今週はプリキュア放映が無く、遡っての再見レビューを終えた今
最近はどうしても更新が少なくなってしまいました。
かといってノルマで更新してもアレですし、やっぱり好きな物を語ってナンボだと思いますので
今更ながら私が日本のアーティストで唯一積極的に聴いている方々について書いてみます。
イエロー・マジック・オーケストラことYMO。まずはそのデビューアルバム最初の曲であり、
彼らの結成のきっかけとなった曲「Firecracker ファイアークラッカー」です。
細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一
この3人が1か所に集まった事は今思えば奇跡のような出来事です。
高橋(以下ユキヒロ)・坂本(以下教授)両氏を自宅に呼んだ細野さんが、
コタツ入っておにぎりとミカンを食べながら
マーティン・デニーのファイヤークラッカーをアレンジして全米で目標400万枚販売!
という計画を打ち明けた事が、結成時のエピソードとしてファンには良く知られています。
1978年当時、まだコンピューターを用いた音楽が珍しかった頃
このアイディアはさぞ奇抜だった事でしょう。
その最初の曲(厳密には「コンピューターゲーム サーカスのテーマ」がありますが)
一聴して中国風、東洋風のオリエンタルな曲調ですが、
リズム感やピコピコ鳴っている伴奏が、それまでの音楽とは違うものを感じさせています。
オリジナルアルバムバージョンも楽しいものの、彼らの魅力はライヴでしょう。
全員が高度な演奏技術を持つだけでなく、
初期の頃は機械トラブルを即興演奏でカバーしたりと実にスリリングで楽しいものばかり。
この曲は終わり方が派手なので、後半の盛り上げによく使われていました。
YMOブーム絶頂期の1980年武道館ライブ。
いつ見ても強力なインパクトを持つ矢野顕子、大村憲司のギターとともに、
この頃のライヴらしさと抜群の安定感は流石です。
1983年散開ライヴ。注文を付けられる事も多いですが、
個人的にはこの雰囲気、演奏ともに結構好きです。
1993年再生テクノドン・ライヴ。散開以上にいろいろ言われる事も多いですが(笑)
オーソドックスでありながら90年代の雰囲気を巧みに取り入れている
個人的にこの時のファイヤークラッカーのアレンジ、大好きです。
と言う感じで一曲ずつ紹介して行ければと思いますが、
果たして全曲紹介する事が出来るのか・・・道のりは遠いですが、ちょっと頑張ってみます。
Firecracker ファイアークラッカー
作曲:Martin Denny