ファーストアルバムのA面(LP時代ですので)は、
いずれも細野さんの作曲で、東洋風異国情緒の漂う曲調が特徴的です。
そのA面最後の曲(厳密には「コンピューターゲーム インベーダーのテーマ」がありますが)
コズミック・サーフィン。オリジナルはオリジナルでいい曲ですが、
これ程ライヴと原曲で印象が異なる曲もまた珍しいです。
オリジナル版の魅力は、うまく言葉で言い表せないのですが
細野さん曰くYMO当初のコンセプト「前頭葉マッサージ」を
そのまま体現しているような印象がある事でしょうか。
自分で書いていてもさっぱり意味が解りませんが、なんかこんな感じ?です。
そしてライヴアレンジは、どの演奏もオリジナルとはテンポが異なるのに
この迫力と熱さ!どのライヴでもこれは盛り上がります。
YMOの存在をアメリカに知らしめた、1979年LAライヴ
渡辺香津美のギターとともに、この公演は色んな意味で伝説です。
やっぱりYMOブーム絶頂期の輝きが半端ない、1980年武道館。
アッコちゃん良くあれで弾けるよな・・・と毎度不思議になりますが(笑)
そしてYMOもう一つの伝説、ウィンターライヴ 1981年コマ劇場。
汗かよだれ?かわからないものを撒き散らしながらブッ飛んだ演奏をする教授、
対照的に常に淡々と、それでいて存在感バッチリの細野さんの「動と静」の対比、
結構目がイッてしまっているユキヒロと、この時期の3人が置かれた状況が伺えるような、
それでいて演奏の緊密度の極めて高い、見逃せない名演です。
・・・てゆーかてゆーかてゆーか、どれもライヴアレンジがカッコ良すぎますね。
作曲:細野晴臣