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スマイルプリキュア第21話『星にねがいを!みんなず~っと一緒!!』 [スマイルプリキュア!]

――Wish upon a star.
星に願い事をするのは洋の東西を問わず、共通しています。
異世界のメルヘンランドであっても、それはペガサスの日として特別にされていました。
その特別な日、久々に訪れた兄との再会や、みんなと過ごした大切な時間、
そしてこれからの願いを胸に、最後のデコルが揃った刹那の出来事・・・
キャンディにとっても、みゆき達にとっても、転換となり得る七夕となりました。
星に願いを――
 
今日は七夕。幸い好天にも恵まれ、
沢山星が見えそうだと空を見上げていたみゆきを目がけて、
空の彼方から本が鳥のように飛んで来ます。
『あれは、もしかして・・・久々の・・・やっぱりポッppぉきじゅhygtfrですぁq!!』
そしてこちらも久々の、やっぱり顔面直撃です。
そのポップもキャンディが嬉しさのあまり、勢いよく飛びついてノックダウン。
キャンディ以外、この場に五体満足で立っている者はいません(笑)

キャンディとポップが再会を喜び合っている頃、恐ろしい事態の予兆が起きつつありました。
ピエーロ復活まで、あと目盛りは2つ。
世界がバッドエンドになるのも、そう遠い事ではありません。
バラを咲かせ、即座に枯らすジョーカー。その腹の底はうかがい知れません。

秘密基地でみんなと再会の挨拶を交わすポップの後ろ、
お兄ちゃん大好きなキャンディはとにかく嬉しそうです。
可愛い→反発 カッコいい→照れる という以前と変わらぬ反応を見せた後、
ポップはあと1個でデコルが揃うと聞いてやって来たと来訪の目的を明かしました。
デコルが16個揃えば女王が復活し、悪の皇帝ピエーロからメルヘンランドを守る事が出来る。
改めて目的をおさらいしたのも束の間、皇帝ピエーロ復活についても懸念が広がります。
『大丈夫、世界はバッドエンドになんてならないよ!』
みゆきは5人の姿が描かれたプリキュアの本を紐解き、その空気を払拭しました。
5人登場後の残りのページは白紙。白紙の未来は、自分達で作って行ける―
スマイルでいっぱいのウルトラハッピーな未来のために、
まずはお星さまにお願いだと、七夕飾りつけが始まりました。

七夕を知らないキャンディとポップに説明してあげると、
メルヘンランドの「ペガサスの日」という似た日だと理解されました。
メルヘンランドで年に一度、沢山の星が流れる夜にキャンドルを灯して
夜空を駆けるペガサスにお願いするという、まさにペガサス幻想の日。
丁度こちらの世界も百年に一度の流星群の日が七夕と重なっています。
ご丁寧にペガサスに変化して説明したポップには、いつの間にかみゆきが跨っていました。
キャンディとやよいも跨ろうとして、飛びつかれたポップが重さに潰されてしまう等
微笑ましい光景が繰り広げられます。(重いって、まさかやよいは意外と以下略)

そしてキャンディとポップにも短冊に願い事を書かせました。
沢山書いて良いと言われて、嬉しそうに楽しそうに短冊を書くキャンディ。
5人の願いは既に決まっています。
「女王様が復活できますように」「メルヘンランドが救われますように」
プリキュアの使命を帯びた願いだけでなく、
「これからも素敵な物語と沢山出会えますように」「商売繁盛もうかりまっか」
「絵が上手くなりますように」「家族旅行に行きたい」
物語好き、お好み焼き人生、絵、家族想いと、それぞれの個性が伝わる願い事の中、
「正しき道を行く」
短冊にただ一字「道」とだけしたためたれいかは相変わらずのブレなさが素敵すぎます。
一通り飾り付けが終わった後、何か物足りなさを感じたみゆきは
デコルデコールから一つ取り上げてアクセサリーに仕立て、笹のてっぺんに結び付けました。
「デコルが十六個集まりますように」
願い事を書き上げたポップは、楽しそうに短冊を書くキャンディを振り返り、
みゆき達と出会えた事で笑顔でいられるのだと省みました。
キャンディも、これまでの一人一人との出会いに想いを馳せながら、願い事を綴って行きます。
大好きなみんなと、ずっと一緒に・・・「みゆきたちとずっといっしょにあそぶくる」
キャンディが笹のてっぺんに結び付けたその願いは、今はまだ誰の目にも触れていません。
そして本棚の扉を起動し、みんなで星空を見に出発しました。

キャンディにミラクルジュエルのヒントを見出したジョーカーは、
アカオーニを呼びつけていました。慇懃な物腰の裏に潜むのは果たして・・・
脅威は少しずつ、忍び寄りつつあります。

星が良く見える町はずれの丘の上には、人々が三々五々集まって来ていました。
空には満天の星、眼下には街の夜景が広がる景色は、
ポップにメルヘンランドの光景を思い出させます。
どんなところか興味を抱くみんなを、いつかきっと招待すると約束するポップ。
みゆきはキャンディと出会った時の事を、改めて思い出しました。
『キャンディに出会った時ね、私とびきりハッピーな事が始まるって思ったんだ。
 あの時の予感は本当に当たったの。だってキャンディに出会えたから、
 みんなとも仲良くなれた。私今、凄くウルトラハッピーだよ』

みゆきとキャンディが出会ったからこそ、今のこの日々があります。
そして、流れ星が降り始めました。次々と降る流星群に、人々の歓声が上がります。
手を合わせ、心の中でお願いをするみゆき達。
キャンディも心の中でお願いしていました。「みゆき達と、ずっと一緒クル」
ポップもキャンディが秘める力、それを守るべく決意を固めますが・・・

その矢先、アカオーニ登場。
お前達の願いは叶わないと白紙の未来を黒く塗り潰し、遂にピエーロ復活まであと「1」。
星が願いを叶えるなど、ある訳ないと笑い飛ばすアカオーニに
真っ向から反論するみゆきに続き、変身します。
『お願いを叶えて欲しいって気持ちは、未来を信じる力になるんだから!』

対するアカオーニも笹飾りをアカンベェ化。
そのアカンベェにいつにない気合を感じ、また「赤っ鼻」すなわち最後のデコル奪還に向けて
5人再び気を引き締めました。
折り紙の鎖を昔のヤンキーのように振り回し、短冊を飛ばして来るアカンベェは
なかなか手強く苦戦を強いられ、思わず飛び出そうとするキャンディをポップが押し留めます。
アカンベェが巻き起こす暴風に阻まれ、前に進む事すらできないプリキュア達。
それでも誰一人として諦めません。
『諦めるわけ、ないやろ!』サニーは抗うように草を掴み、
『女王様が復活しますように。メルヘンランドが救われますようにって、
 みんなでお願いしたんだもん』
ピースも負けじと顔を上げ、
『私達は願い続けます。そして!』ビューティが強風に抗いながら続き、
『前に向かって、進み続ける!』マーチが逆風に、一歩踏み出しました。
それでも願いなど無駄、未来はバッドエンドと扱き下ろすアカオーニに、
ハッピーは吹き飛ばされそうになりながら反論します。
『無駄じゃない。今までみんなで、頑張って来たんだもん!』
飛ばされそうになるハッピーを、サニーとピースが掴み、
その前に立つマーチとビューティ、皆の手が一つに繋がれました。
『私たちの願い、スマイルでいっぱいな未来にするためにみんなで頑張るの!』

反撃開始。サニーとマーチの体育会系2人が切り込んで肉弾戦を繰り広げ、
チェーンを瞬時に凍らせて断ち切るビューティ、短冊を稲妻で払い落とすピース、
それぞれ持ち味を活かしてアカンベェに対処し、
その間にハッピーは久々の気合注入!そして渾身のハッピーシャワーを放ちました。
負けじと受けて立つアカンベェ。力は拮抗し、互いに一歩も譲りません。
アカオーニは金棒でアカンベェの足を叩いて激を入れ、
アカンベェ優勢かと思われますが、ハッピーは一人ではありません。
声援を飛ばすキャンディ、そして4人の仲間達、5人の力が一つになってアカンベェ撃退。
アカオーニが引き上げた後、元に戻った夜空から最後のデコルが降って来ました。

遂に全部のデコルが揃い、歓喜に沸くみゆき達。
あとはデコルデコールに収めて、女王を復活させるだけです。
デコルを受け取り、改めて感謝の弁を述べるポップ。
いよいよ最後のデコルが収められる、と思ったその時・・・

初めて皆の前に姿を現したジョーカーによって、突如、デコルデコールが奪い去られました。
デコルだけでなく、キャンディをも手中に収めて
バッドエナジーもじきに一杯になり、ピエーロ復活が近い事を言い放ちました。
『願いは叶う?残念ながらあなたたちの願いは何一つ、叶いませんよ』
みゆきの名を呼ぶキャンディの声は、ジョーカーと共に夜空へと消えて行きました。
後にはただ、ジョーカーの高笑いが響くばかりです。

誰もいない秘密基地で、キャンディが書いた短冊が静かに揺れています。
「みゆきたちとずっといっしょにあそぶくる きゃんでぃ」
そのささやかな願いすらも、叶える事はできないのでしょうか・・・


まずは中盤の山場を控えての「おさらい」が、久々登場のポップともども、
お子様層に分かりやすく作られていた点、評価したいです。
大人の我々にとってみれば、おさらいや回想の多さが少々くどいと感じるかもしれませんが、
プリキュアは本来子供達のものですから、七夕の楽しげな雰囲気や、
ペガサスの日の幻想的な光景、流星群と流れ星へのお願いなどとも含めて、
七夕や星空に親しんでもらえる作りだったと思います。

しかし、やはり来ました山場展開。
楽しく平穏な日常や、デコルが揃ったという喜びがあるからこそ、
奈落の底に落ちた時の明暗が見事なコントラストになっています。
イルクーボベルゼイバルデス(厳密には違いますが)、ゴーヤーン(これも違いますが)
カワリーノアナコンディさん、そしてノーザ「さん」
これまで中盤や転機となるストーリーでのナンバー2の暗躍は強烈なインパクトがあり、
今回も同様冒頭のジョーカー登場から、何となく嫌な予感が漂っています。
見ていて楽しい光景の筈なのに、得体の知れない緊張を強いられながら視聴しました。
また妖精が連れ去られるという展開においても、
フラッピ・チョッピは直前まで他愛のないケンカが
シフォンは成果を試すダンス大会が行われており
今回も同様、平和な光景が直前まで続いているからこそ残酷に伝わって来ます。
それでなくともキャンディの短冊やお願いごとの内容が、
いわゆる「死亡フラグ」そのもので、この点でもハラハラしながら視聴したら案の定、
追い打ちを掛けるラストの短冊の描写も、無残さに拍車を駆ける演出だったと思います。
(もちろん良い意味で、ですが)

心配と言えば、アカオーニの今後も気がかりです。
なぜジョーカーはわざわざアカオーニを指名したのか、
そしてアカオーニは今回極めてまともでギャグ性が殆ど見られず、
更に引き上げの際の焦りともとれる姿。
果たしてジョーカーとの間にどんなやり取りがあったのでしょうか?
オツムが弱いからこそ従順な兵になり得るとジョーカーが判断したとすれば・・・
願わくばギリンマ君のような末路を辿らない事を祈りたいものです。

七夕の織姫と彦星の話は子供でも知っている有名なものです。
仕事を放棄して遊び呆けていた罰として、年に一度だけ会えるという話からは、
キャンディを取り巻く状況と重なると言ってしまうと少々酷でしょうか。
使命を帯びているにもかかわらず、確かに危機感が薄く見えていたキャンディ、
その代償として今回の離れ離れという試練が与えられたのかもしれません。

キャンディの「ずっといっしょ」という願いもまた、
ジョーカーが言う通り決して叶わないと予想させられるために重く感じます。
このスマイルプリキュアの物語がハッピーエンドで幕を下ろす時、
メルヘンランドの完全復活の訪れは、すなわちみゆき達との別れを意味します。
逆にみゆき達と一緒にいる選択を選ぶとすれば、
大好きなお兄ちゃんと離れ離れになるという事です。
この選択と決断を迫られる日がいつか来ると考えられるだけに、
みゆきとじゃれ合う他愛のない姿が、無性に悲しいものに見えてきました。
本来そのように見るべきものでは無いと思いますが・・・

ところで願いを短冊に書き、星に祈るという行為が
決して他力本願ではないと言うメッセージは素晴らしいです。
願いがあるという事は、それに向けって何かをしたいという決意表明と同義で
目標や夢があるからこそ、それを目指して頑張れますし、
叶えようとする意志があるから、願いが叶うものです。
もっとも、文字通り「決意表明」そのものだったれいかには笑わせて貰いましたが・・・
もう完全に「道」がネタとして定着してますね、この子は。
七夕飾りの合間にもずっと「道」にこだわってなにやら呟いてましたし(笑)

また強めのアカンベェとの戦いによる、アクション面の充実も目を惹きました。
暴風から立ち上がる際の、一人一人の力強さはもちろんの事、
何より心強く感じたのは、無言で手を繋いだ際のみんなの眼力です。
ここには確固たる無言の信頼関係が既に築き上げられているのだと確信させられます。
だからこそ、次回でそれがどう揺らいでしまうのかが気になりますが・・・
正直、予告の絶望しきったピースの顔が心配でたまりません。
プリキュア5の23話に匹敵する恐ろしい話になりそうですが、果たして・・・

ピエーロ復活を阻まれると言う事は、
バッドエンド陣営にとって叶わぬ願いを意味しています。
互いが叶えようとする願いが表と裏、この両陣営には歩み寄る道があるのでしょうか。
いずれにせよ次回、どんな展開が待ち受けているのかが楽しみであり、少し怖くもあります。
鍵となるのはおそらく、「鏡の国」でのうららが捕まえていたピンキーのように
みゆきが一つ抜いて笹飾りにしたデコルだと思われますが・・・
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横浜学園都市部

遂にロイヤルクイーン復活に必要なキュアデコルが一つという事もあってか、新たな気持ちを引き締める為に七夕に願いを込めるみゆき達。

何時までもみゆき達5人とキャンディは一緒でいるという願いを嘲笑うかのようにアカオーニが登場させるとは、小憎らしい物です。

しかも今回は普段の彼からは想像できない焦った感じのバトルにより、アカンベェのバトルに緊張感が生まれたのが良いですね。

指摘の通り、みゆき達の願いが叶う事が阻止され、今度はバッドエンド王国側の願いが叶うという対比が色濃く描かれていましたね。

今回の脚本を担当した山田氏は、今迄の話を踏まえると『信頼』強さが描かれています。

例えば14話の大阪の迷子騒動や感動回だった18話のリレーでも、5人が最初から信頼し合っている前提で行動しており、そのおかげで合流することが出来たとか負けたけど完走したという大きなカタルシスが生まれました。

今回は七夕の願いで結束を固めるみゆき達を相手に、ジョーカーに進言され普段とは違うアカオーニを登場させる事で対比に成っているのが、良い印象を与えましたね。

次回はいよいよ地球を飛び出しもう一つの舞台へ向かいます。

奪われたキャンディとキュアデコルを取り返す為に、みゆき達はポップの案内で一旦メルヘンランドへ経由しつつ、バッドエンド王国へ向かう事になりましたが、其処へジョーカーが立ちはだかります。

ジョーカーは劇中の少々飄々としているのに何処か隙を見せない態度には謎の禍々しさが漂っています。

今迄のシリーズもイルクーボ・ベルゼイ・バルデス・ゴーヤーン(アクダイカーンが居た頃)・カワリーノ・アナコンディ・ノーザ・ダークプリキュア・ファルセット(後期)と、レギュラーの幹部の中では禍々しく邪悪でありラスボスに匹敵する強さを秘めてプリキュアを苦しめる参謀格の人物は居ましたが、ジョーカーの場合はどれだけ強いのか気になりますね。

プリキュア達は強さを誇示するために生贄に成るとは…(生贄とはこの場合『敗北』または『戦闘不能』の事です)

by 横浜学園都市部 (2012-07-01 17:41) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
一味ちがったアカオーニの振る舞いはやっぱり気になりますね。
楽しかった反面、アホやってる姿が見られないと逆に心配になるあたり
愛される敵になっているとも言えますが、
本文で言及したように、今後の扱いが心配だったりします。

>信頼
なるほど大阪回や体育祭など、共通項がありますね。
シナリオ執筆者の方々にも得意分野がある事でしょうから、
たとえば前回のような話を担当されたらどうなるのか、見たい気もします。

>ジョーカー
あの慇懃さがカワリーノのようで、本当怖いですね。
三幹部をその気になればあっさりと切り捨てそうなところも、
カワリーノに通じる恐ろしさが感じられます。
そして彼は本当にナンバー2にでしかないのか、
バルデスやゴーヤーンのような存在のようにも思えます。
いずれにせよ強さが未知数という点、
能ある鷹は・・・の例えが浮かんできます。

>次回
ンモー、またネタバレする~(苦笑)
公式サイトの予告とかに載っているのかもしれませんが、
私は本放送まで事前情報を極力収集していませんので、
毎度の事ですが、もう一度重ねてお願いします。
たとえ公式にupされている次週の事であっても、
放送後に流れる次回予告以上のものは
極力知りたくありませんので、宜しくお願いします。
「生贄」というのも穏やかではないですね・・・
何か嫌な響きで気になります。
by スティクス (2012-07-01 21:11) 

元通りすがり

次回予告のピースの顔が、千鶴に怯えるイカ娘の顔と完全に一致。
by 元通りすがり (2012-07-02 20:35) 

スティクス

>元通りすがりさん
確かに、完全に一致ですね(笑)。という事は・・・
「逆に考えるんだ シャイニールミナス先輩が助けに来てくれたと考えるんだ」
こうですね、わかります。
by スティクス (2012-07-02 22:31) 

ロドリ下衆

嫌な予感が・・・当たっちゃいました(汗)
見事にキャンディが、ジョーカーに連れ去られてしまいましたね。。。


とりあえず今回は話も中盤ということで、おっしゃる通り
ここまでのおさらい&中盤ヤマ場へ向けてのフラグ立て回、
といったところでしたね。

くどい程に仲間との絆、明るい未来を強調してきていたんで、
逆にこれは今回の終盤に何かあるな・・と思わずには
いられませんでした。

キャンディが短冊に『みゆきたちと ずっといっしょに あぞぶくる』
と書いた時点で、前回立てた予測は完全に確信に変わりましたw


今までの話は全て最終的にはウルトラハッピーで終わっていましたが、
今回初めて先行きに暗雲を残したままの終わり方となりました。

ここまで苦戦したり不運やトラブルに見舞われることはあっても、
頑張れば何とかなってきたチームスマイルが初めて味わう挫折。

次回の予告から見受けられる、『頑張ってもどうにもならない現実
(ここではジョーカーとプリキュアたちの力差)』を眼前にして
味わう事となる絶望。
ジョーカーに恐れおののくハッピーの横顔や枯れて散りゆく花を
愕然とした表情で見つめるピースの表情が、今までにない恐怖すら
感じさせます。
(ちょっとピースの表情は、子供に見せるのもためらうくらい
鬼気迫るものがあります。-。-;)

その現実を目の前にし、みゆきたちは何を思いどう行動するのか。

成すがままにプリキュアとなって戦ってきて、敵の3幹部が
イマイチ本気で(?)プリキュアを倒そうとしていなかった為か、
命のやり取りをする様な本当の意味でのピンチは無く連戦連勝で
ここまで来たので、『メルヘンランドを救う』という使命こそはあったものの
どれだけの覚悟があったのか・・・・・いよいよ本当に危機を感じる
展開になった時、そこから先、一歩踏み出して己の身を投げ打ってでも
キャンディを、メルヘンランドを救う覚悟と決意があるのか、
真意が問われる第22話となりそうです。

もちろん、描写としては『命のやり取り』をする様なものは
描かれないとは思いますが、世界を破滅に導こうとしている者に
敗北した時、本来待っているのはやはり死、という事になるかと。。。

予告でのれいかの
『ちゃんと考える時が来たのかも知れません。
私たちが何の為にプリキュアになるのか』
という台詞。

ここにそれを予見させるものが集約されていると思います。

一筋の希望は、スティクスさんがおっしゃる通り七夕飾りに唯一残された
星デコルではないかと。

今まで登場したデコルの中では、ただの大きな切り株を家に変えたり
キャンディをデコレーションしたり(これは大したことないかw)、
最も神秘的な力を秘めていそうな気がするので(レインボーキュア
デコルは抜きとして)、このデコルがペガサス出現のカギを
握っているとかいないとか!?


また来週の日曜が待ち遠しくなっちゃいました。
仕事中も、あのピースの表情が脳裏に焼き付いて離れません(爆)



あと、前回予測した『キャンディがジョーカーに連れ去られる』という件、
結果的にネタバレみたくなっちゃいましたが、事前に情報を
入手していた訳じゃなく、本当に予感が的中しちゃっただけなので
お気を悪くされたらすみません(汗)
by ロドリ下衆 (2012-07-02 23:32) 

スティクス

>ロドリ下衆さん
いやぁ、本当に的中しちゃいました(笑)
中盤を前に絶対一悶着あるとは思っていましたが、
こう来たか、という感じです。
キャンディの回想が出るたびに嫌な予感がどんどん膨らんで行きましたし、
最後のデコルを手に入れた後は、ポップ!さっさとそれをしまえ!と
何度心の中で叫んだ事か(苦笑)

>初めて先行きに暗雲を残したままの終わり方
そうなんですよね。21話まで平穏が続いていたのは
過去を見返しても異例と言えるかもしれません。
だからこそ余計に落差が大きいと言う感じがします。

>頑張ってもどうにもならない現実
一度は打ちひしがれたとしても、必ず立ち直ると信じさせる作風。
例えきれいごとであっても、それを信じたいと思わせる内容。
決して裏切られないと解っているからこそ、
私も日常の間に見るプリキュアシリーズに勇気づけられています。
とはいえ、やっぱりあのピースはちょっとやりすぎかな・・・と
お子様達にブラックVSホワイトのような
トラウマを植え付けなければいいのですが・・・

敵の本気度といえば前半のトリオ・ザ・マイナーも
ウルフルン達といい勝負かもしれませんが(笑)
セイレーンの今後やミューズの正体など、懸念材料があった分
緊迫感があったのかもしれませんね。
だからこそ、「覚悟」とは何なのか。何のために戦うのか、といった
本当の意味でのプリキュアに変身するような気がします。

星デコルが鍵を握るのは間違いなさそうですが、
それをどうカタルシスに結び付けるのか、注目しています。
あのプリキュア5中盤の絶望でも飛び散ったビーズで作ったアクセサリーが
鍵になりましたので、何らかの道標になるのでは、と考えています。

あと「予想」はネタバレではございませんので、
どうかお気になさらずに・・・
逆にお気遣いを頂いてしまい恐縮です。
by スティクス (2012-07-03 22:55) 

まるっさ

思わずコントローラーのボタン(何の!?)を連打したくなるような必殺技同士のぶつかり合いはいつ見ても幾つになっても(笑)燃えるものです☆
今回の戦闘の本気っぷりからなんとなく来る!と予想してだけに・・・

貴方様の感想でも『星に願う真の意味』において触れられていたように、みゆき・ハッピーの『肯定力』『前向き力』は今までのシリーズの相手の否定メイン(いわゆるシリーズ伝統の『許さない!』)にはない独特の力強さがあり、また(戦士に似つかわしくないおさげ髪がそう感じさせるのか)同じく『たおやめぶり』なブロッサムとはまた違った飾らない等身大の女の子が発している感じがして好きだったりします。

それにしても今まで
『プリキュアとはこうあるべき』
については語られたことはあっても次回のようにその前の段階である
『なぜプリキュアをやっているのか』
について触れたのはスマイルが初めてかと思い、それをどう結論付けるのか楽しみではありますが・・・展開的には次回もバッドエンドで終わりそうな感じで・・・これもシリーズでそうなかった気がしますが・・・(汗)。

>キャンディ
逆に考えるんだ『あげちゃってもいいさ』と考えるんだ

大阪のおばちゃんのようにそんなふうに考えていた時期が僕にもありました(ひどい)。

・・・いや正直先週次回予告だけ見た時点ではコイツはまた使命を忘れて・・・と思ったものですが、今回のその願いに行き着くまでの描写、そしてもちろん大谷育江さんの名演もあって、実際見るとフラグと判っていながらうるっときたものです(苦笑)。キャンディだけではありませんが得てしてプリキュアシリーズでは話の為に過度に不思議生物にDQN・・・社会不適合的な言動をとらせるケースが多いよなと逆に痛感させられ、その辺はもうちょっとちゃんとしてホシイナーと思います。
by まるっさ (2012-07-04 00:17) 

きすけ

いいみゆキャンだった、掛け値なしに…だが無意味だ。みたいな回でしたね…今までのキャッキャウフフでユルイ感じと一転、連れ去りという急展開&次回予告の怖い描写におののくw大友はともかく、全国の幼女は泣くんじゃないか…なんだかんだで俺にできるのは、それでもハッピーなら…ハッピーならきっとなんとかしてくれる!と信じるだけっぽい^q^次々回ぐらいにはなんとかなってるはず!と思いつつも、来週のションボリ展開がこえぇぜ…

>ペガサスの日&流星群…つまり聖闘士星矢ですか、わかりません><

>回想 プリキュアへと覚醒した時のことを思い出してから、次回のテーマ「何でプリキュアやってるんだっけ?」の答えをみんなで考えるんじゃなかろーか…と妄想

ブレずに『道』を掲げるれいかさんにツッコミを入れるなお&あかねに萌え…あと何気なく育代ママンと千早ママンが談笑するくだりにも萌え…そして気合いマシマシなハッピーシャワー!からの決め技5連発するくだりには燃えましたわ

>>最後の別れ予想 スイート♪の最終回でハミィ、エレン、アコ達が普通に引き続き加音町に生活していて『え…えぇ?!w』と感じた俺ェ…スマイルもそんな感じでオナシャス
by きすけ (2012-07-04 03:43) 

スティクス

>まるっささん
コントローラーのボタン連打って・・・(笑)
いや、良く分かりますその例え。私もAボタンとBボタンの間に定規を乗せて
ハイパーオリンピックとかやったクチですから(古すぎますね)
技と技がのぶつかり合いというものは、定番であっても本当燃えます。

>肯定力
私も一部で「ヌルい」などと書いてしまいましたが、
これまでで一番「優しさを前面に出した」プリキュアに思えてきました。
もちろん理不尽な悪を許さない、という視点を否定する気はありません。
(むしろそれが大好きだったりするのですが・・・)
この肯定と前向きな姿勢が、バッドエンド側にどう影響するのか、
それとも通じないのか、いずれにせよ次回での
「なぜプリキュアになるのか」にどのような答えを出すのか、
制作陣の皆様のお手並み拝見といったところです。

>大阪のおばちゃん
なんと、そういう事情だったのですね、あの飴ちゃんは(笑)

>不思議生物
異なる世界ゆえに価値観も異なり、それが奇行になってしまうのは
確かに止むを得ないかもしれません。
実際に国どころか住む地域が違うだけで常識が違ってしまうのが人間ですし
私も海外旅行の度に感じる事でもあります。
そう考えると、見ず知らずの国に放り出されて頑張ってる珍獣達って
結構凄いのかも・・・?いや、実際凄いと思います。
大谷さんの名演(オリヴィエもヤバかったですね。早く仕上げたいですが)
とも相俟って、回想の度に私も熱いものが込み上げて来そうでした。
by スティクス (2012-07-04 21:54) 

スティクス

>きすけさん
みゆキャン、語呂がいいですね。何か気に入りました。
ただあの楽しい状況が一転・・・天国から地獄という落差の効果を考えると
実に効果的だったと言えますが、あのブラックVSホワイトのように
お子様にトラウマを植え付けなかったかが心配です。
もっとも、次回のピースはさらにヤバそうですが・・・
でも仙道もといハッピーなら、きっと何とかしてくれると私信じてます。
みゆきの性格、考え方はある意味完璧ですから。

>ペガサスの日&流星群
私も悪乗りしてペガサス幻想などと書いてますが、
やっぱり狙ってますよね、これ(笑)。そんな私はてんびん座・・・orz

>何でプリキュアやってる
今までが比較的楽しそう?だっただけに、色々考えさせられそうです。
私も何で働いてるんだろう、とか、何でブログやってるんだろうとか、
次回でどんな感想を抱く事になることやら・・・

「道」はもう言う事ありませんね。ラストまでに何回出ることやら。
>ママン
私も目に留まりました。
そして本当に肝っ玉母ちゃんだったなおママンにも絶望し(以下略)

>ハッピーシャワーからの決め技5連発
スマイル始まって以来の熱いシーンでしたね、あれは。
ありそうでなかった5連発、お腹いっぱいになりました。

>別れ
実はフレッシュ最後の別れは本音を言うと結構寂しかったので、
スイートの結末は個人的に好きだったりします。
果たしてキャンディはどうなるのか、個人的にはS☆Sのように、
時々行き来出来るようなのが良いかなと思っています。
いずれにせよ、まだ気が早かったかもしれませんね。
まだ来年の事ですから、アカオーニが笑ってしまいます。
by スティクス (2012-07-04 22:34) 

やまぴょん

スティクスさん、こんばんは。
今週はバタバタしておりまして手短にコメントを。

言ってるそばからキャンディが連れ去られてしまいましたね。展開からみて必然とはいえ、辛いものがあります。

あと、すっかり忘れていました。アイテムは揃った直後が一番危険だということを。まだまだ未熟な私です。
ただ、実はデコルを一つ秘密基地に置いてきていますよね。七夕の飾りとして。何かの伏線でしょうか。気になります。

キャンディの願い事も気になりますが、中盤のピンチからの逆転のきっかけになるのでは、とも考えています。

最後に、どなたかが触れていたと思いますが、ジョーカーがカワリーノさんに似ている気がしました。

いつにもまして取り留めないですが、これで失礼致します。
by やまぴょん (2012-07-05 00:52) 

スティクス

>やまぴょんさん
一応「大人」だったフラッピ・チョッピと違い、「子供」だからでしょうか。
キャンディ拉致は本当に辛い展開ですね。
ラストのはためく短冊を見た時、思わずうゎぁぁあああとなりました。

>アイテムが揃った直後
ポップ、お礼はいいから早くデコルをしまえと願っていたら案の定、
ドリームコレットや音符など、過去の危ない状況を見て来たので、
絶対に何かあるとは思っていました。
やっぱり基地に残したデコルが鍵でしょうね。
デコルデコールが持ち去られる前、おそらく意図的に中に収められた
デコルが何個あるのか見えづらくなっていましたから。

>カワリーノ
多分それ私です(笑)
慇懃さと周囲を見下すような態度、なかなか実力を表に出さない怖さと
どんないやらしい精神攻撃をしてくるのかといった懸念、
まさにカワリーノのようだと思います。

>逆転
絶対に逆転するって私信じてるはずなのに、
異様な不安がよぎるのはやっぱり予告のアレですかね。
ともかく、明日どんな展開を見せてくれるのか、
不安半分期待半分で待ちたいと思います。
by スティクス (2012-07-07 07:31) 

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