錦川鉄道のこの駅、3月までは「御庄」と書いて「みしょう」と読む駅でした。
現駅名の通り、この駅は山陽新幹線の新岩国駅至近にあります。
ただ、新岩国自体が新幹線の駅の中でも、失礼ながらかなりマイナーな部類にあり、
ほぼ「こだま」しか止まらず、また東京発着の「のぞみ」との接続もあまり良くないため、
今回は昨年開港したばかりの岩国空港便を利用して訪れました。
まずは折角岩国まで来ているので、今まで訪れた事の無かった錦帯橋や、
白ヘビ、そして土地の味でも楽しもうとバスに乗り、錦帯橋へと向かいました。
あいにくの雨ですが、そのせいで背後の山に靄がかかり、良い雰囲気です。
橋を渡って対岸へ行くと・・・
シタターレ姐さんの水芸のような噴水がありました(笑)
もう一つの岩国名物、白ヘビも見に行ってきました。
おお~本当に白い!目が赤い!と見ていると、思わぬ掘り出し物に出会いました。
昨年生まれたばかりの白ヘビの名前がなんと「サキちゃん」(笑)
しかも「8月7日生まれ」とは、
咲と全く同じ誕生日です。なんという偶然!
「みしょう」目当てにやって来ただけに、奇妙な縁を感じます。
この後は岩国寿司や錦川の鮎など土地の味を堪能し、
バスで新岩国駅へ。ここから清流新岩国こと、旧「みしょう」駅に向かいました。
新岩国駅から繋がる高架下の通路を歩くと、駅が見えて来ました。
実にこじんまりとした小駅です。無論、無人駅です。
私の家の近くの現「とうきょうスカイツリー駅」には、
小さくですが「旧・業平橋」と旧駅名が併記されているのですが、
清流新岩国駅の駅名板には「みしょう」の痕跡が見当たらない事に少しがっかりしました。
と思いきや、貨車を転用したと思われる待合室の入り口にありました。
なかなか味のある書体です。
さてこの駅、山陽新幹線の新岩国駅近くという事で、
ホームの端には新幹線の高架が覆いかぶさっています。
一方反対側は山の方へと細い線路が続いて行くようなアングルで、
新幹線駅前とは思えない静かな佇まいでした。
それにしても京葉線の東京駅、いわゆる「遠京駅」よりも近いのに、
なぜ国鉄時代から別の駅だったのか不思議な感じがします。
それだけ新岩国駅自体の存在感も薄いという事なのでしょうか・・・
現に山陽新幹線開業当時からある駅にもかかわらず、駅周辺は実に閑散としていました。
あとで地元の方とお話をする機会があったのですが、
新幹線に乗るときには岩国から広島まで出てのぞみに乗った方が早いとの事。
わざわざ市街地から遠いこの駅まで来る必要が無いとのご意見を耳にしました。
駅周辺も散策してみましたが、ごく普通の住宅が広がる程度で、
「舞」「イーグレット」「ウィンディ」に関連するようなものは見つかりませんでした。
まあ、「サキちゃん」に出会えたので良しとしますか・・・
この後岩国まで錦川鉄道に乗り(厳密には途中から岩徳線ですが)、15分程度で到着。
せっかくなので比較的近い宮島にも足を延ばし、
岩国に戻って一泊。朝プリキュアを観てからチェックアウトして(笑)
再び岩国空港から羽田12:50着の便で戻って参りました。
ちょっと遠出をしただけに、久々に旅らしい旅になった「みしょう」来訪記となりました。
さて次はどこへ行こうかというその前に、
これから本日放送分の録画を見返して感想を書くという仕事も残っていますが・・・
旅行疲れもあるので、のんびりマイペースに行かせて頂きます。