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第6話『新たな闇!危険な森のクマさん』 [ふたりはプリキュア]

動物がらみのエピソードは、フレッシュシリーズでは
ブッキーの家が動物病院ということで、今後何回かあるかもしれません。
丁度先週放映のフレッシュでも、フェレットとの入れ替わりという
異色なエピソードながら、動物の気持ちなどを伝えるエピソードでもありました。

ある意味動物的な憎めなさを持つゲキドラーゴ。
ピーサードに代わって登場する闇幹部ですが、
初めからキャラ立ち十分でした。
  
冒頭、深い森の中をハイキング中の二人。
なぎさの前回の回想はこのハイキング中に始まります。
あの男(最後までピーサードという名前を知らなかったようです)
はもう石を奪いに来ないのか、それとも・・・
別の誰かが来るのでは、と懸念を感じています。

なぜハイキングをしているのか、その前のほのかの部屋から始まります。
ピーサードが遺していったプリズムストーンをどうするか。
プリズムストーンは、プリズムホーピッシュに保管すれば
石の番人が守ってくれる、とミップルは説明します。
そのプリズムホーピッシュはメップルが持っている筈、とのことですが、
こっそりと尺取虫のようにその場から逃げようとしているメップル。
どうやら虹の園に突入した時の衝撃で落としてしまったとのこと。
を、ビクビクしながら弁明するメップルを、
『ありえないミポーー!!』と、
携帯姿から思いっきり体を伸ばしてメップルを叱責するミップル。
メップルの弁明が徐々に進むにつれ、どんどん変わっていく
いままで見たこともない表情をするミップルが面白いです。

どこに落としたのか探すため、図書館で地図を調べることに。
地図では解りづらいメップルに対し、『早く思い出すミポー!』と
また雷を落とすミップル。前回「亭主関白」と言っていたメップルですが、
この分だと確実に尻に敷かれそうです。
どうにか湖の近くに落としたことを思い出すメップル。
なぎさとほのかが提示した湖の写真を比べ、
こっちだったような・・・あっちだったような・・・と
優柔不断なメップルに、『いいかげんにしてミポー!』と
さらに雷を落とすミップル。はずみで積み上げた地図帳を崩すなぎさ。
この二回の雷で、静かな図書館で目立ってしまい、司書に注意される二人・・・
ですが、崩れた地図帳の開いたページに載っていた湖が
偶然メップルが落とした湖「河童山瓢箪池」でした。
ところでその表紙に「山梨地図帳」とありましたが、
・ダム湖ではなく、小島がある。
・富士五湖や忍野八海のように、観光客も整備された道も無い
・深い山の中なのに本格登山装備が無くても行ける
・ツキノワグマが出没
・東京近郊?から日帰り圏内
の条件を満たす場所が実際に山梨県にあるのでしょうか・・・?

当日、出発前のなぎさを遭難しないか心配するお母さん。
なぎさを茶化す亮太に『コブラツイスト一発いっとくかぁ?』
というやりとりもあったのですが、
厳しく『なぎさたちを心配しなかった事なんて一度もありません。』
と念を押すお母さんは、本当に心配しているようです。

登山道で、まだ気配を感じないというメップル。
『本当ハタ迷惑もいいところミポ!』といつになく厳しいミップル。
痴話ゲンカ一歩手前の二匹ですが、ふとなぎさが足をとめると、
地図帳と同じアングルの瓢箪池が見えました。
結構きれいな景色・・・と言いかけた矢先、
途端に足元の道が崩落し、なんとか崖の途中の枝をつかむなぎさ、
ですが、お約束どおり枝が折れ、崖から転落。
『雪城さん・・・生きてる?』『・・・なんとか』
普通なら生きていても重傷レベルの滑落ですが、フィクションですので。

その頃ドツクゾーンでは、ピーサードが敗れたことを話し合うイルクーボたち。
というかピーサードを馬鹿にしているポイズニーとキリヤですが、
『俺ガ叩キツブス』とゲキドラーゴ。
ジャアクキングも『面白い』とゲキドラーゴ出陣に興味を示しますが、
『間違っても石だけは潰すなよ』と念を押されるところを見ると、
容姿や口調の通り、マッチョだけどオツムが弱いキャラだと
この短いやりとりの間で伺えます。

美しい渓流沿いを進むなぎさとほのか。
『そろそろ何か感じてもいいんじゃない?』とメップルに聞くなぎさですが、
当のメップルは罪悪感も責任感もなく昼寝中。
『彼の事、考え直そうかしらミポ』とまで言うミップル。
そのほうが賢明かもしれません(笑)
ところが、メップルがうつらうつらしながらも『感じるメポ・・・』と言い出すと
『さすが私のメップルミポ!』と調子のいいミップルです。
でも、前回メップルが何か感じた時はナンパ君たちが現れました。
それを思い出し、『今度は熊でも出るんじゃない?』と笑う二人の横を
本当に流木にしがみついて流されていく小熊が・・・
後先考えず助けに向かうなぎさ。ですが、運動神経抜群なのに泳げないようです。
『水だけは苦手!トンカチなの』『カナヅチでしょ!』と
危ないシーンなのにボケつっこみを交わす二人。
流木が川の中の岩にぶつかり、その勢いで岩に着地するなぎさと小熊。
『あんまり心配かけないで』とちょっと怒り気味のほのかですが、
『この子を助けなきゃって無我夢中で、つい・・・』というなぎさに
『もう・・・あなたって人は・・・』と理解を示します。
すっかり小熊に気に入られてしまったなぎさは
『お母さんのところに帰りなさい』と小熊に言いますが
そこに額に十字模様のある大きなツキノワグマが・・・
この熊が小熊のお母さんでした。
母熊と森へ帰っていく小熊を見送るなぎさたち。
無事に帰っていった親子熊ですが、その前に現れるゲキドラーゴ。
呻る母熊、不穏な空気を察し、隠れ、逃げる小動物や鳥たち・・・

ようやく湖畔にたどりついたなぎさとほのか。
『この池に間違いない』というメップルに対し、
『もし違ってたらどうなるか・・・わかってるミポ!』と
怖い顔のミップルに震え上がるメップル。
普段温厚なミップルですが、こういう人ほど怒ると怖いものです。
メップルは怒ったミップルの怖さを知っているのかもしれません。
この広い場所でどうやって探すか思案していたところ、
森から怒涛の勢いで何かが迫ってきます。
先ほどの小熊が飛び出してきた後から、「赤カブト」顔負けの巨大な熊と、
ロデオのように熊にまたがるゲキドラーゴが現れます。
熊は竹田の爺様の銃弾で赤カブト化ザケンナーの力で巨大化しているようです。
熊の突進に変身する間もなく追いかけられる二人・・・
ですが、勢いあまって岩に衝突。そのまま突っ切って行ってしまう熊とゲキドラーゴ。
やっぱりオツムが少々弱いようです。
その隙に変身する二人。

いつもの『とっととおうちに帰りなさい』の直後、
『って、帰る気無いみたい』と襲い掛かってくる熊とゲキドラーゴ。
熊ザケンナーと戦うブラックですが、その怪力に苦戦。
ゲキドラーゴと戦うホワイトは『私ってもともと体育会系じゃないから』
と言いつつもゲキドラーゴの攻撃を逆に利用して合気道のような投げを決めます。
さなえお婆ちゃまも投げ技を持っていたので、天性の素質があるのかもしれません。
そんな最中、熊ザケンナーの前に割って入り、何かを訴えかけるような小熊。
ザケンナーの額に十字模様に気づくホワイトは、
先ほどの母熊がザケンナーにされたとわかります。
フレッシュ第3話のラッキーくんとは対照的に、小熊の訴えも耳に入らず、
ゲキドラーゴの煽りを受けて小熊を手にかけようとする熊ザケンナー。
すんでのところで助けに入るブラックですが、倒すわけにも行かず、
とりあえず一時退却することに。
吊り橋を渡って逃げる二人を追って来た熊ザケンナーとゲキドラーゴですが、
ゲキドラーゴはそのまま吊り橋を踏み抜き、谷底の川へ落下します。
ですが、熊ザケンナーは谷を飛び越えて追いかけてきます。

元に戻すため「プリキュアレインボーセラピー」を使うよう促すミップルですが・・・
この技は極めて使用頻度が低く、正直私も「ああ、そんなのあったね」と言う感じでした。
いつものマーブルスクリューと同じ演出ですが、
『ブラックパルサー』『ホワイトパルサー』
『闇の呪縛に囚われし者よ』『今その鎖を断ち切らん』
『プリキュア・レインボーセラピーって、また何か言っちゃってるし』
と、相変わらず口と体が勝手に動いているようです。
乗り移ったザケンナーだけを撃退し、元に戻る母熊。
そこに、地中を掘り進んで現れるゲキドラーゴ。
とっさに逃げ出す二人ですが、我に返ったブラックの怒りのままに
マーブルスクリューを放つ二人。
正面で受け止めるゲキドラーゴですが、そのまま押し通され岩の下敷きに。
そのはずみで落ちてきたプリズムホーピッシュ。
・・・図書館での件といい、なんてご都合主義運がいいんでしょう。

熊親子に別れを告げた後、プリズムホーピッシュに石を入れると現れる
標準語のタルト石の番人(どちらも松野さんが演じています)
やけに偉そうな口調で褒美を使わす、と
「ふたりもプリプリ(東堂いづみ作)」を差し出す番人。
これは番人が間違えて出した漫画で、慌てて今度は
「プリキュア手帳」を渡す番人。ここに書かれた文字は
二人にしか読むことが出来ないようです。これは後々重要な役割を果たします。
ホーピッシュといい手帳といい、玩具の販促
番人を呼び出すための番人のカードを残し、消える番人。
そろそろ日も暮れてきたので、家路へと向かう二人でした。
・・・夜になって、岩の下から無傷で現れ『ウガ?』と首を傾げるゲキドラーゴ。
ピーサードよりもタフなのはわかりますが、今回見た限りでは
ピーサードの方が役に立ちそうです。

翌日、通学中に志穂・莉奈に声をかけられ「筋肉痛」のなぎさを
微笑みつつ見守るほのか、で幕を下ろしますが、
日々部活で練習に励むなぎさが筋肉痛になるほどの登山だったのに
なんともなさそうなほのか。「元々体育会系じゃない」のですが、意外とタフです。

話の展開上、前回のぎくしゃくした関係は全くなく、
前回の続きとすると二人の関係には少し疑問が残りますが、
石の保存方法、ホーピッシュ、石の番人、そしてゲキドラーゴと
いろいろ登場させる必要を見ると、やむを得ないと思います。
少々運が良すぎるのと、急に登場した新技「レインボーセラピー」など
急ごしらえ感もありますが、なぎさの心配をするお母さんと、
小熊と母熊といった親子関係という見方もでき、まとまっていた話だと思います。

また、ゲキドラーゴは初登場にもかかわらず、
「タフなマッチョでオツムが少々弱い」というキャラクター性を
余すことなく描写していたのでピーサードに続く二番手としての
インパクトは十分でした。

次回予告は漫才もなく、また二人が微妙になりそうな展開。
ほのかと藤Pは知り合いなのか?というエピソードです。
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