ハートキャッチ第24話『こころの大樹の危機！プリキュア、飛びますっ！！』 [ハートキャッチプリキュア]
お披露目の前回の続きだけに、1話で2度の必殺技披露、
一人だけフルバンクでの変身と特別待遇のサンシャインなのですが・・・
やはりダーク様は強かった。
新登場補正がかかっているサンシャインを含めた3人のプリキュアが
文字通り束になってかかっても歯が立たない強さがこれでもかと描かれますが、
初出となる「マント」での大空を飛ぶ光景や、こころの大樹へ至る道程と
その周辺のラピュタのような美しさも印象的な、サブタイトルどおり「飛んだ」一編です。
さつきの心の花から生み出されたデザトリアンとの戦いはまだ続いています。
サンシャインの攻撃を受けて川へと沈んだデザトリアンは、
暗い川底で手術への恐怖を訴え続けました。
水面へと飛び出したところを叩き伏せるサンシャインは、そんな兄の心の底を知ってしまっても、
怖さを乗り越える勇気を持っている事も知っていると告げて
傍らで臆病者とこき下ろすサソリーナの発言を否定します。
『人の弱みに付け込んで、その心を悪事に使うなんて、
そのこころの闇、私の光で照らしてみせるッ！』
兄を照らすべく現れるサンシャインの武器は、ブロッサムやマリンのタクトと異なり、
太陽や向日葵を象徴するような形のタンバリン。
そのシャイニータンバリンを軽やかに鳴らしながら放たれる技は、
様々な色の向日葵、そして大きな向日葵がデザトリアンを浄化する
プリキュア・ゴールドフォルテバースト。
デザトリアンを倒されて、いつものようにサソリーナは地団太を踏んで撤退していきました。
いつきの腕の中で目を覚ますさつきは、夢を見ていました。
怖がって逃げるさつきを励ましてくれたという夢に出て来た少女は、
太陽のようにとても綺麗だったと語ります。
あまりに容姿が異なるため、それが目の前の妹だと解らないのは無理はありませんが、
見苦しい様を見せてしまったことを謝るさつき。
それでもいつきにとっては今も昔も憧れの存在であり、さつきを支えて病院へと向かいます。
さつきの心の花。カモミールの花言葉は「苦難に耐える」
手術を受ける勇気を取り戻す事ができ、こころの種も生まれて大樹も少し元気になり、
めでたしめでたし。と開始5分で幕を下ろしそうな展開ですが・・・
姿を消した心の大樹を探すべく、片翼を翻し月夜を背に飛ぶダーク様。
サバーク博士の下に帰還し、未だ見つけられない事を詫びながら報告します。
そこにサソリーナも帰還し、第3のプリキュアが現れた事を報告。
サソリーナ的には、サンシャインの目立つデザインが気に入らないようですが・・・
あの時取り逃がした第3の妖精が生み出したと察し、
サバークはダーク様に出撃を命じます。
さつきの手術が始まり、病院でつぼみとえりかにお礼を言ういつき。
これでプリキュアも3人になり、めでたしめでたし。
その矢先、ポプリは心の大樹が近くに来ている事を察しました。
ポプリ以下、妖精たちが指し示すその場所は空の上。
飛ぶ事などできないと当然戸惑うつぼみ達に、
シプレとコフレがマントに姿を変えて2人を促します。
ファッションにうるさいえりかとしては微妙なデザインとの事ですが、
いつきにもポプリがマントとして着いた事でLet's Fly.
スーパーマンのように飛び立つえりか、颯爽と地を蹴るいつき、
そしておっかなびっくり飛びつぼみ。やっぱりつぼみはこんな役回りです。
ところが、三者三様に飛び去った後から飛び立つ片翼の影が・・・
デザインには注文をつけたものの、えりかは大空を嬉々として自由自在に飛び回り、
超イケてるとマントの能力を堪能していますが、
つぼみは前回のように目を3の形にして怯えていました。
高いところが苦手だというつぼみは、絶対落ちないと解っていても
眼下に広がる町並みを見て再び萎縮します。
『手を繋いでいれば、少しは怖くなくなるだろう？』
そんなつぼみの手を取るいつき。サンシャインの時とは別の意味で凛々しく、
まさに王子様のような振舞いに、同性だと解っていてもつぼみは顔を赤らめます。
手を取り合って飛ぶつぼみといつきが雲に虹の輪を描き、
自由奔放に飛び回るえりかがその光景を彩る中、
やがて行く手に龍の巣大きな雲が見えて来ました。
雲海を抜けた先に広がるのは、雲の壁に遮られた穏やかな空と、ラピュタ心の大樹。
心の大樹は生命の輝きに満ちていました。
夢で見た事があっても、初めて目の当たりにするつぼみとえりかは大樹に挨拶し、
2人に応えるように大樹もその枝を揺らします。
「夢」と聞いて、いつきもムーンライト様がこの大樹の前で敗れる夢を見ていた事が明らかになり
それを早く言ってくれれば、と今更悔しがるえりか。
いつきは夢で見る度に、花が散ってしまったこの木に
再び花を咲かせられないかと思っていました。
その想いに呼応するかのように、木はところどころに芽吹いた蕾をつけています。
今までつぼみとえりかが頑張って人々の心の花を元気にして来たので、
心の大樹も元気になっており、頑張ってきた甲斐があったと喜び合う2人。
ところが太陽に雲がかかると同時に、ポプリは得体の知れない悪寒を感じました。
同じく嫌な気配を感じたシプレとコフレは、つぼみ達の背後にダーク様の姿を認め、
震え上がる妖精達を見たつぼみ達も振り返り、ダーク様が背後に立っている事を知りました。
緊迫した空気が、心の大樹に立ち込めます。
『痛い目に遭いたくなければそこをどけ！』
既にダーク様の恐ろしさを身をもって体験しているつぼみとえりか、
夢を通してダーク様の事を知っているいつきですが、当然退くわけはありません。
いつきを皮切りに変身し、3人のプリキュアとして立ち向かいます。
しかし3対1になっても全く相手にならず、
サンシャインに至っては飛び上がった際に腹を打たれ、
地に叩きつけられた後、上空からダーク様の攻撃が襲い掛かります。
救援に向かおうとするブロッサムとマリンを制し、
守りの力でその攻撃を防ぐサンシャインですが、ダーク様の強さを早速体験しました。
上空をにいるダーク様に対抗意識を燃やすマリン。
先ほど飛ぶ力を得た事を活かし、今度は3人で空中戦を挑みかかります。
しかし空中戦でも手も足も出ず、ダーク様の右目が煌くと烈風が巻き起こり、
その風に飛ばされるマント。そして元の姿へと戻ってしまう妖精たち。
風はプリキュアや妖精たちのみならず、心の大樹から一輪の蕾をもぎ取りました。
転げ落ちた蕾を手に涙し、木を傷つけないよう訴えるポプリを睨みつけるダーク様。
その殺気に気付いたサンシャインが警告する間も無く、
再び巻き起こる烈風により飛ばされるポプリは大樹に叩きつけられ、
芽吹いた蕾は次々ともぎ取られて大樹の前に無残な光景が広がります。
サンシャインはポプリを抱き上げ、ブロッサムはポプリを、心の大樹を傷つけたダーク様に
堪忍袋の緒を切ってピンクフォルテウェーブを放ちますが、
ダーク様は右手一本で受け止め、かき消します。
愕然とするブロッサムとマリンを前にダークタクトを取り出すダーク様。そして
『消えろ・・・』
冷たく言い放ち、ダークフォルテウェーブが襲い掛かります。
それを受け止めるのは、サンシャインの護りの力、サンフラワーイージス。
防ぐだけでなく、相手の攻撃をそのまま押し返す能力により、
ダーク様はダークフォルテウェーブを自らが受けてしまいました。
辛うじて防ぐダーク様に、本日2回目となるゴールドフォルテバーストが炸裂。
身をかわすダーク様の後をどこまでも追い続けるゴーフォルテバーストにより、
ついにダーク様も全身に張り付く向日葵に動きを封じられ、
身動きが取れなくなったところにブロッサムとマリンが
フローラルパワーフォルテッシモを叩き込みました。
3人がかりの技をもってしてもダーク様にダメージを与えるに至りませんが、
ダーク様の視界を、2つの技が炸裂したことによる煙幕が妨げます。
『思ったよりやるじゃないか。だが所詮お前達の力では・・・』
ダーク様は晴れつつある煙幕の向こうに広がる防護壁を認め、息を飲みます。
プリキュアが技を畳み掛けたのはダーク様を攻撃するのではなく、
視界を妨げている間に心の大樹を防護壁で覆う事でした。
心の大樹目掛けて放たれるダーク様の攻撃は、
間一髪のところでバリアを張り終え、何処かへ消えた心の大樹に当たることなく、
大空の彼方へと消えて行きました。
『おのれッ・・・おのれぇええええええええ！』
普段冷静なダーク様が思わず声を荒げたのは、プリキュアにしてやられた事だけでなく、
油断した自分への怒りも込められていたのでしょうか・・・
3人は気が着いたら近所の丘へと降り立っています。
心の大樹は無事に空を飛んで行き、しばらく砂漠の使途に見つかる心配も無く
これで一先ず安心。
そしてさつきの手術も無事に終わりました。
病室で兄を見舞ういつきを、まるでぽかぽかの太陽のようだと評するつぼみ。
いつきの太陽のような笑顔で、2週にわたる彼女の大きな転機が幕を下ろしました。
前回のレビューで案じたとおり、ダーク様は新登場のプリキュアを加えても敵わない
圧倒的な強さを披露しており、少々強すぎではないかと感じさせます。
今後どうやってこの強敵と渡り合うのでしょうか・・・？
サンシャインという新戦力に加えて、空を飛ぶマントといったアイテムを得ても
優勢になるどころかダーク様の強さを引き立てる事になってしまい、
新たな武器の乱発などにならなければ良いのですが・・・
考えられるのは、ゆりの参戦によるムーンライト様復活と、謎の青年、
そして先々代のキュアフラワーの協力ではないかと思われますが、
つぼみとえりか、いつき自身の力で乗り越えてこそのプリキュアシリーズだと思いますので、
これからの後半戦に期待したいと思います。
前回、大いに魅せてくれたサンシャインの戦いぶりは、
冒頭のデザトリアンとの戦いで再び魅せてくれました。
シャイニータンバリンから繰り出されるゴールドフォルテバーストの演出も
一週間待ってのお披露目だけに惚れ惚れする出来栄えで、
変身バンクと共にサンシャインへの気合いの入りようを感じさせます。
ただ一方で、サンシャインの変身バンクは大いに評価しているものの、
2週続けてフルを披露してしまうと少々あざとく感じてしまったのが残念です。
いつの間にかブロッサムとマリンが変身しているという、
2人の扱いがややぞんざいな印象も受けてしまいましたが、
先週と今週がサンシャインのためのエピソードと割り切り、
次回以降どのように扱われるのかを見届けたいと思います。
もう一つの目玉、空を飛ぶシーンは爽快感もあり、印象的なシーンでした。
いままでのプリキュアは強い跳躍力で高く飛ぶ事はあっても、
自在に空を飛ぶ能力は基本的に持っていません。
最終版に力を得て飛ぶ事が出来るようになるシリーズもありますが、
中盤でのこの能力。そして変身前でも飛ぶことが出来るのは興味深く、
今後ストーリーに活かされるのか楽しみです。
その空を飛ぶ場面でも怖がりのつぼみ、奔放なえりか、頼りになるいつきと
3人それぞれの性格がしっかりと出ていました。
ただ残念なのは、さつきがどのように手術の恐怖を克服したのかが明確に描かれず
2週に渡った割には少々勿体無いと思います。
ともかく、後半戦に向けて再び日常生活が始まるハートキャッチシリーズ。
次回は恒例の「合宿」という事で、いつきを交えたファッション部が
どのようなひと夏の思い出を作るのか楽しみたいと思います。
そして昨年このタイミングでEDが変りましたので、ハートキャッチもその流れを踏襲するのか、
こちらも興味を持って見守りたいと思います。
一人だけフルバンクでの変身と特別待遇のサンシャインなのですが・・・
やはりダーク様は強かった。
新登場補正がかかっているサンシャインを含めた3人のプリキュアが
文字通り束になってかかっても歯が立たない強さがこれでもかと描かれますが、
初出となる「マント」での大空を飛ぶ光景や、こころの大樹へ至る道程と
その周辺のラピュタのような美しさも印象的な、サブタイトルどおり「飛んだ」一編です。
さつきの心の花から生み出されたデザトリアンとの戦いはまだ続いています。
サンシャインの攻撃を受けて川へと沈んだデザトリアンは、
暗い川底で手術への恐怖を訴え続けました。
水面へと飛び出したところを叩き伏せるサンシャインは、そんな兄の心の底を知ってしまっても、
怖さを乗り越える勇気を持っている事も知っていると告げて
傍らで臆病者とこき下ろすサソリーナの発言を否定します。
『人の弱みに付け込んで、その心を悪事に使うなんて、
そのこころの闇、私の光で照らしてみせるッ！』
兄を照らすべく現れるサンシャインの武器は、ブロッサムやマリンのタクトと異なり、
太陽や向日葵を象徴するような形のタンバリン。
そのシャイニータンバリンを軽やかに鳴らしながら放たれる技は、
様々な色の向日葵、そして大きな向日葵がデザトリアンを浄化する
プリキュア・ゴールドフォルテバースト。
デザトリアンを倒されて、いつものようにサソリーナは地団太を踏んで撤退していきました。
いつきの腕の中で目を覚ますさつきは、夢を見ていました。
怖がって逃げるさつきを励ましてくれたという夢に出て来た少女は、
太陽のようにとても綺麗だったと語ります。
あまりに容姿が異なるため、それが目の前の妹だと解らないのは無理はありませんが、
見苦しい様を見せてしまったことを謝るさつき。
それでもいつきにとっては今も昔も憧れの存在であり、さつきを支えて病院へと向かいます。
さつきの心の花。カモミールの花言葉は「苦難に耐える」
手術を受ける勇気を取り戻す事ができ、こころの種も生まれて大樹も少し元気になり、
めでたしめでたし。と開始5分で幕を下ろしそうな展開ですが・・・
姿を消した心の大樹を探すべく、片翼を翻し月夜を背に飛ぶダーク様。
サバーク博士の下に帰還し、未だ見つけられない事を詫びながら報告します。
そこにサソリーナも帰還し、第3のプリキュアが現れた事を報告。
サソリーナ的には、サンシャインの目立つデザインが気に入らないようですが・・・
あの時取り逃がした第3の妖精が生み出したと察し、
サバークはダーク様に出撃を命じます。
さつきの手術が始まり、病院でつぼみとえりかにお礼を言ういつき。
これでプリキュアも3人になり、めでたしめでたし。
その矢先、ポプリは心の大樹が近くに来ている事を察しました。
ポプリ以下、妖精たちが指し示すその場所は空の上。
飛ぶ事などできないと当然戸惑うつぼみ達に、
シプレとコフレがマントに姿を変えて2人を促します。
ファッションにうるさいえりかとしては微妙なデザインとの事ですが、
いつきにもポプリがマントとして着いた事でLet's Fly.
スーパーマンのように飛び立つえりか、颯爽と地を蹴るいつき、
そしておっかなびっくり飛びつぼみ。やっぱりつぼみはこんな役回りです。
ところが、三者三様に飛び去った後から飛び立つ片翼の影が・・・
デザインには注文をつけたものの、えりかは大空を嬉々として自由自在に飛び回り、
超イケてるとマントの能力を堪能していますが、
つぼみは前回のように目を3の形にして怯えていました。
高いところが苦手だというつぼみは、絶対落ちないと解っていても
眼下に広がる町並みを見て再び萎縮します。
『手を繋いでいれば、少しは怖くなくなるだろう？』
そんなつぼみの手を取るいつき。サンシャインの時とは別の意味で凛々しく、
まさに王子様のような振舞いに、同性だと解っていてもつぼみは顔を赤らめます。
手を取り合って飛ぶつぼみといつきが雲に虹の輪を描き、
自由奔放に飛び回るえりかがその光景を彩る中、
やがて行く手に
雲海を抜けた先に広がるのは、雲の壁に遮られた穏やかな空と、
心の大樹は生命の輝きに満ちていました。
夢で見た事があっても、初めて目の当たりにするつぼみとえりかは大樹に挨拶し、
2人に応えるように大樹もその枝を揺らします。
「夢」と聞いて、いつきもムーンライト様がこの大樹の前で敗れる夢を見ていた事が明らかになり
それを早く言ってくれれば、と今更悔しがるえりか。
いつきは夢で見る度に、花が散ってしまったこの木に
再び花を咲かせられないかと思っていました。
その想いに呼応するかのように、木はところどころに芽吹いた蕾をつけています。
今までつぼみとえりかが頑張って人々の心の花を元気にして来たので、
心の大樹も元気になっており、頑張ってきた甲斐があったと喜び合う2人。
ところが太陽に雲がかかると同時に、ポプリは得体の知れない悪寒を感じました。
同じく嫌な気配を感じたシプレとコフレは、つぼみ達の背後にダーク様の姿を認め、
震え上がる妖精達を見たつぼみ達も振り返り、ダーク様が背後に立っている事を知りました。
緊迫した空気が、心の大樹に立ち込めます。
『痛い目に遭いたくなければそこをどけ！』
既にダーク様の恐ろしさを身をもって体験しているつぼみとえりか、
夢を通してダーク様の事を知っているいつきですが、当然退くわけはありません。
いつきを皮切りに変身し、3人のプリキュアとして立ち向かいます。
しかし3対1になっても全く相手にならず、
サンシャインに至っては飛び上がった際に腹を打たれ、
地に叩きつけられた後、上空からダーク様の攻撃が襲い掛かります。
救援に向かおうとするブロッサムとマリンを制し、
守りの力でその攻撃を防ぐサンシャインですが、ダーク様の強さを早速体験しました。
上空をにいるダーク様に対抗意識を燃やすマリン。
先ほど飛ぶ力を得た事を活かし、今度は3人で空中戦を挑みかかります。
しかし空中戦でも手も足も出ず、ダーク様の右目が煌くと烈風が巻き起こり、
その風に飛ばされるマント。そして元の姿へと戻ってしまう妖精たち。
風はプリキュアや妖精たちのみならず、心の大樹から一輪の蕾をもぎ取りました。
転げ落ちた蕾を手に涙し、木を傷つけないよう訴えるポプリを睨みつけるダーク様。
その殺気に気付いたサンシャインが警告する間も無く、
再び巻き起こる烈風により飛ばされるポプリは大樹に叩きつけられ、
芽吹いた蕾は次々ともぎ取られて大樹の前に無残な光景が広がります。
サンシャインはポプリを抱き上げ、ブロッサムはポプリを、心の大樹を傷つけたダーク様に
堪忍袋の緒を切ってピンクフォルテウェーブを放ちますが、
ダーク様は右手一本で受け止め、かき消します。
愕然とするブロッサムとマリンを前にダークタクトを取り出すダーク様。そして
『消えろ・・・』
冷たく言い放ち、ダークフォルテウェーブが襲い掛かります。
それを受け止めるのは、サンシャインの護りの力、サンフラワーイージス。
防ぐだけでなく、相手の攻撃をそのまま押し返す能力により、
ダーク様はダークフォルテウェーブを自らが受けてしまいました。
辛うじて防ぐダーク様に、本日2回目となるゴールドフォルテバーストが炸裂。
身をかわすダーク様の後をどこまでも追い続けるゴーフォルテバーストにより、
ついにダーク様も全身に張り付く向日葵に動きを封じられ、
身動きが取れなくなったところにブロッサムとマリンが
フローラルパワーフォルテッシモを叩き込みました。
3人がかりの技をもってしてもダーク様にダメージを与えるに至りませんが、
ダーク様の視界を、2つの技が炸裂したことによる煙幕が妨げます。
『思ったよりやるじゃないか。だが所詮お前達の力では・・・』
ダーク様は晴れつつある煙幕の向こうに広がる防護壁を認め、息を飲みます。
プリキュアが技を畳み掛けたのはダーク様を攻撃するのではなく、
視界を妨げている間に心の大樹を防護壁で覆う事でした。
心の大樹目掛けて放たれるダーク様の攻撃は、
間一髪のところでバリアを張り終え、何処かへ消えた心の大樹に当たることなく、
大空の彼方へと消えて行きました。
『おのれッ・・・おのれぇええええええええ！』
普段冷静なダーク様が思わず声を荒げたのは、プリキュアにしてやられた事だけでなく、
油断した自分への怒りも込められていたのでしょうか・・・
3人は気が着いたら近所の丘へと降り立っています。
心の大樹は無事に空を飛んで行き、しばらく砂漠の使途に見つかる心配も無く
これで一先ず安心。
そしてさつきの手術も無事に終わりました。
病室で兄を見舞ういつきを、まるでぽかぽかの太陽のようだと評するつぼみ。
いつきの太陽のような笑顔で、2週にわたる彼女の大きな転機が幕を下ろしました。
前回のレビューで案じたとおり、ダーク様は新登場のプリキュアを加えても敵わない
圧倒的な強さを披露しており、少々強すぎではないかと感じさせます。
今後どうやってこの強敵と渡り合うのでしょうか・・・？
サンシャインという新戦力に加えて、空を飛ぶマントといったアイテムを得ても
優勢になるどころかダーク様の強さを引き立てる事になってしまい、
新たな武器の乱発などにならなければ良いのですが・・・
考えられるのは、ゆりの参戦によるムーンライト様復活と、謎の青年、
そして先々代のキュアフラワーの協力ではないかと思われますが、
つぼみとえりか、いつき自身の力で乗り越えてこそのプリキュアシリーズだと思いますので、
これからの後半戦に期待したいと思います。
前回、大いに魅せてくれたサンシャインの戦いぶりは、
冒頭のデザトリアンとの戦いで再び魅せてくれました。
シャイニータンバリンから繰り出されるゴールドフォルテバーストの演出も
一週間待ってのお披露目だけに惚れ惚れする出来栄えで、
変身バンクと共にサンシャインへの気合いの入りようを感じさせます。
ただ一方で、サンシャインの変身バンクは大いに評価しているものの、
2週続けてフルを披露してしまうと少々あざとく感じてしまったのが残念です。
いつの間にかブロッサムとマリンが変身しているという、
2人の扱いがややぞんざいな印象も受けてしまいましたが、
先週と今週がサンシャインのためのエピソードと割り切り、
次回以降どのように扱われるのかを見届けたいと思います。
もう一つの目玉、空を飛ぶシーンは爽快感もあり、印象的なシーンでした。
いままでのプリキュアは強い跳躍力で高く飛ぶ事はあっても、
自在に空を飛ぶ能力は基本的に持っていません。
最終版に力を得て飛ぶ事が出来るようになるシリーズもありますが、
中盤でのこの能力。そして変身前でも飛ぶことが出来るのは興味深く、
今後ストーリーに活かされるのか楽しみです。
その空を飛ぶ場面でも怖がりのつぼみ、奔放なえりか、頼りになるいつきと
3人それぞれの性格がしっかりと出ていました。
ただ残念なのは、さつきがどのように手術の恐怖を克服したのかが明確に描かれず
2週に渡った割には少々勿体無いと思います。
ともかく、後半戦に向けて再び日常生活が始まるハートキャッチシリーズ。
次回は恒例の「合宿」という事で、いつきを交えたファッション部が
どのようなひと夏の思い出を作るのか楽しみたいと思います。
そして昨年このタイミングでEDが変りましたので、ハートキャッチもその流れを踏襲するのか、
こちらも興味を持って見守りたいと思います。
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