2話続けて、不幸ゲージの増え方が遅いことに苛立つメビウスから始まりました。
今回は
イース様のみが呼び出されています。
（これが後々仇となりますが・・・）
プリキュアが誕生する瞬間に3回とも立ち会っている
イース様は、
プリキュアに変身すること以外は無力な人間であり、倒すことは造作も無いと分析。
『全てはメビウス様のために』と、
4話ぶりに出撃します。
ところで今回はオープニングが劇場版に合わせた特別版でした。
・チョココロネを持ったなぎさに飛びつくムープ、フープ
・ココ、ナッツを抱える咲と舞
・無印後期の敵が融合した巨人？と戦うフレッシュ組
・歴代のモフモフキャラ大集合
・歴代のプリキュア＆ルミナス＆ミルキィローズが協力して戦う
などなど、予告編のように編集されており、ますますジレンマが・・・
DVD発売まで(以下略)
本編に入り、町を見下ろす
イース様ことせつな。
今までの私服姿と異なり、つばの広い帽子、ワンピース、ブーツと、
白系でまとめた清楚なお嬢様風の装いで登場です。
そのころ商店街へ花を買いに、町のメインストリートをスキップしながら行くラブですが、
不意に突風が起こります。そして、せつなの帽子も突風に飛ばされラブの元へ。
『お久しぶり。私の事覚えているかしら』とせつなから声をかけますが、
いきなりラブに抱きつかれ、頬を染めるせつな
(1回目)。
ラブはせつなの占いどおり幸せゲットできたので、
せつなにお礼を言いたかったと再会を喜びます。
・・・が、胸の内で『なにこの子。馴れ馴れしく』と見下した目をするせつな。
『この町にきたばかりで、まだよくわからなくて』というせつなを案内すると、張り切るラブ。
ここで初めて「東せつな」という名前が明らかになりました。
つい先ほど「馴れ馴れしい」と言っていたのに、いきなり「ラブ」と
下の名前で呼び捨てで『よろしくね』というせつな。
『ふっ・・・簡単なものね』と胸の内で嘲笑うせつな。
いかにも「ミイラ取りがミイラ」になりそうな展開です。
さて、今回のサブタイトルバックの絵ですが、あまりに良かったので・・・
デスクトップの壁紙にしてしまいました(苦笑)
公園を案内するラブですが、早速携帯（リンクルン）に目をつけるせつな。
『ちょっと見せてくれるかしら』と、いきなり直球勝負で奪いにかかりますが、
カオルちゃんが通りかかり、失敗
（1回目)初対面のカオルちゃんにちゃんと挨拶したり、愛想笑いしたりと、
キリヤ、
満、薫と違い、一応常識は心得ているようです。
その頃タルトとシフォンはカオルちゃんの留守番をしていました。
フェレットの姿でしゃべるタルトを全く気にせず店番を頼むカオルちゃんは
余程の大物のようです。
実は最強キャラなどという設定が無ければいいのですが・・・
そこにやってくるラブとせつな。せつなはタルトがスイーツ王国の者だと気づいたようですが、
タルトはせつなの正体に気づかないようです。
ドーナツを食べた事がないというせつなに「一大事」と大騒ぎのラブとカオルちゃん。
『始めましてのご挨拶代わりに』どうやらサービスしてもらったようです。
が、せつなに出されたドーナツを美味しそうに見るラブに気づき、
『食べる？』と優しく微笑むせつな。
確か虫唾が走る程笑顔が嫌いだった筈ですが・・・細かいことはどうでもいいです。
せつながいれば（私、ちょっと暴走してます）
ドーナツを半分にし、ラブに渡すせつな。
『フッ・・・こんなもの』とたかをくくって食べたのですが・・・
『・・・ッ！美味しいわ！』いきなりドーナツに殺られてしまったようです。
それにしてもせつなの食べ方が、口元を手で隠すお嬢様風で、
どこでそのような知識を身につけたのでしょうか？
余談ですが、満は作中で一度もメロンパンを食べた事が無いにも関わらず、
やたらとメロンパン好きでネタにされていました。
せつなにとってのドーナツは満にとってのメロンパンのようにネタにされるのでしょうか。
屋敷に一緒に住んでいるウエスターは前作では「ドーナツ国王」でしたし。
さて、何か飲み物がいるとカオルちゃんに声をかけるラブ。
その隙を狙ってリンクルンを奪おうとするせつな
（この一瞬の「計画通り」のような悪人顔がいいです）
ですが、気配を察したのか、シフォンが泣き出してしまい、失敗
（2回目)・・・奪い取る隙は十分あったと思いますが、細かいことはどうでもいいです。
せつながいれば（私、また暴走してます）
その頃、犬の散歩をしているブッキーと美希。そこにやって来るラブとせつな。
せつなを紹介するラブは、
『私の幸せは熱中できるダンスに出合えた事、それを友達と一緒に出来る事』
がせつなの占いによってゲットできた幸せだと言います。
冷めた目で『くだらない・・・』と思うせつなですが、
『せつなの幸せは何？』と聞かれて戸惑います。
『私はメビウス様のしもべ。メビウス様のために存在し、メビウス様の命令を成し遂げるだけ。
私の幸せ・・・？そんな事、考えた事もない』と独白。
『見つかるといいね』というラブの言葉で、戸惑いが生まれます。
ようやく本来の目的の花屋に来たラブ。（私もすっかり忘れていました）
美希は占いに頼りすぎる事に苦言を呈し、
『自分の運命は自分で切り開くもの』と言い切りますが、
テレビの占いどおりにラッキーアイテムを持っていることを指摘するブッキー。
時にボロが出るので、美希は「完璧」な自分を演じ続けているのかもしれませんね。
ブッキーは「どうぶつ占い」が好きとのことで、それによると
ブッキーはタヌキ、美希は黒豹、『せつなさんは何かしら』と水を向けるブッキー。
愛想笑いしつつも『知らないわよそんなの』と内心思うせつな。
美希とブッキーがいることでリンクルンに手が出せないことに焦っているようです。
・・・ラブのものにこだわらず、美希やブッキーのものを奪えば良いと思いますが、
細かいことはどうでもいいです。せつながいれば（私、さらに暴走してます）
商店街では福引を開催しているらしく、花屋でその参加用のハートのコインをもらったラブ。
大当たりは「幸せのもと」だそうで、誰も当てた事が無いのでその正体を知らないようです。
が、その怪しい景品で長蛇の列ができる福引も謎です。
景品表示法で公正取引委員会に目をつけられそうですが・・・
ようやく順番が回ってきて、気合を入れて狙うラブですが、
どれを選ぶか決めあぐね、試しにせつなと一緒に「せーの」で
指差して選ぶ事に。そして二人が指したものは同じ。
（戸惑うせつな、見守るせつなが可愛いです）
そして出たものは大当たり「四葉のクローバー」でした。
『せつなと一緒だったから当たったんだ。だから、ありがとう』
というラブに、頬を染めるせつな
(2回目)。
そのころ町にウエスターが現れ、ラブたちといるせつなを見て
『あいつ何やってんだ？』と焦れて、時計のナケワメーケを生み出します。
冒頭でメビウスが全員呼び出していればこんな事にならない筈ですが・・・
どうも歴代の敵組織は横の連携が取れていない事が多いですね。
せつなも『ウエスターか、余計な真似を』とウエスターを睨みますが、
最初から作戦をウエスター、サウラーに報告・連絡・相談していればいいものを・・・
「ほう、れん、そう」はサラリーマンの基本ですが、
細かいことはどうでもいいです。せつながいれば（私、もっと暴走してます）
今回のナケワメーケは時計なだけに、時間を止めたりできるようです。
逃げ惑う人々で混乱する町。ラブはせつなに逃げるよう促し、
『まだ正体を知られる訳にはいかない。ここは一旦退いて』と
一応逃げるせつなですが、ナケワメーケの攻撃で、吹き飛ばされてしまいます。
「せつな」の状態では、普通の人間のように非力のようです。
ラブたちは「せつなを守るために」変身します。
が、時間を止めたり、巻戻したりするナケワメーケに苦戦。
すっかりご満悦のウエスターですが・・・ピーチが機転をきかせ、
時計の振り子、針を逆に利用することでナケワメーケを早送り、巻戻しさせて形勢逆転。
三人の技を一度は止めるナケワメーケですが、
『せつなを傷つけて・・・許さないんだから！』というピーチの気迫で押し切り、撃退。
ウエスターは負けた時の高見盛のようにしょんぼりと帰りました。
その後せつなを気遣うラブ。
『今度はせつなにも幸せになってもらいたい』と、幸せのもと「四葉のクローバー」を渡します。
屋敷に帰り、不機嫌そうにクローバーを見つめる
イース様。
ダンスレッスンをする三人。ミユキさんに
『今日新しい友達ができたんです』というラブと、
『馬鹿な子・・・騙されたともしらないで・・・』とつぶやく
イース様。
『これからもっともっと楽しくなりそう』というラブに対し、
『これでもっとメビウス様のお役に立てる』という
イース様という
相対する場面で終わりました。
今回せつなは「帽子を拾ってもらう」「ドーナツをサービスしてもらう」
「助けてもらう」「クローバーをもらう」などなどがあったのですが、
一度も『ありがとう』と言っていない点が興味深いです。
満と薫が『ありがとう』を言った時は重大な転機になりましたから、
いつかせつな又は
イース様が『ありがとう』を言う時が来るのでしょうか。
今後の展開がとても楽しみになりました。
そして、少し不安になりました。