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フレッシュ第19話『新たなカード!イースの新しい力!!』 [フレッシュプリキュア!]

先週、不吉なエンドカードで危惧したとおり、イース様がメインの今回は
フレッシュシリーズは今のところ肩の凝らない展開だったため、ずっしり重く感じました。
同世代の敵であるキリヤ、満・薫は心の痛みの描写に重きを置いたのに対し、
見るのが辛くなる、身体の痛みに耐えつつ戦うイース様
6月はフレッシュシリーズの前半の山場になりそうな展開になってきました。
  
トリニティがプロデビューするきっかけとなった、大規模なダンス大会。
その大会にエントリーを決め、チーム名を考えたり、
厳しいレッスンメニューを受けようと覚悟するラブ、美希、ブッキー。

一方、イース様は、違った意味の覚悟を持ってメビウスとの謁見に望んでいました。
『人間達の不幸の声。不幸を嘆く事しかできない。弱き者達よ、いつまでも嘆いているがいい。
 私は嘆いたりしない。そんな暇があったら、メビウス様のお役に立ってみせる。
 そのためなら、どんな事でも・・・
不幸のゲージが伸びない事の理由を、メビウスもイース様同様
プリキュアが原因と考えており、新たなカードを用意していました。
ナケワメーケよりも強力なナキサケーベを生み出すことのできる、4パーツ一組のカード。
たった一枚しかないカードをイース様に授けようと言うメビウスと、
その光栄に礼を言うイース様
『ただし・・・』重々しくメビウスが口を開き・・・

ラブたちのチーム名は、全員四つ葉町出身なので「クローバー」と決まりました。
ミユキさんの他、久々登場のレイカとナナも監督する厳しいレッスンが始まりますが、
今までよりハードな内容にやっとやっとの三人。
動きが合わない三人に見本を見せるトリニティは、互いを見なくても動きがぴったりです。
目で見るのではなく、互いの気配や空気の動きを感じて会わせる。
そのためにはひたすら練習が必要です。
『一人の上手いダンサーが踊るよりも、息の合った数人のダンサーが踊るほうがパワフルよ。
 チームワークを大事にね』
ミユキさんの語るようなダンスにしようと、懸命に練習に励む三人でした。

よっぽど練習がキツいのか、目覚ましが鳴っても起きる気配のないラブ。
シフォンがラブを「浮かせて落とす」ことでようやく目を覚ますほど、熟睡していました。
同様に、「完璧」なはずの美希も授業中うたた寝をし、
真面目なブッキーも家に宿題を忘れるなど、いっぱいいっぱいのようです。

放課後からダンスレッスンまでのわずかな間、息抜きに訪れたはずのカオルちゃんの店でも、
ぐったりとしている三人。
あまりに疲れきった様子を見かねてか、カオルちゃんも休んだほうが良いのではと提案しますが、
『大丈夫だよ。好きでやってることだから楽しいし、頑張れるもん』
と、振り切るようなラブ。しかし、ドーナツ食べる間もなくレッスンの時間が・・・
そんな三人を心配そうに見送るタルトとシフォンも、きちんと休む事の重要性を考えていました。

そのダンスレッスンを行う公園に現れたせつな。
何かを決心したかのような思いつめた表情で、鳩を蹴散らしつつ一人黙々と歩き、
『(メビウス様。待っていて下さい)』とラブたちのもとに向かっていました。
ダンスレッスンに励むラブたちを見下ろしつつ、メビウスとのやり取りを思い返すせつな。
『このカードを使えば、ナケワメーケよりも強力なパワーを持った者を生み出せる。ただし・・・』
そんなやり取りを振り切るように、ラブ達の喜びの声が聞こえてきます。
『やったー!出来た出来た、出来たよー♪』『私達、完璧!』
『馬鹿らしい、たかがダンスが出来るようになったくらいで』
そう見くだしクローバーのペンダントを手に取るせつな。4枚とも輝いてるクローバー。ですが、
『これはリンクルンを奪うための物。もう必要ないな』
ペンダント捨てようとした矢先、背後からラブの呼ぶ声が聞こえ、
捨てるのを踏みとどまり、嬉々としたように?振り向くせつな。

ダンス大会の事をラブから聞き
『大変そうね。あまり無理しないほうがいいんじゃない?』
建前か、はたまた本心からか、カオルちゃんやタルト同様心配するせつな。
ですが『平気だよ。ダンスって本当楽しいもん』と返すラブに対し、
『(こいつプリキュアだという自覚がないのか?ダンスなどしている場合じゃないだろう。
 それとも余裕か?我らラビリンスなど敵ではないという事か)』
などと憶測をめぐらしていましたが、ふと後ろポケットのカードに目を留める美希に気づき、
カードをポケットの奥にしまい込みます。その態度に疑問を感じはじめた美希。
それでもラブは、せつなの雰囲気にいつもと違うが何かを感じたのか、
悩み事を抱えているのではないか、いつも一人で寂しいのでは?と案じていました。
そして夕暮れ。家路につく三人を一人見送ったせつなですが・・・
『寂しい・・・ですって?馬鹿にするな!』とスイッチオーバー。
『我が名はイース。ラビリンス総統、メビウス様がしもべ!』
実に第2話以来の名乗りをあげるイース様
改めて「メビウス様がしもべ」を自分に言い聞かせる意味もあったのかもしれません。
もっとも、第1話同様、誰もいないところで、視聴者に向けて名乗ってくださったのですが(笑)

一方帰路についた、元気が無い気がしたせつなを心配しているラブと、
その気持ちを汲み取るブッキーでしたが、美希はある疑問を抱いていました。
『せつなって、どこに住んでるのかな?
 私達と同じ年くらいだし、この辺に住んでたら私達の学校のどれかに通ってると思うんだけど』
『そういえば、聞いたことなかったね。今度会ったときに聞いて・・・』
そこに電線をスパークさせ、唐突に現れるナケワメーケ。
『スパーキンッグ!』『バッチバッチ』
相変わらず台詞のノリのいいナケワメーケに変身して立ち向かう三人。
『ナケワメーケではやはり力不足か・・・』
劣勢になるナケワメーケを予想したかのように、受け取ったカードを広げて見るイース様

『このカードは、強大なパワーを生み出す』
カードを受け取ったときのメビウスとのやり取りを思い返すイース様
『ただし、代償が必要となる』『代償?』
『カードを使う者は激痛を受けるのだ。痛みに耐えられず、最悪命を縮める可能性もある』
息をのむイース様に躊躇したかのように
『いや、やはりよそう。お前をそのような目に遭わせる訳には・・・』
とカードを回収しようとするメビウスでしたが、
『私は耐えられます、どんな痛みにも。メビウス様のために、必ずプリキュアを倒して見せます』
そしてひざまずき、懇願するかのように手を広げるイース様
『この命に代えてもッ!』
意を決してイース様がカードを構えると三角形の一番上の目が開き、
同時にイース様に痛みが襲って来ました。
痛みに耐えてカードを投げ、ナケワメーケがカードを吸収すると、
今までのノリノリだったナケワメーケの声がうって変わって、苦しそうな呻き声に・・・
イース様の右手にはカードの目玉模様が張り付き、
そこから伸びるツタが右手を蝕み始めます。
苦痛に耐えるイース様。そして呻く新たな力、ナキサケーベ。
『立て。新しいカードの力を見せ付けるのだ!』

『ウォオオオオオ~ォ』苦しそうな声と共に、強力な稲妻を放つナキサケーベ。
ベリーの攻撃をかわして背後に回るなど素早い動きも見せ、
『素晴らしい。スピードとパワーを兼ね揃えている』
と、苦痛に顔を歪めつつも満足そうなイース様
そしてピーチを縛り、電撃攻撃をするナキサケーベ。
ベリーとパインが助け出そうにも手が出ませんでしたが、
イース様が右腕の激痛にたじろぐと
同調するかのようにナキサケーベの力も弱まり、抜け出すピーチ。

『この程度の痛みなどッ!さっさと、プリキュアを倒せッ!』
イース様の気迫が伝わるかのように放電攻撃をはじめるナキサケーベ。
打つ手が見当たらないベリーとパインでしたが、
プリキュア5でのかれんの「卵焼きとタコさんウィンナー」を彷彿とさせるピーチの提案
『ダンスで行こう』に活路を見出し、
『一人よりも二人』『二人よりも三人』『一人では出来ない事でも』『三人ならできる!』
『大切なのは呼吸!』『そして、チームワーク!』
ベリーとパインが動きを封じ、ピーチの一撃で体勢を崩し、
そしてトリプルプリキュアキックで倒れるナキサケーベ。
ナキサケーベが劣勢になると、イース様の右手を侵すツタがさらに伸びて行き・・・

三人そろってのキュアスティックの攻撃を前にしても、
イース様の覚悟は変わりませんでした。
『私は耐えられる・・・どんな痛みにもッ!行けッ!』
三人で繰り出したスティックからの攻撃を受け止めるナキサケーベ。
スティックを片手に力をこめるプリキュアと対照的に、
『今こそメビウス様のためにッ!』
胸元まで絡み付いてきたツタに悶えつつも、痛みに耐えるイース様
『この命に代えてもッ!』

一度は持ちこたえたかのように見えたナキサケーベでしたが、
イース様が遂に耐え切れず膝をつくと、押し返されるナキサケーベ。
そしてナキサケーベの力が弱まったと感じ、一気に押し切るプリキュア達。
ナキサケーベが敗れ去ると、残り3パーツのカードが戻って来ました。
カードを受け取り、よろめきつつ引き上げるイース様

シフォンが大泣きしたことで気がかりになり、ラブたちのもとに駆けつけたタルトに
『ちょっと手強い相手だけど、平気だよ。チームワークでやっつけたから』
と、空元気のようにも見えるラブ。
『ホンマに?皆さんかなり疲れてるように見えまっせ』
『これくらいで、へこたれてる場合じゃないわよ』
『そうそう、明日からまたがんばらなきゃね』
不安そうな顔のシフォンをよそに、笑顔の三人。
日没。遠雷。そして雨。

『このカードの力ならば、プリキュアを確実に倒せる。メビウス様、もう少しだけお待ち下さい。
 必ず、メビウス様のお望みどおりに』
降りしきる雨の中、池のほとりに佇むイース様の独白で幕となりました。

フレッシュシリーズが始まってからと言うもの、ウエスターさんをはじめ
敵方の応援をしたくなるような展開はありました。
それでもプリキュア側に声援を送りたくなるような話の進め方だったのですが、
今回はこれでもかというくらいイース様がメインの回でした。
しかも、イース様ファンの私にとって、手放しで喜べないストーリー展開。
作画の良さもあり、痛みに耐えるイース様の表情が
美しくも、見る側にも痛みを与えるかのようでした。

イース様にカードを与える際、躊躇するメビウス。
この構図はプリキュア5での、アラクネアさんとカワリーノのシチュエーションを思わせます。
この時は内心黒い紙の力を恐れ、躊躇するアラクネアさんの心理を利用し
カワリーノが巧みに黒い紙を渡していましたが、メビウスはどうでしょう。
もっともイース様の性格を考えれば、受け取るであろう事も予測はつくと思いますが、
メビウスの表情が明らかになっていない事もあり、その口調からは
カワリーノのような計算高さは感じさせず、むしろ
本心からイース様を案じているかのように感じました。

そして今までラブの態度、発言に疑問を感じたことはあまり無かったのですが、
今回はやや違和感を感じました。
本当にダンスが好きで、ハードなレッスンをこなしているのか。
美希やブッキーはどうなのか。心配する周囲をよそに、そこまで出来るのか。
特にブッキーは冒頭のエントリーの段階で一瞬不安そうな態度を見せるので、
本当は趣味の延長のような形でダンスをしていくつもりだったのではないでしょうか。
「プロ」に憧れるラブに、美希はともかくブッキーは振り回されている観があります。
もっともエピソード中は冒頭と宿題忘れ以外ではそんなそぶりを見せないブッキー。
もしかしたら第3話でクローズアップされた「引っ込み思案」が
「私はそこまでしたくない」というのを言い出せないのではないでしょうか。

次回予告でも、過労気味に見えるブッキー。
そして顔が明らかになった4人目。大方の予想どおり、ほぼイース様で確定のようですが、
どのように4人目に持ってくるのか。今後の展開が重そうで、心配です。
カードの4パーツを使いきると、イースとしての命を失い
アカルン登場→生まれ変わったせつな→パッション登場!という風だと、かなり凹むのですが・・・
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