プリキュアと同名駅をゆく~「九条(奈良)」 [プリキュアにちなんだ旅]
今回、京都の観光地らしいところは伏見稲荷しか訪れていません。金閣寺も銀閣寺も、竜安寺も清水寺も、南禅寺も三十三間堂も東寺も京都タワーも全てスルーするという、普通ならもったいない旅程です。京都には何度も来ているとはいえ、後ろ髪を引かれるような気持ちで、地下鉄九条駅から竹田へ。そして近鉄京都線で西大寺へ。さらに近鉄橿原線に乗り換えて3駅。
平安京の「九条」から、平城京の「九条」へ向かってみました。
碁盤目状の町並みだった平安京も平城京も、どちらも三条や四条が町の中心で、九条となれば郊外にあたる場所です。予想しておりましたが、こちらの九条も質素な佇まいでした。
東口、西口ともに駅前はこのような感じです。
プリキュア的には、西口側に「みらい幼稚園」がありました。(写真はマズそうなので撮っていません)。他に目についたものとしては、東口側の時が止まったような、落ち着いた雰囲気が印象的です。
ただ共産党の看板が目についてしまい、別の意味での「九条」をプッシュされた気分です。
九条駅周辺には他に目につくものはありませんが、少し遠くに薬師寺の東塔が見えます。地図を見ると直線距離で1km程なので、ここから先は奈良・斑鳩観光に切り替えることにしました。
川沿いの道をのんびり歩く事10分強、趣のある橋を過ぎると、薬師寺南門に到着。
薬師寺、というよりも奈良に来た事自体も中学の修学旅行以来です。修学旅行で法話を聞き、面白かった記憶はあるものの、どんな内容だったのかは思い出せません。あれから25年。それなりに年を重ねて寺院建築や仏像を見ると、当時は気が付かなかった面白さがありました。
この時期は特別展として、日本刀の展示が行われておりました。館内は境内以上の大混雑で、ほとんどが若い方、それも女性が非常に多く驚かされました。なんでもゲームか漫画の影響らしいですが、きっかけは何であれ日本の伝統文化に関心を持っていただくのは良い事だと思います。
展示品は「村正」「虎徹」「和泉守兼定」「陸奥守吉行」など、FF等で見る名前だけでなく、近藤勇や土方歳三を連想する刀がずらりと並んでいます。実際に妖しい美しさが感じられる村正、兼定の無骨な中の機能美などを、人込みを縫って鑑賞しました。ところが一番最後に飾られている「正宗」にはなぜか人だかりが出来ていない不思議(笑)。ポスターには「正宗」と書いていなかったので、皆様スルーしてしまったのかもしれません。お蔭でじっくりと正宗を鑑賞できました。ベタな感想ですが、確かにカッコ良くて強そうな刀でした。
昼食では釜飯を堪能。
小鉢のゴーヤーチャンプルーが異彩を放っておりますが、歩き回って疲れた身体には苦味が心地良く、美味しゅうございました。
この後は薬師寺のすぐ北にある唐招提寺を拝観して鑑真に想いを馳せ、
路線バスに乗って法隆寺へと向かいました。
一部改修工事中ですが、世界最古の木造建築と言われる金堂と五重塔を観る事が出来ました。そして修学旅行生と外国人観光客の団体さんで賑わっていて、法隆寺の知名度の高さが伺えます。
ただ修学旅行の学生さん達がお寺に向かって柏手を打っていた事が残念です。神社じゃないんですから、こういうのは先生やガイドさんが注意した方がいいのではないでしょうか。せっかく外国人観光客が大勢いらっしゃる前なので、正しい参拝ルールを見につけておくことも必要だと思います。
それはさておき、法隆寺の門前町に軒を連ねるお土産屋では、やっぱり木刀が売っていました(笑)。今でもクラスに1人や2人は木刀を買う奴いるのだろうかと、懐かしい気分になりました。
この後はJR法隆寺駅からJR奈良駅へ。そして参拝時間ぎりぎりの春日大社へお参りしました。
大勢の観光客が帰り始めた後の、少し静かになった神社を、夕陽が美しく照らしています。
そして本日は奈良に宿泊。
京都や大阪には何度も泊まった事があっても、奈良に泊まるのは初めてです。噂には聞いておりましたが、本当に20時を過ぎると市内中心部でも真っ暗でした。
もっとも、この静けさが古都らしさを醸しだし、変に賑やかな町よりも奥ゆかしさを感じます。
翌朝は奈良に泊まっていることを活用し、朝6時前から奈良公園を散策。
そしてチェックアウト後、朝9時前に東大寺を訪れました。
「火の鳥 鳳凰編」を読むと複雑な気持ちになりますが、当時の人がこれをつくり上げた際の様々な想い、後の人々が大仏殿の修復に力を注いだ事について等、いろいろと考えさせられます。
そして東大寺を一回りした頃には、既に中国からの団体さんや修学旅行生、小学校の遠足などで大盛況で、奈良に宿泊して空いているうちに見られて良かったと思いました。
続けて興福寺で阿修羅像をはじめとした仏像を鑑賞した後、ちょうど咲いていた八重桜と共に興福寺を写すことができました。
「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」
を実際に目の当たりにして感無量です。そして「八重桜」といえば、マックスハート前半の名作、アカネさんの夢の城をひかりが懸命に守るエピソードでも、背景を印象的に彩っていたことを思い出しました。
たまたま休みが取れた日が、八重桜と重なった縁に感謝です。
大人になってから訪れた奈良には、京都同様色々な発見がありました。今回は春日大社がやや駆け足だったので、再びじっくり訪れてみたいものです。
そして次の目的地へと、11時頃に近鉄奈良駅を後にしました。
つづく?
平安京の「九条」から、平城京の「九条」へ向かってみました。
碁盤目状の町並みだった平安京も平城京も、どちらも三条や四条が町の中心で、九条となれば郊外にあたる場所です。予想しておりましたが、こちらの九条も質素な佇まいでした。
東口、西口ともに駅前はこのような感じです。
プリキュア的には、西口側に「みらい幼稚園」がありました。(写真はマズそうなので撮っていません)。他に目についたものとしては、東口側の時が止まったような、落ち着いた雰囲気が印象的です。
ただ共産党の看板が目についてしまい、別の意味での「九条」をプッシュされた気分です。
九条駅周辺には他に目につくものはありませんが、少し遠くに薬師寺の東塔が見えます。地図を見ると直線距離で1km程なので、ここから先は奈良・斑鳩観光に切り替えることにしました。
川沿いの道をのんびり歩く事10分強、趣のある橋を過ぎると、薬師寺南門に到着。
薬師寺、というよりも奈良に来た事自体も中学の修学旅行以来です。修学旅行で法話を聞き、面白かった記憶はあるものの、どんな内容だったのかは思い出せません。あれから25年。それなりに年を重ねて寺院建築や仏像を見ると、当時は気が付かなかった面白さがありました。
この時期は特別展として、日本刀の展示が行われておりました。館内は境内以上の大混雑で、ほとんどが若い方、それも女性が非常に多く驚かされました。なんでもゲームか漫画の影響らしいですが、きっかけは何であれ日本の伝統文化に関心を持っていただくのは良い事だと思います。
展示品は「村正」「虎徹」「和泉守兼定」「陸奥守吉行」など、FF等で見る名前だけでなく、近藤勇や土方歳三を連想する刀がずらりと並んでいます。実際に妖しい美しさが感じられる村正、兼定の無骨な中の機能美などを、人込みを縫って鑑賞しました。ところが一番最後に飾られている「正宗」にはなぜか人だかりが出来ていない不思議(笑)。ポスターには「正宗」と書いていなかったので、皆様スルーしてしまったのかもしれません。お蔭でじっくりと正宗を鑑賞できました。ベタな感想ですが、確かにカッコ良くて強そうな刀でした。
昼食では釜飯を堪能。
小鉢のゴーヤーチャンプルーが異彩を放っておりますが、歩き回って疲れた身体には苦味が心地良く、美味しゅうございました。
この後は薬師寺のすぐ北にある唐招提寺を拝観して鑑真に想いを馳せ、
路線バスに乗って法隆寺へと向かいました。
一部改修工事中ですが、世界最古の木造建築と言われる金堂と五重塔を観る事が出来ました。そして修学旅行生と外国人観光客の団体さんで賑わっていて、法隆寺の知名度の高さが伺えます。
ただ修学旅行の学生さん達がお寺に向かって柏手を打っていた事が残念です。神社じゃないんですから、こういうのは先生やガイドさんが注意した方がいいのではないでしょうか。せっかく外国人観光客が大勢いらっしゃる前なので、正しい参拝ルールを見につけておくことも必要だと思います。
それはさておき、法隆寺の門前町に軒を連ねるお土産屋では、やっぱり木刀が売っていました(笑)。今でもクラスに1人や2人は木刀を買う奴いるのだろうかと、懐かしい気分になりました。
この後はJR法隆寺駅からJR奈良駅へ。そして参拝時間ぎりぎりの春日大社へお参りしました。
大勢の観光客が帰り始めた後の、少し静かになった神社を、夕陽が美しく照らしています。
そして本日は奈良に宿泊。
京都や大阪には何度も泊まった事があっても、奈良に泊まるのは初めてです。噂には聞いておりましたが、本当に20時を過ぎると市内中心部でも真っ暗でした。
もっとも、この静けさが古都らしさを醸しだし、変に賑やかな町よりも奥ゆかしさを感じます。
翌朝は奈良に泊まっていることを活用し、朝6時前から奈良公園を散策。
そしてチェックアウト後、朝9時前に東大寺を訪れました。
「火の鳥 鳳凰編」を読むと複雑な気持ちになりますが、当時の人がこれをつくり上げた際の様々な想い、後の人々が大仏殿の修復に力を注いだ事について等、いろいろと考えさせられます。
そして東大寺を一回りした頃には、既に中国からの団体さんや修学旅行生、小学校の遠足などで大盛況で、奈良に宿泊して空いているうちに見られて良かったと思いました。
続けて興福寺で阿修羅像をはじめとした仏像を鑑賞した後、ちょうど咲いていた八重桜と共に興福寺を写すことができました。
「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」
を実際に目の当たりにして感無量です。そして「八重桜」といえば、マックスハート前半の名作、アカネさんの夢の城をひかりが懸命に守るエピソードでも、背景を印象的に彩っていたことを思い出しました。
たまたま休みが取れた日が、八重桜と重なった縁に感謝です。
大人になってから訪れた奈良には、京都同様色々な発見がありました。今回は春日大社がやや駆け足だったので、再びじっくり訪れてみたいものです。
そして次の目的地へと、11時頃に近鉄奈良駅を後にしました。
つづく?
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