SSブログ

フレッシュ第36話『新たな敵!その名はノーザ!!』 [フレッシュプリキュア!]

姿を現すと同時に、その強大な力を存分に発揮し
あのサウラーまでもが前座になってしまうという強さを見せるノーザ。
インフィニティ化したシフォンに幸せになってもらおうとするラブの想いを
どんぐり拾いというきっかけを通じてシフォンに伝える
季節感を取り入れつつも新たな脅威の到来を見せ付ける一編でした。
  
洋館でインフィニティについて協議しているウエスターさんとサウラー。
『必ず手に入れてみせる。メビウス様のために!』
久々に二枚目のウエスターさんが見られたのもつかの間、
二人の前に現れたクラインより、メビウスから贈り物があるとの一言で
『贈り物ー♥』目を輝かせて一気に可愛くなるウエスターさん、相変わらずで結構です。
クラインが持ってきたのはインフィニティが現れると反応するという、インフィニティレーダー。
そんな物があるなら最初から渡しておけ、と思いますが・・・
『それともう一つ、素敵な贈り物があるんですよ』
『本当かぁ♥』またまた可愛くなったウエスターさんは放っておいて、
なにが届くのかクラインに問うサウラー。ですが、それは後のお楽しみと教えてもらえません。
その頃、枯葉を撒き散らし突風と共に人間形態のノーザが現れました。
彼女の踏んだところから草が枯れていく。
奇しくもウエスターさん役の松本保典さんが演じたジュナの初登場シーンを思わせます。

シフォンのいたずらで手を焼くラブたちですが、とりあえず元に戻った事を喜んでいました。
シフォンにおやつをあげようとした時、ふとしたきっかけで立ち、ヨチヨチ歩きを始めるシフォン。
すぐに尻餅をついてしまいますが、元に戻っただけでなく成長した事も感じられます。

シフォンと一緒に公園にお散歩に行こうというラブの提案に顔を曇らせる三人。
シフォンがインフィニティであることはラビリンス側にも知られており、
むやみに連れ出すと狙われえしまうという懸念からでしたが、
私達がシフォンのそばにいれば大丈夫だと皆を後押しするラブ。
シフォンには楽しい事を沢山教えてあげたいと言う思いと、
「風が強い日の公園には宝物が落ちている」その宝物を拾いに行きたいようです。

向かった公園で見つけた宝物とは、どんぐりでした。
この公園は美希やブッキーも思い当たる節があり、3人が幼少の頃
共にどんぐり王国と称してどんぐりを集めた公園でした。
シフォンもさることながら、付き添いのタルトの方がどんぐり集めに夢中になっています。
せつなも足元のどんぐりを拾い、本当に宝物みたいだと称しました。
『私ね、思うんだ。シフォンにはこれから先、
 もっともっといっぱい楽しい事が待ってるんだって』
そんな」平和な光景、微笑ましいタルトとシフォンを見てラブはそう語ります。

そして、みんなでどんぐり拾いの楽しい時間が流れました。
まつぼっくりも、枝つきどんぐりも拾い、合間にはシフォンの歩く練習。
シフォンが捕まえたミミズに怯える美希(先日のタコさんなど、美希はこういうのが苦手そうです)
そんな中、シフォンは頭上から落ちてくるどんぐりに目を留め、
視線を上に向けると枝になっているどんぐりを見つけました。
嬉々としてそのどんぐりを取りに行こうとするシフォンですが、ラブに止められます。
木になっているものはまだ赤ちゃんどんぐりだから、取ってはいけないと。
シフォンもまだ寝ている時に無理矢理起こされたら嫌だろうと、巧みに比喩を交えて
シフォンを諭すラブ。案外保育士など天職かもしれません。

ふと突風が吹きつけ、怪しい気配が近づいてきます。
不穏な空気が流れる中、その気配に気づかないのか
楽しげにどんぐり集めに興じてるラブたち。そのギャップが怖いです。
どんぐりを踏み潰すような音を耳にしたラブが振り返りましたが、
そこには誰もいませんでした。奇妙な空気を振り払うように
一番大きなどんぐり選びをしよう!と提案したラブの前で、
シフォンが嬉しそうに立ちあがった途端、シフォンの内から突き上げてくるような鼓動。
そしてインフィニティとしての本性を現し
「我が名はインフィニティ・・・無限のメモリーなり・・・」
再び抑揚の無い声で繰り返し始めるシフォン。

インフィニティが表に出た事でクラインからもらったレーダーが正しく反応し、
インフィニティを回収しに向かうサウラーとウエスターさん。
ラブたちは先週と同じ轍を踏まぬよう、とにかくクローバーボックスを大急ぎで取り出し
子守唄を奏でて元に戻そうとするタルト、そしてラブの想いも通じ、
今回はすぐにシフォンに戻りました。
『やっぱりシフォンはインフィニティなのね?』
顔を曇らせるラブを励ましたのは、かつて同様にラブの一途さに救われたせつなでした。
『シフォンはシフォン。そう言ったのはラブ。あなたでしょ?』
その一言でシフォンはシフォンだと自信を持ったラブの前に
ウエスターさんとサウラーが登場。
早速インフィニティを渡すよう迫ります。

先週以来、二人がかりで襲ってくるようになったウエスターさんとサウラーは
共にどんぐりをナケワメーケ化します。
変身する4人と、シフォンをおんぶして木陰に隠れるタルト。
シフォンを守りたい一念からか、今回は最初からプリキュアのペースで戦いが進みます。
香港映画さながらの構えを決めてダブルプリキュアパンチを繰り出すピーチとパッション。
その攻撃を受けて倒れてきたナケワメーケから逃げ回るサウラーとウエスターさん。
とうとうサウラーまで三枚目キャラになってしまった瞬間でした。
もう一体いるナケワメーケはダブルプリキュアキックでウエスターさんの方へ蹴り飛ばす
ベリーとパイン。このキックも往年の香港映画のように異なったアングルから3回も映され
少し変わった演出ながらインパクトがありました。
ベリーとパインが蹴り飛ばしたナケワメーケはウエスターさんの頭上に迫り、
逃げ回るウエスターさん。ところが落下点に女性がいる事に気づき
女性を救うべく飛び出していくピーチ、ベリー、パインの3人。
ですがパッションだけは、その女性から得体の知れないものを感じて、
直後、皆を引き止めました。

女性の目が赤く輝くと、どんぐりから伸びる芽がどんぐり自身に絡みつき
そのまま勢いを失って落下するナケワメーケ。
巻き起こる土ぼこりの中から徐々に女性の姿が現れてきます。
『全く情けない。この程度の奴らにてこずるとは・・・』
『何だと貴様!何者だ!』激昂するウエスターさんに対し、
『おまけに勘まで鈍いのか?』とあんまりな追い打ちをかける女性。
その雰囲気に言いようの無い恐れを感じているパッションが懸念した通り
イース様、ウエスターさん、サウラーいずれとも異なる独特のポーズでスイッチオーバー。

『まさか・・・』驚くサウラーと、絶句するウエスターさんの前に現れたのは、
『プリキュアよ、覚えておきなさい。我が名はノーザ。お前達に嘆きと悲しみを植え付ける者』
そして丸薬のような物を取り出し、『ソレワターセ、姿を現せ』
丸薬は人のような形、マンドラゴラのような植物の姿になって地面に刺さり、
不気味に膨れていき怪物化していきます。
さらにウエスターさんとサウラーのナケワメーケも取り込み
サウラーもウエスターさんも驚きを隠せません。
ソレワターセの体にはイース様のクーポン券のような目が現れて、
『さあ、このノーザの恐怖にひれ伏すがいい!』
目にも留まらぬ蔦攻撃、そして種飛ばしに次々倒されるプリキュア達。
ただただノーザの強さに驚くばかりのサウラーとウエスターさん。

『ノーザはラビリンスの最高幹部。その力は計り知れないわ』
元イース様だったパッションがそう説明する中、
不敵に笑い『さあ、インフィニティをよこせ!』と迫るノーザとソレワターセ。
4人は必殺技で応戦しますが、まるで効果がありません。
それでも不安そうなシフォンをピーチは戦いながら励まします。
『もっともっと一杯楽しい事して、一杯笑おうね』

『下らない、そのまま消えてなくなれ』
風が巻き起こり、一切の音が消える演出の中、先ほどの赤ちゃんどんぐりをつけた枝が
無情にも折れてしまいます。
先ほどのラブの言葉を思い出しながら、落ちていく赤ちゃんどんぐりを見つめるシフォン。
無残にも地に落ちたドングリを見て、久々にシフォンの力が放たれました。
イース様がパッションに転生した時以来でしょうか?)
シフォンの力にクローバーボックスが反応し、4人の技を増幅。
そして撃破されるソレワターセ。
どちらかというとユーモラスな面が多かったナケワメーケと異なり、
マンドラゴラのような姿が破裂しながら消える様は中々エグいものでした。

『簡単には手に入らないという事ね。面白いわぁ』
ノーザは亜空間に姿を消し、続いて無言で引き上げようとするサウラーを追うウエスターさん。
プリキュア達も、シフォンとクローバーボックスが巻き起こした力を不思議に思ったのか、
陽が西に傾く中、しばしシフォンをみつめていました。

不幸タンクの蛇口から不幸の液体をじょうろに入れている
ノーザの元を訪ねるサウラーとウエスターさん。
敬語を強要されて面白く無さそうなウエスターさんと、
さっさとインフィニティを手に入れさせてあげるというノーザを
苦々しく見送るサウラーでした。
ノーザは先ほどのじょうろでソレワターセの元を栽培していました。
『人の不幸は密の味。嘆いて育って、悲しく育って』
じょうろの中身を注ぐと気色悪い吸い方で不幸の液体を吸い始める植物。
そして新たなマンドラゴラのような植物が目を出しました。

ラブの部屋で眠るシフォンを見つめる4人は、ノーザの強さに衝撃が隠せないようです。
それでも先ほどの赤ちゃんどんぐりと共に眠るシフォン。
そしてシフォンの手からこぼれ落ちたドングリをラブは大切そうに抱き
『でも、シフォンは私達が守る』
そう決意して、幕となりました。

イルクーボバルデス、キントレスキー、ハデーニャ&ブラッディ、ムカーディアと
遅れて登場する敵キャラのご他聞に漏れず、圧倒的な強さを見せ付けたノーザ。
その登場までのシーンはかなり引っ張り、特にどんぐり集めに興じる一同に迫りつつも
一度姿を消すシーンは恐ろしさを増幅させる秀逸な演出だと思います。
ソレワターセというネーミングセンスは微妙ですが、
今後人間体での名前があるのか、洋館で共に暮らすのか、
それともサウラーとウエスターさんを使役する立場になるのか、
先の展開が気になります。

ウエスターさんは既に5話から三枚目キャラが定着していましたが、
ここに来てサウラーがやや三枚目風の描かれ方をされつつも
ノーザを苦々しそうに思っているという点が興味深いです。
役回りがノーザの前座のようになってしまうこともそうですが、
今まで自分達が苦労して担当してきた不幸集めやインフィニティ探しを
最高幹部の手柄にされてしまうことに対する苦々しさでしょうか。
ひょっとしたらこれから先、彼ら3人の人間関係に興味深い描写があるかもしれません。

予告を見る限り、どうやらシフォンは毎回インフィニティ化するように見えます。
幼児達にトラウマを植えつつ、クローバーボックスを鳴らせば元に戻る、という
おもちゃの販促上の演出でなければいいのですが(笑)
今回本編終了直後に流れたCMでフラフラと飛んでいくシフォン人形が
それを暗示しているようで、笑うに笑えないブラックジョークになりそうです。

そんな中、シフォンを思うラブの素直な心は清々しさを感じます。
元々イース様だった頃のせつなが本音を言わせようとした時も、
ボロボロになったせつなを救護室で看護した時
常に相手を素直に思う気持ちを持って接する事ができるのがラブの魅力です。
それが遺憾なくシフォンに対しても発揮されており、
恐ろしさが際立ちがちなストーリーを上手く和らげていました。

最後にすみません。せつなの「黒タイツ仕様の私服」が完全に私のツボでした。
パッションの黒タイツにはこれと言って特別に感じないのですが、
黒タイツは脚線を美しく見せると思っている私、撃沈されました。
特に足元のどんぐりを拾うシーンのせつな、美脚でした。
プリキュア5シリーズでは全く観られなかったものなので、
SSのサンタ服着用時の咲、満、薫以来で(この時舞だけはベージュのストッキング)
最近は美希の黒タイツ着用制服姿がご無沙汰のため、少し邪な目で見てしまいました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。