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フレッシュ第41話『祈里と健人の船上パーティ!』 [フレッシュプリキュア!]

勤務先が銀座である事のメリットについて今まで何度か触れましたが、
反面やきもきさせられる事もあります。外堀通り沿いの東映本社前には
「フレッシュプリキュアカレンダー」を販売している旨の看板があります。
映画を観に行く事も出来ない私にとってこれを購入するハードルは高く
通勤途中や昼の休憩時にこの前を通るたびにやきもきさせられます。
元々は「子供のための」番組なので、親を装っていけばいいのかもしれませんが・・・
今回はまさに「子供のための」展開だと思います。
久々にブッキーの単独メイン回は、パインが動物と力を合わせて戦う
理屈を抜いて観るべき回でした。突っ込みどころは多々あるのですが・・・
  
下校中のブッキーを待ち伏せして、不安そうに招待状を渡そうとする健人ですが、
いざブッキーを前に照れて怖気付いたところを大輔、裕樹の二人に後押しされる格好で
ブッキーの前に歩み出ました。
『あの、山吹さん。これ、受け取ってください!』
そして一目散に駆けて行く健人他2名。いきなりの事でブッキーも??という感じです。

今回もまた劇場版仕様のOPで、ラブとブルース・リーっぽい人形の対決。
予告編でも少し戦うシーンがありますが、OP映像から見ると
かなり気合の入ったバトルみたいでますますジレン(以下省略)

御子柴グループが建造した豪華客船プリンセス号。
先ほど受け取ったのは、その船上パーティの招待状で、
ラブたちに羨ましがられるもののブッキーは内心不安そうです。
各界の著名人、スポーツ選手に芸能人など、豪華ゲストが招待されている華やかな場のようで
それを聞いてますます不安そう。一人で船上パーティなんて緊張するし、
着ていく服も持ってないとのことですが、そこは財閥の御曹司。
ぬかりなくブッキー宛にドレスを贈っていました。貴様サイズどうやって調べた?
黄色を基調として、胸元にクローバーの刺繍のあるドレス。
まだ及び腰のブッキーを皆で楽しんできなさい、と後押ししました。

燕尾服に身を包み、控え室で緊張気味にブッキーに声をかける健人。
『来て下さって、ありがとうございます』『は、はい』
『よかった。そのドレスも良くお似合いです』『は、はい』
受け答えするブッキーも緊張気味で浮かない感じです。
そして中央階段からまるで新郎新婦のように降りてくる二人。(自分で書いた比喩にorz)
責任者として紹介される健人に寄り添い、まるでファーストレディのようです(またしてもorz)
ゲストの拍手に迎えられ、乾杯の音頭を取る健人の隣で、
落ち着かない様子で健人に合わせて会釈、乾杯をするブッキーはどうも居心地悪そうです。

『いいなぁブッキー。今頃きらきらのお姫様なんだろうなぁ』
岸で船を見守りつつ羨ましげなラブたちに反して、当のブッキーは
健人がホストとして他のゲストの相手をしているために一人手持ち無沙汰でした。
居心地の悪いロビーから甲板に出て『やっぱり無理』とため息をつきますが、
アトラクションとして動物のサーカスがあると知り、見に行きます。
そして小熊の兄弟の玉乗りを見て、ようやく表情が生き生きして来ました。
次はホワイトタイガーの花輪くぐり。アシスタント役としてブッキーに白羽の矢が立ちます。
『ニコニコしてられるのも今のうちかもしれませんよ。このホワイトタイガーはとても凶暴なんです』
おいおい、客を怖がらせてどうするファイブdeチャンスの司会者のように盛り上げる団長。
『(いえいえお嬢さん、大丈夫ですよ。安心してください)』
久々にキルンの能力で声を聞いてみると、紳士的な態度のため全然怖がっていないブッキーは
拍子抜けしたような団長に指示されるまま花輪を掲げ、花輪くぐりは見事成功。
『凄く格好良いわ、ホワイトタイガーさん』『(ありがとう。あなたも素敵ですよ、お嬢さん)』
ゲスト達や、探しに来た健人の拍手の中、少し照れるブッキーでした。

その頃ドレスアップして登場する招かれざる客、西さん。
『想像以上に超セレブな面々だ。このままこの船を乗っ取れば、全ては俺の意のまま』
そして西さんは一人グラスを掲げ、美酒の輝きに酔います。

穏やかな日差し、凪いだ海、飛び交うカモメ。デッキに二人立つブッキーと健人。
『この船の事なら何でも聞いて下さい。たくさん勉強して来ましたから』
そしてパーティを楽しんでいるかと気遣う健人に、ブッキーは遠慮がちに戸惑いを口にしますが
本当は健人も苦手のようです。いずれ御子柴グループのトップに立たなければならない彼を
社交界に出すために両親が企画し、健人が本日の責任者として仕切る義務がありました。
(いまどき世襲企業?しかも船長とか乗ってないのか?)
その不安な気持ちを留めるためにブッキーを招待し、
自分の勝手な都合で困らせてしまった事を詫びる健人。
『僕は自分の事しか考えていない、駄目な奴なんです』
そんな健人を、ブッキーはちゃんと私の事を考えてくれている、と力づけました。
そしてドレスのクローバーに手をやるブッキーを見て、
その刺繍に込めた想いに気付いてくれてたとうれしそうな健人。(また自分で書いてorz)
ブッキーも緊張して言えなかった、ドレスのお礼を言いました。

黙っていればイケメンの西さんは、相変わらず女性ゲストに囲まれています
ゲスト達に何をしている人なのかを聞かれて、そんなに知りたいか、とスイッチオーバー。
パーティの余興のようにも見えなくないのですが、なぜかウエスターさんの姿を見て
一目散に逃げ出すゲストたち。(そんなに恐ろしい姿してないと思いますけど・・・)
ウエスターさんはソレワターセを船そのものに取り付かせ、
ゲストたちはソレワターセの蔦に囲まれてしまいました。そして、暴走を始める船。

岸で見ているラブたちも異変に気付き、変身して港に駆けつけると
クレーンの上から高笑いするウエスターさんの声が。(いつの間に下船したのでしょう?)
『あの船の中には大勢の人間がいる。どうだ、攻撃できまい』
人質を取るとはウエスターさんらしからぬ、まるでサウラーのような作戦です。
手出しができないまま、船は岸壁に向けて突進をはじめました。
『降参か?降参ならばインフィニティを渡せ』
そう凄むウエスターさんをピーチとベリーで引き付け、
パッションはアカルンの瞬間移動で船に向かう事を試みます。
『うわっこっちに来た!』
ウエスターさんはピーチとベリーのダブルプリキュアキックを受けて、海に蹴り落とされました。
(そんな不安定な足場の狭いところに立っていれば当然です)

『みんなパニックに陥っている。僕が何とかしないと』(だから船員とかいないの?)
船室で追い詰められるゲスト達を見て、健人は責任者としての義務を果たそうとするものの
ブッキーにとっては変身が出来ず、かえって困り者になっていました。
そんなタイミングでパッションが現れ、助けに来たと知ったゲストが殺到しそうになるのを
健人は適切に責任者として指示に従うよう促します。
そして皆アカルンで転送しようとしたところ、動物がまだコンテナ室に残っていると聞き、
動物を愛するブッキーは捨て置く事は出来ません。
動物を助けに行くブッキーに健人も追随し、ひとまずパッションはゲストたちを先に逃がします。
その直後、蔦によって粉砕される船室。危機一髪でした。
(ウエスターさんにしては珍しく危害加える気満々、物騒な作戦です)

そのウエスターさんが岸に泳ぎ着くと、目の前にパッションに救助されたゲスト達が現れて
『えー?うそー』と情けなく絶句。
救出成功を喜ぶピーチとベリーですが、まだブッキーと健人が中にいる事を知り
まだ問題は解決しません。船は岸にどんどん迫ってきます。
(さっきから迫っているのに、ちょっと速度遅すぎる気がしますが・・・)
一方、岸へ這い上がろうとして海に転落したウエスターさんは、
ヤケクソで船を埠頭に激突させようと企み、ソレワターセに指示しました。
(不幸ゲージ集めはもう必要無い筈なのに、何故?)

コンテナ室へ道案内を買って出る健人にブッキーはどうして逃げなかったのかを尋ねると
『僕はこの船の責任者です。大事なゲストは誰一人として
 危険な目に遭わせる訳にはいきません』(だから船員とか以下略)
俗に「船長の最後離船」と言われる行動。彼なりに責任を持って行動しています。
ようやく動物達の元にたどり着き、いざ檻を開ける際に怖気付くものの、
『動物達もこの船の大事なゲストよ』とブッキーに促されて、一緒に動物達を開放していきました。
ところがホワイトタイガーを開放した健人の背後に蔦が忍び寄り、頭を打ち付けて縛り上げます。
絡みつかれた健人はすぐにハゲタカが救出し、ホワイトタイガーが受け止めて事無きを得、
健人が気を失っている間に、ブッキーも変身。単独のため、久々に尺の長い変身です。
パインは迫る蔦を払いのけ、小熊の兄弟が蔦を抑えてハゲタカも蔦を払い、
まさしく動物達と共に戦っています。そして健人を乗せたホワイトタイガーと共に一時退却。

このままだと埠頭に激突して大変な事になる、しかし攻撃は出来ないと迷う三人。
船はどんどん迫ってきます(くどいようですが、速度遅い気が・・・)
ウエスターさんは救命ボートの上で高みの見物。
『もう終わりだな』(こんな台詞が似合うキャラではないのですが・・・)
3人は攻撃ではなく、衝突させないために手足をつっぱり、
文字通り体を張って船の衝突を回避します。
『うそ?』と思わず立ち上がってしまったウエスターさん。
ボートに立ち上がると危ないですよ、と思ったら言わんこっちゃない。案の定海に転落。
『中でブッキーが頑張ってる』『だから私達も』『ここから先には絶対に行かせない』
渾身の力を込めて船の衝突を岸壁で押し留め、そして押し返す三人。
ウエスターさんは船尾付近を漂っていたため、『うそー』と泳いで逃げて行きました。
しかし、どうにか激突は避けたものの船は乗っ取られたまま。
陸の三人にはブッキーと健人を信じるしかできません。

意識を取り戻した健人は、ブッキーのかわりにパインがいるため、
パインにブッキーの安否を尋ねます。
『心配しないで。祈里ちゃんは安全なところにいるわ』
船内から無事に接岸した事を伺うパインですが、船を乗っ取ったソレワターセを撃退すべく
この船の一番大切な部分に寄生していると推察して、健人、そして動物達と共に
エンジンルームへ向かいます。パインと健人を乗せて疾走するホワイトタイガー。
それにハゲタカも続いて、小熊の兄弟は仲良く一緒に階段の手すりを滑り降りて行きます。
たどり着いたエンジンルームには、蔦・エンジン・浮き輪が
一体となったようなソレワターセが待ち受けていました。
ホワイトタイガーが牙で蔦を掴み、浮き輪攻撃で飛ばされたパインを
小熊の兄弟がクッションになって受け止め、頑張る動物達ラウンド2が展開するものの、
パイン一人ではソレワターセに苦戦を強いられます。
『みんなで力を合わせるんだ』
健人の音頭で浮き輪を掴んで動きを封じるハゲタカ。懸命にソレワターセを押さえつける小熊。
健人と共に突進するホワイトタイガー。皆で動きを封じたところにパインの蹴りが炸裂。
そしてヒーリングフレアーフレッシュでソレワターセを撃破しました。(あれ?弱くね?)

『でかくてもダメ?うそー』(いくらなんでも今回「うそー」言いすぎな気がします・・・)
ナケワメーケが撃破されたと知り、
ウエスターさんも再び浮き輪につかまりバタ足で引き上げました。

無事に下船したブッキーと健人を迎えるラブ、美希、せつな。
ブッキーに怪我はありませんでしたが、ドレスを汚してしまった事を謝るブッキーに、
『僕には、山吹さんが一番輝いて見えます』(クサい台詞で決めるんじゃねぇよゴルァ!)
そして、ブッキーとパインの頑張りを見続けてきたことで自分が甘えていたと痛感し、
もっともっと頑張る。そしてもう一度ブッキーとパインの二人を招待したい、と抱負を語る健人。
残念ながら、それは叶わぬ願いと知っている4人が目が点になっている中、
港に響き渡る健人の空しい「エイ・エイ・オー」の掛け声で幕となりました。

今回、本文中で思わず()で突っ込んでしまった程
(一部ブッキーファンとしての私の本音が紛れているのはご容赦下さい)
細かいところを気にすればきりがないエピソードで、ブッキーの久々のメイン回として
最初は残念な気持ちが先行したものの、これはこれでいいのかもしれない、と思うことにします。
冒頭で述べたとおり、本来の視聴者層の子供達目線にすれば、
動物と一緒に戦うパイン、華やかな船上パーティ、悪役に徹するウエスターさん。
難しい事を言わないのが筋かもしれません。
ただ理屈抜きで楽しめるエピソードとしての面白さは
個人的にはウエスターさんのキャラも立ち、小ネタの使い方も楽しかった
2週前の沖縄修学旅行の方が個人的には好きです。

ところどころブッキーファンとしての色眼鏡で見てしまいましたが、健人はなかなか立派です。
ホストとしての心構え、責任者としての役目、そしてブッキーを巻き込んだ事に対しての気持ち。
彼の境遇は一見華やかですが、敷かれたレールに乗った人生を歩むしかない運命。
辛い事もあるでしょうし、しかも逃げる事ができません。
そんな彼がこの短い航海で得たものは、今後の帝王教育に役立つ事でしょう。

そして主役のブッキーは「引っ込み思案」「動物好き」という設定を活かし
前者はパーティでの不安さ、後者はサーカス以降の生き生きとした描写が描かれます。
弱すぎるきらいのあった今回のソレワターセも、
グランドフィナーレ登場後大味になりつつあった戦闘を引き立てる意味で
動物と一緒に戦うパイン、そしてパインフルートの久々のバンクなどが堪能できた為
ストーリーには目をつぶることにします。

このところ2週間おきに重い話と軽い話が描かれるようで、
次回のせつな単身でラビリンスに向かうシリアスな展開に期待と不安が入り混じりますが
初代の名作と同じ「第42話」を楽しみにしたいと思います。
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