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スマイルプリキュア第31話『ロイヤルクロックとキャンディの秘密!!』 [スマイルプリキュア!]

この度はご心配をお掛けいたしまして申し訳ございませんでした。
私も普段通りとは行かぬまでも、以前の生活へと戻る事になりました。
一週間ちょっと遅れで、先日のスマイルプリキュアを視聴し、
終盤へ向かう前の山場を見届けさせていただきました。
今回の一件によって、私の解釈が少し変わったかもしれませんが・・・
  
穏やかな光の中でまどろむキャンディの耳に、みんなの呼ぶ声が聞こえて来ます。
『ほっといてクル。キャンディはここに居たいクル』
その声を振り払って惰眠をむさぼり続けようとしたキャンディは、
不意に強い呼びかけを聞いて驚き、目を開くとそこには・・・地に倒れ伏した五人の姿。
これは、一体・・・?キャンディの泣き声が、闇にこだましました。
この光景は夢か、うつつか・・・

ようやくデコルが集まり、ロイヤルクィーン復活に期待したものの
出て来たのは謎のアイテムという事態に、みんな首を捻っています。
一方、バッドエンド王国のジョーカーも、そのアイテム・ロイヤルクロック出現を懸念し、
完全復活の阻止を誓って黒っ鼻を握りしめました。

『キャンディ。これ何なの?』『凄いアイテムクル』
『どうやって使うんですか?』『きっと凄いアイテムクル』
『何が出来るの?』『とにかくすごいアイテムクル』この辺りからキャンディも焦り始めます。
『ホンマは何も知らんのとちゃう?』『そんな事無いクル!』
図星を突かれてムキになっても、説明できない事に変わりはありません。

不意にキャンディのお腹が鳴りました。みゆきはクッキーを一枚取り出し、
半分こを期待するキャンディを諭しながら、それを六等分します。
『半分こして一緒に食べたらもっとおいしいよね。
 でも、それじゃキャンディと私しか食べられなくなっちゃうでしょ?』

六等分されたクッキーはとても小さく、キャンディは落胆の色を隠せません。
小さなクッキーをつまんで口に入れるみんなも少し苦笑気味です。
しかしみんなで食べればみんなで喜びを分かち合い、
みんなでハッピーを感じた方がウルトラハッピーになれると、キャンディも納得しました。
『みゆきの言った通りクル。一人で食べるよりずっと美味しいクル』

舞台は変わり、バッドエンド王国。
三幹部達にジョーカーは赤っ鼻を闇の黒い絵の具で塗りつぶした「黒っ鼻」を見せつけます。
これで生み出されるハイパーアカンベェは、スーパーアカンベェを上回る力を持ち、
制御が難しいという欠点も改善され、レインボーバーストも効きません。
一見、いいことずくめです。でもお高いんでしょう?
『これさえあれば、今までより少しはマシに戦えるでしょう?』
ジョーカーの皮肉っぽい発言にプライドを刺激されるマジョリーナ達。
しかし結果が出ていないのは事実であり、ピエーロが怒っていると言われると反論できません。
ジョーカーはさらに三幹部達へピエーロによる粛清の可能性に触れて恐怖感を煽り、
言葉巧みにウルフルンにハッパをかけて、黒っ鼻を渡しました。
ここまで言われた以上、ウルフルンも後には退きません。否、退けません。
黒っ鼻を手に出撃していくその背に、ジョーカーの意味深な笑みが投げかけられました。

再びみゆきの部屋。未だ謎のアイテムの使用法に頭を悩ませていると、
空の彼方から本が飛んで来ます。例の如くそれはポップで、
みゆきの顔面直撃→キャンディに激しく飛びつかれる
毎度おなじみの流れを経て、これは更なるパワーアップを約束してくれるという
伝説のロイヤルクロックだと、調べ物をして突き止めた事を打ち明けました。
しかし時計にしては針も無く、動かし方も見当が付きません。
するとポップは自信たっぷりにロイヤルクロックを叩き始めました。
『ノックしてもしもお~~し』(台詞は一部実際のものと異なります)
あの、叩けばいいってもんじゃないですが・・・
ところが本当に動いてしまうんですから、世の中解りません。
ロイヤルクロックを通じて、ロイヤルクィーンと会話が出来るようになりました。
本当の力を引き出すためには、キャンディとプリキュアのさらなる力が必要だと
ロイヤルクィーンはそう示唆します。

その時、みゆき達は外の異変に気が付きました。
街に現れたウルフルンがバッドエンド空間を展開していると悟り、
ロイヤルクロックと共に駆けつけるみゆき達。
新兵器黒っ鼻を手にしたウルフルンは自信たっぷりです。
その様子をジョーカーが密かに伺っているとは、この場の誰もが知る由もありません。
ショベルカーをハイパーアカンベェと化し、その体内に入り込むウルフルン。
一瞬、衝撃に襲われたようですが、変身して挑みかかるプリキュア達をものともしない
そのパワーに満足したのか、気に留める事も無くなりました。

戦いの行方を心配そうに見守っていたキャンディは、
たまりかねてポップにロイヤルクロックの力を使えないか尋ねます。
力を引き出すにはプリキュアとキャンディのさらなる力が必要だと窘めるポップ。
その兄妹の会話を立ち聞きしていたジョーカーは、
これ好機とばかりにキャンディを手中に収めて「怠け玉」へと閉じ込め
キャンディがいなければパワーアップも叶わないと勝利を確信して高笑いを上げました。
ハッピー達に返して、と言われても、返す筈はありません。
キャンディを助けるためには、まず行く手を阻むハイパーアカンベェを何とかしなければ―
再び五人はハイパーアカンベェへと、挑みかかりました。

キャンディは気が付いた時、お花畑にいました。
呼ぶ声に誘われてゆくと、遊び呆けている妖精達がいます。
その妖精たちにつられて、キャンディも遊びの輪へと入って行きました。

ハイパーアカンベェの強さは伊達では無く、苦戦を強いられる五人。
それでもキャンディを助けるべく立ち上がろうとした矢先、ジョーカーが疑問を投げかけました。
『助ける?おかしなことを言いますね。
 あの妖精はあなた方の事なんか全部忘れて楽しい夢を満喫してるんですよ』
怠け玉の中で眠るキャンディは、夢の中で確かに遊び続けていました。
苦しい事を忘れて何も考えず、ずっと食べて遊んでいられる世界。
これこそが、彼らの言う理想のバッドエンドの世界でした。
そんな安楽の世界から、好き好んで戻って来る者など、いる訳がない―
それでも、キャンディは安楽な世界に負けたりしないと信じて立ち上がります。
『キャンディは必ず帰って来る!誰だって楽な方がいい。難しい事は考えたくないし逃げたくなる。
 でも本当に楽しく笑うためには、踏ん張って頑張らなきゃいけないときだってあるの!』

『せやな。いつもおもろい事ばっかりな訳ないもん』
『でも、どんな時でもきっと逃げちゃダメだと思う』
『どれほど大変でも自分の足で前に進んで行く』
『そうしないと、本当の笑顔にはなれない』
『どんな時も全力でやるから、心から楽しいって思える。キャンディもきっとそう。
 だから、キャンディはそんな世界には負けない!』


ふと、キャンディはみんなの声を聞いた気がしました。
しかしここでずっと遊んでいた方が楽しいと妖精たちに促され、再び遊び始めましたが・・・
その頃ハイパーアカンベェに対してレインボーバーストを敢行するプリキュア達。
しかし、幾多のスーパーアカンベェを蹴散らしたこの技も、全く通じません。
打つ手は、無いのか―

沢山遊んでお腹を空かせたキャンディの前に、大きなお菓子の家が現れます。
それだけでなく、ここは手を伸ばせば簡単にお菓子も果物も手に入り、
みんなで分け合う必要などありません。
お菓子の家を一人で食べていいと言われたキャンディは、喜び勇んでかぶりつきました。
それはとても美味しい筈なのに、何か物足りません。
キャンディの脳裏に、ふとみゆきの、みんなの顔が浮かびました。
”一人でハッピーになるよりみんなでハッピーになったほうが、ウルトラハッピーになれる”
キャンディは思い出しました。大切な友達が居る事を。
全てを思い出し、皆の所へ帰る決心を固めたキャンディに、
ここにいる方が楽しいと呼びかける妖精達。その顔は堕落しきっています。
『嫌な事も辛い事もあるかもしれないクル。でもキャンディは、キャンディは・・・
 みゆき達と一緒がいいクル!!!』
怠け玉はその強い意志によって砕け散り、そしてキャンディは戻って来ました。

しかし、キャンディが目のあたりにした現実は真っ黒に塗りつぶされています。
地に倒れ伏した五人とポップの姿。冒頭の光景は、正夢となって現れました。
『おかえり、キャンディ・・・良かった・・・』
微笑みかけ、笑顔のまま力尽きるハッピーに、そしてみんなに
プリキュアとしての名前では無く、キャンディは名前で呼びかけます。
『みゆき!れいか!やよい!あかね!なお!お兄ちゃん!』
泣いてももう手遅れだと嘲笑するジョーカー。しかし、キャンディの中で何かが目覚めました。
大好きなみんなと一緒に居たい。ずっと一緒に居たい。みんなをいじめちゃ、苦しめちゃダメ・・・
キャンディから立ち上る光は不死鳥を象り、ロイヤルクロックと反応しました。
その力によってハイパーアカンベェの黒っ鼻はただの赤っ鼻に戻り、
気力を振り絞って立ち上がったハッピーの渾身の気合注入による
ハッピーシャワーで撃退。合体していたウルフルンは辛くも脱出したものの、
体に違和感を覚え、肩で息をして引き上げて行きました。

『決してあきらめない強い気持ち、笑顔、友達を大切にする優しさ。
 これからもその想いを大切に育てて下さい』
夢の中でロイヤルクィーンに労われ、目を覚ますキャンディを囲んで
みんな胸を撫で下ろしました。
『キャンディもプリキュアと一緒クル。プリキュアの仲間クル。
 またみんなと、もっと一緒に頑張るクル』
キャンディを抱きしめてめでたしめでたし・・・
しかし、そうは問屋がおろしません。伏兵ジョーカーがまだ残っていました。
一瞬のうちにあかね、やよい、なお、れいかは怠け玉へと閉じ込められてしまい・・・
一人残されたみゆきに勝機はあるのでしょうか・・・


ミルクとキャンディ、どちらも妖精がきっかけになる事。
黒紙を渡されたギリンマ君と、黒っ鼻を手にしたウルフルンという強敵の登場。
そのどちらも我が身を滅ぼす危うさを秘めている事。
そして、ラストで拉致される仲間達。
プリキュア5の第23話第24話を思わせる展開になるかと思いきや、
似ているようでも同じ事はしないプリキュアシリーズの底力を見せつけられたようです。
前者が対立からの再起ならば、今回は怠惰と独占からの再起。
まだ現時点では再起を果たしたとは言えず、
続く第32話でどんな展開が待ち受けているのか、現時点での私はまだ知りませんが
きっと今回以上に熱いものを見せてくれると信じています。
(注)現時点で私はまだ第32話を視聴しておりません。

以前ピエーロが復活した折、「怠惰な世界」を望んでいるという点が引っかかっていました。
バッドエンドと怠惰は果たして同義なのか、今回を観るまでは関連づけて考えられず、
また夏休みの宿題など、みゆき達も怠惰と言われても仕方のない行動があり、
そこに多少疑問を抱き続けていたのですが、やはり怠惰とは不幸な事だと実感させられます。
恥をさらすようで恐縮ですが、私はかつて休職していた折、
傷病手当金によって最低限働かずとも食えてしまう生活をしていた事があります。
最初はとっても楽でした。そして時間がたっぷりと有り余っている生活を数日過ごした後、
不意に恐ろしさが襲って来た事を覚えています。
果たして私は生きているのか。ただ死んでいないだけではないか―
遊んで暮らしたいとは、誰もが一度は思うものです。
しかしいざその境遇になってみると、生きがいの無い人生とはいかに空虚なのか
目的の無い生活はなんと張り合いの無いものなのか、
実際に体験してみると、その事が身を持って実感させられました。
やはり怠惰とは、バッドエンドなのだと、いや[END]ですらない恐ろしい状況だと思います。

夏休みの宿題の一件など、確かに怠けていたみゆき達が
今回の話を推し進めるには説得力の面で難があるかもしれません。
しかし、れいか以外の皆は宿題を終わらせなかった事による明確な罰を受けています。
怠惰で過ごした時が長ければ長いほど、その代償はどんどん大きくなるものです。
キャンディの夢の中に出てくる妖精達は、果たして幻の存在だったのでしょうか。
以前メルヘンランドの住人達が登場した際
そのスタンスに私は率直に言って悪寒が走りました。
彼らは今回出てくる妖精達と、何が違うのか?同じではないか。
ただ物語の幸せな一面だけを楽しむ、何の苦しみも無い世界を演じている彼ら。
第24話におけるメルヘンランドの住人達は一見平和そうでしたが、
その実は精神的にバッドエンドに侵略されているような気がします。

そもそもバッドエンドとは本当にそんな安楽なものなのでしょうか。
これまでバッドエナジーを立ち上らせた人々は、皆辛そうな顔をしています。
「楽園」と称するものは得てしてそんなもので、
例えば社会主義の理想などは幻想に過ぎない事を我々は知っています。
皆が等しく平等。一見聞こえが良いものの、
その実は人民を疲弊させた社会主義への暗喩のようにも思えて来ました。

それにしてもジョーカーとは一体何なのか、その正体が気になります。
以前は陰で三幹部を見下しながらもへつらう態度でしたが、
今回はあからさまに脅しにかかっていました。
粛清をちらつかせている姿など、ピエーロの威を借る存在にも見えます。
しかし、ひょっとしてバルデスゴーヤーンのように黒幕そのものではないかと
そんな疑いが濃くなって来たように感じます。果たして、一体・・・?

黒い紙ナキサケーベのカードダークブレスレットのように
使う側に代償をもたらす黒っ鼻の存在も気がかりです。
そんな中、プリキュア側の新たな力であるロイヤルクロックの能力が
超強力な必殺技といったものではなく、黒っ鼻の弱体化という点に共感が持てました。
強い敵が現れる→こちらもパワーアップ→さらに強い敵が→さらにパワーアップ
というインフレ的な流れでは閉口しますし、
ハートキャッチの「くらえこの愛」や、ノイズを受け入れたスイートのように
私はプリキュアシリーズとは力に力で対抗する事を賛美していないと感じているので、
この「優しい」能力は評価したいです。
何より強力なパワーに助けられるのではなく、最初からハッピーが持っていた
気合注入によるハッピーシャワーで戦う事によって、
何かにすがるのではない、自分の力で問題を乗り越える姿を描いていると思いました。

まだまだ予断を許さぬ展開が続き、緊迫感は緩みません。
そんな中、ポップ登場シーンの一連のお約束や、
(顔面直撃、キャンディに懐かれ、頼りになると言われて照れる)
ロイヤルクロックの説明をなぜか土下座して聞くみゆき達と言った
楽しめる要素が程よく緩和し、この時期の山場に相応しい充実した一編でした。
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だいず

お忙しい状況ですが・・ まずはご家族が無事でなによりです。
そしてまたプリキュアを視聴する事のできる日常が訪れたことに乾杯ですねw

ジョーカーさん、黒幕っぽいし、実はみゆきの大好きなピーターパンの暗黒面では、なんて考察もあったりするようです。 それはそれで深い(´Д`)

今回のご感想で「社会主義」の単語を見て・・ なんとなくフレッシュを思い出しました。 メビウス様の管理国家もある意味バッドエンドの世界だったのかもしれませんね。
そうなると5だけでなく、フレッシュの思想も継いでいる作品なのかも、なんて思ってしまったり。


32話も深いですよー、 映画前の急展開、なかなか楽しいですねw
by だいず (2012-09-24 23:25) 

具米

「楽しいことでも毎日続いたら それと気付かずに退屈と変わらないね」

ジャンプで連載していた「忍空」という漫画がアニメ化されたときの
主題歌「輝きは君の中に」の出だしの歌詞です。
「幸せ」を定義するために「不幸」が必要だというより、代わる代わる
やってくる幸・不幸の波に心が揺さぶられることで、自分の心のあり方が
見えてくるという内容の歌詞はスマプリにも当てはまる様です。

いくら楽であっても、それが常態化すれば感情が停滞してしまう、
それを打ち破るのは些細なことにも幸せを見つけて、皆で喜び合うこと。
32話は「見幸」と名づけられた彼女に相応しい復活劇だった思います。
(字面的には美幸のような気もしますが)

去年まで自分はブログ等は見るだけで、自分で作るどころか
滅多にコメントを送りませんでしたが、とあるブログの記事に
心を揺さぶられてからは、その感じたものを少しでも誰かと共有したいと
思い、ツイッター等でも感想をつぶやいたりしています。
ともすれば自己承認欲求の場になりがちですが、不特定多数の
人達と、喜びを共有できるネットという環境に感謝しています。
by 具米 (2012-09-25 07:23) 

横浜学園都市部

バッドエンド王国の目的は、正に作品のテーマの真逆ですね。

大塚ディレクターは「物事に大して一生懸命に取り組む姿」を描く事を至上命題にしてました。

対してバッドエンド王国のしている事は、23話で皇帝ピエーロが放った台詞やバッドエンドを受けた人達がいつも無気力状態になった際の呟き・そして今回のジョーカーの発言から全てを拾い、世界を完全に怠け者だらけの世界にしようとします。

それは一生孤独で人間関係が成り立たなく、日常に支障を来してします。

これでは引きこもりや自活が出来ない人達が蔓延ります。

幹部達の言動もなんだかみんな「自分が一番偉いんだ!」的な言動が目立つのも納得ですね。

それでもみゆきとキャンディは、諦めなかった。

彼女達の強い意志は、困難を立ち上がる力になります。

みゆき達は紛れもなく『戦士』としての成長を見せつけられましたね。

それだけに、みゆきの気合の雄叫びやキャンディの怒りの超サイヤ人みたいな姿には、燃え上がらせます。

因みにキャンディの怠け玉のダッシュの決め手で、6等分のクッキーを絡めたのが見事でしたね(やや強引な気がしますが…)。

あのシーンは、ちゃんとキャンディも仲間(友達)である事を証明してます。

それにしても脱出した瞬間の姿には驚かされますね。

脚本:米村正二(メインライター)
氏の特徴は、以前の起きた作品の内容を意識しつつ、独自のアレンジを施す事に定評がありますね。

次回が新必殺技お披露目ですが、実はハートキャッチ・オーケストラもスイートセッションアンサンブルを披露した回も担当したこともあり、最早彼なしでは新必殺技回は無いといっても過言じゃありませんね。

担当回
ハートキャッチ:4 10 15 18 22 27 31 37 38 47
スイート:3 8 13 17 23 27 31 35 40 43
スマイル(メインライター):1 2 6 9 19 22 23 28 31 32 劇場版

演出:佐々木憲世×三塚雅人
佐々木氏は『キューティーハニーF』ディレクターを務めた過去を持つ(担当回はスマイル28話参照)。

三塚氏は『5』以降から連名ながら活躍している。
『劇場版フレッシュ』・『オールスターズNS』助監督や『デジモンクロスウォーズ』の演出を多々担当している。

担当回(三塚氏)
5:36 40(垂永士氏と連名) 46
5GoGo!:6 15(石平信司氏と連名) 19 26(宮繁之氏と連名) 34 42(小村敏明ディレクターと連名)
フレッシュ:5 10(石平氏と連名) 14 20 26 48(志田直俊氏と連名)
スイート:44(山口祐司氏と連名)
スマイル:11(今度の映画で初めて監督を務める黒田成美氏と連名) 18(池田洋子氏と連名) 25 28

作監:河野宏之

担当回
初代:5 13 21 27 34 39(原画) 44
MH:1(原画) 2 9(原画) 10 17 26 34 42
S☆S:1(原画) 2 11 19 28 36 42 46(原画)
5:2 10 18 26 34 41 49
5GoGo!:7 15 22 31 38 46
フレッシュ:6 14 22 31 42 49
ハートキャッチ:6 13 20 30 39 46(原画) 47
スイート:1(原画) 5 11 20 29 38 47
スマイル:6 15 24 31



by 横浜学園都市部 (2012-09-25 10:50) 

やまぴょん

スティクスさん、お帰りなさい。ひとまずご家族がご無事のようで何よりです。

あまりいろいろ書こうとすると次話に触れてしまいそうなので、簡単にコメントを。

前々から3幹部とピエーロ・ジョーカーの間にはギャップがあると感じていましたが、ジョーカーが怠惰な世界を明確に肯定したことで、両者のギャップがいよいよハッキリしてきたように感じます。それと、バッドエンド王国の目的も輪郭をなしてきた感じですね。
ジョーカー=ピエーロかどうかは、どちらもありそうで難しいところですが、個人的には別物かなと思っています。今から予想してもあまり意味はないのかもしれませんが。(^。^;)

ハッピー達の発言の説得力については、一所懸命がんばることも怠惰なことも両方知っているからこそ説得力がある、という解釈はダメですかね?宿題に関しては一応、補習で罰は受けてますし。(笑)
でも、響は孤独を知っていたからこそノイズを知り得たことを考えると、両方を知っていることは案外重要なのかなと、ふと思いました。
by やまぴょん (2012-09-25 16:36) 

スティクス

>だいずさん
お蔭様で、私も無事に戻って来られました。ありがとうございます。

>ピーターパンの暗黒面
これは面白い解釈ですね。
永遠の少年=成長を止めた者=歩みを止めた者
と考えれば、実際あり得そうな説得力がありますが、果たして・・・?

>社会主義
ラビリンスはモロに旧東側陣営の悪い部分を描いていましたから。
というか私、以前これをフレッシュ最終版の感想で触れた気が(笑)
ともかく、ラビリンスは良し悪しは別としてメビウスなりの信念があった事が
バッドエンド陣営との違いかもしれません。
フレッシュとの共通点と相違点をどう出すのか、ここも注目したいです。

>32話
先程見ました。いやあ凄かったです。
これをどう語るか・・・平日に執筆するのは骨が折れそうです。
それでも「一歩一歩 自分の足で」進んで行きますので
気長にお待ちいただければ幸いです。

あと、少し落ち着いたら本当に乾杯しましょう!

by スティクス (2012-09-25 22:33) 

スティクス

>具米さん
プリキュア関連のコメントを頂くのは初めてですね。
改めて、宜しくお願い致します。

忍空、懐かしいです。ジャンプで連載していたのを読んでいた程度で
さほど熱心な読者ではなかったのですが、
アニメ版にこんなに素敵な歌詞があったのですね。
楽しい事と辛い事が半々、メリハリがあるからこそ
互いを感じられるように思えます。
32話を見届けた今(感想記事は今しばらくお待ちください・・・)
それが作品に内包されたテーマだと感じられそうです。

>誰かと共有したい
私もこれが立ち上げの動機の一つでした。
お陰様で多くのご意見を頂くようになり、
色々な考え方が得られたと思います。
ここでの出会いもそうですし、ネットに感謝ですかね。
今後とも引き続き、宜しくお願い致します。
by スティクス (2012-09-25 22:43) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
長らくお待たせいたしました。これからも引き続き宜しくお願いします。

さて、頑張る事の是非について。
私も一時流されるような生活をしていた事があり、
我が事のように身につまされました。
引きこもり問題へも言及しているのか、はっきりとは断言できませんが
幹部達の「自分が一番偉い」やりとりも気になりますね。
結局人間関係はコミュニケーション・対話ですし、
時に折り合いをつけなければいけませんから、
こうしたバッドエンド側の姿勢から学ぶものもありそうです。

>みゆきの気合の雄叫びやキャンディの怒りの超サイヤ人
続く32話でもすごかったですね、雄叫び。
こんなにハッピーが「雄々しく」見えるようになる等、
シリーズ開始当初は想像もつきませんでした。
キャンディのスーパーサイヤ人も、下手すれば笑えてしまうものでしたが
その前後の展開によって熱い場面に昇華していたと思います。

まあ確かに6等分の導入が唐突な気がしないでもないですが、
そこは色々盛り込まねばならない事だと割り切っています。
メインライター米村氏の力量というべきでしょうか。
それにしても過去パワーアップ回にこれほど携わっておられたとは(笑)

河野先生は私結構お気に入りです。
少々特徴的ではありますが、「動き」のダイナミックさは特筆モノですし、
星空育代さんを超魅力的に描いてくれましたから・・・
by スティクス (2012-09-25 22:55) 

スティクス

>やまぴょんさん
お陰様で帰って参りました!ご心配をおかけして済みませんでした。

>ギャップ
今まで三幹部の本気度があまり感じられなかったのは
「怠惰」を目指しているからなのか、とも考えました。
しかしそれでは悪役としての立ち位置が務まら無さそうですし・・・
ともかく31・32話でバッドエンドの方向性が定まったのは確かです。
ジョーカーの素性については、まだ語るに早かったですかね。
来年の事を言うとアカオーニが笑うと言いますし(違)

>両方知っているからこそ説得力がある
すみません。私の本文の書き方があまり良くなかったですね。
まず初見の印象で、少し「あれ?」と感じてしまい、
そのイメージのまま説得力に疑問符をつけてしまいました。
補習という罰を受けたからこそ、得た物があった筈です。
そして言及されていらっしゃる、響の成長を見届けた以上、
両方を知る事が互いの立場を知る事が出来る
きっかけに成り得るものだと思いました。
もし歩み寄りがあるとすれば、
一度怠惰という甘い果実の味を知った経験が活きるのかもしれません。
by スティクス (2012-09-25 23:05) 

やまぴょん

スティクスさん、

説得力に関しては、いろんな見方があると思うと思いますので、
謝られるのは少々居心地が悪いかも。苦笑
スティクスさんもおっしゃっているように、いろんな解釈があるからこそ
物語の深みが増すのがプリキュアだと思いますので、
意見の相違は現時点でのいろんな見方の一つと考えて頂ければ。

私の観点で言えば、プリキュア5のドリーム(のぞみ)もそうでしたが、
欠点の多い人間だったがゆえの(それを反省しての)説得力もあったし、
ハートキャッチあたりからは欠点を込みにして前に向かっていったので、
今回もそう願いたいという願望をもっています。
絶対的に正しい人間っていないですし。
最近は特にそういう作りをしているように思えるので、
今回も、何に向かって前向きに進んでいくか、
自分の弱さを土台にして敵に対してどう理解するかは楽しみです。
加えて、おばあちゃんから伝承されている物語も土台として。

ホント、最終回に向けて、何がバッドエンド王国の本当の主張で、
それに対して何をもって反論、もしくは和解していくかは
今から楽しみです。

ひとまず、予告のとおり次話も大きな話ですので、
(すでに見ている身としては我慢をして)
そこでもう一度コメントを残したいと思います。
ぶっちゃけあんまり時間がないのですが。苦笑
by やまぴょん (2012-09-26 02:47) 

ロドリ下衆

スティクスさん、お帰りなさい!
お父様も最悪の事態は避けられたようで、何よりです。

スティクスさんも完全に今まで通りとは行かないものの、
それでもこうやってレビューを書ける状況には落ち着いたという事で、
良かったです(^ー^)

物は捉え様で、今回の事を不幸な事だと言ってしまえばそれまで
ですが、そんな中でも数々の奇跡が重なってその状況下では
予想以上の良い結果になった事に『運が良かった』と
感じられること、これがまさしく『ウルトラハッピー』であり、
星空タエさんが言わんとする所でもあると思います。

『運が良い人は、「自分は運が良い」と思える人』というのを
聞いた事があります。

災いが起きてもその中から良い事を見つけ、それを『運が良かった』
と感じられる人もいれば、『何でこんな事に・・・』と自らの不幸を
嘆く人もいるでしょう。

しかし、同じ結果であっても両者には大きな気持ちの違いがあり、
それからの生きていく意欲も大きく変わってくると思います。

僕も同じ状況下なった時に、果たして前向きに捉える事が
出来るかどうか・・・あまり自信はありませんが、
プリキュアから学んだ教訓を自分の人生にも活かせて行ける様、
タエさんの言葉(無論、他にも名言はたくさんありますが)を
いつも心の片隅に置いておきたいと思います。

何にしても本当に、大事に至らず良かったです。




で、31話の感想ですが、32話の内容にもうっかり触れちゃいそう
なんで、ほどほどに。。。(苦笑)

キャンディのフェニックス化は、予想外でしたね(笑)
まあ、ロイヤルクロックの力の解放には、キャンディがカギになる、
と事前通告でクイーン様がおっしゃってましたが(苦笑)

黒っ鼻はまさに、三幹部への最後通告といった所でしょうか?
ジョーカーが初めてプリキュア排除の失敗への罰を示唆した
あたり、ウルフルンを始めとした三幹部たちも、いよいよ今までの様な
『お遊びモード』ではいられなくなりそうで、今後の戦いは
より緊迫感のあるものになっていきそうですね。

それにしてもジョーカーは、色々な策を持ってますね。
未だその実力が計り知れず、不気味な存在です。

ただ、明らかに今回辺りでは三幹部を見下しており、
ピエーロを後ろ盾にしつつも『自分の方が立場は上』という
威圧感を放ちまくりでした。

そのピエーロも実体を現したのは23話の1回のみで、
現在の所実質的なバッドエンド陣営の権力者はジョーカーで
あり、ピエーロも実はその傀儡では?という疑念も湧いてきますね。

今回、バッドエンドとウルトラハッピーの定義というものが
よりはっきりとしたと思います。

最後、怠け玉にみゆき以外の4人が捕らわれたことによって、
次回の話でさらにそれが明白になるかと(…というか、これ書いてる
時点で既に観ているんで、今更な言い方ですが。。。^^;)。

いよいよ物語も日常回終了で、核心に迫る展開が
見え隠れしてきましたね!

32話はより濃い~内容になると予想(?)されるんで、
スティクスさんの熱いレビューにも期待が高まります!



最後に、コメントへの返信も結構体力が必要で大変かと
思いますので、スティクスさん自身もお体を壊さない様、
自分のペースでやって下さい。
返信がなくても、結構自己満足で書いてるんで。。。(苦笑)
by ロドリ下衆 (2012-09-29 04:22) 

スティクス

>やまぴょんさん
こちらこそ、かえって済みませんでした。って、また謝ってるし・・・(苦笑)
色々な解釈があって然りと言うのはここを運営して存じている筈なのですが
多分これは私の性分なので、気を付けます。

正しい人間、もとより欠点が無い人間はいないというのが
初代からずっと貫かれているのがプリキュアシリーズだと思います。
中には藤Pや王子先輩などの完璧超人もいますが、
まあそれはそれとして(笑)
欠点を込みにして前に向かうというのは、
前作スイートで到達した境地でしたね。
だからこそ、その次の今作がどんな答えを出すのか。
仮に和解・歩み寄りが叶わなかったとしても、
必ず晴れやかな終幕を迎える筈ですので、私も期待しています。
by スティクス (2012-09-30 19:13) 

スティクス

>ロドリ下衆さん
お陰様で、再開する事が出来ました。ありがとうございます。
今回の一件は不幸な出来事に分類されるものですが、
その中でも少しずつ積み重ねられた小さなハッピーが
積もり積もって良い結果になった事、本当に「運が良かった」と思います。

>『運が良い人は、「自分は運が良い」と思える人』
今の私達家族にはこの言葉の意味が解る気がします。
運が悪いの一言で切っては、この小さな幸せも感じられませんから・・・
またプリキュアを通じて、特にお年寄りの発言の数々には
本当に勇気づけられた気がします。
改めてこのシリーズと出会って本当に良かったと感謝しています。

さて本編へと目を向けると、私もキャンディのフェニックスは想定外でした。
そもそも鳥モチーフの妖精ではありませんし(一体何なんでしょう?)。
輪廻転生を繰り返すと言われる不死鳥そのものだとすれば、
キャンディには明確な前世があるとか・・・?
あんまり変な予想をすると外した時にアレなのでこの辺にしておきますが、
以前からジョーカーも気にしている「秘密」が何なのか
未だ明らかになっていない事が気になります。

黒っ鼻の存在の不気味さも事態に拍車をかけていますね。
ある程度リスクを知っていた「黒い紙」などと比べると、
リスクを知らずに使わせるジョーカーの性根の悪さが感じられます。
やっぱりゴーヤーンよろしく真の黒幕っぽいオーラが見受けられるような、
それともピエーロに忠実なのか・・・
次回でその一端が見られルカと思いきや、
彼はまだまだ謎多き存在ですね。
このまま終盤まで、謎を秘めたままの方が面白くなりそうです。

そしてご配慮ありがとうございました。私は筆不精を自覚しているので、
コメント返しにも実は結構な時間を要してしまう上に、
適切な返事が出来ていない事も多いです。申し訳ございません。
それでもコメントを頂戴し、色々なご意見を拝見するのは
大きな励みとなっておりますので、今後ともご意見をお待ちしております。
by スティクス (2012-09-30 22:01) 

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