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花の都で聖地巡礼・・・ですか?(モン・サン・ミッシェルその2) [プリキュアにちなんだ旅]

テラスの後ろの扉を開いた先は、礼拝堂です。
そう、幼いオリヴィエが祈りをささげた場所。
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『だいてんしミカエルさま。ぼくのおねがいをきいてください』
  
礼拝堂の次の間は「列柱廊」。
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ここも幼いオリヴィエが礼拝堂に向けて歩いた道として印象深い光景です。
ところで見学順路は「大階段」→「礼拝堂」→「列柱廊」なのですが、
作中でオリヴィエが歩いた順は「列柱廊」→「礼拝堂」→「大階段」です。
ということは、切符を買わずに出口から入って逆走したという事でしょうか(笑)
それはさておき、食堂や迎賓の間、礼拝堂など、随所に修道士の
質素な生活が偲ばれる修道院内の数々の中で、
ここが一時期牢獄として使われた事を示すもののインパクトが強烈でした。
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車輪の中に囚人が入って回し、荷物を引き上げたと言う滑車。
プリキュアファンとしては「ココのヘルシー大作戦」を思い出しますが、
無骨で巨大な車輪からは、いかに重労働だったかが思い知らされます。
そして皮肉にもこの窓から見える光景も、美しいものです。
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『こっちだ、おいで・・・』
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サラマンダー男爵の声に導かれるようにらせん階段を下りて行き、
突き当りの扉を開くとそこには・・・お土産売り場がありました(笑)
お土産売り場の先には、頂上に立つミカエル像のレプリカがあります。
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ドラゴンを踏みつけるミカエル。
まさにサラマンダー男爵を見下ろすキュアアンジュそのものです。
映画を観る前であれば、カッコいい(実際にイケメンな像です)像と映ったことでしょう。
しかしこの目を見ると、サラマンダー男爵の叫びが聞こえてくるようです。
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『俺を哀れむような・・・その目を、やめろォオオオオオッ!』

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出口を出た先の小さな庭園、その向こうに広がる果てしない干潟の美しさに、
やはり目を奪われます。四方を向いてもこの光景。それも飽きる事がありません。
が、さすがに上り下りの連続と、冷たい強風に吹きさらしで少し疲れて来たので、
このあたりで一度ホテルへ戻りました。

途中、島内のメインストリートともいうべき
土産屋やレストランが軒を連ねる一角を通りますが、
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日の丸のナンバープレートが売っていたり、
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軒先にキティちゃんが吊るされていたり、ちょっと苦笑させられます。

モン・サン・ミッシェル島内の入り口を入ってすぐ脇、
有名なオムレツの店「ラ・メール・プーラール」の客室が今夜の宿です。
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パリのホテルと料金差がほとんど無いのに、広くて趣のある快適な客室。
調度品もセンスが良く、1泊だけなのが惜しい気がしました。

この後、映画で印象的だった光景「夕陽に染まるモン・サン・ミッシェル」を
見て見たかったのですが、あいにくの曇り空のために夕陽にならず、
そのまま夜になりました。その間、ずっと冷たい風に吹かれ続けたために、
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ライトアップされたモン・サン・ミッシェルの風景を収めた後、今日は休む事にしました。
この日のディナー、というよりこの旅ではじめてのまともな食事、
ノルマンディ地方の海産物を使ったオードブルに続いて
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ワインと共にモン・サン・ミッシェル名物の巨大オムレツを食し、
またも早めに床に着きました。

早朝、モン・サン・ミッシェルは静まり返っています。
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観光客であふれていた午後の光景が嘘のようで、
人っ子一人おらず、海鳥の声しかしない静寂の島内を散策しました。
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神秘的、という言葉だけではくくれない光景。
この「体験」が出来て本当に良かったと思います。

この後再び修道院を見に行ったり、遠景を撮りに行ったり、
まだ歩いていない島内の道を探検気分で散策したりして、
まだ観光客が押し寄せる前の島内を満喫しました。
それにしても坂・階段が入り組んだこの島内の道は、
ドラクエ5のルラフェンやエルヘブンを歩いているような気分です。
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14時半までモン・サン・ミッシェルを満喫し、名残は惜しいですが、
ここにはまた必ず来ると思いながら、
再びバスでレンヌへ、そしてTGVでパリへと戻りました。
パリに戻ったのは既に陽が落ちた後。
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『おお麗しの都パリよ!我々は帰って来たぞ!』
サラマンダー男爵のようにエッフェル塔の上からパリを見下ろしたかったのですが、
(23時過ぎまで入場できます)
おとといのオペラ座に続き、ここのエレベーターも長蛇の列のために断念し、
またまた早めに床に着きました。
この時点で、旅はまだ半分です。

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