SSブログ

第3話『イケてる実習生に気をつけろ!』 [ふたりはプリキュア]

今回は子供と一緒に何気なくテレビを見てたはずのお父さん達を
日曜の朝っぱらから現実に戻し、後にブンビーさんがあまりの人気を
獲得することとなった、上からのお咎めタイムから始まります。
このシリーズでは敵方のトップ(ジャアクキング)直々に、
スプラッシュスターではトップとNo2(アクダイカーンとゴーヤーン)
5では当初中間管理職(ブンビーさん)→役員・社長秘書(カワリーノ)
5GoGoでも館長秘書(アナコンディさん)
と、マックスハート以外のシリーズで存分に組織構成員をいたぶって下さいました。

なお、この春から新社会人になられた皆様やこれから就職活動をされる皆様へ。
新人相手にこのようなパワハラは私の知る限り、滅多にありませんので
社会人としてのステップを登るにつれて打たれ強くなって下さい。
そのうちやって来る時のために。はぁ・・・
  
石の入手に手こずるピーサードを責めるジャアクキング。
ピーサードは『虹の園のエネルギーを集めてジャアクキング様に献上しようと・・・』
と苦しい言い訳をしますが、肝心のエネルギーが無いのを突かれて
さらに立場を追い込まれ、ジャアクキングの雷が落ちます。
一般社会でしたら、言い訳をするより腹を括って頭下げたほうがマシな事が多いです。
ところが一般社会ではないドツクゾーンでは、まだ第3話、
事実上2回の失策で最後通告ともとれる発言を受けたピーサードの運命やいかに・・・?
 
オープニング後、通学中のなぎさの回想から始まります。
前回の事件や石のことなど、不安なところを気にしていましたが、
ただ遠くから憧れる存在でしかなかった藤Pのことを、
サッカー部だと知った事も回想していました。
丁度駅で、なぎさに向かって『悪い悪い!』と走ってくる藤P。
てっきりなぎさは自分に向かってきていると思いますが、
案の定、なぎさの後ろにいた同じサッカー部員の木俣に向かっていました。

迷バイプレイヤーとして活躍することになる校長と教頭が初登場。
ベローネ学院に今日から教育実習生が来る様子です。
「若い頃の私」のような素晴らしい実習生が来ると胸を張る教頭に
『若い頃の教頭ねぇ・・・』と不安げな校長先生。
サンクルミエールの教頭と異なり、校長にへつらうありがちな「ダメな教頭」ですが
この教頭先生もそうとうストレス溜めてるのがそのうちわかりますので、
多少大目にみてあげましょう。

ホームルームでは社会見学の委員決めを行っていました。
なぎさは、教育実習生はイケメンという噂話を志穂としていましたが、
私語を咎めるよし美先生の巧みな誘導尋問によって委員に任命されます。
が、一人では大変そうと、ほのかも委員に指名するよし美先生。
このやりとりの最中、一緒に私語をしていたので申し訳なさそうな目をする志穂や、
ほのかが指名される直前、クラスの皆が指名されるのでは?と緊張し
ほのかに決まるや否や全員ほっとしている、そういう細かい描写が楽しいです。

下校時の昇降口で、イケメン教育実習生に備えて美容院へ行こうと盛り上がる
志穂と莉奈。一緒にいるなぎさと、昇降口に近づいてくるほのかですが、
お互いの気配を察したのか、起きて興奮しだすメップルとミップル。
誤魔化すなぎさとほのかですが、二人が同じポーチを持っている事に志穂が気づき
さらに話題を反らす為に、社会見学の話題を持ち出すほのか。
『うちで社会見学のこと相談しましょうか』と、なぎさと二人で下校する姿を見て、
『あの二人あんなに仲良かったっけ?』と首を傾げる志穂と莉奈。
なぎさとほのか二人の関係は、苗字で「さん」呼びしている以外はよそよそしさは
もう感じられないのですが、周りから見るとまだ不思議なようです。

たどり着いた立派な和風建築の家を見て『でかい・・・』と驚くなぎさ。
そして駆け寄ってくる忠太郎を見て、再び『でかい・・・』と驚くなぎさ。
メップルは早速忠太郎に嘗め回され、気に入られたようです。
「豪邸」といえば水無月家が記憶に新しいですが、あれは非現実的な世界でした。
現実的に「豪邸」なのは、この雪城家と、丘の上の天文台付き「美翔家」でしょうか。
その広い家のほのかの部屋もやはり広く、なぎさの部屋の倍あるらしいです。
この家も両親が仕事で海外暮らしのため、祖母と二人暮らしです。
ほのかが「お茶を持ってくる」と席を外した際、伏せてある写真立てに気づき、
『もしかして彼氏?』と期待して見たなぎさですが・・・頭ボサボサで舌を出している、
アインシュタインを思わせる、ほのかが尊敬しているブレキストン博士の肖像でした。

相変わらずラブラブのメップルとミップルを見て、
『あなたたちどうして携帯みたいになったり、ぬいぐるみみたいになったりするの?』
と質問するほのか。当時の関連商品の販促のため
光の園では「ぬいぐるみみたいな」本来の姿で、別の世界にいるときは
少しだけなら本来の姿でいることができ、尻尾にはプリズムストーンが隠してあるそうです。
プリズムストーンは「全てを生み出す力を持つ命の石」で、
前回ジャアクキングとピーサードが要約してくれた(笑)話を再説明するメップルとミップル。
プリズムストーンを全て失ったら、光の園はドツクゾーンに全てを食い尽くされて
跡形も無くなってしまい、その次はこの虹の園が食い尽くされることに・・・
全ての世界を救えるのは伝説の戦士プリキュアしかいない。
と、ここまでぬいぐるみ形態で長い説明を続けたメップルとミップルは
『虹の園ではこの姿は疲れる』と携帯姿?に戻ってしまいます。

そこに絶妙のタイミングで「クッキーを持ってきた」と登場するさなえさん。
なぎさとお互いに自己紹介したあと、
『ほのかがお友達を連れてくるなんて久しぶりねえ
 いつも一人で本ばかり読んでるんですよ』
と穏やかな会話をしつつも、『それおそろいねぇ』と、
携帯姿のメップルとミップルに気づくさなえさん。
『悪いけど私達忙しいんです』と誤魔化すほのかに対し、
『はいはい退散しますよ』と退室しつつも、思わせぶりになぎさに目を向け、
『なぎささん、ほのかを宜しくね』と、
相変わらず只者ではなさそうな雰囲気を醸し出します。

翌日、風邪で来られなかった筈の実習生に化けてベローネ学院に来るピーサード。
朝礼で教育実習生の挨拶が行われていますが、ピーサードが化けた
「風間先生」は、この世界ではかなりのイケメンのようで、
『キャッ!イケメーン(志穂)』『うわぁ・・・めちゃくちゃいい男♥(よし美先生)』
と、女子生徒のハートも大人のハートもつかんだようです。
が、一言も挨拶をせず、演台から生徒達を睨むように見回す風間先生。
なぎさを見つけるピーサードですが、当のなぎさは
『今あの人と目が合っちゃった』『マジマジマジ?』と、
志穂と共に浮かれていました。
教頭は『何か一言挨拶しなさいと』促しますが、無言のまま演台を降りる風間先生。
『初めての教育実習でちょっと上がっちゃったかな』という教頭と、
『なるほど、あれが若き日の教頭ですか・・・』と悟ったような校長。
そしてよし美先生は『素敵・・・とってもクール♥』と目がハートです。
大丈夫でしょうかこの先生達(笑)

ピーサードもそうですが、この後キリヤ、フレッシュのウエスターさんと、
人間の姿で一般人と関わる敵キャラはクールなイケメンで通っているようです。
もっとも、その女性版ともいえる小山翔子、満、薫、そしてイース様
クールビューティさに魅せられている私ですが・・・

よりによって、よし美先生が風間先生の指導教師でした。
あろうことか、勤務時間中にストレートに口説き始めるよし美先生。
『よし美・・・って呼んで下さってもいいのよ。こうして・・・なんかこう、運命を感じません?』
そんなよし美先生に対しても無言のままの風間先生。
『年下の男の子ってかーわいい♥』と浮かれっぱなしのよし美先生は
不穏な空気に全く気づかず、風間先生に催眠術のようなものをかけられてしまいます。
そして、なぎさを体育館に連れてくるよう命じる風間先生。
言われるがまま、生気の無い声でなぎさを連れ出すよし美先生。

風間先生に気づき『授業はどうしたんですか?』と言う教頭ですが、
鋭く睨みつけられて逃げ出す教頭。初登場にも変わらず、ダメキャラのインパクト抜群です。
その頃、いつまでたっても戻ってこない先生となぎさに騒然となる教室。
何か不穏なものを感じ、ほのかが体育館へ向かいます。

うつろな目、生気のない声のよし美先生に疑問を感じつつ促されるまま体育館に入るなぎさ。
そこにいた風間先生に『プリズムストーンを出してもらおうか』と言われ、
事情を察したなぎさ。風間先生もカブキマンスタイルに戻り、
よし美先生の首筋に鋭いツメを突き立て、『石を出せ』と迫るピーサード。
本当に石(メップル)を持ってきていないなぎさは当惑しますが、
そこにメップル、ミップルを持って颯爽と登場するほのか。
ほのかがなぎさに向けてメップルを投げ、受け取ったなぎさと共に変身。

プリキュアになった二人に対し、『今日こそ息の根を止めてやる』とピーサード。
まずは跳び箱に取り付くザケンナー。これは跳び箱の体を徐々に減らしつつ
攻撃してくるのでさほど脅威ではありませんでしたが、その頃よしみ先生は
操られたままなのか、体育館の天井の鉄骨をふらふら歩いていました。
天井から下がるロープを登って先生を助けに向かう二人・・・ですが、
ジャンプすればいいのにと思ったのは野暮ですね。

今度は複数のバスケットボールに憑いたザケンナー。
「風雲!たけし城」の「ジブラルタル海峡」のようにプリキュアめがけて飛んできます。
先生を助けるブラックと、その二人をかばってボールをはじくホワイトですが、
お腹にボールの直撃を受け、痛そうなホワイトです。
再びボールが襲ってきますが、今度はすべて手刀で弾くホワイト。
さらに緞帳に取り憑き、よし美先生もろとも三人を締め上げるザケンナー。
締め上げられた後、壁にたたきつけられる三人ですが、
先生をかばって壁の間のクッションになるブラックとホワイト。
怒った二人はマーブルスクリューを放ち、
ザケンナーに命中した勢いで、ついでにピーサードも飛ばされてしまいました。

今回の戦闘シーンですが、最初のピーサードの台詞「息の根を止める」=「殺してやる」です。
近い意味合いだと『消し去ってやる』『消えてしまえ』はあったと思いますが
今回のようなストレートな台詞は、今後どの敵キャラもおそらく言っていないと思います。
また、お腹に直撃を受けて顔を歪めるホワイトはかなり痛そうでした。
こんなダメージでは済まないと思われる戦闘シーンは後のシリーズまでも含めて
多々ありますが、ストレートに痛さのわかるシーンはあまり思い当たりません。
台詞回しやダメージの表現にも試行錯誤や、
あるいは当時のPTAからの声があったのかもしれません。

さて、その頃先生が帰ってこない教室では、
『授業が無いのはラッキーじゃん』『うん、言えてる言えてる言えてる』
と、のどかなものでした。志穂の『言えてる×3』は、今回が初出のようです。
一方よし美先生は、『風間先生・・・』と意識を取り戻します。
何も覚えていないらしく、呑気なものです。しかも、
『あなたたちここで何やってるの』『今は授業中でしょ』
『二人とも早く教室に戻りなさい』『ごちゃごちゃ言ってないでキリキリ歩く!』
と理不尽な先生に『もー!ありえなーい!』と嘆くなぎさで終幕です。
一応、よし美先生の名誉のために付け足しますが、本当はいい先生です。

今回の他に先生が敵に利用されるエピソードは
この数話後にとんでもない形で利用される教頭と、
スプラッシュスターでのミズ・シタターレに利用された篠原先生が思い当たります。
篠原先生の場合、敵方の追い込まれた状況、人質に取られる等、
今回のエピソードに通じるものがありますが、篠原先生の人間性描写のおかげで
事件解決後に爽やかな印象を残す秀逸なエピソードでした。
5~GoGoでは先生は小々田先生=ココしか出ていなかったと思いますし、
フレッシュはまだ先生が登場していませんので、先生絡みの話はあるのでしょうか?

次回は美術館でのエピソードですが、予告では・・・
なぎさ『たーいへん大問題』
ほのか『どうしたんですか?』
なぎさ『バナナはおやつに入ると思う?』
ほのか『今度行く社会見学におやつはありません!』
(中略)
なぎさ『雪城さん。チョコはデザートに入れていい?』
ほのか『社会見学にはデザートもありません!』
漫才のおかげで映像がないとそうは思えませんね(笑)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。