SSブログ

スマイルプリキュア第15話『ドタバタ!みゆきの母の日大作戦!!』 [スマイルプリキュア!]

「母の日」を主題に描いた作品といえば、涙無くして観られない名作、
ハートキャッチの第14話が思い浮かびます。
母の日そのものを描いたのは、過去では意外にもこの一編のみですが、
同時期には昨年の北条母子の感涙作も記憶に新しく、
遡ればなぎさと理恵ママ咲と沙織ママ舞と可南子ママン
のぞみと恵美ママラブとあゆみママ(これは少し時期が早いですが)など、
いずれも母と子に主眼を置いた珠玉のエピソードが揃っています。
さて2年ぶり2度目となる、ズバリ母の日に主題を置いた今回。
前述の「のぞみと恵美ママ」を思わせながら、期待に違わぬ素晴らしい一編となりました。
  
久々登場の「秘密基地」。
白雪姫を読むみゆきの横で、キャンディが何やらアクセサリーを作っています。
それをみんなに見せようとみゆきが顔を上げた際、みんな何やら作業中な事に気付きました。
キャンバスに向かうやよい、裁縫をするあかねとなお、ろくろを回すれいか(し、渋い・・・)
みんなは母の日のプレゼントを作っています。そう、今日は母の日。
すっかり忘れていたみゆきの叫びが、秘密基地にこだましました。

ひょっとして大阪まで買い出しに行っていたのか、
沢山の納豆ぎょうざ飴を買ってご機嫌のマジョリーナ、ウルフルンに一つプレゼントします。
ところがその味はといえば・・・やっぱり食べる人を選ぶものでした。
『ゞ(゚ε゚ヽ)ブッ!何だこれマズ!まっず!』
口に含んだ刹那ウルフルンは盛大に吹き出しました。
その結果、プレゼントなどろくなものでは無いと認識した狼さんが出撃します。

みゆきはキャンディと共に自室に戻り、素敵なプレゼントを買おうと貯金箱を開けますが・・・
『これで何が買えるクル?』『なんにも買えません・・・』
『じゃあどうするクル?』『どうにもなりません・・・』
中身はわずかに174円。現実は非常です。
ところで母の日とは何かを知らないキャンディのために、
みゆきは日頃の感謝を表す日だと説明した際、
何かをあげなければいけない訳じゃないと気が付きました。
名付けてみゆきの母の日大作戦がスタートします。

早速皿洗いをしていた育代ママンの手伝いをしたみゆきは、
嬉しそうな母の姿に気を良くして、さらに手伝いをして喜んで貰おうと考えました。
突然の風の吹き回しに少し不思議そうな育代ママンも、
今日が母の日だと知って納得、まずは洗濯をお願いします。
山積みの洗濯物を前に、みゆきはお母さんの大変さを認識しながら
洗剤(らしき液体)を注入し、スイッチを入れてこれでバッチリ!
続けてコーヒーを淹れてあげました。育代ママンの好きな、ミルクと砂糖たっぷりのコーヒー。
ところがコーヒーを口に含んだ育代ママンは微妙な表情です。
案の定というかお約束というか、みゆきは砂糖と塩を間違えていました。
次いで洗濯機から警報が鳴り、蓋を開けると見事なバスクリン色がついています。
先程みゆきが入れた液体は入浴剤でした。
次いでベランダに布団を干しますが、あの・・・布団ばさみを挟まないと飛んじゃいますよ(笑)
もはや嫌な予感しかしません。
続けて掃除をしようと張り切った矢先、先程干した布団が風に吹かれて落ちるのを見て
慌てて駆け寄ろうとしたみゆきは掃除機につまづいて転倒。派手に中身をブチ蒔けました。
折角のお手伝いが裏目に出てしまい、みゆきはすっかり涙目です。

自室に戻ったみゆきは逆に迷惑かけてしまっていると思い悩み、
他にどうしたら喜んでもらえるのか考えると、みんな何かを作っていた事を思い出しました。
キャンディが作っていたようにアクセサリーを作り、
素敵なものをプレゼントしてウルトラハッピー!そうと決まれば俄然やる気が戻って来ます。
再び秘密基地へと戻ったみゆきは、みんなが作っていたものを見せてもらいました。
絵が得意なやよいは母の肖像画、その出来は言わずもがなです。
あかねは店で使えるエプロンを作ったものの、少々不格好かつ指も傷だらけです。
一方なおは普段から妹弟達の繕いものをしているために手芸が得意で、
見事なティッシュカバーを仕上げていました。しゅげー!(ゲフンゲフン)
そしてれいかは「感謝」「母」と認めた湯呑を焼き上げています。
(シブイねェ・・・まったくおたくシブイぜ)
という訳でみゆきにも特技を活かしたものを提案してみますが、みゆきの特技とは・・・?
『そうですね。例えば・・・例えば?』『そうだなぁ。えっと・・・例えば?』
『えっと、えっと・・・例えば?』『えっと、そうやなぁ・・・例えば?』
残念ながら一巡しても誰も思い浮かびません。自分の特技が何なのか、首を捻るみゆき。
その時、キャンディが作ったアクセサリが目に留まりました。

素敵なネックレスを作ろうと意気揚々、糸にビーズを通して順調に仕上がって行きます。
手作りチャームの色塗りも頑張り、みんながお茶を淹れてくれたりと見守る中、
手作りネックレスは完成!・・・したものの、完成品はどこか不格好でした。
みゆきの笑顔が曇ります。あかねはそんな事無いと慰めるものの、
自信を失ったみゆきは、渡すのをやめようかと思い悩みました。
その状況に、やよいがメッセージカードをつけて渡す事を提案すると、
再びみゆきも気を取直し、みんなでメッセージカード選びに出発です。

街にやって来たウルフルン。未だ納豆ぎょうざ飴の味が口に残ったままで気分が悪く、
徹底的にバッドエナジーを集めようとこちらも意気込み充分です。
眼下の花屋に目を留めて、母の日のカーネーションをプレゼントする親子を前に、
再びプレゼントへの腹立たしさが蘇ったウルフルンは白紙の未来を黒く塗りつぶしました。
メッセージカードを選びに来ていたみゆき達も異変に気づき、
母の日のカーネーションを買いに来た人達からバッドエナジーを抽出した事に憤り、変身。
ウルフルンも今日は赤っ鼻を用いてカーネーションをアカンベェ化します。

ネックレスをキャンディに託し、戦闘開始。
花に包み込んで投げ飛ばしたり、花粉を吹きかけてくしゃみをさせたり、
鋭い葉っぱを飛ばしてきたりと、今回のアカンベェはなかなか強敵です。
ハッピーが2本の花にしがみつき、動きを封じて好機を作ったのも束の間、
茎が伸びて振り回される等、苦戦を強いられるも常にキャンディが声援を送りますが、
その姿にウルフルンは苛立ちを覚えました。
アカンベェにキャンディを襲わせ、すかさずハッピーが救い上げますが、
その際キャンディに預けていたネックレスが落ちました。
それを拾い上げたウルフルンに、返してと飛び掛かるハッピー。
『てめぇが作ったのかよ?どうりでやたら下手くそだと思ったぜ。
 こんなの貰って喜ぶ奴がいるのかよ』
ネックレスを奪い返すことも出来ず、ウルフルンにあしらわれ、
罵倒されたハッピーは、悲しさを通り越してしまったのでしょうか。
寂しげな、自嘲気味の笑顔ともとれる表情で肩を落としました。
『・・・やっぱり、そうかな?全然上手に出来てないもんね、それ。
 そんなんじゃお母さん、喜んでくれないよね・・・』


『ハッピー、それはちゃうで』
サニーはそっとハッピーの肩に手を置いて、ウルフルンに返すよう求めます。
当然一蹴するウルフルンに、静かに怒りを燃やしていたサニーは一気に躍りかかりました。
『ウチの作ったもんかて大概不細工や。けどな!』
『たとえ不器用でも、気持ちを込めて作ったものなんだ!』
マーチも続き、その蹴りを受け止めたウルフルンに、炎を纏ったサニーの蹴りが炸裂!
ネックレスを奪い返します。
再びキャンディを襲うアカンベェの花はビューティが押し留め、
『上手いとか下手の問題ではありません!』
花を凍らせて一撃を叩き込み、
『お母さんのために込めた思いが、一番大事だと思うから!』
ピースも電撃を叩き込みます。自分で起こした雷にビビるというのは変わりませんが(笑)
みんなの言葉に、ハッピーは大切な事に気が付きました。
『そうだ、大切なのは気持ち。プレゼントが可愛いとか、そんなんじゃない。
 ここにいる人たちもきっとそう。お母さんに伝えたい事があるから、プレゼントをするんだ』


反撃開始。花を上手に相手に向けて花粉を噴射させ、
ウルフルンとアカンベェにお返しします。
苦し紛れの葉っぱ攻撃はマーチが全て打ち払い、上空に跳んだ4人の攻撃が、
さらにその上からハッピーが茎を滑ってアカンベェに突撃!
『不器用でもいいの!私お母さんに、ありがとうって言いたい!』
ハッピーシャワーでアカンベェを撃退。久々にデコルを手に入れました。

ネックレスを取り戻したものの、ボロボロになってしまった事を謝るキャンディ。
キャンディのせいではないと慰めるみゆきの前に、買い物でしょうか。
丁度育代ママンが通りかかりました。
みゆきはいざ面と向かうとプレゼントを渡す事をためらってしまいますが、
みんなの後押しもあり、意を決してネックレスを差し出しました。
あまりうまく出来なかったと少し自信無さげなみゆきでしたが、
受け取った育代ママンは目を輝かせて笑顔を娘に向けました。
『・・・とっても素敵』

日野家でも、黄瀬家でも、緑川家でも、青木家でも、
それぞれ娘からのプレゼントを喜ぶ母の姿がありました。
そして星空母子は、暮れなずむ町を家路へと向かいます。
みゆきはお手伝いがきちんとできなかった事を謝りますが、
育代ママンにとっては「すごく頑張ってくれた気持ち」がとても嬉しいものでした。
『ありがとう、みゆき』
今日はお母さんに感謝する日。それは逆に子供の気持ちに親が感謝する日でもあります。
『お母さん、ありがとう。だーい好き!』
空に一番星が輝き、ドタバタ忙しかった母の日は暮れて行きました。


まず満を持しての登場と言うべきか、みゆきの母の星空育代ママン、美人ですねぇ。
これまでは美翔可南子さんが私の最もお気に入りのお母さんで、
例外的にママンと呼んでいたのですが、今回思わず育代ママンと呼んでしまいました(笑)。
もっともプリキュアシリーズの母親は皆容姿・性格ともに魅力的な美人揃いで、
前回の予告を見てから期待していたものを上回り、
素敵な母親がまた一人登場した事が嬉しいです。
願わくばこれから先の出番もそこそこキープしてもらいたいものですが・・・

さてママンの容姿に萌えるのはこのくらいにして、
今回は独身の私もなんとなく子を持つ親の気持ちが解ったような気がします。
冒頭から続くみゆきの奮闘ぶりを観て、
結果として失敗に終わったり不発に終わったりしているものの、
一心にお母さんのために何かをしたいと言う姿が、なぜか自分の事のように嬉しくなりました。
おそらく本日、この話を親子で観ていたご家庭の中には、
今ちょうどお子さんに何かお手伝いをしてもらったり、
プレゼントを貰ったりしている方もいらっしゃる事でしょう。
作中のみゆき同様、逆に余計な手間が増えてしまうお手伝いかもしれませんし、
貰っても実用に困るものかもしれませんが、その気持ちが何よりも嬉しいとは
大人になって初めて解る事なのでしょうか。
誰かのために何かをしたいと言う気持ちを貰う事は、
大人でなくても嬉しいと言う事が、今回のみゆきとキャンディの関係から見て取れます。

まずみゆき→育代ママンの間では、コーヒーの砂糖と塩事件や
洗濯物、掃除機などの失敗を前にしても、育代ママンは委細気にしないで何も言わず、
ただにこやかに笑っています。(苦笑いも入っていますが)
同じことはキャンディ→みゆきの間でも見て取れ、
戦いの応援をするという行為は実際に役立つ訳でもなく、
ウルフルンに標的にされる等、逆に足を引っ張っているとも言えますが、
みゆき=ハッピーはそんな事を気にしてはおらず、
キャンディの気持ちをありがたく受け取っています。
ネックレスをボロボロにしてしまった事を詫びる場面でも、
みゆきは一切気にしておりません。
また標的にされたキャンディを体を張って守る姿からは、子を守る親のようなものも感じられます。
今回みゆきは「何かをしてあげる」喜びと、「何かをしてもらう」喜びの両方を体験していました。
みゆきにとってのウルトラハッピーとは決して特別な幸せではなく、
日常の中に見出して行くものだと思いますので
その「喜び」こそが、ウルトラハッピーとなり得るものだと思います。

またプレゼントについて、マジョリーナとウルフルンのやり取りが
反面教師になっている点にも構成の妙を感じます。
得てしてプレゼントとは送り手と貰い手の間に多少の意識差が存在するものです。
それを踏まえた上で嬉しいと喜べるのか、要らないと考えるのか。
マジョリーナは下心なくウルフルンにプレゼントしたと思いますし、
ウルフルンも貰ったモノがあまりにアレだった(笑)という点があるものの、
気持ちのやり取りという点がこの両者には欠けていたのでしょう。
それが「プレゼントは下らない」という発想に繋がってしまうのが
現実にもあり得る話だけに教訓になりました。

話は逸れますが、私はある事情で「プリキュアシンドローム」はまだ未見です。
ただ本文中、のぞみについて鷲尾氏が「項羽と劉邦」の
劉邦のような人物だと評していると耳にしました。
みゆきもまさに、この劉邦のような人物と言えそうです。
実際劉邦はチンピラ上がりで自分では何も出来ず、
子を投げ捨てながら逃げたりとヘタレなエピソードばかりが光りますが(笑)
蕭何、夏候嬰、張良、韓信、陳平といった優れた人物が自然と集まって来ます。
「賢者は自分のすぐれた思考力がそのまま限界になるが、
 袋ならばその賢者を中へほうりこんで用いることができる」
司馬遼太郎は、劉邦をこのように評させていました。
れいか以下、みんなみゆきの特技を言い当てる事が出来ませんでしたが、
このように常に人の中心に存在し、人が自然と集まり、
人を包み込む器の持ち主である事は感じている筈です。
劉邦のように、そしてのぞみのように、中に入る「者」やこれから中に入れる「物」によって、
どのようにもウルトラハッピーを捕えて考える事が出来る、
からっぽの大きな袋というのがみゆきの特技だと感じました。
ただ、「例えば?」の連鎖には笑わせて貰いましたが(笑)

笑えたと言えば、ろくろを回すれいかの渋すぎる姿にも開始早々笑わせて貰いました。
よく見れば下に畳が敷いてありましたが、まさか畳まで秘密基地に持ち込んだとか・・・?
あと、どうやって焼いたのでしょう。ひょっとして窯まで持ち込んでいるのか、
はたまたサニーに焼いてもらったのか・・・?謎は深まるばかりです。
また、緑川一家は父親似なのか、それとも・・・?
いや、なおのお母さんはおおらかでとってもいい人だと思います。
しかし朝食茶碗3杯が控えめだと言っていたなおの成長した姿が少々心配になりました。

5人それぞれが協力し、攪乱しながら動くアクション面でも今回は見応えがありました。
炎を纏った一撃を決めるサニー、続いて速攻を畳み掛けるマーチ、
凍らせて一撃をかけるビューティのカッコ良い事!
そして相変わらず自分で呼んだ電撃にビビるピースもさることながら、
茎を滑ってハッピーシャワーに至るまでのハッピーのカッコ良さにもシビれたものです。
これから先、5人が繰り広げる熱い戦いにも期待が高まります。
nice!(0)  コメント(17)  トラックバック(3) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 17

幸下人(しあわせげっと)

好エピソードと好レビュー。これこそが求めるもの。

エピソードがメインなら、スティクスさんのレビューはデザートでしょうか。デザートが台無しならせっかくのエピソードも後味が悪くなりますし、デザートがよければ幸せな気持ちを増幅させて「食事」を終えることも出来ます。

こんにちは、幸下人です。

スティクスさんは「ビストロ・プリキュア」のパテシエの一人。
メインである作品作りに参加することは「株主になること」くらいですが、デザートは腕の振るいどころ。

今回のような心温まる話についてのレビューは、期待たがわぬ内容と、迷いを感じさせない早目のアップ(単に相撲中継の兼ね合いでしょうか?)と、文章のキレのよさ。
これこそがスティクスさんの真の力量です。スーパーサイヤ人状態です。読みごたえ充分ですね。

再放送やDVDもありますし、スティクスさんのレビューを読んでからエピソードを見るかたも多いでしょう。

つまり「デザートから先に選んじゃいましょうか、せつなちゃん」状態なわけで。

そういった意味でもスティクスさんのおかげで眠っている過去放映のエピソードが何度掘り起こされたことでしょう。

「秘密基地 項羽」でググればなんと2ページ目にこのブログが出ます。
偶然、三国志からここにたどり着くひともいらっしゃるかも・・・で。
そうやってプリキュアの裾野が広がっていけば、ファンの一人としてうれしい限りです。

by 幸下人(しあわせげっと) (2012-05-13 18:38) 

幸下人

項羽は三国志ではありませんね。訂正します。
by 幸下人 (2012-05-13 19:26) 

横浜学園都市部

母の日の為に、みゆきの奮闘を描いた今回。

真心を込めたプレゼントが、如何に相手に伝わるかが痛感させられましたね。

今回のサニー達の励ます展開は、京都の時みたいでしたね。

この展開を脚本した佐々木さんに感謝です(5話から参加した氏は普段は舞台脚本家だそうです)。

それにしても、みゆきの母・育代の声がまさかの国府田さんだとは…
「GS女神」の冥子をやるつもりが、当時の梅澤Pの反対で、おキヌを演じたことで知られていますよ(ちなみに冥子は、おキヌをやるはずだった西原さん(クレッシェンドトーン))。

スタッフにも既に青山氏(キャラデザ担当)・川村氏・河野氏・志水氏(オールスターズNS監督)が参加してましたね。

さて次回はそんな青山氏が作監でれいかが主役ですが、題名の発端はみゆきにあるらしく、恐らくえりかに見せてあげたい話でしょうね。
by 横浜学園都市部 (2012-05-13 19:34) 

龍

セリフ回しのテンポが半端ない…じゃなくて、手伝おうとしてドジを踏みまくるみゆきもそうですが、星空母子の姿は何とも温かく、微笑ましいものでした。

「これで何が買えるクル?」「何にも買えません」
「じゃあどうするクル?」「どうにもなりません」
…まあ、お子さんもお金なんて持ってないでしょうからね。皿洗いの時点で何枚か割るのではないかと心配しましたが、そんなことはありませんでした。ところで、みゆきのエプロンが片方肩から外れてます。いかにも子供っぽくてかわいい。

砂糖と塩か、気にしない気にしない、君が好きな「赤毛のアン」はケーキの香料と塗り薬を間違えたくらいだし。ちなみに、私の家では入浴剤を洗剤の近くに置かないようにしてます。今度からはラベルやパッケージを確認するようにしましょうね。

ハッピーの肩にそっと手を置いて、静かな怒りを燃やしながらウルフルンに向かっていくサニーが男前すぎる。見るからに上手だった他の3人と比べて、確かにあかねの作ったエプロンはお世辞にもうまいとは言えません。もちろん、他の3人の言葉ではダメというわけではないですが、あの場面はあかねだからこそ説得力があったんだと思います。
そこからなお、やよい、れいかと畳み掛けて、最後は立ち直ったみゆきが締める、という展開も見事でした。さすが河野さんというべきか、戦闘も気合入ってましたね。

ウルフルンのイメージは「面倒くさがりでグレやすい不良中学生」(大塚監督)とのこと。「幼児やプリキュアぐらいの歳の子から見れば怖いけど、凶悪犯ではない」、というスタンスだそうです。
今回はしっかり悪役やっていますが、ネックレスをボロクソにけなしながらも壊さなかった(戦闘の余波で壊れたけど)あたり、好感が持てます。
「イラついてるから今日は赤っ鼻で行ってやる」、もはや恒例の丁寧な説明ありがとうございます。

さて、子供が失敗した時、親はつい叱ってしまうことが多いです。叱るのが100%ダメではないけど、子供って結構「失敗」を引きずるもので、みゆきもその傾向があることが13話、そして今回で描かれていました。
12話のキャンディもそうですが、手伝いたい気持ちが空回りしたケースだと余計にまずい。「どうせ私なんか、何もしない方がお母さんのお手伝いになるもん」のような感じになりかねません。

あれだけ迷惑かけても決して咎めることなく、「大丈夫」と言って優しく見守ってくれて、ドーナツ摘み食い(9話、犯人はキャンディ)のように叱るときはちゃんと叱る育代さん、あなたは母親の鑑です。きっと、おみやげのこけしも笑顔で受け取ってくれたことでしょう(前回も同じこと言ったような)。

「心のキャッチボール」という言葉がありますが、ボールを投げても相手が受け取らないか、投げ返さなければ何にもならないですよね。
「キャッチボール」は双方のアプローチがあって、初めて成り立つもの。「スイート」でノイズが救済されたのも、響達の思いに彼が応えたからでした。
「5」でブンビー以外の敵達が次々と倒されてしまったのは、もはや「キャッチ」すらできなくなってしまった者達の、憐れな末路だったのかもしれません。

自分の気持ちが伝わらず、世界に拒絶されたと感じた時、人は心を枯らせ、悪に歪んでいく。それが、今のウルフルン達なのでしょう。
彼らは彼らなりにまっすぐで、根がいい連中であることは間違いないと思うので、今後のバッドエンド陣営の描写にも注目です。ところで、やっぱりアレは彼の口には合わなかったようですね。

次回はれいか。今までの自分を一度リセットして「道」を見つめ直したとき、彼女は何を思うのか。おじいちゃんが本家の「道」を説いてくれそうな感じですが…。
「やめるのをやめることをやめません」…この子センスありすぎ。
by 龍 (2012-05-13 20:03) 

スティクス

>幸下人さん
もったいないお言葉、痛み入ります。
楽しいエピソードをより一層楽しむために、
仮に疑問に思ったエピソードでも、新たな発見で見直す事が出来るように、
ささやかでも一つの指針になりたい。
やっぱりこれが私がここを運営していくための方向性だと思います。
一応、東映アニメーション株を保有しておりますが(笑)
それ以外にファンとして出来る事は作品の魅力を全力で伝える事ですね。
私もここを始める前、数ある感想サイト様を拝見しながら
(今でも多くのサイト様を参考にしておりますが)
話をより深く観る手助けにしており、
私もやってみたいとの思いで始めましたので、
もしもそのようになっているとすれば光栄です。

ちなみにご指摘の通り、今週と先週のUPが早いのは
相撲中継に間に合わせるためでして(笑)
中継終了後の18時~20時で買い出しや家事の残り、
20時からは平清盛と、本場所中は結構忙しかったりします。
そんな中でも今回は私自身も書いていて手応えを感じました。
話自体の出来もさることながら、迷いなく思う事を書けるのは楽しいです。

>デザートから先に選んじゃいましょうか、せつなちゃん
懐かしいですね。そういえば冒頭の例に挙げていませんが、
これも「母と娘」の秀逸なエピソードでした。

>秘密基地 項羽
やってみました。確かに2ページ目に来ますね(笑)
時々なんでこの検索文でヒットするんだろうと驚く事もありますが、
それがきっかけで少しでも裾野が広がっていると考えれば
私もそれを喜びたいと思います。
by スティクス (2012-05-13 21:44) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
大切なのは真心。定番とも言える展開でも新鮮に見え、
そして深い感銘を与えてくれた内容に感謝したいです。
佐々木さんはこれまでお名前を拝見した事が無く、
スマイルで初めてお見かけしたと思っていましたが、
なるほどそういう経歴の方なのですね。
今後も良作をものにされる事を期待しています。

>GS美神
当時私も毎週観ていましたので、おキヌちゃんがママンか・・・と
時の流れを実感しました。
ただ冥子とおキヌちゃんのキャストが逆だったと言うのは初めて知りました。
今ではどちらも西原さん、国府田さんでないと考えられないのですが・・・
あとは、改めて青山さんの豊かな経験には驚かされます。

>えりかに見せてあげたい話
ひょっとして「夏休みの宿題終わりません」みたいな理由、でしょうか。
れいかの性格からは想像がつかないのですが、
来週の展開に期待です。
by スティクス (2012-05-13 21:52) 

スティクス

>龍さん
台詞回しは本当に爽快でしたね。
例に挙げておられる、私も本文中に引用した
キャンディとみゆきのやりとりの言い回しの妙。
京都での「池の水冷たかったでした」を思い出しました。
京都と言えば、育代ママンの近くにスキンヘッドのこけしがあれば
更に笑えたと思いますので、これが少々心残りです。

皿洗いがまともに出来たので、のぞみのような惨劇にはならないと思いきや
そこは我らがブラック家族。期待を裏切りませんでした。
私も漂白剤と洗剤を間違えた事がありますので、
あまり人の事は言えないのですが・・・(笑)

静かな怒りのサニーのカッコ良さはいわずもがな、
最初は穏便に(それでも怒りを内に秘めて)ウルフルンに呼びかけ
そこから爆発していく様には惚れ直しました。
そしてエプロンに関しても、確かに下手だからこその説得力がありました。
私は今回、「母」ではないので触れなかったのですが、
舞の誕生日に絵を描いた咲の事も思い出しました。
いずれも上手ではありません。だからこそ伝わるものがある。
もちろんマーチ、ビューティ、ピースの絡め方も自然で、
誰か一人欠けたらこの結論にならなかった、と思わせます。

>ウルフルン
言われてみれば、確かにイキがっている奴にも見えますね。
凶悪犯ではないという点、アカオーニやマジョリーナにも通じ
もとよりそういったスタンスなのかもしれません。
凶悪犯でなければ、歩み寄りが出来ればいいのですが・・・

>失敗を引きずる
私も未だにその傾向が強いです。
ここを運営しながら時折ひどくネガティブになる事もあり、
会話のキャッチボールを成立させていない事も多々あります。
一人で空回りして、螺旋に迷い込んで苦しんでしまう。
それは確かにバッドエンド陣営に通じるものがあります。
皆様からのご支援、何よりプリキュアシリーズの魅力によって
いい年の私ですが、これからも成長を遂げて行きたいと思います。

>やめるのをやめることをやめません
良い言い回しですよね、これ(笑)
これまで引っ越し、夢と使命との天秤などで
「やめる」かもしれないと言うのはありましたが、
果たしてどういう経緯が待ち受けているのか、次回も楽しみです。
by スティクス (2012-05-13 22:35) 

まるっさ

正直、もっと早くこういう形での戦闘が見たかったものですが・・・5ばりにそれぞれの技をぶつけていく光景は実に見応えがありましたw

ともかく今回はサニーのかっこ良さに只々胸を打たれ、うるっときたものです。ここまでプリキュアに男前っぷりを感じ、泣けたのはハートキャッチの第4話の『あたしたちは最高のコンビなのよ!』以来な気がします。
ともすればいじめっ子にいじめられ半泣き状態の親友を助けに割って入る面倒見の良い女子のようにも見え、後から振り返ると少し微笑ましくもありましたが、本当にサニーそしてマーチのNISSAN男前コンビには感動させられました!これだけで一週間何があっても生きていけそうです!

あとは皆さんが挙げられているように話のテンポの良さはこの回に限らず、スマイルの持ち味だと思います。

それでは。
by まるっさ (2012-05-14 00:20) 

スティクス

>まるっささん
まず先日は大変失礼いたしました。
礼を失しているのは私の方です。申し訳ございません。

さてアクションに関してはご指摘の通り、
互いの持ち味を活かしながら技をぶつけて行く様は
5の戦闘の良い部分を髣髴とさせて爽快でした。

>親友を助けに割って入る面倒見の良い女子
少し方向性が異なるかもしれませんが、この例えで
「悩める生徒会長かれん」での、怒ったこまちを思い出しました。
自分のために本気で怒ってくれる友達がいるとは素晴らしい事です。
例に挙げていらっしゃるえりかの一件もそうですが、
真剣に互いが向き合っているからこそ、
こういった事が出来るのだと思います。
そして、これから先にも期待したいですし、期待しています。
by スティクス (2012-05-15 06:28) 

R2

数週空けてのコメントになります。
母の日のお約束を踏まえながらもそれ以上の感動を持ってくる、素晴らしい話でしたね。

今回、冒頭のウルフルンの台詞から、流れ自体はある程度予想がついてしまうんですよね。
「プレゼントを贈ろうとするもうまくいかないみゆき」「それを下らないと馬鹿にするウルフルン」「それに立ち向かうプリキュア」という流れになるんだろうな、と。

にもかかわらず、見ている間中、みゆきはちゃんとお母さんに喜んでもらえるのか気が気でなく、ハッピーを馬鹿にするウルフルンに見ているこっちまでがムカつき(笑)、ネックレスを取り返そうとする皆(特にサニー)に惚れ惚れし、と見事に話に引き込まれてました。

大事なのは喜んでもらいたいという気持ち、というのは真理だと思います。大人になると「心よりまず物」となりがちですが、例えば、その「物」を選ぶ為の買い物にしたって「喜んでもらいたい」という気持ちが無ければできやしませんしね。

次回はいきなりどこかがスパークしてしまったかのようなれいかさんが主役のようですが、これまでの活躍からも期待が持てると思いますし、また日曜を楽しみに待つとしましょう。
by R2 (2012-05-16 22:27) 

きすけ

やっぱりれいかちゃんの焼き物の完成が早すぎる…とは俺も思いましたwあんな最初の方の工程から作るんか…こだわりが違う、とは言ったもんです
本棚ワープがあるから道具など持ち込むのは楽なんじゃないんすかね…まさかの轆轤には噴いたけどwww
怒りを露にしていくサニーやんカッケー…今回は5人が属性技を使いバランスよく活躍してたし、久々にハッピーシャワーも見られて見応えのある戦闘シーンやったなーと感じるのは
新技・レインボーヒーリングがなんか動き?が少なくて地味な気がするからかなーと個人的には思います…まぁ更なるパワーアップはあるだろうし今後に期待

みゆきママンを見た4人の感想が気になるしw他にも各ママ同士の交流もあったら嬉しいなって

あと過去のレビュー(なみなみ回&まりあママン回)を読んでいたら、不覚にも電車の中で思い出し泣きしかけました^q^
by きすけ (2012-05-16 22:41) 

スティクス

>R2さん
再びコメント頂けて嬉しいです。また宜しくお願い致します。

確かにある程度の予想はついてしまいますが、
「定番」を踏まえた上でしっかりと描き切ると優れた仕上がりになると
証明しているようで、本当に観ていて小気味良い一編でした。

みゆきの喜んでもらいたい気持ちが解りやすい程伝わって来るからこそ、
私も感想文中に書いてしまったような、
子を持つ親の気持ちが解ったような気になったのかもしれません。
仮に貯金箱に十分なお金が入っていたとしたら、
こうも感銘を受けなかった事でしょう。

次回のれいか回は予測が難しそうな気もするのですが、
果たしてどうなるのか、こちらも楽しみですね。
by スティクス (2012-05-16 23:03) 

スティクス

>きすけさん
れいかの焼き物の謎、いろいろと話題になっているみたいですね。
最近ではオーブンで焼ける陶芸キットがあるとか無いとか・・・
私も今回の一件で初めて知りました。
それでもれいかなら・・・きっと本格指向で色々と持ち込んでいる事でしょう。

俗に「サニキ」と言われるサニーのカッコ良さも本当にシビれました。
それだけでなく、根底に揺るぎないみゆきへの想いがあるからこそ、
あの場面の良さが光ります。
確かにレインボーヒーリングはやや地味でしたので、
アクション面の爽快感も本当に見応えがありましたね。

>ママ同士の交流
過去作では意外と交流があったりするので、
これから先に期待したいですね。
夢原恵美さんと夏木和代さんのように、誰かと誰かが幼馴染とか・・・

>なみなみ回&まりあママン回
本当にこの2編はヤバかったです。
私自身、今思い出しても泣けて来ます。
by スティクス (2012-05-16 23:17) 

なぎほの

やっと録画を観ました。

ようやく「プリキュアらしい」バトルを観られて、ハッピーです♪
それから、スマイルがとことん、小さな子ども目線に徹しているに感心しました。

ひとつ引っかかったのが…母の日は日曜日ですよね。
日曜なのに、家に父親の影が見えない。

日曜日も仕事なのか、もしかすると母子家庭なのか?
すごく不思議に感じました。
不自然なくらいに、父親の匂いが無い星空家でした。

もし母子家庭では無いとすれば、母の日のエピソードではありますが、もう少し父親の存在を感じさせても良いと思いました。

家庭の描写は、初代の美墨家と雪城家が一番丁寧に描かれていたと思います。シリーズで一番描写が多かったのではないでしょうか。特になぎさ父は存在は大きかった。
S☆Sの日向家と美翔家、フレッシュの桃園家と山吹家も、各家庭の様子が物語の随所で見られました。
蒼乃家は父親不在でしたが、初めから離婚家庭を明示していたので、不思議とは思いませんでした。
ハートキャッチの花咲家、来海家、明堂院家、月影家もそれぞれの家庭の状況がわかるように描かれていました。

中学生はまだ子どもですから、親との関係抜きで日常生活はあり得ません。主人公が中学生である以上は、家庭の描写はとても大切だと私は考えています。
初代が、変身バトルアニメでありながら、地に足が着いた感じを受けるのは、学校の描写のみならず、家庭の描写がしっかりしていたからだと思うんですね。今回のスマイルを観て、一層その感を深くしました。

「ああ、この家庭環境からこういう性格が醸成されるのか」とか「この親兄弟の影響を受けて、大きくなったのか」と思わせる要素は、登場人物の設定に説得力を持たせ、存在感を増し、登場人物をより身近な存在として視聴者に訴えてきます。

それぞれのシリーズの良さがあるので、スマイルが悪いということではありません。
子どもを主人公にした変身バトルものにおいて、主人公の家庭の描写をどう取り扱うかは、意外と作品全体の印象や出来に影響を与える大事なことなんだと、思った次第です。
by なぎほの (2012-05-17 23:47) 

スティクス

>なぎほのさん
今では日曜に仕事がある事も珍しくありませんし、
サービス業等の可能性もありますから、ある意味自然かもしれませんが、
私も父親不在は少し気になっていました。
それでなくても今まで登場したのはあかねの父ちゃんだけです。
この点もある意味プリキュア5に似ていますね。
のぞみの父は一瞬しか登場せず、比較的出番があったのは
春日野ミッシェル氏だけで、あとは登場すらしませんでしたから。

昨年は団パパの存在感が大きく、一昨年でも花咲家・来海家ともに
比較的父の存在感があり、桃園・山吹両氏の存在感はいわずもがな。
スマイルは家族より仲間との関係にスポットを当てているのかもしれません
それでも第4話のような家族に主眼を置いた話もあったり、
他にもあかねのお好み焼き回や今回のように、
しっかりと家族を見据えて描いた話もありました。
家族の描写のどこに重きをおくのかで、差別化しているのかもしれません。

親の姿を描く事で子がどう育ったかを伺い知る事ができます。
その点はおっしゃるとおりの美墨家、雪城家もそうですし、
日向家、私が一番好きな(笑)美翔家と初期2作において顕著でした。
次の5で家族描写がやや薄く、その後3作で続いたので、
いろいろと試行錯誤もあるのかもしれませんね。
5と同様、仲間の数が多いだけに家族との描写に割くのが難しく、
それでも決してないがしろにしないようにするにはどうするか。
その答えとして、今回のような良作を織り交ぜてもらえれば
私としては満足しています。

家庭の描写で地に足が着いた感じがするというお考えは
私も同意ですので、その点家庭の事情が出ると思われる
次回のれいか回、私は期待しています。
by スティクス (2012-05-18 23:21) 

横浜学園都市部

追記です。

来週の回が始まるという事で、この回を担当し次回の演出をする田中裕太氏についての紹介と2つの質問をこの場を借りてさせて頂きたいと思います。

田中氏は、フレッシュ4話で参戦した演出家であり、梅澤Pプリキュア作品を支えた逸材の人物です。

残念ながらハートキャッチには不参加でしたが、フレッシュとスイート、そしてスマイルでの8話やこの話のように、物語の重要なターニングポイントを迎える時ほど、氏の演出が映えるそうです。

作監の仁井氏はtwitter上で、次回は田中さんの演出が光る回だと教えてくれました。

米村氏との組み合わせもあってか、次回はスイート23話を彷彿させる組み合わせです。

それでは、質問を2つさせて頂きます。

質問①:先で田中裕太氏を紹介しましたが、彼が手がけた演出の回で好きな回を教えて下さい。

因みに氏が手掛けた回は、フレッシュでは4話(石平信司氏と連名)、17話、32話、44話(この3話はいずれも八島善孝氏と連名)、49話(門倉小平太氏と連名)。

スイートでは4話(山口祐司氏と連名)、12話、23話、30話、38話、47話を担当しました。

スマイルは先に仰いましたが、8話と15話です。

個人的には、ベルティエの秘密を出したスイート12話とエレンの気持ちの整理を描いたスイート23話が好きです。

もう一つの質問は仁井氏に纏わる作画的な感想です。

13話で披露した『小島氏による大凶が原因によるみゆきの魚眼』と、今週の予告で見せた『仁井氏による絶望感に打ち拉がれるピース(仁井・梅津ペアの作画は川村氏による修正込)』。

率直にインパクトが強かったのはどちらですか?

因みに予告のピースのあれは、仁井氏はtwitter上で、『原画作業時、ちょうどあの魚眼みゆきを見た頃だったので、少し振り幅大きくしてみたら…と思ってやった』のだそうです。

個人的にはインパクトはピースのあの表情が、上だと思います。
by 横浜学園都市部 (2012-07-05 17:28) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
本当にいろいろと事情通ですね。
過去の担当回から次回を予測するのもまた一興です。

さてご質問の答えですが、
①スイート30話と47話で迷いますが・・・両方、じゃ駄目ですか?
ワオーン回は脚本との相乗効果で強烈なインパクトがありましたし、
47話はいわずもがな、熱くて優しいラストバトルの
素晴らしさが忘れられません。
②私も予告のピースです。
大凶顔も強烈でしたが、今回の予告の、あのワンカットだけで
色々と気を揉まさせられ、一度見たら忘れられません。
by スティクス (2012-07-07 08:02) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 3

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。