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花の都で聖地巡礼・・・ですか?(パリその1) [プリキュアにちなんだ旅]

本日、無事に10日間に渡る旅程を終えて帰国しました。
トラベルにはトラブルがつきものと言われるように万事順調ではありませんでしたが
パリで観たもの、モン・サン・ミッシェルで感じた事、
そして勝手にプリキュアに関連づけて訪れた地で見聞した事柄の数々は、
大いに刺激になりました。ところがデジカメに収めた写真を
まずはPCへと移そうとしたのですが・・・
前述の通りトラブルにはトラブルがつきものなのでしょうか。
デジカメの電源が何度試しても入らず、メモリーカードを取り出す事すら出来ません。
メーカーに問い合わせると、保証期間のために無償修理対象になるものの
最速でも来週土曜までは要するとの事。
しかし旅行の記憶は鮮烈なうちに書きたいと思いますので、
まずは一部だけ移し替えられた写真と、文章だけで暫定版を作成しました。
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往路に利用したのはエールフランスのパリ直行便です。
  
「猿の惑星:創世記」や「プリンセス・トヨトミ」といった映画やソリティアで時間を潰し、
12時間余りのフライトを経てほぼ定刻通りにシャルル・ド・ゴール空港へランディング。
私はヨーロッパを訪れた経験は何度かあるのですが、フランスは初めてです。
さて、ガイドブックの情報を頼りにオペラ座行きのロワシーバスを待つものの、
15分間隔で来ると言うにも関わらず、30分ほど待っても来る気配がありません。
遅れてきたバスに乗り込んだ頃から雨が降りはじめ、
初日から前途にやや不安が・・・バスが来なかったのはこの雨と、
パリ市街への高速道路の大渋滞のためでした。
オペラ座前でバスを降り、徒歩10分程度のホテルまで
雨の中重い荷物を転がして歩くのはしんどく、初日からかなり疲れました。
シャルル・ド・ゴール空港到着が17:15。ホテルに着いたのは20時を回っており、
物理的距離はともかく、時間的距離は成田より遠いような気がしました。

パリの宿は「ロンスレー・オペラ」。
立地の割にリーズナブルな料金に惹かれて選びましたが・・・
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ある程度覚悟していたとはいえ、スーツケースが開けられない程かなり狭い客室です。
そしてバスルームもヨーロッパのホテルのシングルルームにありがちな、
バスタブ無しのシャワーブースオンリー。
客室は小奇麗に整えられ、広いベッド、壁にエッフェル塔の写真があったりと
ある意味こだわりが感じられますが、価格相応といった感じです。
とはいえ、朝食会場レストランはヨーロッパのホテルらしく良い雰囲気でした。
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フロントの対応も良く、立地と価格を割り切れば悪くないホテルだと思います。

さて朝食を終え、雨も上がったパリ最初の朝はセーヌ川沿いを散歩してみようと考え、
地図と地下鉄マップを見比べ、川沿いにありそうな駅として7号線の「Pont Neuf」下車。
早速その名の通りの「ポン・ヌフ橋」に足を踏み入れると、
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『ずいぶん早いのね。あなたも散歩?』
ゆりに声を掛けられたかのようなあの橋の光景に、朝からアドレナリンが噴出しました。
丁度このポン・ヌフ橋からつながる川沿いの道が、
ゆりとオリヴィエが歩いたセーヌ川沿いの散歩道のようです。
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あの朝の散歩の風景そのままの景色が続きます。さらに
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犬の散歩をする人や
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ジョギングをする人など、ストーリーそのままの光景、というよりも
あの映画がセーヌ川沿いの風景を丁寧に写し取ったのだと改めて感じ入りました。
そしてさらに足を進めて行くと、そこには・・・
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行く手にサラマンダー男爵が待ち構えていた場所に続きました。
ゆりがムーンライトに変身し、サラマンダー男爵と対峙した場所は「カルーゼル橋」の下。
実際薄暗く、水はけも悪く、不穏な気配が漂っています。

劇中のようにここからオペラ・ガルニエの舞台へ飛ぶような事は事は当然ありません。
続けて私は、ゆりが早朝の散歩をしていたのがこの界隈であれば
皆が滞在していたのはこの近くではないかとあたりをつけ、
対岸のサン・ジェルマン地区へと向かってみました。

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何となく作中に出てきたような、そうでないような街並みが続く中、
見覚えのある風景が・・・
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つぼみがオリヴィエを追って思わず駆け出して行った道と思われます。
このリュクサンブール庭園前の道を進んで行くと、
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自転車にぶつかりそうになって我に返ったつぼみが泣き崩れた街角がありました。
やっぱり彼女たちはこの近くに滞在していた、という事でアパートを探そうとしたものの
さすがに個人宅の中や庭を見る事などできません。
それでも、どことなく似た公園を見つけました。
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ひょっとしてこの場所か、それとも柵の向こうか、
ファッションショーの練習をしていた場所ではないかと想像が膨らみます。

このまま通りを進み、ノートル・ダム寺院へ向かうべく最寄の地下鉄駅に入りました。
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4号線「St.Placide駅」。いつきとオリヴィエはここから地下鉄に乗ったと思われます。
やはりこのあたりに滞在していたのかと思いを巡らせながら、
ノートル・ダム寺院最寄の「Cite駅」で降りると、この階段も見覚えがありました。
DSCF0120.jpg
いつき達が下車したのもおそらくこの駅でしょう。
ただ、周辺に服を取りに来るような店は無さそうでしたが・・・(笑)

パリその2へ>>

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コメント 6

やまぴょん

実は去年の5月末~6月初めにかけての一週間程、仕事の都合でパリに出かけました。ですので、私の場合はパリを見た後、ハートキャッチの映画を見ることになったのですが、知っている場所が出てきてはニヤニヤとしていました。笑
ちなみに、私も宿はオペラ・ガルニエの近くで、合間の観光には地下鉄も多用しましたが、ヨーロッパの街並みは歩き甲斐があるので、それなりに歩きました。なので、知らない場所でも「そうそう、こんな感じ、こんな感じ」と思いながら映画を楽しんでました。

ただ残念ながら、時間的にモン・サン・ミシェルへは行けなかったので、UPされる画像を楽しみにしています。
by やまぴょん (2011-11-14 20:39) 

スティクス

>やまぴょんさん
昨年5月末~6月頃といえば、丁度ハートキャッチでは
「番長伝説」のあたりでしょうか。
既にパリをご存知の方があの映画を観ると、
知っている場所が出てきてはニヤニヤするというのは
私も身を持って体験しました(笑)
ちょうど日曜の夜、あの映画を再視聴してみると、
街角に至るまでパリの空気が感じられるんですよね。
そして私も地下鉄10回券を使い切るだけでなく、本当に歩きました。
ルーヴルから凱旋門まで!今思うとよく歩いたと思います。

モン・サン・ミッシェルの写真については、
私も修理が終わるまで本当に待ち遠しいです
パリで撮った写真もまだまだあるのですが・・・
その次に行った「プリキュアパレス?」と「のぞみ達が住んでいる町?」
そして「リアル加音町?」の写真もありますので、
今しばらくお待ちくださいませ・・・
by スティクス (2011-11-15 22:45) 

龍

パリには高校生の時に一度だけ行ったことがあります。そこからユーロスターでロンドンまで行くという行程でした。エッフェル塔はエレベーターが混んでいて、階段で上る羽目になったのですが、途中で足がつってしまって大変だったのを今でも覚えています…(次の日には治っていましたが)。

ところで、「水曜どうでしょう」も旅を題材にした番組です。「どうでしょう班」と呼ばれる4人(出演者2人・ディレクター・カメラマン)の旅には大抵トラブルがつきものですが、宿より夕食を優先したためにレンタカーで野宿する羽目になったり(しかも初日から)、地域時差を計算に入れ忘れて予定が大幅に狂ったりと、海外の旅は本当に大変そうです。

そんな海外ロケの中でも「一番大変だった」とされたのが、「アメリカ大陸を1週間で横断せよ」という企画で起こったハプニング。6日目の朝、時間通りに起床した4人がレンタカーでホテルを出発しようとした時でした。ビデオカメラに向かって大泉洋氏が問いかけます。

「みなさん、ここで問題です。この車、エンジンがかかっているのに、運転席も助手席も後部座席もトランクも開きません。この状態を一般に何と言うでしょうか?」

なんと、相棒である鈴井貴之氏がキー閉じ込み、いわゆる「インキー」をやらかしたのです。アメリカ大陸のド真ん中で…。平謝りする鈴井氏。ディレクターに「おっさん」呼ばわりされるなど、芸能プロダクション社長の肩書を持つ男が、4人の中で一番低い立場に置かれることとなりました(笑)。

ところが、これで終わらないのが「ダメ人間」こと鈴井氏のすごいところ。英語がうまく話せない4人はどうにか身振り手振りでフロントに事情を説明し、ロードサービスを呼んでもらいましたが、部屋で待機しようと戻った途端…。

「ミスター、部屋のカギは?」
「…?」
「部屋のカギwwwどこやってんだよwwwwww」
「オートロックだって知ってるだろ!?」

なんとミスター、ホテルの部屋もインキーしちゃってました。もはや笑うしかない4人。こちらは車よりも先に解決しましたが、フロントへの事情説明のためにパシリをさせられることになりました。結局、出発が予定より2時間も遅れますが、それにしても、自分で立てた計画を自分で狂わせるとは…。

「インキーにインキーってどうやったらできるんだ?」「後世まで語り継いでやるからな!?」帰国の飛行機には間に合いましたが、その間鈴井氏はみんなに嫌味を言われ続けました。これが伝説の「インキーマン」事件です。
by 龍 (2012-02-19 14:20) 

スティクス

>龍さん
高校でのパリ+ロンドンは修学旅行でしょうか。だとしたら羨ましいです。
私もエッフェル塔は心残りでしたが、
さすがに徒歩で登る気力は無く次回行く時に持越しです。
それにしても1日で復活とは、若さって素晴らしいです(笑)

先日も少し名前を挙げて頂きました、水曜どうでしょうという番組について
知らなかったのでちょっと調べてみましたが、
なるほど北海道ローカルの番組なのですね。
ご紹介文を読むと面白そうですので、
動画サイトとかに上がっていないかチェックしてみようかと思います。
アメリカ横断の苦心談を読むと、今思えばアメリカ横断ウルトラクイズなども
スタッフの皆様は裏の旅行手配など、相当苦労された事でしょう。
インキーマン事件(笑)。アメリカのド広い空間でやらかしたら
確かに命取りになりそうです。

私が今回出会ったトラブルは、ホテルの前やルーブルの前で
金を無心する連中に囲まれてしつこく付きまとわれた事と、
モンマルトルで後をつけられ、少し追いかけられた程度なのですが、
海外へ行くと改めて日本の安心感は凄いと感じますね。
by スティクス (2012-02-19 20:45) 

阿波の人

はじめまして。HN阿波の人と申します。この度私もツアーですが、フランスに旅行に行く予定です。ルーアン、モンサンミッシェル、ロワール、パリへ行ってきます。

旅行の動機はもちろん映画ハートキャッチですが、特にモンサンミッシェルやパリ散策の際にはつぼみたちの足取りを追ってみようと思います。

また、私はアコーディオンを趣味としていますので、ぜひモンサンミッシェルとパリで映画に使われていたBGM「父と子」(モンサンミッシェルでの親子対決の曲)と「よみがえる花」(映画のラストシーンの曲)を弾きたいと思っています。

管理人様の写真を参考に、つぼみたちの足取りをいろいろと調べてみます。それでは失礼します。
by 阿波の人 (2013-03-07 11:25) 

スティクス

>阿波の人さん
はじめまして。この旅行記へのコメント、ありがとうございます。
ルーアンとロワールはいいですねぇ。
私も行ってみたかったので、ぜひ楽しんでいらして下さい。
ツアーとの事、既に旅程が固まっているかもしれませんが、
モン・サン・ミッシェルの島内泊は本当にお勧めです。
(オムレツはまあ・・・お察しください)
パリの自由行動時にも、つぼみ達の足跡を訪ねる旅を楽しめるといいですね。
ただ執拗に寄付を募る連中やら、タチの悪い物売りやらも多かったので
十分注意して下さい。

アコーディオン、素敵なご趣味ですね。
あのBGMを、フランスの空の下で奏でたご感想も伺いたいです。
どうぞお気をつけて、行ってらっしゃいませ。
by スティクス (2013-03-07 23:18) 

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