前回美希がオーディションに臨む際に持っていたアロマを
みんなで作るところから始まります。
アロマの調合は難しそうだと思っていたのですが、
エピソードを見る限りは簡単そうです。
もしかしたら今後の新しい玩具に丁度「ふたりはプリキュア」シリーズと並行して観ているせいか、
ほのかの香水作りのエピソードを思い出しました。
ラブ、ブッキーともに上手く調合できたようで、
ブッキーのアロマを嗅いだシフォンが癒されて眠ってしまう程でした。
ひょっとしたらマタタビのような作用もあったのかもしれません。
ところがタルトがアロマを嗅ぎに近づいてきた事で、例によって悲鳴をあげるブッキー。
はずみで投げてしまったアロマを、尻尾を踏みつつなんとか受け止めるタルトの襟に
アロマが少し付いているのを拭いてあげるブッキー・・・ですが、
マジックハンドを使って遠くから拭いていました。ものすごく器用です(笑)
なぜここまでフェレットが嫌なのか、ブッキー本人もよくわからないそうです。
またまた今回のオープニングも映画版仕様でした。
かつてのオープニングにあった、爆風から飛び出すブラックとホワイト・・・
に続いて全キャラが飛び出す様は圧巻でした。
毎度の事ですが、さらにジレンマが（以下略）
今回の不幸集めはサウラーの担当のようです。
街のゲームセンターに現れる人間形態のサウラー。
ウエスターさんならどさくさに紛れて少し遊んでそうですが、
相変わらず仕事熱心なサウラーはスロットマシンに目をつけ、
早くもスイッチオーバーし、スロットマシンをナケワメーケ化します。
スロットマシンの絵柄が「人⇔犬」となると、
近くにいる人と犬が入れ替わる酷い能力です。まさに外道です。
手始めに、お巡りさんと散歩中の犬が入れ替わってしまい、
ワンワン鳴くお巡りさんと、『どうなってんの？』としゃべる犬。
続けて「人⇔猫」「人⇔烏」「人⇔ハムスター」など
あくまでコミカルに描写されていますが、相当な被害が出そうな
洒落になってない能力、まさに外道です。
最初に異変に気づいたのは、動物の気持ちがわかるのかブッキーでした。
窓際に行き、タルトと並んでしまったのが運悪く、ブッキーとタルトが入れ替わってしまいます。
「人⇔フェレット」なんていう物まで用意しているとは、まさに
外道周到です。
ブッキーの声でしゃべるタルトと、
タルト声のうさんくさい関西弁でしゃべるブッキー。
しかも普段のブッキーなら考えられない「がに股」です。
よりによって私含めた大人の視聴者に大人気のブッキーが・・・
その頃、ブッキーの実家の動物病院は、しゃべる動物達が押しかけて大混乱。
ゴリラ、象、熊、キリンなどとんでもない動物にされた人たちが続々押し寄せて、
大混乱の動物病院。動物園で被害に遭ったと考えるのが妥当でしょうか？
まさかペンギン村みたいな街ではなさそうですので。
ブッキーたちの方では、行儀の悪いブッキーの姿のタルトと、
自分の体がフェレットだと改めて意識し、嘆くタルト姿のブッキー。
以下、この表記が長く続くので、外見ブッキーの場合「ブッキー（タルト）」
外見タルトの場合「タルト（ブッキー）」にします。
この状況ですが、ラブと美希は「ダンスレッスン」と「プリキュア」
どうしようか、という程度の危機感のようです（笑）
もっとも、そのおかげで想像上ですが、
・ブッキーの衣装でダンスレッスンをするタルト（ブッキー）
・キュアパインの変身と同じ演出で変身するタルト（ブッキー）
という、楽しいものを見せてもらいました。
また、ブッキー（タルト）はブッキーのイメージを台無しにする
「あぐらをかく」「頭をボリボリ掻く」「鼻をほじる」などを行って、
タルト（ブッキー）はフェレットの尻尾がどこまでも追っかけてくると
グルグル逃げ回る始末・・・
丁度ブッキーに家から動物病院の手伝いをして欲しいと電話が入り、
町中の人が入れ替わっている事でラビリンスの仕業と気づきます。
とりあえず家に向かうブッキー（タルト）とタルト（ブッキー）。
絶対喋らないでと念を押すタルト（ブッキー）ですが、
ガラスに映る自分の姿を見てまたまた嘆くタルト（ブッキー）。
家に付き、手伝ってくれと喜ぶ両親ですが、
「喋ったらあかん」と口をへの字にして黙るブッキー（タルト）と、
『私も入れ替わっちゃったの』と泣くタルト（ブッキー）を前にして
呆気にとられています。
お父さんがブッキー（タルト）に、『こっちがフェレット？』と聞いた際、
つい『そや！』と答えてしまい、『フェレットってそんな鳴き声だったっけ』
と疑問に思われますが、『この子ちょっと変わってるの』と誤魔化し、
尻尾でブッキー（タルト）の足を叩くタルト（ブッキー）。
その頃ナケワメーケを探すラブと美希ですが、
カオルちゃんの店が目に入り、「まさかカオルちゃんも・・・」
と様子を見に行きますが、いつもどおりの『ンハ！』
という返事で安心して帰るラブと美希。
・・・ですが、実はウシガエルと入れ替わっていました。
『見違える、間違える、ひっくり返る。グハ！』
と、この状況でもギニュー隊長より落ち着いている、
相変わらず只者ではないカオルちゃんでした。
ラブたちを心配するタルト（ブッキー）ですが、
お父さんに抱きかかえられ、尻尾を怪我していることに気づき、
タルトがアロマを受け止めるときに尻尾に怪我した事、
タルト（ブッキー）が尻尾でブッキー（タルト）の足を叩いた事を思い出します。
「動物の体と人間の体は痛みの感じ方が違うから、獣医は患者の事を
良く見ていなければいけない」と獣医の心得を説くお父さん。
お父さんに治療される動物の気持ちと、
お父さんの手の優しさを知るタルト（ブッキー）ですが、
『よりによって大嫌いなフェレットと入れ変わっちまうとはなぁ』
というお父さんの発言から、フェレット嫌いの理由を説明してもらいます。
ブッキーが3歳のとき、入院していたフェレットがじゃれて噛み付いたようで、
両親も、ついそのフェレットを怒ってしまったようです。
『そいつも俺達も、祈里が可愛くて仕方がないだけだったのにな』
と笑うお父さんの指に、ちょっと甘噛みしてみるタルト（ブッキー）
『痛ぇな』と笑うお父さんに『ちょっと噛んだだけだよ？』と聞くタルト（ブッキー）。
動物と人間の感覚が違うと言った通り、理解するには怖くたって面倒だって、
お互い一歩ずつ近づかなければいかん、と諭すお父さん。
獣医としてだけではなく、父としても立派です。
余談ですが、私の実家の犬も仔犬の頃、良く甘噛みしてきました。
そのとき、大げさに反応してしまったので、今でも序列が下のままです。
犬は家族に序列をつけると言いますが、多分私が一番下です。
最も今では良く懐いてきますが、最初の反応が違っていたら
全く違った関係だったかもしれません。
その頃、再び人々の動物化現象が進行。
一度落ち着いた動物病院が再び大混乱になります。
が、相変わらずパンダやライオンなど極端な動物が勢ぞろい。
混乱する街を、必死に整理する犬のお巡りさん。
困ってしまってワンワンワワーン♪じゃないところが立派です。
やっとサウラーとナケワメーケの居場所をつきとめたラブと美希。
二人で変身して立ち向かいますが、
スロットマシンのドラムを飛ばす攻撃に苦戦します。
『弱い・・・』と呟くサウラー。まさに外道です。
そこに駆けつけるタルト（ブッキー）とブッキー（タルト）ですが、
『このままじゃきっと変身できない』と戸惑う1人と1匹。
しかし目の前で苦戦する二人を見て、タルト（ブッキー）は、
お父さんの「お互い一歩ずつ近づく」という言葉を思い出し、
「二人の気持ちを一つにして」変身してみようと提案します。
そして変身に挑戦。映像はいつものパインの変身シーンですが、
声がパインとタルトのミックスで『イエローハートは祈りの印！』
そしてパイン（タルト）の決めポーズの横に入るタルト（ブッキー）
声と態度がタルトですが、無事キュアパインに変身できました。
『オラ～！せや！どや、プリキュア回し蹴りの威力は！』
と、普段のパインが絶対言わなそうな台詞と、
絶対やらなそうな大股開きで決めるパイン（タルト）。
ピーチとベリーのダブルプリキュアパンチの援護の後、
何を見せてくれるのかと思いきや『プリキュア～ 体当たり！』と
ただの体当たりという「見たこともない闘技！」を披露してくれるパイン（タルト）。
『ワイやって悪を許さへん心はプリキュアにだって負けへんのや』
と、意外とパイン（タルト）も熱いです。口調はアレですが。
そしてベリーに続けてパイン（タルト）も
『悪いの悪いの飛んで行きや！』とヒーリングフレアを放ち、
ピーチのラブサンシャインフレッシュでナケワメーケ撃破。
『なかなかやるじゃないか・・・』と退場するサウラー。
今回もまさに外道でした。
そしてハイタッチを交わすパイン（タルト）とタルト（ブッキー）。
その直後もとに戻る二人。戻った途端内股になるところがパインらしいです。
街の人たちも元に戻り、動物病院からも動物達が引き上げていきます。
動物園に帰るんでしょうか？すごい帰巣本能です（笑）
タルトの尻尾の包帯が解けかけていることに気づき、
結びなおすブッキー。いつのまにかフェレット嫌いも直り、
『フェレットの患者さんが来ても大丈夫ね』と、これで獣医への夢を一歩近づけたようです。
ブッキーの作ったアロマがすっかり気に入った
『タルトさん、ううん、タルトちゃん』のためにいつでも作るというブッキー。
そしてダンスレッスンに遅れる！という定番のネタで終幕となりました。
今回ブッキーとタルトが同時に同じ台詞を言うシーンが多かったのですが、
かつて「金田一少年の事件簿」で主役共演した
金田一役の松野太紀さんと美雪役の中川亜紀子さんだけに
息が合っている感じがしました。
また、今回のエピソードには「父」の存在がありました。
獣医としてだけでなく、父としての山吹正さんの存在感が大かったです。
5～GoGoシリーズでは「父」の存在感が極めて薄かったので、
なぎさのお父さん、
咲のお父さん、主役キャラ以外も含めれば
健太のお父さん以来の「良き父」のエピソードでした。
ラブのお父さんも人が良さそうなので、いずれこのような話があるかもしれません。
また、そのうち離婚した美希の父の話が出てくるかもしれませんね。