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フレッシュ第20話『ダンスとプリキュア・・・どちらを選ぶ!?』 [フレッシュプリキュア!]

いきなり私事で失礼します。
先週、急遽人事異動になりまして、週の途中から職場が銀座になりました。
新宿の送別会&送別会&異動のゴタゴタ&移動先の歓迎会などなど
連日終電または終電逃してサウナで仮眠→始発で帰宅→朝出勤
といった、主に飲みが原因でもありますが、疲れるスケジュールでした。

今回のテーマはまさに「過労」。過去に合宿中に倒れたなぎさ、
徹夜でアクセサリー作りに励んだりんちゃんといった話がありましたが、
ここまで疲れきったヒロインはプリキュアのみならず、珍しいのではないでしょうか。
しかも「戦い」が原因ではなく、余技の「ダンス」が原因。
前述のなぎさもりんちゃんも、過労が原因でラクロスやアクセサリー作りを
続けようか迷うことも、プリキュアを続ける事を迷う事もありませんでしたが、
果たしてフレッシュの三人はこれからどうなるのでしょうか?
 
前回に引き続き、大会に向けてのダンス特訓に励む三人。
大会まであと一週間ということもあり、指導するミユキさんも熱が入ります。
最後のフィニッシュを決めても、すぐに形が崩れたりと集中力、体力ともに限界の様子。
それでも笑顔で『大丈夫です』と答えるも、体は正直なもの、
三人ともお腹が鳴り、カオルちゃんの店で少し休憩することになりました。

注意されてばかり、とこぼす美希、ブッキーですが、一番熱心な筈のラブは上の空。
先週のナキサケーベとの戦いを考え、脳裏に不安がよぎっていても
『これから毎回あんな奴を相手に、私たちやっていけるのかな』と心配する美希に
『大丈夫!私たち三人で力を合わせれば、出来ない事は無いって』
と逆に励まします。そして休憩が終わり、再びダンスレッスンへ。
あまりの疲れに食欲が沸かないのか、三人ともドーナツに殆ど手をつけていませんでした。

不安を抱え、かつ疲れが残っているのはイース様も同様でした。
ナキサケーベの力の代償を思い出し、それでも
『メビウス様のお役に立てるなら、命など』と決意を固めるイース様に、
冷やかすかのように声をかけるサウラーと、協力して戦おうと持ちかけるウエスターさん。
サウラーの冷やかしをあしらい、ウエスターさんの好意もチームを組んだ覚えはない
と跳ねつけ、再び一人で出撃するイース様

こちらは出撃ならぬ登校ですが、母あゆみさんの心配をよそに、
寝坊続きで朝食に手をつけずに家を出るラブ。
確かに過度の疲労は食欲を減退させますが、このままでは
あゆみさん、タルトが心配するように、体調が気がかりになります。
案の定体育の授業中、先生や第一話以来の登場になる由美の心配を振り切って
坂上二郎さんのように『跳びます跳びます』と空元気で跳び箱に向かうも、
目がかすんで顔面から跳び箱に突っ込んでしまいます。

休み時間、落ちた体力を確認するかのように、鉄棒に向かうラブですが、
ジャンプしても届きません。
現れた大輔もからかうというよりは様子がおかしいラブを心配していましたが、
逆にラブにストーカー扱い(笑)され、
『と、とにかく無理すんなよ』と、相変わらず甘酸っぱく退散していきました。

不調なのはラブだけではありません。
写真撮影中の美希もキャメラマン(笑)から
笑顔に魅力が無い、目に力が無い、心から笑顔になっていない、と駄目だしを受け、
引き上げる途中に用具につまづき
『全然・・・完璧じゃない・・・』と漏らしていました。

そして学校のウサギたちの世話をしていたブッキーも、
『待ってて、今お水をあげる・・・か・・・ら・・・』と倒れこみ、
ウサギたちが逆に心配しているようにも見えました。

疲れ気味のラブに相変わらずの空気の読みっぷりで声をかけるカオルちゃん。
意味の違う「出世払い」で場を和ませつつも、明日元気の出る
スペシャルドーナツを作ってあげる、と約束します。
それにしても折角プリキュアがCMに出ているのだから、
オロナミンC飲めば?と思ったのは私だけでしょうか(笑)

続いてラブの前に現れたのは、イース様ことせつなでした。
『なんだか無理をしてるみたい。何かあったの?』
そうラブに問いかけるせつなに、思わずラブも
『あ、あのねせつな!』と、何かを言いかけますが、踏みとどまります。
ラブは思わず、せつなに弱音を吐きそうになっていたことに戸惑っていました。

翌朝、レッスンに向かおうとする際、部屋で倒れそうになるラブに、
タルトとシフォンも無理するのをやめるよう忠告しますが、
その忠告を振り切って出て行こうとするラブに、とうとうタルトの堪忍袋の尾が切れました。
『ええ加減にせんかい!あんさんが無理矢理作ったその笑顔が、
 シフォンを悲しませてるんが解らへんのか。ええか?その耳かっぽじってよう聞きや。
 あんさん達が倒れるっちゅうことは、プリキュアが倒れるっちゅうことや。
 それが何を意味するか解ってへんのか!もちっと、自覚持ちいや!』
と、ラブ本人に対して言えず、壁のラブの絵にしか言えないタルトでした。

ダンスレッスンに向かう途中の工事現場、ラブの前に朝早くからせつなが現れました。
昨日ラブと別れてから、ラブが気がかりで占ってみた、というせつなは、
『二兎追うもの一兎をも得ず』と出たと告げます。
プリキュアも、ダンスも、どちらも続けるのは無理。
そう注意していたタルトの言葉も思い出すラブに対し、
『どちらと真剣に向き合うか、決めなければならない時がある。
 そのために、たとえどちらかを捨てる事になったとしても。
 そして、あなたにはもう迷っている時間はないわ』
と諭すように語るせつな。ですが、ラブはせつなのおかげで迷いが吹っ切れたとのこと。
ダンスもプリキュアも、両方大切で、どちらか選ぶなど出来ない、と。

『何言ってるの?私の話、ちゃんと聞いてた?』
堂々巡りのようなラブに業を煮やしたせつなは思わず声を荒げますが、
『両方手に入れようと欲張ると、両方とも手に入らないって言ったよね。
 でも私、もっと欲張る。二兎を追って両方ともゲットするよ』
『わからないの?それがあなたにとって、とても辛い結果を招くかもしれないのよ!
 ラブがダンスをしたいというなら、ダンスに真剣になればいいじゃ・・・』
『ありがとう、せつな。心配してくれて』
『心・・・配?』
『私は大丈夫。結果を怖がって逃げるより、結果を信じて頑張るから。
 でなきゃ本当の幸せ、ゲットできないもん。じゃ、ミユキさんが待ってるから、またね』

去っていくラブを見送り、妙な感情が込み上げてくるせつな。
しかしラブを「心配」したという事実を振り切るかのように、スイッチオーバー。
そして前回に続けて4回目となる名乗りも上げますが、以前より声に力が込められており
まるで「メビウス様がしもべ」を、あえて意識しているかのように見えます。
そしてカードの力で重機をナキサケーベに変えるイース様
『私の忠告を聞かなかったことを後悔させてやるッ!』
右手を蝕む痛みに耐えつつ、戦う事を決意していました。

美希、ブッキーと合流したラブですが、ナキサケーベの悲痛な呻き声を耳にして
先ほどせつながいた工事現場から聞こえる、と急行する三人。
工事現場にいたのはナキサケーベとイース様
『せつなはどこ?』目の前のイース様に問いかけるラブに
『せつな?そんな奴ここにはいない!』と、苛立ったように返答するイース様
その意味を「ここにはいない」と解釈して、せつなの身が安全だと安心するラブ。
そして、三人でプリキュアに変身します。

が、ダンスレッスンと前回のナキサケーベ戦の疲労が残っており
力が入らずに攻撃をまともに受けてしまうなど、プリキュアの動きは精彩を欠いていました。
ダウンしたプリキュアに対し、プリキュアを休ませるな、と
攻撃を畳み掛けるよう命じるイース様
ナキサケーベの力が増すと、イース様のダメージも増す事は承知の上での命令でしょう。
苦戦を強いられるプリキュアも、キュアスティックからの必殺技を放ちますが、
相手に届く前に途中で消えてしまいます。

あまりの事に戸惑うプリキュア達。それでも届かないのならば近くから撃てば、と
肉を切らせて骨を断つような発想で、ナキサケーベの懐に向かう三人。
ピーチ、パイン、ベリーの順にナキサケーベに捕まりますが、
その手の中で放たれるキュアスティックからの三人技の前に敗れ去るナキサケーベ。
残り2ピースになったカードを受け取りつつ、右手が痛むのか、心が痛むのか、
まるで泣くように引き上げるイース様

ナキサケーベは撃退したものの、立つ気力もないラブ、美希、ブッキーの三人。
そして傷つきつつも館に戻ってきたイース様
相変わらず冷やかすようなサウラーと、「後は任せろ」というウエスターさんですが、
『余計な事をするな。プリキュアを倒すのは、この私だ。
 メビウス様。もっと・・・もっと私に力を』
イース様も何か決意じみたものを固めていました。

立つのもやっとの三人。それでも、ダンスレッスンに向かおうとしますが・・・
約束どおり、三人の名前入りの特製ドーナツを準備して待っているカオルちゃん。
そして到着が遅い三人を案ずるミユキさん。
一瞬、ミユキさんの耳にラブの声が聞こえたような気がしましたが・・・
道端で倒れている三人。救急車のサイレンの音。そして、暗転。

「過労」がこれでもかと描かれるヒーロー、ヒロインものは珍しく、
私の知る限りでは「ウルトラセブン」の最終回くらいしか思い当たりません。
途中で消えるエメリウム光線、体育館で思い通りに体が動かない事に悩むダン、
戦い終わって変身を解くと同時に倒れるダン、など
今回のエピソードに共通するようなシチュエーションが、
同じような事態の深刻さをアピールしているかのように思えます。

そしてイース様ですが、前回ほど痛みに耐えて戦う描写が少ない代わりに、
せつなとしての忠告に興味深いものを感じました。
『ラブがダンスをしたいというなら、ダンスに真剣になればいいじゃ・・・』
ここでラブに発言を遮られてしまいますが、ラブがプリキュアをやめてダンスに専念すれば
プリキュア=ラブと戦わなくて済む、というイース様=せつなの本音が聞こえた気がします。
そして、それを認めたくないがためにサウラーやウエスターさんに対して
ムキになって自らケリをつけることにこだわるイース様
これから数回の展開から目が離せません。
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