久々の平日休みに訪れた秘境・植物園・温泉 [旅行]
もともと一人旅が趣味だった私ですが、最近の土日や休日はプリキュア感想執筆に追われ
めっきり出かける事が少なくなってしまいました。
お盆が出勤のため、本日代休を取ったのを機会に、
暑さから逃れるべく日帰りプチ旅行へと行って参りました。
行き先に選ぶ条件として「最近の酷暑と無縁」「交通費が安価」「夏休みでも混雑していない」
を念頭に、この場所へ行って参りました。ここを訪れるのは2年ぶりです。
一部では超有名スポットですが、知らない人には何だか解らないと思います。
実はこれ、とある駅前の光景です。しかも駅舎もこの画に写っています。
「秘境駅へ行こう」という本でこの駅を知って以来、この駅を訪れるのは4回目です。
この場所へは私の住む最寄り駅から1回電車を乗り換えれば行けるのですが、
せっかくなのでその駅へ向かうための始発駅へ足を運びました。
東武浅草駅。これからこの快速に乗り、栃木県の最北端の駅である
野岩鉄道「男鹿高原」駅へと向かいます。
冒頭の景色が広がる風景まで、浅草から直通で行ける事に毎度ながら驚かされます。
男鹿高原は時間的に遠いです。
今日乗った電車は7:10浅草発ですが、乗り換えなしとはいえ男鹿高原に着くのは10時過ぎ。
せっかく行くのであれば、周辺の散策も楽しみたいものですが、
川治、湯西川といった著名な温泉地は人もそれなりに居そうですし、
龍王峡も常にそこそこ混みあっています。
そんな中目を引いたのは、「上三依水生植物園」でした。
「水生」というのがなんとも涼感を誘い、高原の植物園というのも興味が沸いたため、
男鹿高原の一駅手前、「上三依塩原温泉口」で下車。
この時点で東京とは体感温度が明らかに涼しく、来て正解だと思いました。
木々に囲まれた橋を渡って入るという、入り口からして涼やかな佇まいが漂い、
橋の下を流れる男鹿川は実に澄み切っており、
入場口脇には滝まであるというロケーションに期待が高まります。
園内でも数々の草花がテーマ別に分けて植生されており、
植物に詳しくない私でも充分楽しむことが出来ます。
残念ながら花が咲き乱れるのは春~初夏にかけてという事で、
この時期咲いている花は限られるのですが、
園内の水生植物池では
ちょうどスイレンが花を咲かせておりました。
ちなみにこの植物園は5~6月にかけて咲く「ヒマラヤの青いケシ」が有名だそうで、
その時期にまた再訪してみたいと思います。
なお、この水生植物池の脇を流れる男鹿川の光景はなかなかの迫力です。
植物園を後にして、野岩鉄道を1駅乗り、男鹿高原へと降り立ちます。
この駅の魅力は降りてみた人でないと伝わりづらいのですが、
駅の全景と駅前の様子、そして駅から国道までの「駅前通り」?をご紹介します。
この階段を登ると、冒頭の光景へと出くわします。
周囲には人家は無く、そもそも降り立つ人影も乗車する人も、
少なくとも私は過去3回の訪問で見たことがありません。
(今回だけは子供達と引率の大人の方と合わせて10名ほどが下車し、面食らいました。
すぐに駅前から車に乗ってどこかハイキングへと行ったようですが・・・)
いつ訪れるか知れない乗客を待つ駅の入り口。
駅を出て真っ先に目に留まる看板。
駅から伸びる道は林の中へと向かい、このまま進めばどこに出るのか不安を煽ります(笑)
この先7~8分ほど歩くと国道へ出るのですが、そこまで
このような山奥の林道のような道が続き、
とてもじゃありませんが私には夜に通る事は出来無そうです。
その国道へと至る道の途中には、うなりを上げる無人の野岩鉄道変電所と、
この駅の大きな特徴でもある「ヘリポート」があります。
訪れた方々の感想を見ても、なぜヘリポート?という疑問は共通のようで
山岳救助ヘリが着陸できる場所が必要なのだと思いますが、
それだけこの駅が山の奥深くにあると言うことになるでしょう。
そんな人跡まばらな地に立つこの駅にとって、最もシュールな光景は
浅草までの直通電車が平然と走っているという事に尽きます。
春日部あたりから快速や区間快速を利用している方々は、
まさかこの電車がこんな山間部から走って来ていると想像し難いことでしょう。
今までご紹介したとおり、駅周辺には人家はなく、当然自動販売機や商店も無く、
人工物は変電所とヘリポートという場所のため、
ここを訪れる際は食料を、特に飲み物をお持ちになる事をお勧めします。
電車の本数がそれなりにあるので、緊急事態に陥ることは少ないと思いますが、
喉が渇いた状態だとかなり厳しくなると思います。
私はいつも途中の下今市で駅弁を購入し、ここで昼食を採るのを楽しみにしています。
山菜や日光名物の湯葉が入ったもので、
土地の味覚というものを感じられる弁当で好感が持てます。
さて、このまま帰るのも芸が無いので、
沿線に多数の温泉を抱える野岩鉄道の事、日帰り入浴を楽しんで帰ることにしました。
選んだのは湯西川や川治ではなく、2駅先の中三依温泉で、
駅前の男鹿の湯に浸かった後、湯上りのビールを楽しんでから
再び車中の人となって帰ってまいりました。
私のような酒好きには、気兼ねなく酒が呑める公共交通機関の旅はありがたい物です。
が、帰りは快適な特急の誘惑に負けて、鬼怒川温泉からスペーシアで帰宅しました。
トータルの費用は
浅草→新藤原 東武乗車券 1,500円
野岩鉄道1日フリーパス 2,000円
新藤原→押上 東武乗車券 1,500円
東武特急券 鬼怒川温泉→北千住 1,000円
上三依水生植物園入場料 400円
男鹿の湯 入浴料 500円
湯上りの生ビール 500円
下今市の駅弁 1,000円
計:8400円(錦糸町→浅草、押上→錦糸町を含まず)
癒し効果 プライスレス
明日から再び仕事に向かう前に心身リラックスでき、満足行く一日となりました。
めっきり出かける事が少なくなってしまいました。
お盆が出勤のため、本日代休を取ったのを機会に、
暑さから逃れるべく日帰りプチ旅行へと行って参りました。
行き先に選ぶ条件として「最近の酷暑と無縁」「交通費が安価」「夏休みでも混雑していない」
を念頭に、この場所へ行って参りました。ここを訪れるのは2年ぶりです。
一部では超有名スポットですが、知らない人には何だか解らないと思います。
実はこれ、とある駅前の光景です。しかも駅舎もこの画に写っています。
「秘境駅へ行こう」という本でこの駅を知って以来、この駅を訪れるのは4回目です。
この場所へは私の住む最寄り駅から1回電車を乗り換えれば行けるのですが、
せっかくなのでその駅へ向かうための始発駅へ足を運びました。
東武浅草駅。これからこの快速に乗り、栃木県の最北端の駅である
野岩鉄道「男鹿高原」駅へと向かいます。
冒頭の景色が広がる風景まで、浅草から直通で行ける事に毎度ながら驚かされます。
男鹿高原は時間的に遠いです。
今日乗った電車は7:10浅草発ですが、乗り換えなしとはいえ男鹿高原に着くのは10時過ぎ。
せっかく行くのであれば、周辺の散策も楽しみたいものですが、
川治、湯西川といった著名な温泉地は人もそれなりに居そうですし、
龍王峡も常にそこそこ混みあっています。
そんな中目を引いたのは、「上三依水生植物園」でした。
「水生」というのがなんとも涼感を誘い、高原の植物園というのも興味が沸いたため、
男鹿高原の一駅手前、「上三依塩原温泉口」で下車。
この時点で東京とは体感温度が明らかに涼しく、来て正解だと思いました。
木々に囲まれた橋を渡って入るという、入り口からして涼やかな佇まいが漂い、
橋の下を流れる男鹿川は実に澄み切っており、
入場口脇には滝まであるというロケーションに期待が高まります。
園内でも数々の草花がテーマ別に分けて植生されており、
植物に詳しくない私でも充分楽しむことが出来ます。
残念ながら花が咲き乱れるのは春~初夏にかけてという事で、
この時期咲いている花は限られるのですが、
園内の水生植物池では
ちょうどスイレンが花を咲かせておりました。
ちなみにこの植物園は5~6月にかけて咲く「ヒマラヤの青いケシ」が有名だそうで、
その時期にまた再訪してみたいと思います。
なお、この水生植物池の脇を流れる男鹿川の光景はなかなかの迫力です。
植物園を後にして、野岩鉄道を1駅乗り、男鹿高原へと降り立ちます。
この駅の魅力は降りてみた人でないと伝わりづらいのですが、
駅の全景と駅前の様子、そして駅から国道までの「駅前通り」?をご紹介します。
この階段を登ると、冒頭の光景へと出くわします。
周囲には人家は無く、そもそも降り立つ人影も乗車する人も、
少なくとも私は過去3回の訪問で見たことがありません。
(今回だけは子供達と引率の大人の方と合わせて10名ほどが下車し、面食らいました。
すぐに駅前から車に乗ってどこかハイキングへと行ったようですが・・・)
いつ訪れるか知れない乗客を待つ駅の入り口。
駅を出て真っ先に目に留まる看板。
駅から伸びる道は林の中へと向かい、このまま進めばどこに出るのか不安を煽ります(笑)
この先7~8分ほど歩くと国道へ出るのですが、そこまで
このような山奥の林道のような道が続き、
とてもじゃありませんが私には夜に通る事は出来無そうです。
その国道へと至る道の途中には、うなりを上げる無人の野岩鉄道変電所と、
この駅の大きな特徴でもある「ヘリポート」があります。
訪れた方々の感想を見ても、なぜヘリポート?という疑問は共通のようで
山岳救助ヘリが着陸できる場所が必要なのだと思いますが、
それだけこの駅が山の奥深くにあると言うことになるでしょう。
そんな人跡まばらな地に立つこの駅にとって、最もシュールな光景は
浅草までの直通電車が平然と走っているという事に尽きます。
春日部あたりから快速や区間快速を利用している方々は、
まさかこの電車がこんな山間部から走って来ていると想像し難いことでしょう。
今までご紹介したとおり、駅周辺には人家はなく、当然自動販売機や商店も無く、
人工物は変電所とヘリポートという場所のため、
ここを訪れる際は食料を、特に飲み物をお持ちになる事をお勧めします。
電車の本数がそれなりにあるので、緊急事態に陥ることは少ないと思いますが、
喉が渇いた状態だとかなり厳しくなると思います。
私はいつも途中の下今市で駅弁を購入し、ここで昼食を採るのを楽しみにしています。
山菜や日光名物の湯葉が入ったもので、
土地の味覚というものを感じられる弁当で好感が持てます。
さて、このまま帰るのも芸が無いので、
沿線に多数の温泉を抱える野岩鉄道の事、日帰り入浴を楽しんで帰ることにしました。
選んだのは湯西川や川治ではなく、2駅先の中三依温泉で、
駅前の男鹿の湯に浸かった後、湯上りのビールを楽しんでから
再び車中の人となって帰ってまいりました。
私のような酒好きには、気兼ねなく酒が呑める公共交通機関の旅はありがたい物です。
が、帰りは快適な特急の誘惑に負けて、鬼怒川温泉からスペーシアで帰宅しました。
トータルの費用は
浅草→新藤原 東武乗車券 1,500円
野岩鉄道1日フリーパス 2,000円
新藤原→押上 東武乗車券 1,500円
東武特急券 鬼怒川温泉→北千住 1,000円
上三依水生植物園入場料 400円
男鹿の湯 入浴料 500円
湯上りの生ビール 500円
下今市の駅弁 1,000円
計:8400円(錦糸町→浅草、押上→錦糸町を含まず)
癒し効果 プライスレス
明日から再び仕事に向かう前に心身リラックスでき、満足行く一日となりました。
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