「協奏曲」というジャンルは指揮者とソリストの個性のぶつかり合いが聴き所です。
互いの美点を活かそうとする演奏もあれば、互いが一歩も譲らぬスリリングな演奏もあり、
特に後者は白熱した名演となる事も、一歩間違えばチグハグな演奏になる事もあります。
異なる個性をぶつけ合い、毎度不協和音を醸し出す
響と奏の関係もご多分に漏れず後者の例に当てはめられますが、
それでも安心して観る事が出来るのは「プリキュア」であるからでしょうか。
謎めいた音吉さんの素性と共に、このシリーズらしく楽しめる一編でした。