは大した別荘ではないと謙遜しますが、なにせナッツハウスを
「小さな小屋」と言っていた前例があるだけに、みんな興味をかきたてられます。
案の定その別荘とは、モルジブのようにまるごと島ひとつという常識はずれのものでした。
すっかり目を輝かせているのぞみをこまち、りんちゃん、うららは
プライベートを邪魔しないように、と形だけでも引き止めるものの、
その3人もすっかり目が輝いています。
結局、行き先はかれんの別荘に決定しました。
明日はみんなで合宿の買い物です。

一足先に帰るのぞみを見送る4人は、
いつの間にかのぞみのペースに乗せられてしまうと苦笑していました。
そもそもこのメンバーがこうして一緒にいるのものぞみに巻き込まれたため。
みんな初めて変身した時の事を昨日のように思い返しています。
そして普段はあの調子でも、のぞみは肝心な時には必ずそばに居て、
先日絶望の底から立ち直らせてくれた時の心強さを思い出しました。
今こうしていられるのも、のぞみの想いが届いたから。
そののぞみが合宿をやりたいと言うのなら・・・
みんなで行こうと4人は改めて結束を固めました。

そして翌日。
案の定のぞみは遅刻してスーパーへやって来ます。
遅刻の理由は買い物リストを作っていたためなのですが、
その内容は見事にお菓子ばかり・・・先が思いやられます。
そしてもう一つの懸念、スーパーの外ではアラクネアさんがほくそ笑んでいました。

買い物カゴにポテチを入れるのぞみに、カレー味ポテチを追加するうらら。
黄色の宿命というべきか、すっかりカレーキャラになりました。
そんなに要らないと止めるりんちゃんですが、
りんちゃんのチョコもいらない?と聞かれると慌てふためき、
その間にうららはしれっと別のお菓子を追加して、
こまちとかれんの上級生組は、みんな子供なんだからと苦笑しています。
そんなかれんはグレープジュースに手を伸ばし、
りんちゃんはオレンジジュースに手を伸ばし、二人の間に久々に火花が散りました
『私はオレンジがいいと思うんですけど』
『それはあなたの好みでしょ?グレープが好きな人だっているわよ』
『はいはい、かれんさんはグレープが好きなんだ。正直に言えばいいのに』
『そうじゃなくって、みんなの好みを考えて選ぶべきでしょ』
その間にこまちが入り、なんとか仲裁しようと宥めますが、
その間のぞみとうららはお菓子を次から次へと載せてカートを押して走っていました。
『走らない!!』
この時ばかりはりんちゃんとかれんの息はぴったりです。

りんちゃんは山積みのカートに呆れて要らないと思うものを仕分けしますが、
ラジカセを要らないと言ったところ、
のぞみは慌ててこれが合宿の目的だと押し留めます。
そんな折店内の照明が落ち、店内にアラクネアさんの笑い声が響きました。
ドリームコレットを要求するアラクネアさんに、変身して立ち向かう5人。

アラクネアさんはラジカセに目をつけてコワイナー化。
元がラジカセだけに音波を飛ばして攻撃して来ます。
ドリームとルージュの蹴りが炸裂し、ミント、アクア、レモネードで押し倒すッ!
プリキュア優勢かと思われましたが、
アラクネアさんの糸がコワイナーの全身に巻き付くと状況は一変します。
ただ糸でぐるぐる巻きになっただけなのに、まるで攻撃が通じません。
攻撃は弾かれ、音波で飛ばされ、5人はたちまち劣勢になりました。
起死回生のドリームアタックを放つものの、必殺技も通じません。

コレットを要求するアラクネアさんに、ドリームは絶対に諦めないと、
そしてラジカセに秘めた合宿の目的を叫びます。
『みんなと一緒にいた事を、何かに残しておきたかったんだもん!
 みんなで沢山遊んで、沢山笑って、一日中おしゃべりして、
 それをいつでも思い出せるようにラジカセでみんなの声を録って置けば
 この先どんな辛い事があったって乗り越えられる。そう思ったの!』

前回仮面をつけた4人に押さえつけられ、そして自らも仮面を被されて
絶望に沈められる
ような想いは、もう二度としたくない。
みんなの想いもドリームと同じです。
あんな思いは二度としたくないけれど、ドリームの気持ちと言葉は
みんな忘れるはずが無く、心の中に深く刻み込まれています。
みんながドリームを信頼し、この前みたいな事にはもう絶対にならないと、
一丸となってコワイナーを押し返しました。
そして、もっともっとみんなの声を心の中に溢れるくらい残すという
ドリームの気持ちに応えて新たなバンダイ様の玩具武器がドリームの手の中に現れます。
そして放たれる新たな技、プリキュア・クリスタルシュートの閃光によって
コワイナーは退けられ、アラクネアさんも撤退していきました。
新たな力を喜ぶココたちに、ドリームは私だけでなくみんなの力だと答えます。

再び元に戻る店内で、想い出は心に残せば良いとのぞみはラジカセを棚に戻します。
改めてのぞみが深く考えていた事に感心するりんちゃん達に、
のぞみは私だってちゃんと考えているとむくれ、そして楽しい買い物タイム再開!
・・・と思いきや、再びりんちゃんの仕分けが始まります。
ポテチは一つで十分。刺身は持って行けない。今おにぎりを買うな。
適切な仕分けのメスが振るわれる中、グレープジュースを切り捨てようとした時、
『えぇ~!?それは私が必要なのよ!』
かれんが慌てて止めに入りました。
『あらぁ?みんなの好みを考えてるんじゃなかったんですか?』
ちょっと意地悪く聞くりんちゃんに、かれんが一言。
『だって好きなんだもの・・・』
『じゃあ私も好きな飲み物入れちゃおうかしら?』
こまちまで乗って来てしまい、突っ込み役がりんちゃんしかいない状況下で、
豆大福、シュークリーム、チョコを仕分けされようとして冷や汗を浮かべるココたち。
店内にみんなの苦笑する声が響きました。


今や伝説となった初代42話SS中盤の満と薫の運命フレッシュ中盤の壊れていくイース様
ハートキャッチの影との戦い、そしてこのシリーズでの前回前々回
各シリーズ最終回間際の展開など、物語に緊迫感を与えるシリアスな話も好きですが、
やはりのぞみ達にはこのように楽しげな話が似合います。
合宿の行き先決めやスーパーでの買い物シーンなど、
りんちゃんしか突っ込みがいない状況の賑やかさは理屈抜きに楽しく、
特にかれんのグレープジュースの件は普段のかれんとは想像もつかない振舞いで、
リアルタイム視聴時には大いに笑わせてもらったものです。

ところで先日もこの表現を用いたばかりで何度も恐縮です。
私は再見の面白さは、そのエピソードに対しての先入観を覆される事だと思っています。
今回も上記買い物の賑やかさとかれんの仕草ばかりを覚えていましたが、
のぞみが何故合宿を企画したのか、何故ラジカセにこだわるのか、
このあたりの深いテーマを失念しており、改めてのぞみの本当の強さや
5人の中においてのカリスマ性を感じ入った次第です。
のぞみだけでなく、前回のような状況には二度と陥らないと意志を固め、
絶望的状況でののぞみに対する心強さを感じ、そののぞみのために合宿へ付き合うという
4人の気持ちの深さにも改めて感銘を受けました。

毎年合宿エピソードが描かれるも、初代MHSSハートキャッチは部活の合宿、
フレッシュはダンス合宿のため、5人に共通する活動が無いという事情はありますが
純粋にプリキュアとしての結束を高めるための合宿は5~5GoGoだけの特徴です。
仮にりんちゃんが想像するような、しんどいスポ根合宿であったとしても、
「合宿」というものは後々まで思い出に残るものです。
日中は共通の目標に向かって励み、食事や夜にはいろいろと語り合ったり・・・
ふと私も大学時代の部活の合宿を思い出し、年始から過去への郷愁を抱かされました。

再び明るいエピソードに戻るプリキュア5を、そして5GoGoへと至る流れを、
ハートキャッチの結末を、そしてその先の新シリーズを・・・
本年も私なりの文で紐解き、心機一転努めて参ります。
何卒ご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。
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