キャンディとみんなと、一緒に居たい。それが私たちのウルトラハッピーだから―
みゆき達の瞼の裏に浮かぶ、キャンディの笑顔。
それを取り戻すべく、赤く煌々と燈る月を見上げて、決意新たに誓い合う五人。
かたやバッドエンド王国で待ち受ける三幹部たちも、ピエーロ復活を控えて気合十分。
プリキュアを返り討ちにすべく、手ぐすね引いて待ち構えています。
鳥に変身したポップの背に乗り、いざバッドエンド王国へと降り立つみゆき達。
その陰鬱な光景に眉を潜める間もなく、三幹部達が皆を出迎えました。
捕らわれのキャンディははるか向こう、赤い月の下に縛り上げられています。
助けに行くには、まず三幹部たちを越えて行かねばなりません。
絶対にキャンディを助けると誓い、変身する五人。
直後、サニーが、ピースが、マーチが、ビューティが、一歩前に出ました。
困惑するハッピー。
皆は三幹部達を引き付ける役を買って出て、ハッピーにキャンディの救出を託します。
ハッピーも皆の意志を汲んで頷きますが、キャンディを助けるだけではありません。
『キャンディとみんなで一緒に帰るって、約束だからね』小指を絡め、約束を交わす五人。そして・・・
『茶番は終わったか?』
ウルフルンを先頭に襲いかかってくる三幹部達を、ポップが煙玉で攪乱し、
その隙にハッピーはキャンディ救出に向けて飛び出して行きました。
ウルフルンにはサニー、アカオーニにはピース、マジョリーナにはマーチが対峙しますが、
ここにはもう一人、要注意人物がいます。
果たしてハッピーの行く手に立ちはだかるジョーカー。
その行動の裏をかいて、ビューティがジョーカーを牽制します。
『悪知恵の働くあなたの事。こうして最後に現れると思ってました』『君、面白いなぁ・・・』
余裕たっぷりのジョーカーを前にして、ビューティは一歩も退きません。
『私達はキャンディを返してもらいます。そして、みんなで一緒に、帰ります』ジョーカーの音頭で、一斉に絵の具を塗りつぶすバッドエンド陣営の者達。
目的はバッドエナジー抽出ではなく、それぞれのパワーアップです。
『キュアサニー。お前の燦々太陽とやらを沈めてやるぜ!』
『ほんならウチは、あんたの毛刈り取ってセーターにしたる!』野獣を前にしても怯えるどころか軽口を叩ける等、サニーは負けていません。
『キュアピース。泣き虫のお前に俺が倒せるオニ?』
『私泣き虫だけど、根性はあるもん』泣き虫。それは否定せずともピースには彼女だけの本当の強さがあります。
『キュアマーチ。へそ曲がり(自分で言うなwww)の私に勝てるかだわさ?』
『直球勝負だ』直球勝負、真っ向勝負なら、マーチは決して負けるつもりはありません。
ところがまさかの大変化球が待っていました。
煙と共に妖艶な美女へと若返るマジョリーナ様を前に、マーチは驚きを隠せません。
『キュアビューティ、もう一度言っておきます。あなた方の願いは何一つ叶いません』
『ハッピーは必ずキャンディを助けます。そのために私はあなたを全力で食い止めます』皆の想いを受けて一心に走り続けるハッピー。
四者それぞれの戦いの火蓋が、切って落とされようとしています。
徒手空拳の渡り合いを繰り広げるウルフルンとサニー。
かたやピースはアカオーニの金棒を受け止め、振り回される金棒を懸命に避け続けます。
いつもの小柄な老婆の姿と異なり、長身を活かして足技の応酬を繰り広げるマジョリーナ様。
『この姿の私はいつもと違うわよ』
若返ってもあやかしの術は健在、マヌーサ(違)でマーチを翻弄します。
そしてジョーカーは相変わらず小馬鹿にしたような態度で、
カードを弄びながらビューティを追い込んで行きます。
ポップの協力で攻撃は防ぐものの、形勢は芳しくありません。
一方、下り坂を駆け下りるハッピー。ところが次第に勾配が急になって行き、
さらに行く手に待ち受けるのは煮えたぎる溶岩の海です。
『どわぁぁああああああああ!』オープニングの構図そのままに高々とジャンプしたハッピーの
悲鳴とも叫びともつかない声を耳にしたキャンディもまた、ハッピーの名を叫びました。
キャンディの声を聞いたハッピーは足りない飛距離をハッピーシャワーで補って
危なっかしくも見事着地。ようやくキャンディの下へと辿り着きました。
キャンディが縛り付けられている柱の下にはデコルデコールが置いてありますが、
しかしあまりに不自然です。案の定、それは罠でした。
デコルデコールは黄色い鼻を持つアカンベェと化し、ハッピーに襲いかかります。
同じ頃、皆も苦戦を強いられていました。
ウルフルンに殴り飛ばされるサニー、金棒に打ちのめされるピース、
無数のマジョリーナ様に囲まれて集中砲火を浴びるマーチ、
ジョーカーのサーベルから放たれた剣閃からポップを庇い倒れるビューティ。
そしてハッピーもアカンベェに倒され、
最後のデコルもジョーカーの手の内にある今、希望は揃いません。
赤い月の下、キャンディの泣き声がこだまします。
話にならないと言い捨てて、次はハッピーを倒しに向かおうとするアカオーニ。
その足に、ボロボロになったピースがしがみ付きます。
同様に、ボロボロになったみんなも立ち上がろうと必死です。
振り払おうとしても、ピースは離れません。
ピースが泣いているのを見たアカオーニは泣き虫だと笑い飛ばします。
『痛い。怖い。でも、ここで逃げたらみんなと一緒にいられなくなっちゃうから。
それが一番怖いから、絶対逃げない!』涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら、ピースはアカオーニにしがみついて離れません。
『ハッピーは絶対にキャンディを助ける。だからウチらは絶対にあんたらを食い止める。
んで、みんなで一緒に帰るんや』『それが私達の約束。約束は・・・絶対に守る』『あなた方のお蔭で知る事が出来ました。自分たちにとって、何が一番大切なのか!』戦いの場は違えど、皆次々に立ち上がります。
『キャンディを返して!私たちの、とっても大切な・・・』アカンベェの拳を受け止めるハッピーに続き、皆が同時に声を張り上げました。
『友達だから!』
友達は下らない、必要無いと一様に否定する三幹部たち、
命を懸けて守るほどのものかと問うジョーカーに反論するように、それぞれ抗います。
『友達は、下らなくなんかない!』ウルフルンの拳を拳で食い止めながら、サニーが。
『辛い時も楽しい時も、いつも傍にいてくれる』何かを守るように手を広げて立ちながら、ピースが。
『みんなで笑ったり、泣いたり励まし合ったり』マジョリーナ様の攻撃を弾いきながら、マーチが。
『一緒にいれば、どんな困難も乗り越えて行く。そんな力が沸いてくるんです』自分に言い聞かせるように胸に手を当てながら、ビューティが、
友達を否定する相手に抗い、そしてハッピーも、アカンベェの拳を受け止め、押し返し始めます。
『みんな一緒じゃなきゃダメなの。キャンディも、友達や家族。
みんな一緒じゃなきゃ、それが私達の、ウルトラハッピーなんだから!!』渾身の力を込めて拳を押し返すハッピー。
『輝けぇええええええええ!』『スマイルプリキュア!!!!』
離れていても、みんなの心が一つになったような名乗りと共に、反撃開始。
女の子らしからぬ大股開きで地面を殴り、
キントレスキーのように地面を持ち上げるサニーの姿に愕然とするウルフルン。
『正気かてめぇ!』
『本気でやらんと、自分の大切なモン、何も守れへんやろ!』『そこをどくオニ!』
『絶対どかない!』ピースは相変わらず泣いています。泣いたまま、電撃をアカオーニにお見舞いします。
無数のマジョリーナ様が撃ち出す攻撃を、マーチは垂直の壁を俊足で駆け抜けて避け続けます。
そして相手のサーベルに対抗するように、氷の剣で正面からジョーカーを迎え撃つビューティ。
地面を押しのけて、手負いの野獣のように本気で挑んでくるウルフルンと
サニーは正面から徒手空拳で渡り合います。
そして指を弾いて炎を纏った拳でウルフルンを圧倒!
そのままサニーファイヤーをお見舞いしました。
筋骨隆々、拳でピースを追い込んで行くアカオーニ。
その懐に潜り込んで、ピースは鋭く肘を差し込む!
雷にビビってしまうのはご愛嬌、そのままピースサンダーをお見舞いします。
どれが本物なのか、考えても分からないと直球勝負を挑むマーチを嘲笑うマジョリーナ様。
一発目のマーチシュートはハズレ、鼻で笑っていたマジョリーナ様ですが、
直後マーチが気合と共に無数の弾を作り出すのを見て困惑を隠せません。
雄叫びと共に、無数の弾を蹴り飛ばす!
本物のマジョリーナ様も、マーチの気合を前に沈みました。
ジョーカーのサーベルを剣で受け止め、蹴りを放つビューティ。
その背後に回り込み、不意打ちを仕掛けようとするジョーカー。
その攻撃をポップが防ぎ、ビューティはジョーカーの裏をかいてさらに背後に回り込む!
渾身のビューティブリザードが、ジョーカー目がけて炸裂しました。
そしてハッピーも、黄色い鼻を殴り飛ばしてハッピーシャワー!
皆、荒く息をついています。
ビューティはジョーカーが落として行ったデコルを拾い上げ、
ハッピーは無事にキャンディを救出しました。
直後、地面が揺れ始め、足場が崩れるのを察して急ぎ脱出するハッピー。
溶岩の海が蠢くように盛り上がり始めました。
無事に再会し、感極まるポップとキャンディ。無事で良かった、けれど・・・
まだ懸念は消えていません。溶岩の下から、皇帝ピエーロが姿を現そうとしています。
最後のデコルを収め、女王復活に期待をかけるも、何も起こりません。
そして、遂にピエーロがその姿を明らかにしました。
復活早々、星さえも吹き飛ばすというバッドエナジー砲を放つピエーロ。
しかしプリキュアには逃げる前に、出来る事をする必要があります。
皆で力を合わせて、レインボーヒーリング!
しかし少しは相殺できたかもしれませんが、威力の差は歴然としています。
あえなくバッドエナジー砲に押し切られ、倒れ伏す五人の姿にキャンディの泣き声が響きました。
全てを怠惰な世界へと企てるピエーロを前にしても、
キャンディはみんなを信じて叫びました。
『プリキュアはみんなの笑顔を守るクル。絶対に、絶対に負けないクル!!!!!』
『そうだよ・・・絶対に・・・諦めない!』ハッピーの瞳の奥にも、強い光が弾けます。と同時に、デコルが応えました。
ペガサスの加護を。
そう女王様が言ったような、声が聴こえたような気がしました。
新たな力、プリンセスキャンドルを手にした五人は
五色のペガサスに導かれ、新たな姿プリンセスフォームへとお色直し。
キャンドルのトリガーを引き、ペガサス座に見守られながら
ペガサスのいななきと共に放たれる力、プリキュア・レインボー・バースト。
二発目のバッドエナジー砲を、ピエーロもろとも押し返します。
キャンディを囲むみんなの顔に、ようやく笑顔が戻って来ました。
まず、今回の感動と興奮に水を差すようで恐縮ですが、真っ先に触れさせて下さい。
マジョリーナ様。貴女の麗しいお姿に朝からハートキャッチされてしまいました。
前回の予告で、マーチと渡り合う後ろ姿から、
ひょっとして若返るのではないかと流れていた憶測が、まさか本当の事になるとは・・・
そしてあのお婆ちゃんの若い頃は、ここまで美しかったとは・・・
お婆ちゃんじゃないだわさ!とムキになっていた理由が何となくわかる気がします。
貴女のためなら私、
納豆ぎょうざ飴でも何でも食べますので、
分身したお姿の一人を私めに与えて下さい(以下自粛、してないし)
あまりにも直球ストライクだったため、今後この姿での活躍を期待したいところですが、
そもそも三幹部&ジョーカーの安否が定かではない現状ですので、
果たしてどうなる事でしょうか・・・
目を赤く爛々と輝かせ、野獣の恐ろしさを見せつけるウルフルン、
金棒を振り回し、上体を盛り上げてパワーにモノを言わせるアカオーニ、
良く言えばトリッキー、悪く言えば悪趣味で嫌らしい戦いっぷりのジョーカー、
大きく姿が変わったマジョリーナ様に目を奪われたものの、
ウルフルン、アカオーニ、ジョーカーの戦いっぷりも見応えがありました。
ジョーカー以外はこれまでがこれまでだっただけに、
まともに戦う姿はプリキュア達の真っ向勝負を引き立て、
悪役の存在意義はここにあり!と言えるものだったと思います。
そしてついにベールを脱いだ皇帝ピエーロ。
前作の中尾さんに続いてまた大物、玄田さんの起用が効果的でした。
既にスイート劇場版のハウリングというボスキャラを演じてはいるものの、
彼はノイズ様の配下に過ぎなかった存在でしたので、
これから先のラスボスとしての風格漂う存在感に期待しています。
とはいえ、あまりにあっさりとやられてしまった?ように見えた今回。
溶岩の中からの登場といい、強烈な威力の攻撃を口から放つという点といい、
「腐ってやがる。早すぎたんだ・・・」と思ってしまったのは私だけではないでしょう(笑)
再び復活を告げる目盛りが0からスタートして再復活するのか、
それとも一時撤退しただけで、そもそもやられていないのか、
三幹部達の安否とともに、気になる点がここにもあります。
またこのまま再戦した場合には和解があり得るのか、それとも一気に倒してしまうのか。
たとえばプリキュア達がバッドエンドの境遇を哀れんで涙する姿を見て、
「人がなぜ泣くのか解った。俺には涙を流す事は出来ないが・・・」と言いながら
溶岩の中に親指立てて沈んでいく、とかだったりして(無い無い)
さて少々脱線気味でしたので五人の方へと話を戻します。
前回の絶望のどん底から一転、必ず今回はパワーアップと共に立ち上がると
概ね見えていたのですが、そこはプリキュアシリーズ、予想を良い意味で裏切って来ます。
プリンセスフォームでパワーアップし、三幹部達との戦いを逆転かと思いきや、
逆転のきっかけは皆それぞれの熱意によるものでした。
五人それぞれの反撃の際の発言に感嘆させられた中、
私は特にピースのそれが印象に残っています。
涙だけでなく、あろうことか鼻水まで流してボロボロになりながら、
アカオーニにすがりつく姿はドラえもんの名作「さようならドラえもん」を連想させられます。
どんなに怖くても自分の力だけを頼りに立ち向かわなければならない時があると、
この時ののび太同様、ピースの一連の台詞から伺えました。
仮にピース=やよいが逃げてしまったとしても、
他の四人はそれを責めるような事は決してしないでしょう。
「みんなと一緒にいられなくなる」というのは、やよい自身が自分を許せなくなる、
みんなに顔向けが出来なくなるという意味の発言と取れます。
本当に戦わなければいけないのはアカオーニでもバッドエンド王国でもなく、
逃げてしまいたいというような自分自身の心であり、
それを克服する事、克服しようと心がける姿勢に、ピースの本当の強さが伺えました。
とはいえ、ピースサンダーでビビるのは仕方が無いですね(笑)
あれに耐える姿は本当にここぞという時にしかやらない方が、際立つと思いますので・・・
涙まみれに鼻水まで流しているピースだけでなく、
ビューティを除く全員がスマートとは言えません。むしろ不格好です。
ハッピーは溶岩を飛び越えた際の必死過ぎる声と、
「輝け」ではなく「くぁ~がぁ~やぁ~けぇええええええええい!」と聴こえる叫びが。
サニーは女の子にあるまじき大股開きの地面パンチと、
キントレスキー顔負けの地面持ち上げ&踏ん張りが。
マーチは戦術など蚊帳の外の、気合重視による数打ちゃあたる作戦が。
自分や誰かのために一生懸命に、必死になっている姿は、
決してカッコいいだけのものではありません。
しかし、そこには見る者を打つ真摯さがあります。
初代からずっと見て来て、プリキュアが戦う姿はなぜ美しいのかと考えて来ましたが、
その理由が今回少し解った気がしました。
決して綺麗なだけではない、困難に立ち向かう姿が真摯に感じられる事、
そこに人が生きているありのままの姿が見て取れるからだと思えました。
もちろん策士のさらに上を行き、裏をかいた戦いぶりを見せてくれたビューティも、
策だけではない真っ向勝負の立ち回りもさることながら、
とっさにポップを庇う姿など、気高さの中に美しさが感じられます。
MHの最終回、涙を撒き散らしながらジャアクキングに突っ込むブラックとホワイトのように、
今回の皆の姿からは、大げさかもしれませんが「魂の輝き」が見えた気がします。
サニーの台詞「本気でやらへんと~」の件は、
ひょっとしてスタッフの皆様にも向けられていたのではないでしょうか(笑)
アクションの充実っぷりもそうですし、
プリンセスフォームのカッコ良さと、レインボーバーストの一連の演出の美しさなど、
ピーチとイース様の鬼気迫るタイマン勝負&
パッション初変身、
サンシャイン初変身、
ビート初変身同様に
相当気合の入った作画の数々と、熱気の感じられる演出。
本気でこの作品に向き合い、良い物を世に送り出そうとする気概がビンビン伝わって来ました。
しかし、皆様の素晴らしい仕事ぶりに敬意を払いつつ、
プリキュアシリーズを愛する気持ちを込めて
あえて難点を上げさせていただくと、尺が足りないと感じられるのが残念至極!
これが今回の熱さに対して唯一かつ最大の短所と言えそうです。
変身シーンをかなり簡素化していたり、
極力尺を稼ごうと四苦八苦されているとお見受けします。
それでもそれぞれの戦いや、キャンディ救出シーン、
ピエーロ復活とプリンセスフォームのお披露目までが詰め込まれたために、
そのピエーロ復活以降がかなり駆け足に感じられました。
もう一週割いていたらどうだったかと思うと少し残念ではありますが、
そうすると
ルミナス初登場のように逆に間延びしたかもしれませんし、
楽しい日常回が一話減るのも複雑ですし、いろいろと難しい問題だと思います。
それでも限られた尺の中、締切ぎりぎりまで最善を尽くしたであろうと疑う余地はありません。
一ファンとしてそれが嬉しく、私もこのシリーズにとことん向き合おうと改めて感じた次第です。
ところでプリンセスフォーム姿ですが・・・
私はサニーのものがお気に入りです。
てゆーかてゆーかてゆーか、あの少し伸びた髪は反則でしょう(笑)
初変身で髪が伸びたり、
最終回でセミロングになったいつきのように、
ボーイッシュなあかね=サニーの女の子としての新たな一面を見たようでドキッとします。
ハートフルビートロックを思わせる「引き金」も意外性があり、
何と言っても蝋燭を吹き消すような仕草の艶めかしさといったら・・・
このシリーズの変身における、
パフを顔に当てる仕草を初めて観た時の事を思い出しました。
やっぱり中学二年という年頃は、少女と大人の境目というか、
この時期にしかない独特のものがあります。
それを再び認識させるような、何とも言えない仕草の一つでした。
三週にわたり、緊迫した空気が続いたところで一転、
次回のほのぼのとしたような展開も気になります。
初代で想像上の産物として出た「なぎップル」が現実のものになろうとは・・・(笑)
「~みゆ」とはやっぱりそれぞれの語尾なのでしょうか。
だとすると「~あか」「~やよ」「~なお」「~れい」・・・?
どれも語呂が微妙な気がしますが、果たして・・・
三幹部とジョーカーの安否とともに、気になる展開はまだまだ続きそうです。