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マックスハート第2話『新入生は摩訶不思議!?はっきりいって謎だらけ!』 [ふたりはプリキュアMax Heart]

サブタイトルどおり摩訶不思議、というより電波を受信しているかのような
言動や行動が目立つものの、徐々にひかりの素性が明らかになる今回。
ひかりにとって「二人」との出会いも大切ですが、
もっと大きな意味を持つかもしれないアカネさんとの出会いも訪れます。
そして光だけでなく、闇との出会いも。
今回初登場のサーキュラスをはじめ、随時「あのお方」こと洋館の少年を守るべく
登場する4人衆。前作の三人組と違った個性を持つ彼らの素性を含め
まだまだ謎が多いままのマックスハート第2回目です。
  
『ここに私はいる。私のいるここはどこ?そして私は誰なの?』
桜が咲き乱れる中、ここはどこ?私は誰状態で姿を現す件の少女に
ここは虹の園で、あなたはひかりだと「声」が語りかけます。
そして二人との出会いが待っているという事も。
ひかりは目の前を舞う花びらが飛んでいく方向を見つめると、
そこには前作のEDを鼻歌で歌いながら開店準備中のアカネさんの姿が。
アカネさんはひかりに気づき、開店準備中であることを弁明しますが・・・
『すみませーん、今改装中で開店はあし・・・た・・・』
全てを見透かすようなひかりの目。そして、見つめあう二人。

大量のお菓子と飲み物を持って部屋に向かうなぎさに声をかける理恵ママ。
ほのかしか来客がいないはずなのに多すぎるのではないかと疑問を抱きますが、
誤魔化しつつ自室へ戻るなぎさ。
部屋にはほのかの他、メップル、ミップル、ポルン、長老、番人、シークンが待っており
せんべいの取り合いでもめる長老たちを怒鳴りつけるなぎさの声に理恵ママも怪訝そうです。
それでもせんべいの取り合いは収まらず、レギーネのような顔で怒鳴りつけ
ほのかにジュースをもらってようやく落ち着きました。
再びメップルたちと過ごせるのは嬉しくても、
メップル、ポルン、長老、番人、シークンと一度に扶養家族が5人になれば大変です。
こんな生活ありえなーい!というなぎさの声が響き渡りました。

シークンは鏡に興味津々。他にも質問を繰り返し、ハーティエルはそれぞれ司るものがあり、
シークンは「探求」を司っているため好奇心旺盛のようです。
ともかく、光と闇は表裏一体。クィーンが不在のうちに闇の力が増大したら
あらゆる世界は闇に飲み込まれてしまい、
それを食い止めるのはプリキュアだけという状況ですが
肝心のクィーンの「命」と「心」が何なのか、肝心なところで長老も番人も分かりません。
そしてシークンはいつの間にか開いていた窓から出て行ってしまい、
なぎさとほのか、シリーズ開始早々早速振り回されています。

シークンを探しに桜の丘までやってきたなぎさとほのかがふと振り返ると、
そこにはひかりの姿がありました。
『私、あなたたちの事知ってるような気がする。ずっとずっと前から』
そういわれてもひかりの事を知らない二人は戸惑い名前を尋ねますが、
『私はひかり、って言われたの。教えてもらったの。私の名前』
『誰に?』『声に。暖かくて優しい声に』
電波を受信しているような発言が続くひかり。そして突風が吹き、舞い散る桜。
『あなたたちなら教えてくれる気がする。私が何なのかを・・・』
なぎさとほのかが気がついた時、再びひかりの姿は掻き消えていました。

翌日、なぎさは学校まで着いていこうとする長老と番人を押し留めていました。
クィーンを元通りにする、という意気込みはわかりますが、
こんな連中が街を出歩いていたら目立って仕方がありません。
長老と番人をクローゼットに押し込み、出ないよう念を押して登校。
通学路でもクィーンやシークンの手がかりが無い事を案じて上の空で歩いていたなぎさは
前を行く生徒に追突して尻餅をついてしまいます。
その生徒は高等部に進学した藤P。なぎさも久々に会うらしく、
(先輩、高校の制服似合ってる。中学生の時とはどこか違うな。大人な感じ)
と顔を赤らめて見とれていました。
高校でも引き続きサッカー部に入り、レベルは高いけれどレギュラーを狙っていくという藤Pは
ラクロス部のキャプテンに就任したなぎさを「お互い頑張ろう」と労い
高等部の方へ去っていきました。

突然の藤Pとの出会いに驚きつつも、先ほどの藤Pの言葉を思い出し
「頑張ろう」と口走るなぎさの背後から唐突にほのかが顔を出します。
『何を?何を頑張るの?』全てを観ていたかのように少し意地悪く聞くほのかに
クィーンを元通りにするとかプリキュアとか、と誤魔化すなぎさですが、
『ふーん、私はてっきりぃ♥』
なぎさを茶化すかのようなほのかに赤くなって反論していました。

渡り廊下を行く新入生を見守るなぎさとほのか、志穂と莉奈。
初々しさが溢れる新入生を暖かく見守っていましたが、
その中にひかりの姿もありました。なぎさとほのかに気づき、意味深な微笑を返すひかり。
志穂と莉奈も何か普通の生徒と違う雰囲気を感じていました。

洋館では少年が執事ザケンナーコンビを振り回すように追いかけっこに興じていました。
カーテンで行く手を遮られてもつれ込む執事ザケンナーたち。
そして少年は走り回るうちにテーブルクロスを引っ張り、そのせいで燭台が落ちて粉々に。
これ掃除するの?と頭を抱える二人を他所に、少年はどこまでも無邪気でした。
『ねえ、遊ぼうよ』
その頃、地下深くのような場所では闇の意識が集まって実態化してゆき・・・

放課後もシークンを探している二人はいつのまにか新装開店したアカネさんの店
タコカフェ前に来ていました。
これを機にメニューも一新したらしく、タコ焼きだけでなくクレープやソフトクリームなども始め
(メニューに「ハードクリーム」なるものも記載されていますがこれは一体?)
一人では大変ではないかと気遣うと、パートナーがいるからと返すアカネさん。
そのパートナーとは、ひかりでした。
『何?知り合い』『学校が同じですから』
ひかりを知っているようななぎさとほのかに聞くアカネさん。
でもアカネさんが入学させたはずなのにOGのアカネさんが知らないというのは
奇妙な感じがします。その奇妙な雰囲気はひかりを紹介しようとしたアカネさんが
『この子、私の・・・私の・・・』と暫し言葉に詰まった後、『いとこなんだ』と説明したり、
『名前は・・・名前?あれ?えっと・・・』と再び詰まった後にひかり本人の自己紹介を聞いて
『そうそう、ひかり。九条ひかり。私ん家に住まわせてベローネ学院に通わせてんの』
そう説明するアカネさんですが、なぜか無表情でまるで誰かの言葉を代弁しているようです。

不審に思いつつもひかりにチョコソフトを注文するなぎさ。
ひかりも自分に投げかけられる質問に丁寧に答え、
一年桃組である事、部活は店の手伝いがあるために入っていない事などが明らかになります。
誤ってチョコソフトを落としてしまったなぎさには、アカネさんに内緒で新しく作り直し
後にタコカフェは赤字だと判明しますが、大丈夫でしょうか・・・)
素直で悪い子ではないという印象を強くする二人。

河川敷でひかりについての感想を語る二人ですが、日も落ちかけ
ハーティエルの手がかりも無しで困り果てた時
『諦めちゃ駄目デス。探す事は根気が大切デス。諦めたら何も見つからないデス』
肩の辺りからよし美先生 こまち シークンの声がして、
再び飛び去ってしまいそうなシークンを捕まえて問い詰めるなぎさ。
『クィーンが近くにいるデス』
そうシークンが言ったそばから現れたのはクィーンではなく、
先ほど実態化した闇の戦士、鎧の騎士のようなサーキュラスでした。
『お前達にはクィーンの気配がする』と
問答無用で襲い掛かってくるサーキュラスから身をかわし
変身する二人。

サーキュラスも河原の砂利を巻き上げてザケンナーを召還して反撃します。
もとが砂利なだけに攻撃を加えるとそこがボロボロ崩れる脆い敵ですが、
手強いサーキュラスとの二重攻撃に追い詰められていきます。
なおもクィーンの事を聞いてくるサーキュラスに
『知ってたってあなたなんかに教えない!』
と早速マーブルスクリューMAXを放ち、撤退するサーキュラス。
直撃を受けたザケンナーは「メタリック軍曹」のように頭部が吹き飛び、
ゴメンナーになっていきました。

そして洋館に向かって疾駆する4つの影。
執事ザケンナーが遊びつかれて寝入った少年をベッドまで連れてこうとした時、
『来る・・・』少年が突如目を覚ましました。
おっかなびっくり扉を開ける執事ザケンナーたち。
すると猛烈な風が影と共に吹き込み、少年の影の中に4つの影が潜っていきました。
そのうちの一つ、サーキュラスが実態化し、
『我らはあなたの力となるために参りました。あなたを本来いるべき場所に導くために。
 まず、この世界から光を消して見せます』
閉じる扉。そして、闇に包まれる洋館。

闇の連中がまた動き出した気配をメップルとミップルも感じていました。
サーキュラスが探していたクィーンとは、シークンの事か。それとも他に・・・?
先行き不安そうななぎさとほのか。
そして夕陽を静かに見つめるひかりの姿で幕となります。


2回目ということで、前回語られたクィーンの分裂に関するおさらいなど
まだ新たな要素を少しずつ説明していく描写に時間が割かれるのは仕方がなく
ややテンポが落ちる観があるのですが、
印象的なのは後のひかりからは想像もつかないほど無表情かつ
謎の発言を続けるひかりの奇妙な態度です。
特に今後親代わりとなるアカネさんをまるで洗脳したかのように見えるのは
アカネさんにとって良い事だったのでしょうか。
もっとも出会いは洗脳だとしても、今後パートナーとして、そしてかけがえのない家族として
この二人の絆は深まっていきますが、同時にタコカフェが赤字だという事情も判明するので
扶養家族を養いつつ、おそらく私立のベローネに通学させるのは大変そうです。

藤Pとの再会に照れるなぎさは前シリーズ同様ですが、
それをからかうほのかという構図が新鮮です。
いままでほのかは藤Pがらみでなぎさの応援をする事が主で、
それ故に空回りやいっぱいいっぱいになることもありましたが、
それだけに軽く茶化すほのかの態度に余裕を感じます。

ジュナ、レギーネ、ベルゼイの三人組は下剋上と自由を勝ち取る戦いを繰り広げましたが
今シリーズの闇の四人組は「忠義者」という立場で少年を守り、育てていく様が描かれます。
洋館の少年を見守る姿は暖かく、立場は違えど大切なものを守るという点は
世界を、光の園を守るために戦うプリキュアと共通しています。
ハーティエル探しと共に軸となるひかりと少年の成長と見守る者たち。
まだ始まったばかりのMHシリーズ。気長に再見して行きます。
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