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ハピネスチャージプリキュア!第44話『新たなる脅威!?赤いサイアーク!!』 [ハピネスチャージプリキュア!]

 この痛みがテーマに描かれるのは、プリキュアシリーズでは珍しいです。
 かつてハートキャッチで、いつきとコッペ様に対してつぼみが二度味わった事がありますが、
 この時はつぼみはそれなりに本気だったとはいえ、いずれも叶うはずのないものだったので、
 精神的ダメージはさほど大きくなかったと思います。
 そうするとこのテーマが描かれたのは「純情乙女の恋物語」以来ということになりそうです。
 それは「失恋」。めぐみが受けた痛手は、あまりにも大きなものでした。
  
 ブルースカイ王国に平和が戻って来ました。
 国王夫妻以下、国民達も無事に開放され、プリンセスは母に抱きつき、大粒の涙を流しています。
 クイーンミラージュ様の呪縛から解き放たれたミラージュも、改めてラブリーにお礼を言います。
『良かったね、ブルー。ミラージュさんと幸せになってね』
 ふたりを祝福するように、にこやかな笑顔を向けるラブリー。
 誠司だけが、ラブリーに不安そうな目を向けています。

 その夕暮れ。めぐみは、灯りもつけずに、暗い自室のベッドに突っ伏しています。
 そこにひめ、ゆうゆう、いおなが、お菓子と飲み物を持って訪ねてきました。
『世界も平和になった事だし!今日は朝まで思い切りパジャマパーティだ!』
 ジュースで乾杯し、平和を取り戻した事を祝いますが、その歓喜の声はどこか空虚に聞こえます。
 まるでめぐみを気遣い、無理して明るく振る舞っているような。
 めぐみ自身も、ジュースのグラスに立つ波紋を、上の空で眺めていました。
『めぐみ変!だってめぐみ、いつもみたいに元気ないもん!』
『めぐみちゃんはいつも笑顔で平気なふりをするのが上手だから』
『少し話せば楽になる事もあるんじゃないかな』
 それでもめぐみは苦笑いするだけ。するとひめが辛口トークの口火を切りました。
『私、超思うんですけど!神様って意気地なしだと思う!』
 ミラージュの事が好きだとはっきり言えばこんな事にはならなかったと扱き下ろすと、
 ゆうゆうも以前から気になっていた事を口にします。
『なんでいつもあんなに胸元開けてるのかしら』あの、そこですか(笑)
 ブルーへ言いたい事を言いまくる会となり、めぐみも乗って来ました。
『やっぱりちょっと酷いと思わない?私の前でいきなりミラージュさんと、その・・・』
 勢い任せでそこまで言うと、途端に真っ赤になって口ごもり、
『キ・・・キ・・・キスするなんて!!!』
 あの時の事を思い出して、みんなも真っ赤になりました。年頃の女子には刺激が強かったようで(笑)
『本当神様デリカシーゼロ!』
『恋愛禁止令とか出しておきながら、一番恋愛してたのって神様よね』
 めぐみとひめは意気投合して、お菓子やけ食い、ジュースやけ飲み、それで全部忘れる!と乾杯。
 ゆうゆうといおなは苦笑して顔を見合わせ、パジャマパーティの夜は更けていきました。

 午前二時。ふと、めぐみは目を覚ましました。
 どんちゃん騒ぎに疲れて寝てしまったみんなに優しい目を向けた後も、めぐみは眠れません。
 時間は過ぎて、三時半。めぐみは布団に入らず、部屋の片隅で膝を抱えてうつむきます。
 そして、夜が明けました。ベランダに出ためぐみに、隣室から誠司が声をかけました。
『昨日は大騒ぎだったな』マンションでは静かにね(笑)
『・・・うん』
 二人の間に流れる、静かな時。沈黙。
 そして誠司はめぐみを、外へ出ようと誘いました。
 冷えないよう暖かくして来い、とさりげない気遣いをする誠司に、めぐみは意外そうな目を向けます。

 めぐみと誠司、二人で銀杏並木を歩きます。
『ねえ、どこに行くの?』
『どこに行きたい?』完全にデートです。
 幻影帝国との戦いが終わった今、久々に遊んでもいいのではないかと持ちかける誠司に、
 めぐみはスケートリンクを希望します。
 自分で希望しておきながら、めぐみはスケートをした事がなく悪戦苦闘。
 転んだめぐみを尻目に誠司がスイスイ滑るのを見て、
 フィギュアスケートのプリカードで華麗に滑り、注目を浴びました。
 その後は二人で町を歩き、ゲーセンで遊び、公園で焼き芋を頬張り、完全にデートです。
 こんなに楽しく穏やかな時を二人で過ごすのは、いつ以来の事でしょうか・・・
 そして二人は河川敷へとやって来ました。

『楽しかったぁ!こんなに遊んだの久しぶりだよ。ひめたちも連れてくれば良かったね。絶対喜んだのに』
『・・・人の事ばっかだな』
 誠司の指摘に、めぐみはそんな事無いと謙遜しますが、どこか空元気のようにも見受けられます。
『でも誰かが嬉しそうにしてるのって、心が温かくならない?』
『お前が本心でそう思ってるのは分かってる。けど、時々思うよ。
 本当にそれで、お前は幸せになれるのかって』
 空を見上げてめぐみを案じ、誠司は言葉を続けます。
『無理して笑うなよ。せめて俺のまえでは、本当のこと、言ってくれよ』
『世界が元に戻って、町中のみんなが明るくなって、
 ミラージュさんが幸せになって、ブルーも幸せになって、それは本当に嬉しくて、嬉しくて・・・』

 それも本心だった筈なのに、めぐみは言葉に詰まりました。
『だけど・・・なんだかすごく胸が苦しくて、とてもうれしいはずなのに・・・
 なんだかとっても、悲しくて・・・だけど凄く、嬉しくて・・・』

 うれしい。なのにめぐみの目には涙が溢れています。それは嬉し涙ではありません。
『でも・・・苦しくて・・・』
 苦しい胸の内を打ち明けるめぐみに、誠司はただ耳を傾けます。
 手を添えるでもなく、言葉をかけるでも無く。それが、今のめぐみに対する誠司の優しさ。
 ついに堪えきれず、めぐみは嗚咽を漏らします。
『私・・・失恋・・・しちゃった・・・』
 平和を取り戻した空はどこまでも青く輝いています。 
 その青空に、めぐみの泣き声が吸い込まれ行きました。

 そして、そのめぐみの嘆きを鏡の向こう側から監視する男が・・・

 大使館では、ミラージュが憎しみに囚われた日の事をひめ達に語っています。
『ブルーと心が離れたと思ったあの時、赤い声が聞こえて来たの』
 ファンファンも同じ声を聞いていました。
 それを聞くと、心の中が憎しみで一杯になっていたという証言に、
 ブルーは何やら心当たりがありそうです。

 目を赤く泣きはらしためぐみに、誠司はそっとハンカチを差し出します。
『こんな時、何て言ったらいいのか。でも、俺は思うよ。
 お前がみんなのために頑張ったから、世界に平和が戻った。本当に凄い事だと思う。
 だからお前も幸せになれる。絶対になれる!』
 優しく励ました後は、歯切れが悪くなり、
『お前には・・・俺が・・・俺とか・・・みんながついてる』あまずっぺぇ
「俺が」と言いきれなかった誠司は、照れ隠しのように飲み物を買いにその場を離れました。
 めぐみが一人になった時、突然胸の奥で鼓動が聞こえます。
 と、同じくして赤いサイアークが空から降り立ちました。

『この憎しみに満ちた、赤い気配・・・』
 大使館のミラージュは、その気配に怯えています。

 単身変身しサイアークと対峙するラブリーを、赤黒い空間が包み込みます。
 そして謎の声が、ラブリーに囁きかけてきます。
『見ろ。お前に救われておきながら、お前が苦しんでいるのに笑っている』
 声の主は、鏡を通じて幸せそうな笑顔を浮かべる人々の姿を映しだしました。
『なぜみんなが幸せで、自分だけがそうではないのか。おまえは後悔している』
 ほんの少しでも、そう思ったことがあるのでしょう。
 図星を突かれたのか、息を呑み動きが鈍った隙を突かれて、ラブリーは殴り飛ばされます。
『そんなこと、無い!私は、みんなに笑顔を取り戻して欲しかった!』
『そう、お前は優しい人間だ。しかしその結果、お前だけが愛を失った』
 哀れみの目を向ける男の言葉を聞いたラブリーを、足元が崩れ落ちていくような錯覚が襲います。

『愛する者がお前から離れて行った。お前は深く傷つき、涙を流した』
 暗い空間で、ラブリーに執拗に投げかけられる、悪魔の囁き。
『だが大丈夫だ。やり直せばいい。この世界をお前が望む世界にするんだ。
 欲しいものを手に入れ、いらないものを無くそう。そうすればお前は幸せになれる』
 甘い誘惑に抗い、耐えるラブリー。
 しかし心の奥底に芽生えた負の感情が、赤い輝きとなって増幅して行きます。
『お前が救った世界だ。どうしようとお前の自由』
 この囁きが駄目押しとなり、ラブリーは遂に屈しました。瞳から光が失われ・・・

 その時、めぐみの危機を察した誠司が駆けつけます。めぐみの名を叫びながら。
 ラブリーの瞳に、光が戻ります。
『どいて!』
 男の誘惑を振り切り、自ら胸の内から赤い結晶を取り出して、砕きます。
 倒れるラブリーを、駆けつけた誠司が抱き止めました。
『愚かな。このままではお前は永遠に苦しみ続けることになるぞ』
『苦しいけど・・・でも・・・苦しいだけじゃ、ないから!』
 世界を壊さなければならない幸せなど、本当の幸せでは無いと反論し、
 胸の痛みに耐えながら、立ち上がります。
『私は、届かない想いを、全部、全部・・・受け入れて、みんなと一緒に、幸せを探して行きたい!』
 とめどなく流れる涙の雫を撒き散らして言い放つラブリーを、
 男は舌打ちして見限るように切り捨てました。
『ミラージュの代わりになると思ったが・・・』

 サイアークの拳にラブリーは拳で応え、パンチの応酬を繰り広げます。
 押し負けて、土手に叩きつけられても、相手の拳を懸命に支えます。
『私は、絶対に・・・弱い心には負けないッ!!
 キュアラブリーは・・・無敵なんだからぁああああッ!!!』

 叫びと共に、サイアークを押し返しました。
 しかし、渾身の一撃で力を使い果たしてしまい、続くサイアークの攻撃に対応できません。
 誠司の目の前で、動けないラブリーにサイアークが迫ります。
 めぐみの名を呼ぶ誠司の絶叫が、響き渡りました。

 その時、プリンセス達が駆けつけました。
『これ以上めぐみを・・・傷つけさせないんだから!!』
 頭突きで登場し、頭を赤く腫らして見得を切るプリンセス、
 自分を支えてくれるハニーとフォーチュン、みんなに助けられている事を認識し、
 ラブリーの目に涙が溢れます。それは先程までの悲しみの涙ではありません。
『誠司の言った通りだ。私には、みんながいる・・・』

 イノセントプリフィケーションでサイアークを退けた後、雪が降り始めました。
『みんな、ありがとう。心配かけてごめんね』
 まだ、彼女の心は完全に立ち直っていません。それでも大丈夫だと、笑顔を向けました。
 頬染めて微笑むめぐみに、誠司は優しい目を向けます。ところが・・・

『キュアラブリーの心を支えているのは、仲間の存在。そして、こいつか・・・』
 鏡の向こう側で、男が次に目をつけたのは・・・
 男は誠司が映る鏡を砕き、邪悪な笑みを浮かべました。


 まず、前回に続けて今回も作画の凄さに圧倒されます。
 特に河川敷でのめぐみの泣き顔。前回と今回がシリーズ全体を通して
 大きな山場を築くだけに、ここに主力を投入した感がありました。

 めぐみはいつも、周囲を見ています。
 だからこそ、自分自身の事と、近くにいるものにはなかなか気づきません。
 周囲が評するめぐみ像と、自分で感じている姿には乖離があるように思えます。
『めぐみちゃんはいつも笑顔で平気な”ふり”をするのが上手だから』
 パジャマパーティ時にゆうゆうは何気なく発言します。
 しかしこの時、ゆうゆうは相当深くめぐみの内心を見抜いているようです。
 平気な”ふり”、それは即ち平気では無いということです。
 誠司と同じく、幼い頃からめぐみに接してきたゆうゆうらしい洞察です。

 みんなの幸せが嬉しい。それは偽りない本心だということは、今までのめぐみを見れば明白です。
 しかし彼女は「神」ではありません。そもそも「神」でさえ、この物語では全能ではありません。
 ほんの少しでも、後ろ暗いところの無い人などいません。
 ならば年頃の少女に完全無欠の心を求めるのは酷です。ゆうゆうは、まあ例外として・・・(笑)

 今回ではまだ名前が明らかではないため、本文中では「男」表記にしましたが、
 ちょっと紛らわしく回りくどいので、ここから先は「レッド」表記で書きます。
『見ろ。お前に救われておきながら、お前が苦しんでいるのに笑っている』
『なぜみんなが幸せで、自分だけがそうではないのか。おまえは後悔している』
 レッドに言われるだけでなく、めぐみ自身が少しでもそのような気持ちを抱いたからこそ、
 彼女の心の痛みがより深くなったのでしょう。
 誰しも「図星」を突かれる事が最も心に堪えるもの。
 そして醜い自分を見てしまうことも、また耐えがたいものです。
 しかしこのレッドの発言、私はチャイコフスキーが交響曲第4番について述べた発言を連想します。
 少し長くなりますが、以下に概略を引用します。
「あなたが自分の中に喜びを見つける事が出来ないなら、
 人々が楽しみ、喜びの気持ちに身を投じる姿を見て下さい。
 人々の喜びに満ちた光景に浸る事が出来たと思う間もなく、
 運命が襲いかかり、運命の事を思い起こさずにはいられなくさせるのです。
 しかし他の人々はあなたの事など構ってくれません。
 あなたが一人ぼっちで置き去りにされている事など全然気が付いてくれません。
 なんと彼らは喜び、幸せな事でしょう。
 この世の全ては暗闇で悲しい事でしょうか。
 まだこんなに沢山の、素朴で飾らない喜びがあるではないですか。
 そして・・・あなたはまだ生きる事が出来るのです」
 チャイコフスキーのメッセージが、この場面に符合します。
 めぐみが苦しんでいる事を、大多数の人は知りません。
 そこにはありのままの幸せがあり、各自それぞれの人生があります。
 その幸せな人生を見ることが自分の幸せ、というのが、今までのめぐみだったはずです。
 今は一時の耐えがたい痛みを抱えても、その気持ちがあれば必ず立ち直れる。
 そして、「まだ生きる」事が出来るはずです。

 めぐみが痛みに涙する一方、誠司もまた表に出さないながら、耐えがたい痛みに耐えています。
 それは次回に臨界突破する事になってしまいますが、今回でもその片鱗は随所に見受けられました。
 めぐみを心配そうに見る瞳は常に寂しそうです。
 それは自分はこれほどめぐみの事を想っているのに、
 めぐみの気持ちはブルーに向いていて、それが破れた今でもまだ誠司の気持ちに気付かない、
 という事に対する寂しさにも思えます。
 今までも誠司はめぐみのために動いていましたが、
 めぐみが望むならば自分は見守るだけでいいという立場ゆえか、一歩引いて来ました。
 ところが今回、おそらく「初めて」めぐみに対して積極的な行動を取ています。
 めぐみが失恋したから動いたと言うのではありません。
 真にめぐみの事を考えた時、ちょっと勇気を出し、
 何が出来るのか、何がしたいのかという結果が、朝の誘いに繋がったのでしょう。
 
 その後のデートで、楽しそうな二人の姿が描かれますが、
 河川敷に着いてから一転、微妙な距離感が感じられました。
『本当にそれで、お前は幸せになれるのかって』
 この場面では、川を見つめる二人の姿が、画面に背を向けており、かつ逆光で描かれています。
 そしてめぐみと誠司の距離は、遠すぎず近すぎず、といった感で、
 互いに距離を掴み切れていない感じが、不穏な空気と共に描かれていました。
 苦しい胸の内は、この後嗚咽するめぐみだけではありません。
『無理して笑うなよ。攻めて俺のまえでは、本当のこと、言ってくれよ』
 誠司にとっては、めぐみが本心を打ち明けないことのほうが辛いと思います。
 苦しみを押し殺して振舞うめぐみを見るのが、何よりも辛い。
 自分が助けになれないという負い目。
 それは戦いの場においても同様です。
『誠司、離れてて。私は・・・負けないから』
 あんなに泣き、悲しみ、苦しんでいためぐみが
 キュアラブリーとしてサイアークと単身戦っているのに、自分は直接手助けする事ができない。
 むしろ自分がここにいては足手まといになると認識するのですから、
 これほど歯がゆいことは無いでしょう。
 それが、自分への負の感情となって溜めこんでしまった結果は・・・次回以降に譲ることにします。

 さて、心理描写に見応えのある一編ではありましたが、
 残念ながら苦言を呈したくなる場面がありました。
 先日、ファントムの「お前が言うな」の感想を書いた時にも触れたのですが、
 制作側が自ら生み出したキャラクターを扱き下ろすのはいかがなものかと疑問を覚えます。
 パジャマパーティにおける、ブルーに対していろいろと言い合う場面は、
 確かに私としても「良く言った!」感があるものの、
 やっぱりプリキュアに代弁して欲しくなかったと感じます。
 ブルーに批判的な声が高まる風潮に媚びた感が伺えてしまい、少々残念な場面でした。
『なんでいつもあんなに胸元開けてるのかしら』
 ゆうゆうのこの発言は着眼点が面白かったですが・・・
 もっとも、このパジャマパーティの場面は
 前回の激しい戦い、今回の失恋の痛みという重い展開が続いたために、
 それを和らげたいという意図もあったと思います。
 ただ、それならばブルースカイ王国の開放、ひめと両親の再会の場面の方に
 尺を裂いてほしかったというのが個人的な感想です。
 台詞が無く止め絵で再会劇が描かれているので、逆に想像力が働くという事もありますが・・・

 また、ミラージュとファンファンの「罪の意識」の薄さも、リアルタイム時に気になっていました。
 二人とも自分を見失っていたとはいえ、
 あれほどの所業をしておきながら、それを悔いたり省みる描写・発言が見受けられず、
 二人に対してしばらくは良い印象を持てなかった記憶があります。
 お前達は悪い事をしたんだから、世間に向かって謝りなさい、とは言いません。
 しかし、何らかの形で罪悪感を抱く描写は欲しかったと感じたものです。
 もっとも、この物語の結末で、二人なりに「けじめ」をつけた事を見たために
 今となってはそのようなわだかまりはありません。

 ところで、先ほど苦言を呈してしまったパジャマパーティですが、
 この時みんな風呂上がりのような髪をしています。
 ひょっとしてみんなでキャッキャウフフしながら一緒に風呂に(以下自粛)
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悩める父メフィスト

ついに来ましたね、44話。 印象的なBGM・挿入歌が 印象的でした。

・早朝の 誠司とめぐみの(実質)デート: 誰かが想っている -(Someone in Thought)
止絵主体なのに 楽しそうで 切なくて もどかしくて、 そう 視線を送っていた主・送っていた先は・・・ 当時は この時期でこんな場面の後 どうするのか・・・残るのはめぐみ自身の事だけど・・・と あれこれ考える余裕なく ホロリときました。 誠司頑張れ!って^^ これも採譜しましたねぇ、、、ストリングスと アコースティックギターが効果的な 優しく 切ない曲です。

・めぐみが河原で誠司に思いを吐露する場面: 苦悩する魂。 リアタイ視聴時・サントラ購入時 きづかなかったのですが、今回のスティクス様レポートに合わせて再視聴しました。 曲名通りですね、、サントラの音源から 主旋律楽器を除いた編成で使われているのも 効果的です。 (後述の 勇気の生まれる場所も 序盤は ボーカル無しのインストのみから ボーカルありへ つないでますね。)

・赤サイアークへの反撃:勇気の生まれる場所。 プリキュアシリーズでも珍しい 劇場版からの逆輸入。 BGMでは フレッシュの変身曲(ハイブリッドVer)、ドキドキの「決意のプリキュア」 くらいではないでしょうか。 私はリアルタイムで劇場版を観て 映画館で即シングルを買って 即採譜に挑みました^^。 キャラソンとは気づかないほどの(褒め言葉)歌唱力、特に強烈な上ハモリが注目されますが、フル版での2番の歌詞が たまりませんね。 プリキュアシリーズを知らない人にも 是非知って・聞いてもらいたい曲だと思います。 (今回ばかりは いーのーせんとーは自重するかと思ってましたが・・容赦ありませんでした^^)

・赤サイアーク戦後 めぐみが「まだ大丈夫じゃないけど・・きっと大丈夫」と言って 頬を染める: 初めての恋。 いい曲だなあと思って サントラ2枚めで曲名確認したら これですよ。。。 ピアノの訥々とした響きは 雪がポツポツと降る場面にもマッチして 大展開だった後に 清涼感もあり 正直 ちょっとホッとする曲でした。あと、 誠司頑張れ!きっともう一息! もうすぐクリスマス! って思いました^^ (この曲も採譜に挑みました) 。 その後 あの次回予告ですから・・・ リアタイ当時 かなり当惑していた記憶があります。

ここから シリーズでも例を見ない展開、 目が離せませんね。
by 悩める父メフィスト (2017-09-24 22:58) 

スティクス

>悩める父メフィストさん

ハピネスチャージも音楽が印象的な使われ方をしていますね。
・・・って、高木さんなので当然ですが(笑)
こうして曲名やシチュエーションと合わせてご説明いただくと
音楽の使い方が上手いシリーズだと実感します。

「勇気の生まれる場所」だけは劇場版の影響で知っていましたが
それ以外も良いタイトルですね。
特に「初めての恋」。
なるほどこういうタイトルだったのかと、小さな感動がありました。

終盤にさしかかると一話ずつの質量が重くなってきており、
また半期決算の関係で時間がとれず、
最近更新が遅くなりがちですが、気長にお付き合いいただけると幸いです。
by スティクス (2017-09-28 04:31) 

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