ジョジョの奇妙な冒険 第10話『ニューヨークのジョジョ』 [ジョジョの奇妙な冒険]
第1部ラストの高揚感もそのままに突入した第2部。
ジョセフ初名乗り時のカッコ良さに痺れた初見当時の事を思い出します。
そのジョセフ登場シーン、解っていても凄くカッコいい!
19世紀のどこか暗さを漂わせる英国から
1930年代のエネルギッシュな世界に舞台を移した第2部の物語をアニメで追体験できるとは!
まことにジョジョファン冥利に尽きるものです。
1)テンポが良いのにじっくりと感じられる構成
第1部と異なり、殆どカットが無いにもかかわらず、駆け足感が感じられませんでした。
原作3話分を消化しているのに、じっくりと感じられる構成の上手さに感服です。
カットされた部分といえば「スカートめくりてーなァ」くらいでしょうか。
スモーキーと警官とのやりとりや、レストランでの出来事、
ジョセフの過去話、スピードワゴンとストレイツォの場面など、
全てが原作そのままで伝わって来ました。
「胸パット」あたりはカットされてもおかしくないのですが、こだわりがあったのでしょうか(笑)
2)ジョジョってかっけーなー
原作通りの決めポーズの数々もさることながら、
ジョセフを印象付けるトリッキーな戦いぶりに早速興奮しました。
「次におまえは~」のやりとりを実際に会話で見ると面白いです。
ストレイツォ相手に機関銃をブッ放す無茶苦茶な場面も
他の客が巻き添えになってもおかしくないレベルで
ジョナサンとは違う一面を、この1話だけで描き出していたと思います。
3)だけどスピードワゴンがストレイツォに殺されていった
いどうなるだろう
開始早々、「我々はこの老人を知っている!」のナレーションに、
来ると解っていても興奮します。
スピードワゴン役の上田さんが続投しているのも嬉しいですね。
第1部の熱演で、この方以外のスピードワゴンはもう考えられません。
年老いてから得た円熟さと、若い頃から失っていない熱さを併せ持つキャラだけに、
サンタナ戦やカーズ戦での名解説者ぶり?に早くも期待大です。
4)まさかのエリナ続投
前回の次回予告で「きちっとやつけなさい」の台詞があったのですが、
あまりに違う声だったので川澄さんが続投するとは思いもしませんでした。
こんなに違う声が出せるなんて、声優さんの凄さを改めて思い知らされた気分です。
そのエリナ、原作の黒メガネと異なり普通のメガネだったので、
「目」で表情が分かりやすくなったのが良いと思いました。
5)胡散臭いアメリカ人の数々
ここは食屍鬼街でしょうか(笑)
スモーキーをぶちのめす警官といい、レストランでいちゃもんつけてくる大男といい、
まるで屍生人のようです。
さすがに「聖書にもあるぜ」や、露骨な黒人差別用語は避けていましたが、
それでも彼らの下衆ッぷりが画面から伝わって来るようです。
6)ニューヨークの背景
第1部の頃から美しかった背景の描き込みは、第2部でも健在でした。
今回のニューヨークの街並みも「Manhattan」という言葉が似つかわしく、
丁寧に描かれていたと思います。
第2部はニューヨークから始まるのでその印象が強いのですが、
メキシコ→ローマ→ベネチア→サンモリッツ→ピッツベルニナ→地中海ヴォルガノ島と
来週から舞台が点々と変わって行くので、
意外なほどニューヨークが舞台になっていません。
これらの背景群、特に5部に繋がる可能性があるベネチアがどう描かれるか期待しています。
7)ED
「Roundabout」が継続して起用される事は知っていましたが、
横スクロールから縦スクロールに変わった背景には驚きました。
中でもジョナサンからジョセフへ受け継がれているような構図が良かったです。
スピードワゴンの年齢変化、柱の男たちの彫刻と続き、
ラストにエイジャの赤石にスポットが当たる展開と、
一つのエピソードの余韻だけでなく、第2部全体を暗示する構成が素晴らしいです。
次回早くもシュトロハイムが出るという事は、
おそらく前半パートで「あーん!スト様が」になると思われます。
テンポの良さも大切ですが、細かいところはカットしないでこだわって欲しいですね。
「あたしのブルりん」とか(笑)
ジョセフ初名乗り時のカッコ良さに痺れた初見当時の事を思い出します。
そのジョセフ登場シーン、解っていても凄くカッコいい!
19世紀のどこか暗さを漂わせる英国から
1930年代のエネルギッシュな世界に舞台を移した第2部の物語をアニメで追体験できるとは!
まことにジョジョファン冥利に尽きるものです。
1)テンポが良いのにじっくりと感じられる構成
第1部と異なり、殆どカットが無いにもかかわらず、駆け足感が感じられませんでした。
原作3話分を消化しているのに、じっくりと感じられる構成の上手さに感服です。
カットされた部分といえば「スカートめくりてーなァ」くらいでしょうか。
スモーキーと警官とのやりとりや、レストランでの出来事、
ジョセフの過去話、スピードワゴンとストレイツォの場面など、
全てが原作そのままで伝わって来ました。
「胸パット」あたりはカットされてもおかしくないのですが、こだわりがあったのでしょうか(笑)
2)ジョジョってかっけーなー
原作通りの決めポーズの数々もさることながら、
ジョセフを印象付けるトリッキーな戦いぶりに早速興奮しました。
「次におまえは~」のやりとりを実際に会話で見ると面白いです。
ストレイツォ相手に機関銃をブッ放す無茶苦茶な場面も
他の客が巻き添えになってもおかしくないレベルで
ジョナサンとは違う一面を、この1話だけで描き出していたと思います。
3)だけどスピードワゴンがストレイツォに殺されていった
いどうなるだろう
開始早々、「我々はこの老人を知っている!」のナレーションに、
来ると解っていても興奮します。
スピードワゴン役の上田さんが続投しているのも嬉しいですね。
第1部の熱演で、この方以外のスピードワゴンはもう考えられません。
年老いてから得た円熟さと、若い頃から失っていない熱さを併せ持つキャラだけに、
サンタナ戦やカーズ戦での名解説者ぶり?に早くも期待大です。
4)まさかのエリナ続投
前回の次回予告で「きちっとやつけなさい」の台詞があったのですが、
あまりに違う声だったので川澄さんが続投するとは思いもしませんでした。
こんなに違う声が出せるなんて、声優さんの凄さを改めて思い知らされた気分です。
そのエリナ、原作の黒メガネと異なり普通のメガネだったので、
「目」で表情が分かりやすくなったのが良いと思いました。
5)胡散臭いアメリカ人の数々
ここは食屍鬼街でしょうか(笑)
スモーキーをぶちのめす警官といい、レストランでいちゃもんつけてくる大男といい、
まるで屍生人のようです。
さすがに「聖書にもあるぜ」や、露骨な黒人差別用語は避けていましたが、
それでも彼らの下衆ッぷりが画面から伝わって来るようです。
6)ニューヨークの背景
第1部の頃から美しかった背景の描き込みは、第2部でも健在でした。
今回のニューヨークの街並みも「Manhattan」という言葉が似つかわしく、
丁寧に描かれていたと思います。
第2部はニューヨークから始まるのでその印象が強いのですが、
メキシコ→ローマ→ベネチア→サンモリッツ→ピッツベルニナ→地中海ヴォルガノ島と
来週から舞台が点々と変わって行くので、
意外なほどニューヨークが舞台になっていません。
これらの背景群、特に5部に繋がる可能性があるベネチアがどう描かれるか期待しています。
7)ED
「Roundabout」が継続して起用される事は知っていましたが、
横スクロールから縦スクロールに変わった背景には驚きました。
中でもジョナサンからジョセフへ受け継がれているような構図が良かったです。
スピードワゴンの年齢変化、柱の男たちの彫刻と続き、
ラストにエイジャの赤石にスポットが当たる展開と、
一つのエピソードの余韻だけでなく、第2部全体を暗示する構成が素晴らしいです。
次回早くもシュトロハイムが出るという事は、
おそらく前半パートで「あーん!スト様が」になると思われます。
テンポの良さも大切ですが、細かいところはカットしないでこだわって欲しいですね。
「あたしのブルりん」とか(笑)
奇しくも第二部放送開始に合わせてコンビニで第二部総集編前編?が出ており、ちょいと目を通してみました・・・確かに今のところあまり原作を削った感じはしないですね。
それにしてもジョセフ(エリナさんはジョ『ゼ』フと呼んでましたが・・・でも本人はジョ『セ』フって言ってるし(汗))の熱さと優しさはストレートに胸にきます。こういう主人公ってやはり良いですw
・・・今はさすがになんともないですが、中学生当時は先にジャンプ読んでたクラスの子も騒ぐくらい結構大きな出来事でした・・・スト様の裏切り。
加えてあんだけ豪快に(おい)頭ががまぐち財布のようにぱっくり割れて殺されたはずの人が(略)・・・というのも当時は結構意外に思ったものですw
by まるっさ (2012-12-09 07:32)
スティクスさんは気づかれましたでしょうか。
少年時代のジョセフが「バオー来訪者」を読んでいることに。
こうした細やかなネタも探してみると、より一層楽しめるでしょう。
by オルタフォース (2012-12-09 17:19)
>まるっささん
総集編!?そういうものも出ているのですね。
私は原作所蔵しているので気が付きませんでした。
というよりも、単行本の方が色々と面白いですよね。
「あーん!スト様が」や「ジョジョってかっけーなー」も含めて(笑)
ともかく、第一部で気になったカットがさほど目立たないのは嬉しいです。
>ジョ『ゼ』フ
実は三部でDIOも言ってるんですよね、これ(笑)
ジョセフは二部でも年老いてからも、いい加減のようで優しく、
決して人を見捨てないところが良いですね。
>スト様の裏切り
私も、波紋を知る人物が吸血鬼になる事の恐ろしさに驚いたものです。
そしてスピードワゴン、どう見ても致命傷ですよね、あれ。
強靭な生命力は、砂漠を彷徨って油田を発掘した経験からでしょうか。
by スティクス (2012-12-09 20:39)
>オルタフォースさん
気になったので見返してみました。
本当ですね(笑)BAOHって書いてありました。
こうした遊び心から、作り手の愛が伝わって来るのも嬉しいです。
by スティクス (2012-12-09 20:41)
そういやオウガストリートでジョナサンの蹴り食らいつつ
新婚旅行の見送りに来てた律儀なワゴンさんの部下は
その後どうしたのかなぁ、一緒に砂漠で死にそうになって
石油会社の支社長とかになってたりして。
by コーラ売り (2012-12-10 15:49)
>コーラ売りさん
はじめまして。確かにあの2人、その後どうなったんでしょう(笑)
ゴツイ刺青や、東洋の神秘中国拳法の使い手が
役員を務めるオイルメジャー・・・
ミスマッチもキャラのうち、と考えるべきでしょうか。
実は有能かもしれませんが・・・
by スティクス (2012-12-10 22:33)
「あんた、名前を聞かせてくれよ」
「ジョースター。ジョセフ・ジョースター」
『PART2』(バンッ!)『戦闘潮流』(ババァ~ン!)
「ジョジョ、って呼んでくれ」
やっぱりジョセフの名乗りのシーンは格好いい!
最初の警官との対峙で、一見ジョナサンのような紳士かと
思わせておいてのブチ切れ、コーラを一気飲みしてから
焦り出して逃げると言う落差の激しさが楽しかったので、
やはり「スカートめくりてぇなぁ」のオチは欲しかったですねw
スピードワゴンとエリナの声優続投は知っていましたが
上田さんがここまで老人声を出せるとは思っていませんでした。
エリナばあちゃんは川澄さん繋がりで、Fate/Zeroと絡めて
「セイ婆」だの、傘を振り回すシーンで「エクスカリ婆」だの
言われていましたが、こちらも想像以上におばあちゃんしてました。
サングラスの中の瞳を見せることで心情を読み取り易くなっていたので
リサリサ先生も最初のミステリアスな雰囲気が薄れ、心情があらわに
なるシーンでは瞳が見える演出になりそうです。
キャラクターの服装もそうですが、町並みの色調やBGM等で雰囲気を
変えていることで場所と時代の移り変わりが実感できて面白かったです。
バオー来訪者のコミック、原作ではスーパーマンだったらしいのですが
実はあの年にはまだ発行されていなかったらしいです。
(ジョセフ13歳=1933年、スーパーマン発行=1938年)
「おとはなウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです」
by 具米 (2012-12-16 17:21)
>具米さん
ジョセフの初名乗りシーンは原作でも大好きなシーンでしたが、
アニメでのカット割りと演出も良かったですね。改めて惚れ直しました。
>スカートめくりてぇなぁ
これがあるからこそジョナサンとの違いが鮮明に印象付けられたと思うので
このカットはやっぱり残念ですね。
>セイ婆
これはひどいwww
私、川澄さんのこのような声を聴いた事がなかったので本当に驚きました。
瞳の表現も効果的でしたね。
リサリサ先生にも期待しています。
「養豚場のブタでも見る」ような目をどう表現するのか(おい)
>色調やBGM
改めて1部を見返すと、全然雰囲気が違いますね。
全体的に暗めの色調や、重厚なBGMだったのと比べて
鮮やかな対比が感じられます。
>原作ではスーパーマン
この年代誤差は知りませんでした。
やっぱりおとなはまちがいをするだけなのですね。
トリビアありがとうございました。
by スティクス (2012-12-16 22:57)