厳密に言えば、今回の料理は「テックス・メックス」という
アメリカナイズされた「テキサス風メキシコ料理」と言うべきジャンルの
「ナチョス」がメインで、あとはシーザーサラダとスープといった
簡単なものです。まずは食材を準備。
「こだわりのポイント」は「ライム」ですが、これにこだわるくらいなら
サルサソースを買った方が良かったと、後々思い知らされました。
シーザーサラダに関しては以前と同じ作り方ですが、
ドレッシングのレシピをレモンからライムに変えてみました。
前回気になった酸味も気にならなくなり、サラダに関して言えば
満足のいく出来でした。
スープは数年前メキシコを訪れた際、現地で飲んだ簡単なスープが実に美味しく
その雰囲気を少しでも出せればと、記憶とカンを頼りに作ってみました。
たぶん鶏肉が入ったオニオンコンソメスープに、ライムとトルティーヤチップスが入っていました。
分量は約2杯分です。
・まず脂身を除いた鶏モモ肉100gを400ccの水と共に鍋に入れ、弱火で煮る。
・沸騰したら火を止めて鶏肉を取り出し、水にさらして冷やした後、薄切りにする
・玉ねぎ4分の1玉と薄切り鶏肉、コンソメスープの素小さじ2杯、塩適量を入れて
トロ火で煮込む。
・器にライム輪切りを入れ、スープを注いでから最後にトルティーヤチップスをのせる
普通のチキンコンソメスープですが、ライムの酸味が入ると風味が変わり、
このスープもわりと上手く出来ました。
トルティーヤチップスはふやける前に食べたほうが良いと思います。
「メキシコ料理 スープ」で検索すると、トマトが入るレシピが多く紹介されていますが、
私がメキシコで飲んだスープは今回のようにトマトが入っていませんでしたので、
色々バリエーションがあるのだと思います。
さて、問題のナチョスですが、何分手探り状態なので、カンで作りました。
幸い「ポーク&ビーンズ缶詰」という便利そうなものがあったので、
サルサソースが無くても何とかなるだろうと、たかをくくっておりました。
しかし、そう甘くはありませんでした。むしろ甘かったです・・・
・ポークビーンズ缶詰半分、玉ねぎ4分の1、パプリカ4分の1、
ハラペーニョの代わりに赤唐辛子1個を、野菜類はみじん切りにして耐熱容器に入れる。
・なんとなくトマト分が足りない気がしたので、ケチャップ大さじ1くらいを入れて混ぜる。
・トルティーヤチップスを適当にちりばめ、上に溶けるチーズをのせる。
・オーブントースターに入れ、1,000Wで15分間のタイマーをセットして、
チーズに焦げ目が付くまで焼けたらアルミホイルをかぶせ、500Wにして
時間がくるまで温める。
せっかくメキシコ風料理なので、コロナビールを買ってきました。
もちろんライムを添えます。
完成品はこのような感じです。
まず結論から言いますと、サラダ、スープはいい感じですが、
ナチョスが辛くない上にコクも足りない気がしました。
タバスコを何度か振りかけてみましたが、どうも物足りません。
やっぱりサルサソースやハラペーニョが必要だと思います。
また私の悪い癖で、何にでもパプリカを使ってみたくなるので、
パプリカの甘みがナチョスに入ってしまったのかもしれません。
今回こだわった「ライム」は、スープとシーザードレッシング、あとはコロナを飲む上で
役立ちましたが、それ以外の使い道がわからず、冷蔵庫に3分の2以上眠っています。
本当にこだわるべきは、やはり「サルサソース」「ハラペーニョ」でした。
とりあえず、焼き魚の添え物として、レモンやカボスの代わりに使ってみるか、
コロナビールをあと数本買ってくるかして消費しようと思います。
ということで、今回のレシピはあまり参考にならないと思いますが、
失敗料理の一例として取り上げてみました。
ただ、スープは簡単な上に上手くいったので、ライムやトルティーヤチップスがあれば
お試ししてみて下さい。