紆余曲折の末、遂に目を覚ますモンブラン国王。
4人の国王が揃い、いざキュアローズガーデンへ!
普通ならこのような展開になってもおかしくありませんが、
そこにシロップの畏れ、そして後ろ髪弾かれるような心境を描き出すところが、
ありきたりのストーリーではありません。
シロップの抱く複雑な心境が、間もなくこの物語が終わってしまう事を
惜しむような気持ちとリンクして、最終盤ならではの余韻を残す一編です。