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第7話『熱闘ラクロス!乙女心は超ビミョー!』 [ふたりはプリキュア]

なぎさ達ラクロス部の試合エピソードは、今後も何度か行われます。
初の試合エピソードとなる今回は、応援に来るほのかと親しげな藤P。
ほのかと藤Pの関係を勘繰って、試合に集中できないなぎさ・・・

・・・のはずですが、今回の助演男優賞「教頭先生」のおかげで
プリキュア史上類を見ない珍エピソードでもありました。
  
試合に向けての練習中、倒したピーサードの事と、
新たに現れたゲキドラーゴの事などを回想するシーンから始まります。
回想で少し集中力を欠いたせいか、志穂からのボールを受け損ねるなぎさ。
そこにボールを拾いつつほのかが現れ、明日、応援に行くとの事。
いいところを見せようというなぎさです。

対戦相手は御高倶(おたかく)女子。今後、何度も戦う事になるライバル校ですが
名前のようにお高くとまっている訳ではなく、実は熱血なチームです。。
今日の試合は予選リーグで、一勝すれば決勝トーナメントに行けるようです。
試合開始に向けて気合を入れるラクロス部員たち。
そこに教頭先生が現れ、激励のつもりなのでしょうが、
ただプレッシャーをかけに来ただけにしか見えない熱弁を奮い、生徒達も閉口気味です。

試合開始前に盛り上がる両校応援団たち。応援歌のセンスがなんともいえません。
『ゴーゴーベローネゴーゴゴーゴゴー♪』
『オーターカーク!レツゴーオタカクファイトーオタカク!』
毎度この二校の対戦では、こんな感じでスタンドが盛り上がっています。
なぎさは個人的にも声援を受け、相変わらず女子から大人気の様子。
一方で志穂と莉奈は相変わらず教頭の言い方がムカつく、と不満気です。
教頭の熱弁は、どうやら毎度の事のようです。
『そんなのほっといて、いつもどおりやろうよ』というなぎさは、
スタンドにいるほのかを見つけ、声を掛けますが、
ほのかに近づく藤Pに気づいて動揺します。

ほのかのとなりで観戦する藤Pに、落ち着けないなぎさ。
ほのかはなぎさの事を藤Pに「ラクロス部のエース」と紹介しており、
スポーツ万能のなぎさを『ほのかの友達にしては珍しいタイプだね』と言う藤P。
『友達?』と一瞬驚いたような表情の後、『不思議な仲ってやつかしら?』とほのか。
この時点で、ほのかはなぎさのことをおそらく「友達」として認識しているはずです。
それが現時点では「特別なクラスメイト」程度のなぎさと微妙な温度差を生じ、
次回に繋がることになります。

試合の方は、途中までいい感じでパスが回っていましたが、
なぎさがパスを受け損ね、こぼれ球を相手に拾われて先制点を奪われるベローネ。
『あぁー、何やってんだよもー』と頭を抱える教頭。

その頃ドツクゾーンでは、一回目の失策をしたゲキドラーゴに早くも叱責が・・・
確かに前回の内容では『何だあのザマは!』とジャアクキングの雷が落ちるのも当然です。
しょんぼりとうなだれるゲキドラーゴに、
『ザケンナーの使い道を考えろ。良いな?』とアドバイス?を与えるジャアクキング。
心持ちピーサードの時より寛大な態度のような気がします。

試合は4対2でベローネが劣勢。
シュート、キャッチにミスを連発し、精彩を欠くなぎさは、相手選手からも
『今日はエースの調子が悪いみたいね』と言われる始末でさらにもう1失点。
結局5対2で破れます。

うなだれるなぎさを気遣い、『明日はがんばろう』と声をかける主将の弓子先輩。
ですが、なぎさは『はい・・・』と答えるも、ほのかと藤Pが座っていた客席が気になる様子。
競技場を出たなぎさを迎えるほのか。
どうやらミップルがメップルに会いたがって残っていたようです。
相変わらずいちゃつく二匹を見守りつつ、今日のなぎさの様子がおかしい事を指摘するほのか。
明日も応援すると言いますが、なぎさは藤Pとの関係が気になるのか、
『明日も来るんだ・・・』と漏らしてしまい、『無理させたらいけないなって思って』
と誤魔化します。藤Pのことだけでなく、やはり二人の関係もぎこちなさを演出しているようです。

自室のベランダでため息をつき、ほのかと藤Pの仲が気になって仕方が無いなぎさ。
ですが、後ろからちょっかい出そうとする亮太を返り討ちにして鬱憤を晴らしたようです。
『でもまあ、ラクロスだけが青春じゃないし、勉強もあれば恋もあるしね。
 あ、ゴメン、それじゃあますます期待できないか』
『やっかましい!!』
逃げようとする亮太。ちょっとだけ開くなぎさの部屋の扉。
すぐに閉じる扉。中から漏れる『何だよ、離せよ!ギブギブギブ・・・』
画面に映らずとも、亮太の被害が伝わってきます。

翌日、対戦相手の格闘館大付属中の選手を見て、呆然となるなぎさ達。
今年からラクロス部が出来たようですが、「格闘館」の名の通り、マッチョな選手達でした。
すっかり怖気づいた志穂と莉奈に
『今日こそは絶対に負けられない試合だって知ってるよね?』と激をとばすなぎさですが、
『・・・また出たよ(志穂談)』
『その事を肝に銘じておいて下さい。もし負けるようなことがあれば、前代未聞!
 予選リーグ敗退になってしまう。美墨君。一言、言っておきますが、
 昨日のような恥ずかしいプレイだけはゴメンですからねぇ』
と、またまたプレッシャーをかけに来ただけにしか見えない教頭が現れました。

ウォーミングアップしつつ客席を見るなぎさ。今日はほのか一人のようです。
ところが、ミップルが不穏な気配を察知し、競技場に近づいてくるものに気づくほのか。
街灯や車を破壊しながら迫ってくるゲキドラーゴでした。
とっさに競技場を飛び出し、試合の邪魔をさせないよう
ゲキドラーゴを無人の競技場へ誘導するほのか。

試合直前。主将の弓子を中心に気合を入れるチームベローネですが、
ミップルの気配が消えた、とメップルが騒いでいる事に気づくなぎさ。
そして客席のほのかの姿も見えないことに気づきました。
しかし、もう試合が始まる直前ですが、抜け出して探しに行くなぎさ。
ところが、なぎさがどこかに行くのを気づき、追いかける教頭。

『石、ヨコセ』と迫るゲキドラーゴに『嫌です』ときっぱり断り、
『ウガー!』と威嚇されても、『近寄らないで!あなたたちには絶対に渡さないわ』と、
相変わらず肝が据わっているほのか。

一方、試合会場でもいなくなったなぎさを探していたラクロス部の面々。
仕方なく、なぎさ抜きで試合を始めることになりました。

『石!』とさらに迫るゲキドラーゴに、おびえるミップル。
さらに『ウガー!』と威嚇したところに、到着するなぎさ。
そして変身する二人。
『とっととおうちに帰りなさい!』『帰ラナイ!』
と、ゲキドラーゴとの戦いが始まったのですが・・・
『何だね君達は。ここは立ち入り禁止でしょう。君達は一体ここで何をしているのかね?』
と、なぎさを追ってきた教頭の登場で、一気に吹き飛ぶ緊張感。
ゲキドラーゴは『ザケンナーの使い道を考えろ』というジャアクキングの言葉を思い出し、
なんと教頭先生をザケンナーにしてしまいます。

内ポケットの「人差し指着き伸びる指示棒」で襲い掛かってくる教頭ザケンナー!
ですが、振り返ると・・・
『お前らいい加減にしろーッ!俺だって、人一倍努力してるンだよ!
 誰よりも早く登校して、最後に帰ってるのはこの俺だァーッ!
 乱れた掃除道具の後片付けは、いっつも俺がやってンだ!
 教師になって一度も欠かした事は無いンだぞォーッ!
 脱いだ靴ぐらいちゃンと下駄箱に入れろォーッ!
 昨日だってそうだ。渡り廊下を土足で走り回ったのは誰だぁ!?
 えぇ?拭くのにすンっっごい時間かかったンだからなぁ!
 それなのに・・・それなのに!みンな勝手な事ばかり言いやがってぇ!』
攻撃どころか愚痴のオンパレード。ノーカットでお届けしました。
土足で走り回ったのはどうやらなぎさのようで、気まずそうにしていました。
基本的に変身後はどのシリーズでも変身後の名前で呼び合っていますので、
ここで、『美墨さん?』と聞くホワイトはとても珍しいです。

試合の方は4対3でベローネが劣勢。
体格の良い格闘館の選手に圧倒され、苦戦を強いられているようです。

『生徒は言う事を聞かない。妻には嫌味を言われ、俺だって・・・俺だって・・・』
相変わらず愚痴をはき続ける教頭ザケンナーに、
『だいぶ溜まってるみたい』『「どうする?』と、対処に困る二人。
教頭ザケンナーの後ろで足を組んで座り、高見の見物のゲキドラーゴを見て、
『とにかく、アイツをやっつけるしかない』と、マーブルスクリューを放とうとする二人ですが、
『俺だって校長になりたいンだよォーッ!』と愚痴続ける教頭ザケンナーが
ゲキドラーゴの態度が気に入らないらしく、指導すべくゲキドラーゴの前に。
これではマーブルスクリューが放てません。
『それが人の話を聞く態度か?おぉー!?』とゲキドラーゴの頭を小突いたところ、
怒ったゲキドラーゴに殴り飛ばされる教頭ザケンナー。
その隙を突き、マーブルスクリューを放つ二人。
前回同様、正面から受け止めつつも弾き飛ばされ、はずみで川に落ちるゲキドラーゴ。
教頭に取り憑いたザケンナーも退散しました。

ところで、前回登場した新技「レインボーセラピー」
こういう時こそ使うのだと思うのですが・・・

試合会場に急いで戻る二人ですが、走りながらも
思い切って藤Pの事をほのかに聞いてみるなぎさ。
ほのかの幼馴染で、『子供の頃から遊んでいる、私のお兄ちゃんみたいな人』
と知り、安心したような表情で『幼馴染か・・・』と試合へ急ぐなぎさ。

なぎさが戻った時、1点差でベローネが劣勢のまま。
なぎさが入ったことでチームの雰囲気が変わり、
『そう、私はベローネ学院ラクロス部、美墨・・・なぎさだーー!』
とシュートを決め、同点になります。
そして残り25秒。弓子先輩からなぎさへパスが通り、
時間ギリギリで逆転のシュートを決めるなぎさと、客席で胸をなでおろすほのかでした。

その頃教頭は・・・隣のグラウンドでいびきをかいて寝ていました。
そしてゲキドラーゴは・・・川を流れに身を任せ、くしゃみで我に返りました。
相変わらず体だけは頑丈です。

次回は、プリキュアを語る上で欠かすことのできないエピソードで、
今回もその伏線として、なぎさとほのかの互いの受け止め方や、
藤Pの存在などが入っておりました。
が、インパクト抜群の教頭ザケンナー。
しかも攻撃するどころか、日頃の鬱憤を吐き出すだけという想定外の出来事のおかげで、
別の意味で記憶に残る話にもなりました。
今後もザケンナー、ウザイナー、コワイナー、ホシイナー、そして今のところナケワメーケも
一般人が怪物化させられるケースは他になかったとように思います。

その重要な次回の予告は、当然漫才ではなく、至って普通です。
『やっぱ私達って正反対』
『でも、だからこそもっとお互いを知りたい』
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