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フレッシュ第11話『ミユキの怒り!もうダンスは教えない!?』 [フレッシュプリキュア!]

人に会う際、特に目上の人に対しては遅刻は厳禁です。
やむを得ない場合は、必ず連絡すること。
一度や二度ならなんとかなっても、何度も続くとさすがに良くないです。

また、プロの世界の厳しさと、だからこそ味わえる世界。
7話以来の登場で大活躍のイース様と、
フレッシュシリーズは毎回期待を裏切らない良作続きです。
  
いきなり戦闘シーンから始まるという珍しい展開で、
久々にラブサンシャインで倒されるナケワメーケ。
結婚式の邪魔をしていたナケワメーケを退治したようで、
新郎新婦からお礼を言われつつ、ダンスレッスンに遅れちゃう、と
前回のラストと同じように去っていく三人の後を
『幸せ幸せって、相変わらず下らないわね』と見送るイース様
ここ数回のナケワメーケが強かったのは「密かにパワーアップ」していた
ウエスターさんだけのものだったのかもしれません。

ダンスレッスンの公園では、ミユキさんが既に片付けをしていました。
そこに謝りながら駆けつけ、すぐに準備するという三人を今までになくきつい表情で睨み、
『時間が守れないんだったら、もうレッスンはしなくていい』
『悪いけど、次のレッスンの約束は出来ないわ』と厳しく言い放ち、帰って行くミユキさん。
前回も事件解決後が夕方で、「ダンスレッスンに遅れちゃう」と言っていたので
ミユキさんも何度か我慢していたのでしょう。
理由を説明するわけにもいかない、と戸惑う三人を見下ろしつつ、
『幸せなんてどれほど脆いものか、たっぷり思い知らせてやるわ』
と、7話でもらったクローバーを弾きつつ、呟くせつな。
前回登場時のお嬢様風衣装ではなく、今回はいつもの服でした。
ただの気まぐれかもしれませんが、どういう基準で服を選んでいるんでしょう?

落ち込んだ様子で帰るラブの前に、
『どうかしたの?ラブ!』と快活に現れるせつな。
事情を聞いたせつなは、手にしたトランプで「ラブとミユキさんの関係」、
「今後どうすればいいか」を占ってあげると言い、
『私達・・・親友でしょ!』とクローバーをラブに向けて微笑みます。
・・・が、胸の内では『またすぐに騙されるんだから・・・本当に単純な子』
と、表と裏の使い分けが実に達者な演技派です。
カードをめくる前から分かっているかのように、占いの結果はジョーカー。
『あなたと付き合うと、ミユキさんは幸せになれない』
『あなたにもきっと不幸が訪れる』
『ごめんなさい、私だってこんなこと言うのは辛いけど、ラブのためなのよ』
と、不幸を上げつつもさりげなくフォローを入れているせつなは
かなり世渡り上手なのではないでしょうか?
思わず目を伏せるラブを見て、内心
『この子の幸せなんて、このまま簡単に潰せそうね』とほくそ笑んでいます。

自室のベッドに突っ伏したままのラブを気遣うタルトとシフォン。
シフォンのいたずら?で宙に浮かされても、すっかり気の抜けた反応で、
タルト曰く『これは重症やな・・・』とのこと。
憧れていたミユキさんに怒られた直後にせつなの占いの内容と、
かなり精神的ダメージを受けていました。

通学路で、こちらも5話以来久々に登場のクラスメイトの大輔。
元気がないラブを気遣い『ラブらしくねえぞ』と軽く叩いたところ、
堰を切ったように大泣きするラブ。
端から見ると大輔がラブを泣かせたようにしか見えない状況で、
『あいつ女の子泣かせてるぞ』『最低よね』と誤解される、気の毒な大輔でした。

カオルちゃんの店でラブたち三人から事情を聞く大輔。
ミユキからダンスレッスンを受けていたこと、怒らせてしまった事を聞き、
『ふーん、アイツがね』と呟く大輔。なにげない一言なのですが、
この時点では、「ラブが有名なトリニティのミユキさんのレッスンを受けている事」
に対する反応で、「アイツ」とはラブの事だと解釈してしまいました。
ところが、実は意外な伏線でした。
ミユキさんに会って謝りたいというラブは、まず電話をかけてみます。
ミユキさんもラブからの着信に気づきましたが、タイミング悪く仕事の時間に入ってしまい、
電話では話せませんでした。
こうなったら直接謝りに行ってみると言うラブ。
『会えないかもしれないけど、気持ちを伝えるために出来るだけの事はしたい』
というラブの意気込みを酌み、おもむろに手帳を取り出す大輔。
中にはトリニティのスケジュールがぎっしり書き込んでありました。
表紙が花柄のため「意外な趣味」と突っ込まれる大輔ですが、
おかげでラブたちはトリニティのスケジュールを追えるようになりました。
なぜこんな詳細な情報を持っているのか、始めは密かに想っているラブのために
いつか「こんなこともあろうかと」と差し出して決めようとしていたのだと感じましたが、
先ほどの呟き同様、これも伏線でした。

その頃、写真撮影中?のトリニティたち。
終了後、今日はミユキの様子が変だと声をかけるマネージャー。
『少しリーダーとしての自覚が足りないんじゃないかしら』と厳しく言い放ちますが、
『ミユキなら大丈夫です』『両立できます』『私達も出来るだけミユキのフォローしますから』
と、11話目にして初めて口を開いたトリニティの残り二人のメンバー。
マネージャーも厳しいことを言っていますが、『それがあなたのためなんだから』と、
多忙なスケジュールの中、トリニティの活動に集中できないのを気遣ってのことでした。
トリニティのミユキ以外のメンバーは「レイカ」と「ナナ」というらしいですが、
いままで空気のような存在だっただけに、ミユキさんを支援しようとする気持ち、
また初めてサングラスを外した姿とも相俟って、印象に残りました。
失礼ながらミユキさんのワンマンユニットだと思っておりましたので。

ラブたち三人は、トリニティの仕事場に正面切って入ってみますが、
当然、関係者以外立ち入り禁止、ということで追い返されます。
なんとか忍び込もうと取った策は、極めて大胆な
「観葉植物を持って動き、陰に隠れてこっそり進む」
しかも美希は「あたし完璧」に観葉植物にまぎれているらしいです。
あまりの大胆さに呆れているような受付と警備員・・・
ですが、当の三人はすれちがったタレントに目を奪われて我を忘てしまい、
再び追い返されました。もっとも、タレントがすれ違わなくても明らかに不審者でしたが・・・

次の現場は公開収録のようですが、スタジオ前は既に群集でいっぱい。
最前列になんとか入り込む三人ですが、スタジオ内にミユキさんが登場したとたん
押しかけてくる群衆にもまれ今回も失敗。
次はダンスイベント会場。走っていく三人を見送った後、
なぜかこちらを振り向いてカメラ目線で見下した笑顔をみせるせつな。
今俺の事を見て微笑んでくれた

今度は会場の裏口で待ち受ける三人。
改めてトリニティの忙しさ、こんな忙しい中でレッスンを続けてくれたことを知り、
遅刻した事をミユキさんが怒るのも当然だと省みるラブたちです。
丁度出てくるトリニティたち。
車に乗り込む前に、なんとか近づこうとする三人ですが、当然警備員に制止されます。
一瞬振り返るミユキさんですが、何も言わず車に乗り込むミユキさん。
表情には出しませんでしたが、マネージャーの発言を受け止めての事かもしれません。
逆にレイカとナナが気の毒そうな目をしているのが対照的でした。
そしてトリニティを乗せた車が出発しますが、走って追いかけるラブ。
必死に路肩を走って追いかけるラブですが、(良い子は危ないから真似してはいけません)
車に追いつけるはずもなく、車の後姿を見送るだけ・・・
そんなラブを、対向から見守る?せつな。

一人落ち込んで帰るラブの前に現れるせつな。
せつなの言うとおり、ミユキさんに嫌われてしまった、
もうダンスを教えてもらえないのかな、と思いつめるラブに、
『このまま縁を切ったほうが、二人のためなのよ。わかって、ラブ』
と相談に乗っているように見せて的確に追い打ちをかけるせつな(笑)
『もう、諦めたほうがいいんだよね。さよならミユキさん』と諦め始めたラブに
『ごめんねラブ。本当は私だってこんな事言いたくない』
と慰める、本当に表と裏の使い分けが上手いせつな(笑)

ところが、街頭テレビにミユキさんが映ります。どうやらインタビュー番組のようです。
『最近嬉しいことがあったと伺いましたが?』と聞くレポーターに
『昔の私とそっくりな子と出会ったんです。一生懸命でまっすぐで、とにかくダンスが大好きで。
 この前、その子が遅刻したのできつく叱りました。
 プロになって欲しいから、指導にもつい熱が入っちゃって。
 プロは厳しいけど、本気だからこそ味わえる喜びや楽しさがある。
 そんな、本気の幸せを教えてあげたいんです』
と答えるミユキさん。そこまでラブの事を考えてくれていたと知り、
今までのダンスレッスンの事を思い返すラブ。
どうやらラブの答えは出たようです。
『もう一度謝りに行って来る』と、せつなと分かれますが、
『このままだと親友が幸せになっちゃうじゃない』と、何かを企むせつな。
・・・というより根本的に何かが間違ってるような気がしますが、
そんな事はどうでもいいです、せつながいれば。(私、久々に暴走してます)

ラブの向かった先はテレビ局でした。なぜかそこにいる大輔は
『うん、よろしく頼むよ姉ちゃん。わかってるって、ちゃんと持って行くから』
と、誰かと電話中でした。
警備の前で立ち尽くすラブに助け舟を出すかのように、
警備員となにやらやり取りをした後、警備を通過して『行こうぜ』と大輔。
さらに『もうすぐリハーサルが終わるはずだ。ここで待ってろ。呼んで来るから』
と、ラブの台詞そのまま『大輔、関係者みたい』です。
私もこのやりとりで、最初はテレビ局の重役の家族だと思っていました。
スタジオで待機するラブを、1話での初登場時のように上から見下ろすせつな。
実に第3話以来のスイッチオーバーでイース様に変身。
カメラや、照明などをナケワメーケにします。
本番中のスタジオの照明も落下し、セットを破壊するナケワメーケ。
ラブは物陰で変身します。
舞台背景の富士山を突き破って現れるナケワメーケ。
狭い屋内ではここではみんなが危ないと判断し、屋上へ誘導するピーチですが、
命令で追跡するカメラマン(笑)
すっかりプリキュアは街のヒロインとして認知されているようです。
そのころ美希とブッキーは街頭テレビの
「今、四葉テレビでプリキュアが戦っています」というストレートなニュースで
事件を知り、ピーチの元へ向かいます。
屋上でナケワメーケと戦うラブを見下ろし、
『一人でナケワメーケを倒せると思ってるのか。愚かな子ね』と呟くイース様
第1話でピーチ一人に敗れたナケワメーケを出したのは貴女だったような・・・
良く見ると画面の隅に、先のカメラマンも映ってます。
危険な現場でのプロカメラマンの本気の幸せを見させて頂きました。

駆けつけた美希とブッキーは、例によって正面入り口で警備員に足止めされます。
仕方なく物陰で変身する二人。
ジャンプしたり、隣の建物から飛び移るのかと思いきや、予想もしなかった正面からの突入。
『プリキュアです』『ご苦労様です』と道をあける警備員
この展開は読めませんでした。このリハクの目をもってしても
ピーチはナケワメーケのコードに両手を縛られていますが、
早くナケワメーケを倒してミユキさんに謝りに行く事を考えています。
業を煮やし『何をモタモタしている!』と焚きつけるイース様
ですが、そこにベリーとパインが到着し、形勢逆転。
『な、なにっ』と、また小物っぽく動揺するイース様
そしてトリプルプリキュアキック→ラブサンシャインフレアーの流れで
ナケワメーケ撃退となりました。
『まあいい、あの子の下らない幸せなんて、いつでもぶち壊せる』と、
捨て台詞を残しつつ退場するイース様

その頃タルトは・・・桃園家のテレビでニュースを見て
『ようやったでピーチはん。三人ともテレビ映りええやんか!ばっちり録画しといたで』
と、ただのギャラリーに徹していました。
確か第3話で、美希がプリキュアになって活躍すればテレビで目立てると言っていたのを
反対したのはタルトだったような気がしますが・・・
正体がわからなければいいのでしょうか?

事件解決後、ミユキさんに謝る三人。
ミユキさんも、きつくいいすぎたかなって反省していたようです。
そんなミユキさんに、どこまでもついて行く。そして、
『本気だから味わえる喜びを、本気の幸せをゲットしてみせます』と言うラブ。
美希とブッキーも改めてレッスンを受けさせて下さい、とお願いし、
『次からは絶対遅刻しないこと』を条件にOKするミユキさん。
『この子たち可愛いじゃない』『私達も協力するよ』と
レイカとナナにも気に入られたようです。

『そうだ大輔。スケジュール帳持って来てくれた?』
と、いきなり切り出すミユキさん。
『え?大輔、ミユキさんと知り合いなの?』と驚くラブですが、
『アイツ、俺の姉ちゃん!』
と、さらに驚くラブ。この海のリハクが読み誤るほどの設定に私も驚きました。
カオルちゃんの店やテレビ局での発言や態度はこの伏線でした。

そしてスタジオで本物のダンスを見る三人。
『私もいつか、あんなふうに踊るんだ』既にエンディングでやってます
『本気の幸せ、必ず手に入れてみせるから』というラブの独白で終わりました。


今回はラブ、ミユキ、せつなと三人を軸に展開するエピソード。
特にミユキさんは頻繁に登場しているにも関わらず、
エピソードに深く関わった事が今まで無かったので、
いまいち影が薄い感がありました。
視聴前はどんなエピソードになるか予想し辛かったのですが、
既に「プロ」として活動しているトリニティ側の事情や、ラブたちに伝えたい想い。
そのインタビューをラブは見ていないかもしれないけれど、
伝えたい気持ちをラブは分かってくれる。
だからこそのインタビューでの発言だと思います。
たまたまラブがインタビューを見ることができたご都合主義とも解釈できますが、
私はそう受け止めたいと思います。

余談ですが、EDテロップによると大輔の苗字は「知念」のようです。
ということは「知念ミユキ」。沖縄アクターズスクール出身者にいそうな名前です。

せつなの描写も、今後どう展開するのか気になります。
いくら上っ面とはいえ、「こんなことを言うのは辛いけどラブのため」
「本当は私だってこんな事言いたくない」とは、なかなか言えるものではありません。
満と薫は人間らしい感情は当初持っておらず、徐々に芽生えていく感情への戸惑いと、
立場と友情の間で葛藤する描写が印象的でした。
今後、せつな達の運命がどうなるのか、まだ読むことが出来ない展開が
楽しみでもあり、不安でもあります。
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