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第25話『いざ光の園へポポ!私たちも!?』 [ふたりはプリキュア]

私が勝手に名づけた前半クライマックス4部作の3回目。
どちらかといえば今までのまとめと次回のクライマックスに向けての
舞台づくりといった印象を受けますが、
インパクト抜群の、物忘れが激しい長老、そしてクイーン初登場回でもある今回。
随所の小ネタを楽しみつつ、ちょっとした息抜きのようなエピソードです。
  
冒頭から凄まじい駄々をこね、光の園へ二人を連れて行こうとするポルン。
根負けするように了承するなぎさとほのかですが、どうやって虹に乗るのか。
メップルも知らない方法をポルンは知っており、一同を雪城家内に導いていきます。
光に満ちた邸内で、微動だにせず眠っているさなえさんが気になりますが、
心配ない、というポルンに促されるまま、光に包まれて虹を行く一同。
『ねえ、光の園ってどんな所だろう』
『もしかして私たち、ミップルメップルみたいな形にならないと生きていけないかも』
なぎさの質問に嬉々として答えるほのかですが、真に受けたなぎさは
『そんなの嫌だナギー!』
と、メップルのような体になぎさの髪がついた姿を想像し、パニクっていました。

なぎさの心配は杞憂に終わり、無事に普段の姿で光の園にたどり着いた一同。
一面の花畑が広がる美しい世界、ですが、深い谷が刻まれた一角が。
ドツクゾーンに食い荒らされた跡に心を痛める二人。
そこに、虹の架け橋を見て光の園の住人たちが集まってきます。
キノコ、ネギ、リンゴ、ウサギ?まるで一貫性のない外見の人たちですが、
中にはメップル、ミップル知り合いの者もおり、久々の再会を喜ぶメップルとミップル。

再びポルンに促されるまま、長老の待つ光の宮殿に向かいます。
宮殿内の空間。光に包まれた鍾乳石のような場所で、長老と会う一同。
まずは久々に会うメップルとミップルを労い、それを謙遜しようとしたメップルですが・・・
『特にメップル様のお世話が大変でした!好き嫌いが激しくて』
『夜遅くまで起きてるし』『遊んでばっか』『それに二人ともいちゃいちゃしすぎ』
オムプ以下お世話係りの苦情を言われ、焦るメップルでした。

そしてなぎさとほのかに目を向ける長老ですが、
『おお、君たちか、伝説の・・・伝説の・・・??伝説のなんじゃっけ?伝説の・・・』
最初から物忘れの凄まじさでインパクトを与える長老。
メップルとミップルが紹介したばかりの二人の名前も
『陽子さんとケイコさん』と誤って覚える始末。
とはいえ、二人の功績を評価し、ドツクゾーンの脅威についてすらすらと語るあたりは
長老たる所以かもしれません。
長老によれば、ドツクゾーンは周りにあるものを手当たり次第食い尽くして成長し、
食われた世界はあらゆるエネルギーを吸い取られてしまう、
光の園は闇と正反対の、光の力によって守られているので食い尽くされなかったそうです。
そして、その力の源がプリズムストーン。
その石を守り抜いたメップル、ミップルを褒めようとする長老。ですが、
『さすが選ばれし???選ばれし?なんじゃっけな?』
落とすところはきちんと落としてくれます。

ともあれ、長老と共にクイーンとの謁見に向かうなぎさとほのか。
美しい宮殿内、高い天井などに目を奪われ、そして行き着いた先の扉を開けると
一面の光に包まれる二人・・・

『伝説の戦士を連れて参りました。クイーン』
そういう長老、なぎさ、ほのかの前には誰もいません・・・が・・・
目の前にはあまりに大きすぎて気づかないほど巨大なクイーンが腰掛けていました。
クイーンからも労いの言葉をかけてもらうなぎさとほのか。
そしてメップルとミップルは光栄のあまり涙していました。
しかし、まだするべきことがありました。
プリズムストーンの力を得るために、光の丘へ向かうよう促されます。

闇の力に食い荒らされずに済んだという光の丘で、
なぎさ、ほのか、メップル、ミップル、ポルン、長老、そしてクイーンの
七人で石の力を呼び出す事になります。
が、その気配を察したジャアクキングもまた、動き出しました。
ともあれ、光の丘で石の番人を呼び出す一同。
番人の物腰からして、どうやらクイーン>長老>番人という序列のようです。
そして番人からも珍しく労いの言葉をうけるなぎさとほのか。
そしていよいよ、番人が石の力を引き出そうとした矢先、
突如地震が発生し、プリズムホーピッシュから転げ落ちるように散らばる石。

慌てて石を集めるも、さらなる脅威が迫っていました。
空には雷が鳴り響き、稲妻が落ちて空いた穴からは、
原型を失ったイルクーボが這い出てきました。
触覚の無いピッコロのような威厳のある姿は既に無く、
闇がボロボロになった衣をまとっているかのような姿。
石をイルクーボから守るべく、変身する二人。

『お前たちには借りがある。あの恨みを今返してくれる。
 怒り、憎しみ。全てが私の体に宿り、闇の力を増大させたのだ』
姿を失ってもなお尽きぬイルクーボの執念に、またしてもやりきれない思いをぶつけるブラック
『こんなところにまで・・・もういい加減にして!』
攻撃を仕掛けるも、今まで散々苦戦した相手。一筋縄ではいかなく
ブラック、ホワイトともにたちまちイルクーボに捕まえられてしまいます。
そして、七つの石を収めたプリズムホーピッシュと共に番人も捕らえられてしまい・・・

たどり着いた先はドツクゾーン。ジャアクキングの巨大な姿の前でした。
ジャアクキングとの決戦の予感を残して、今回は幕となります。

今回は要点だけ絞るとほとんどが労いの描写で、それほど内容が濃くはないのですが、
それを補う小ネタの数々が楽しめます。
・なぎさが想像した『ありえないナギー』
 これが妙に似合って可愛いです。ほのかVerも見てみたいものですが、
 語尾が難しいですね。『ホノ』ではイマイチですし。
・まるで一貫性のない光の園の住人たち
 いや、実にほのぼのとした人たちですし、それなりにファンシーですし愛らしくもありますが、
 植物、動物からメップルたちのような珍獣まで、バラエティに富んでいました。
・とにかく巨大なクイーン
 その大きさと、頬杖をつく座り方から、かの男塾三号生筆頭「大豪院邪鬼」を
 連想させるクイーン。物腰は柔らかく、気品に満ちているのですが、
 巨大なジャアクキングに対抗するために巨大な設定になったのでは?
 と思わせるようなサイズです。

ポルンが今後MHに至るまでの駄々っ子のイメージと異なり、
今回はなぎさ、ほのかを先導する存在として神秘的な存在感を示しているのが珍しいです。
・『長老って誰?何者?』『来ればわかるポポ』
・『光の丘?』『私たちも行くの?』『もちろんポポ』
 『もちろんって、私たち何すんの?』 『それは来ればわかるポポ』
もともと潜在能力に長けており、後半戦やMHで発揮されるのですが、
今回のこの振舞いは内に秘めた何かを感じさせました。

そして今回大いに存在感を示したのは長老でしょう。
特にこれといって活躍するわけでもないのですが、くどい程続く物忘れと
間違ったもの覚えの数々。
今回も「プリキュラ」は出なかったのですが、「伝説の戦士」「選ばれし勇者」を思い出せず
挙句になぎさとほのかを別の名前で覚え、以後MHでもずっと間違え続けていました。
今後は基本的に「よしこさんとけいこさん」のパターンが多いのですが、
なぎさを「陽子さん」と間違えて呼び続けるのは、
なぎさの声を担当している本名陽子さんと絡めたネタでしょうか。
どうせなら「ケイコさん」も「ゆかなさん」だったりしたら面白いのですが、
流石にやりすぎと思ったのかもしれません。

後半、一気に光から闇への舞台転換が進み、次回で前半が大詰めとなります。
短いようで、結構長く感じたふたりはプリキュア前半戦も、あと1回を残すのみとなりました。
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