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そんなのは勇気でも、なんでもない [その他]

身内の事情を晒すようで難ですが・・・
私のいとこが自ら命を絶ったという連絡が、今朝入りました。
既に通夜も告別式も終えて、それから連絡を入れるという事実を受けて
何ともいえない、胸のつかえがあります。
自然死でも、事故でもない最期というのは、親族にさえもすぐに事実を報告出来ない程、
残された家族にとっては気が引けるものなのだと、今日線香を上げに行って感じました。

13歳年下の彼が小さい頃は、いとこ達の中で私が最年長という事もあり、
良く懐かれたものです。しかしここ数年は疎遠になり、
最後に会ったのは3年前くらいだったか、正月の親戚集合時で、
その時も大して会話も無く、ただ年始の挨拶を交わしただけでした。
最近は親交が無かったとはいえ、身内からこのような事態が起きるのは
辛いと言う気持ちや悲しいという気持ちでは語れない、モヤモヤした気分です。
なんだろうか、どこかで腹立たしく思っているのかもしれません。

享年22歳?これからじゃないの?
そりゃ、ずっと会ってなかった年の離れたいとこが今更兄貴風を吹かせても仕方ないけどさあ、
何か、他に選択肢はなかったのか?
俺が22歳の頃、当時バイトした金でお年玉をあげて、一緒にトイザラス行ったりしたよね。
あの時8歳のお前から見れば、22歳の俺は大学生の兄貴に見えただろうけど、
当時は就職も決まっていなかったし、それどころか単位が足りなくて卒業もヤバい時期だった。
そして大学出てからニートにもなったし、
新卒じゃないから就職活動は何度も失敗したし、色々あったんだよ。
最近のお前が何をしてたのか、良く知らないけど、
「飲む・打つ・買う」暮らしぶりだったとは聞いている。
どんな仕事してたかも、噂で聞いている。
その世界は俺からすれば違い過ぎて、普通とは違った問題があったと思うけど、
本当に、何とかできなかったのかな。

こんな事言ってる俺だって数年前に鬱を患って、
あの頃は本当に消えてしまいたかった。逃げてしまいたかった。楽になりたかった。
思い留まれたのは多分一線を踏み越えるのが怖かったから、勇気が無かったからだと思う。
だからといって、一線を越えてしまったお前に勇気があったなんて言う訳がない。
そんなのは勇気じゃない。この大ばか者。
叔父さん夫婦やお前の兄弟を悪く言いたくはないけど、
俺達とは家庭環境が違う事情が色々あったのも分かるよ。
でも、遺されたあの人たちがどんな顔してたか、わかるか?
どんな風に俺らに応対してたか、想像できるか?
そして死ぬなんていつでも出来たじゃん。
死ぬ気力があるならさあ、何でも出来るんじゃない?
通夜にも、告別式にも呼んでもらえなかった身内の気持ちがわかるか?
俺は、悔しくてたまらない。

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