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フレッシュ第48話『最終決戦!キュアエンジェル誕生!!』 [フレッシュプリキュア!]

昨日は珍しく日曜出勤で帰宅が深夜だったため、
久々に放映日にフレッシュプリキュアレビューが執筆できませんでした。
半日遅れの夜中から見始めましたが、前半のやや冗長な展開をまったりと見ていたら
後半の畳み掛けるような展開に圧倒させられました。
ドラゴンボールZ + ファイナルファンタジー4 + ふたりはプリキュア後半戦
我ながら奇妙な式ですが、初見の印象はそのように感じました。
  
メビウス城の麓では、淡々と行進する国民達。
その描写から前回の奇蹟に加担した国民はごく一部だったと伺わせますが
ノーザが絡みついた建物が揺れ、こぼれ落ちた欠片を拾い上げたのはあの少女
意志を持たないかのように歩く国民を背景に、欠片の落ちて来た方向を見上げ呟きました。
『プリ・・・キュア?』

冷たい美貌は微塵も見られず、知性も失ってしまったように見える
異形の怪物と化したノーザと対峙するプリキュアたち。
プリキュアへの憎悪をソレワターセのようにただ低く呻き、
連呼しての素早い枝攻撃に避けきれず弾き飛ばされる4人
体勢を整えたピーチはノーザに向かっていこうとした時、城の一部に光を見つけました。
その光はシフォンであると確信し、みんなでシフォンを助けに行く!と奮起する一同。
続けて仕掛けられるノーザの枝攻撃をラブサンシャインで弾き返して枝の一部を消し去ります。
ラブサンシャインが放つ桃色の光を先ほどの少女が気付き、数人の国民も足を止めました。
その横をプリキュアに合流すべくタルトとアズキーナが向かっていきました。
2匹が行った後で、国民達が次々と口にし始めます。
『俺、行ってみよう』『私も行ってみようかな』
『僕も、行きます』『自分も』『俺も(あれ?サウラー?)』

国民が予定外の行動を取り始めた事に、端末を操作して苛立つクラインに
直ちに修復するよう命じるメビウスの声が響きます。
ピーチに続けてベリーが、パインがそれぞれエスポワールシャワーを、ヒーリングフレアーを放ち
その青い光、黄色い光に立ち止まる国民達がどんどん増え、
次々とプリキュアの活躍を見ようと集まり始めました。
端末はスパークしてモニターは赤く染まり、ますます焦るクラインは
とうとう国民の下へ直々に出向き命じます。
『戻りなさい。今すぐ戻るのです。従わなければ命令違反として処罰しますよ』
それでも足を止めるものは、誰もいません。
『プリキュアがラビリンスを、この世界を変えようとしているのか?』
苦々しく光の立ち昇る方向を見つめるクライン。

枝を消しても再生され、このままではきりがない状況を打破するため、
前回同様4人同時のキュアスティック、パッションハープでの攻撃を畳み掛ける4人。
ノーザがガードした枝を突き破り、ピーチの気合の声が響き渡ります。
『当たれぇーーーっ!!』
ノーザは「口からエネルギー波(byナッパ)」で応酬し、一度は分解される4つの光ですが、
まだまだ!ピーチの音頭で力を込めると分解した光が再びノーザを襲います。
『行っけぇええええええええっ!』
タルトたちが、国民が見つめる前で立ち上る桃色、水色、黄色、赤色の光。
遂にノーザは倒れ伏し、息を弾ませる4人がシフォンのところへ行こうとしたところ
その前に現れ立ちはだかるクライン。

『我が名はクライン。ラビリンス総統、メビウス様が忠実なるしもべ』
「忠実なる」を強調するあたり、他の国民とは違うという意識が感じられます。
そして、この私が来たからには好きにはさせんと力を混めると
服を突き破り、その下からは筋骨隆々のドラゴンのような体が現れました。
ノーザに続けて異形の姿に成り果てたクラインとの戦いが始まります。
『待たせたなプリキュア。今すぐ消去だ!』

見る間にパッション、ベリー、パインが殴り飛ばされ、
そしてピーチも足を掴まれて投げ飛ばされます。
『今度は間違いなく消去してあげますよ』
その口調は丁寧ながらも、圧倒的なスピードとパワーを披露するクライン。
さらに追い打ちをかけるように、瀕死のノーザがクラインに申し出ました。
力をより強力にするため、メビウス様のために、私と合体しろ、と。
優位に立っていたクラインも、「メビウス様の為に」了承し、妖しい光が2人を包みます。
その光に気付いたタルトはうっかりつまづいて転び、背中からドーナツが転げ落ちますが、
それを拾い上げたのは黄色いワンポイントの靴。そして毛?の生えたリストバンドの持ち主。
まさか、まさかこの人は・・・

妖しい光が消えた後には、ノーザとクラインが混ざったような怪物が立っていました。
先ほどまでの巨大なノーザ、筋骨隆々のクラインと異なり、フリーザ様最終形態を思わせ
その声は子供じみた甲高さで、かえって不気味さが際立ちます。
本人も驚くほどの溢れんばかりの力を得たノーザクライン(とりあえずそう呼ぶことにします)
が放つ衝撃波がプリキュアを襲い、そのまま町をも巻き込んで
少女の上に瓦礫が降り注ぎますが、それを受け止めて少女を助けるプリキュア達。

国民を巻き添えにしている事に怒りを露にするものの、知った事かと一蹴するノーザクライン。
ここからの流れるような怒涛のアクションシーンは圧巻でした。
光弾を避けるプリキュア。反撃しようとしたピーチの、パッションの攻撃をかわして
瞬時にパッションに反撃し、返す刀でパインを光弾で攻撃するノーザクライン。
続けてベリーに狙いを定め、いくつか弾きかえすものの、避け切れないベリー。
ピーチが攻撃に転ずるものの反撃されて叩き落され、
着地したピーチの前に瞬時に現れるノーザクラインと猛烈なパンチの応酬。
最後に弾き飛ばされたピーチですが、着地様ラブサンシャインを放ち、
ノーザクラインの左右からそれぞれベリー、パインが
エスポワールシャワー、ヒーリングフレアーを放ちます。
それを受け止めて両手が塞がったノーザクラインの正面からパッションが突進。
至近距離から放たれるハピネスハリケーンをこらえるノーザクラインが顔を上げると、
目の前でいつの間にかピーチがピーチロッドを構え、放たれる一撃で体勢を崩したところに
すかさずラッキークローバー・グランドフィナーレを畳み掛けます。

しかしノーザクラインはこれに耐え、そして再び光弾での反撃に、遂に倒れるプリキュア達。
『4人のハートを一つにした技が、効かないなんて・・・』
『私達、全然完璧じゃない・・・』『きっと出来るって信じてたのに・・・』『精一杯頑張ったのに・・・』
『みんなでシフォンを助けてしあわせGETのはずだったのに・・・』
ピーチの瞼の裏には送り出してくれた四つ葉町の人々が浮かび上がっていました。
その期待に応えられず、謝りながら涙を流すピーチですが・・・

『いたいのいたいの、とんでけー』
倒れたピーチの手をさするあの少女。逃げるよう促すピーチに、
この前知らないお姉ちゃん(ラブ)に助けられ、プリキュア達も助けてくれた事が嬉しく
今度は私が助ける番と告げ、そして国民達も呼応するかのように集まってきます。
再び目に輝きが戻るプリキュア達。
そんな状況に歯軋りし、ラビリンスの国民はメビウス様のために存在すればいいという
ノーザクラインに反論する声が上がります。
『そいつは違う!』この声は、まさか・・・ノリスケ?
プリキュアを庇うかのように立つ2人を見て、
パッションは信じられないものを見るかのように目を見開きました。
『俺達もプリキュアに教わった。その子のように人を思いやる心こそが大切だと』
『そして、みんなで助け合っていけば笑顔になれる。幸せになれるってね!』
感極まったような声で、この2人の名を呼ぶパッション。
『ウエスター!サウラー!』

ウエスターさん、サウラーと一緒ににタルト、アズキーナも登場。役者が揃いました。
真実を知るために戻ってきたというウエスターさん。
そして同じ想いの国民達が駆けつけてきます。
『どうやら君たちの戦う姿に気付かされたようだ。
 このラビリンスで何が起こっているのか。真実を知りたいとね』
『メビウスとは何なのか。何故我々は命令に従わねばならんのか』
『自分で考え、自分で行動し、自分で確かめる』
『それこそ俺たちみんなの本当の心!本当のハートだ!』
自らの意志で動く事を決めたウエスターさん、サウラー、国民達に
豪を煮やしたノーザクラインはまとめて消去とエネルギー波を放ちますが、
真正面から受け止めるウエスターさんとサウラー。
国民達も命令に従うことに疑問を感じ、今度はプリキュアを助ける番だと
皆の胸に次々とハートが浮かび上がり、声援に押されて立ち上がるプリキュア。

『消えてなくなれ!』
ウエスターさんとサウラーが押し切られ、止めと向かって来るノーザクライン。
そこに少女のプリキュアを呼ぶ叫びが響き渡ると、
それを合図にしたかのように国民達のハートが一つになり、4人を包む光。
4人それぞれにピックルンが呼びかけます。
もう一度ハートを一つに、みんなのハートを一つに、と。
再びチェインジ・プリキュア・ビートアップし、
それぞれ天使の羽根が、翼が舞う新たな姿が現れます。
『ホワイトハートはみんなの心。羽ばたけフレッシュ、キュアエンジェル!』
沸き起こる国民の歓声の中、伝説を超えた奇蹟のプリキュア誕生を目の当たりにするタルト。
そして4人は改めてノーザクラインと対峙し、高らかに宣言します。
『プリキュアは負けない。みんなの力で必ず勝つ!』

今回の畳み掛けるような展開は、最終回を前に大いに盛り上がったと思います。
自らの意志で動き始める国民達。通じなかった技でノーザを押し切るプリキュア。
現れたクラインの圧倒的な強さ。ノーザと融合してさらに強力に。
国民達の後押しで立ち上がるプリキュア。キュアエンジェルに変身。
そして、彼らの生還。
激しいアクションと「融合」はドラゴンボールを思わせ、
生還は絶望的と思われた状況から窮地に駆けつけるのはファイナルファンタジー4を思わせ
少女の叫びでプリキュアが力を得るのは、ふたりはプリキュア後半戦の
ポルンの叫びを思わせました。

なんといっても第一に触れたいのはウエスターさんとサウラーの復活です。
それも今までの服の黒色の部分が白色になって、という驚きの白さに驚かされました。
プリキュアの前に現れた姿は満と薫の復活劇を思わせますが、
このタイミングで現れた男性の救援者は今までになく、まさに白馬の騎士と言った観です。
少々唐突な復活は良い意味でも悪い意味でも先程のファイナルファンタジー4を思わせ
個人的にはもう少し後に復活を引っ張って欲しかったと思いますが、
彼らの無事な、そして自らの意志で動く姿に胸を撫で下ろしたのもまた事実。
年甲斐も無く、思わずキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!という感じでした。
今回、ラビリンスの国民の声で鈴村さんらしき声が聞こえたので、
何らかの形で鈴村さん=サウラーの出番があると踏んでしまったのですが
ドーナツを拾い上げたウエスターさんの足と手で復活を確信しました。
何故彼らが復活できたのか。その理由は今回語られませんでしたし、
事によっては最後まで明らかにならないかもしれません。
しかし、それでもいいと思います。彼らの想いとラビリンス国民の想いが起こした奇蹟。
それで充分ではないでしょうか。

「自由と言うものは一つしかない。それは精神の自由である」(サンテグジュペリ)
ウエスターさんも、サウラーも、ラビリンスの国民達も
自らの意志で管理される事に疑問を抱き、反旗を翻しました。
彼らは既に管理下から解き放たれ、精神の自由を手にしていますが、
自由とは何をしても許されるという事ではありません。
自らの行動に責任を持ち、時には代償が必要となります。
今回、誰もノーザクラインの攻撃に怯むものはありませんでした。
それは皆が自らの意志に責任を持ち、逃げることなく意志を貫いたという事だと思います。

ノーザ(今回は「さん」を取ります)はともかく、クラインが強かったという設定も驚かされます。
いままでの描写では文官タイプで、デスクワーク型で描かれたため、
メビウスの虎の威を借る狐のようなイメージでいたのですが、
ノーザと違って自分の力でスイッチオーバーではなく怪物に変身するなど、
メビウスの側近としての力なのでしょうか。
今回倒されると思っていたノーザとの融合は少々唐突ではありますが、
二人の共通の想い「メビウス様のために」躊躇しない姿を描く意味もあったと思います。

私は劇場版をまだ未見のため、キュアエンジェルの描写を比較することは出来ませんが
ベリーだけなんかキュベレイのような・・・と苦笑してしまったのは私だけでしょうか。
ラストで描かれたためあまりキュアエンジェルに触れることが出来ませんでしたが、
次週以降で活躍してくれると私、信じています。
次週といえば非常に気になるのが「イース様」の姿がある事です。
融合したはずのノーザ「さん」とクラインもいたので、再生怪人フラグでしょうか?
フレッシュプリキュアも残り2回。まだまだ予断を許しません。
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