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第10話『ほのか炸裂!素敵な誕生日』 [ふたりはプリキュア]

主人公数が多いためか、プリキュア5シリーズでは一度も誕生日エピソードがありませんでした。
その代わり、初代~スプラッシュスターまでは、
設定上仕方の無いひかり、満、薫を除き
なぎさ、ほのか、咲、舞の全員の誕生日エピソードがあります。
今回はその第一回目。
初登場かつ、年に一度しか登場しない設定のほのかの両親も存在感は抜群なのですが、
助演男優賞をさらっていったのは、強盗のおじさん三人組でした。
ほのかの両親、強盗、ゲキドラーゴ。
頑張る大人の哀愁漂うエピソードです。
  
ほのかの部屋で、前回メップルの体調不良を放置したため、お詫びとしてメップルの喜ぶ事。
ミップルといちゃつかせつつ、前回の回想に入るなぎさ。
相変わらず人目はばからずいちゃつく二匹となぎさのやりとりを
苦笑気味に見守るほのかですが、明日一年ぶりに帰国するとの
父からの電話が入り、嬉しそう。
電話中、ほのかの顔を映さず、足元が微妙に左右に動くだけなのですが、
それだけでほのかの心境が伝わってくるような描写です。

ほのかの両親はアートディーラー。世界各国を回りながら、美術品や宝石を売買する仕事で、
多忙な毎日の間を縫って、ほのかの誕生日だけは帰国するとのこと。
いつからこの生活をしているかわかりませんが、
両親とさなえさんの性格を比べると、ほのかはさなえさんの影響が大きそうなので、
小さいときからさなえさんと二人暮らしではないでしょうか。
一方、雪城家を出るなぎさも、明日がほのかの誕生日と知り、プレゼントを考えます。

成田空港の到着ターミナル。
手荷物検査場から出てくる両親に気づき、思わず手を振るほのか。
途端に目尻が下がる両親に強烈に抱きしめられ、
『二人ともそんなに強く抱きしめちゃったら、ほのかが潰れちゃいますよ』
さなえさんが諭す前に、ほのかは既に勢いあまって締め落とされていました・・・
税関申告が大変そうなくらいの大量のプレゼントを用意していた両親。
『仕事には厳しいくせに、ほのかの事となると甘いんだから』
『ハハハハ、一年に一度の楽しみなので』
『お義母さま、いつもほのかを見ていて下さって、ありがとうございます』
「雪城」という苗字なので当然ですが、ほのかの父がさなえさんの息子。
その血筋か、お父さんの眉はほのか同様やや太めでした。

家に戻って食事の準備をするので、
親子水入らずで遊びに出かけてらっしゃい、と粋な計らいで退場するさなえさん。
出番は少ないながらも、相変わらずの存在感は変わりません。

一方のなぎさは、貯金箱の中身が18円しかないのに肩を落とし、机に突っ伏します。
これでは何も買えない。まずは理恵ママにお小遣いの前借りを迫りますが、
先月も同じ事を言い、且つ半年先まで前借りしているのでダメ!と断られます。
このやりとりの最中、机に突っ伏した勢いで、なぎさの額に10円玉が張り付いたままでした。
母がダメなら弟。今度は亮太が標的に・・・
『亮太くーん。ちょっとお金貸してー?』と、額に10円玉を着けたまま亮太の肩をもむなぎさ。
即座に断られ、何度か引き下がってもダメ。遂には
『貸せっつったら貸せっつーの!』と10円着けたままコブラツイストまで。
ヒロインのやることではありません。これでは恐喝です(笑)。
『ぜってー貸さねー!』いつもはすぐにギブアップの亮太も、
今回は姉の理不尽な要求を見事断ります。
まあ、次回で存分に姉弟仁義を見せてくれますので、とりあえず良しとしましょう。

親子水入らずの雪城一家ですが、水を挿すように携帯が鳴り
宝石商との商談話が入ってしまいます。
が、ほのかが両親の都合を察し、とりあえず宝石屋に向かうことに。
この時ほのかは無理をしているようには見られず、
むしろ両親が残念そうなのが印象的です。
ほのかは親離れ暮らしが長いので、それ程親子べったりでなくてもいいのかもしれません。
どちらかというと、仕事の都合で年に一度しか娘に会えない両親の方が、
後ろめたさと子離れが出来ないのかもしれません。

やって来た宝石店の、奥の部屋で商談を始める雪城夫妻と、ロビーで待つほのか。
そこにミップルが空腹を訴え、オムプを出すために席を外すことになります。

その頃なぎさは『お金落っこちてないかなー』などと下を向いて歩く
またしてもヒロインにあるまじき姿で町を歩き回ってました。
丁度ほのか達がいる宝石店の前を通りかかり、
ショーウィンドーに展示されているアクセサリーがほのかに似合いそう、と目を輝かせますが、
380万円という高級品(にはとても見えないハート形の子供向けデザインですが・・・)。
ため息をつくなぎさを、
『心がこもってなきゃプレゼントなんか意味ないメポ』と、珍しく正論で諭すメップル。
その言葉で何かを思いつき、駆け出すなぎさ。
その後、宝石店に近づく三人組の男たち・・・

『いらっしゃいませ・・・え゛?』と、応対する店員を
ポケットの中にある拳銃のようなもので脅す目出帽の三人組。
・・・その格好で町を歩いて店に入る時点で、普通十分怪しまれそうですが・・・
これだけの規模の宝石店には入り口にドアマンや警備員がいて当然だと思われますが、
店内にすら警備員がいないこの宝石屋。ちょっと危機管理が甘いです。
まあ、そこはフィクションということで。
縛られる従業員や来客、雪城夫妻。閉じられるシャッター。
ピストルのような物をちらつかせ、脅して奥の部屋に監禁する強盗たち。
宝石の山を前に、目出帽を脱いで素顔で喜ぶ三人。
普通監視カメラとかあると思うのですが、まあフィクションということで。
『ハハハハ武器なんか無くたって強盗はできるのさ!』
ポケットの中は、突き出した人差し指でした。こんなのすぐにバレそうですが・・・

そこにミップルの世話を終えてもどってくるほのか。全く物怖じせず
『あのう、どちら様?』逆に強盗たちが驚いて顔を隠し
『いないいないばあ?』ようやく気を取り直し『動くな、俺達は強盗だ!』
『強盗さん?』まるで緊迫感の感じられないほのか。
しかし、奥の部屋から扉に体当たりする父の声が聞こえ、
ようやく本物の強盗と気づきます。
『そう、本物の強盗だよお譲ちゃん。怪我したくなかったら、おとなしくしな!』
と脅す強盗に対しても、『どうして強盗するんですか?』と正面から聞き返すほのか。
『そんなの金が欲しいからに決まってるじゃねえか』
『俺達はどうしても金が欲しいんだ。だから宝石を奪って金にするんだ』
『金のあるところから奪うのが、一番手っ取り早いだろ』
という強盗たちの発言を聞いて、だんだんと険しい表情になり、
そして、『お座りなさい!』と強盗を一喝するほのか。
その気迫に押されて、思わず正座してしまう強盗たち。

そんな強盗たちに相対して、
『あなた達は人の物を無理矢理盗って、それで平気なんですか?
 お父さんとお母さんだって、年に一度しか帰って来られないくらい頑張ってる。
 いいえ、世の中にはもっともっと頑張っている人だって沢山いるはず。
 だからといって、お金持ちになれるなんて限らないでしょ?
 それでもみんな、どんなに辛くても、一生懸命働いているんじゃないんですか?
 そんな人達の気持ちを考えてあげて。だから、こんな馬鹿な事はやめて!』
と、諭すほのかですが、強盗のリーダー格はやりきれない様な表情で、
『俺達だって、そんな人達をもうずっと何年もやってきたんだよ。お譲ちゃん。』
なんとも切ないドラマになってきました。

さて、そのまま切ないドラマにならぬよう、
重いシャッターを持ち上げて入ってくるゲキドラーゴ。
当然驚く強盗達を尻目に、再びシャッターを素手で下ろし
『開ケタラ閉メル!』意外と律儀なゲキドラーゴ。
うろたえるメップルを落ち着いてなだめるほのか。
『プリズムストーン、ヨコセ!全部!』
『見つけられたらね。プリズムストーンはこの中にあるわ。あなたに見つけられる?』
店内の宝石の山を示し、平然とゲキドラーゴと渡り合うほのか。
強盗との対峙といい、無力状態でのゲキドラーゴとのやりとりといい、
本当に肝が据わっています。
店内の宝石の山を律儀に一個ずつ調べ始めるゲキドラーゴ。
その隙に、なんとか事態をなぎさに知らせようとするほのか。

その頃なぎさは、ほのかのために、シルバーアクセサリーを作っていました。
とりあえず出来た作品は、ミップルとメップル・・・に見えなくもない物体でした。
酷評するメップルにカチンと来て作り直すなぎさ。
それでも、舞の誕生日に咲が描いた絵よりは随分マシでしたが・・・

一方ほのかの父は、強盗に監禁されていることをなんとか外部に伝え、
その通報で出動する警官隊。

店内では、電話をかけようとするほのかですが、通じず。
強盗たちが電話線を切断し、シャッターやオートロックのスイッチも壊したためでした。
凸凹強盗っぽい三人組ですが、意外と下準備はしっかりしていました。
『所詮俺達は何をしたって上手くいかない運命なんだ、
 俺達、ずいぶん頑張ってきたもんな。それもお前達がいたおかげだ。感謝してるぜ』
『何言ってんスか!俺たち、ただ助け合って来ただけじゃないスか』
『そうだよ、三人一緒だよ。水臭えや』
『しかしよ、会社が倒産して、逃げた社長の借金を背負わされて、
 やっぱ俺たち、何をやっても無駄なんだよ・・・』
強盗三人組も、確実に不幸ゲージが上がりそうな苦労を背負ったため、
やむなく強盗に手を染めた根はいい人たちでした。
そんな三人を励ますほのか。
『諦めちゃダメ!誰にだって辛いときはあるわ。でも、落ち込んでても何も変わらないでしょ?
 自分の力で立ち上がらなきゃ、諦めたらそこで終わりでしょ?
 お父さんとお母さんが言ってた。人生は、いい事と悪い事が半分ずつなんだって。
 今まで辛い事ばかりなら、これからはいい事ばかりでしょ!
 大丈夫、みんなで力を合わせれば、必ず助かるわ!』
ほのかの説教に、『姐さーん!』と泣きつく強盗。貫禄ありすぎのほのかです。
そこにパトカーが到着。店は警察に包囲され、テレビ中継車も出動していました。
警察にうろたえる強盗たちですが、テレビを利用して脱出策を思いつくほのか。

なぎさはアクセサリーを作り直し、研磨、着色を終えて
商品化しても良さそうな出来に仕上げていました。
すぐに渡しに行こうとするなぎさですが、
ふと、一年ぶりの親子水入らずを邪魔しないよう思い直し、
明日渡すことにしてリビングのテレビを見る事に。
すると宝石強盗のニュースを中継しており、宝石店の画面の片隅に、
ミップルの姿を見つけるなぎさとメップル。
ミップルがいるということは、ほのかがあの中にいると察するなぎさ。

宝石店に駆けつけるなぎさですが、当然警察に封鎖されており立入禁止。
その警官たちのやりとりで、大人では入れない換気ダクトからの潜入を試みるなぎさ。

店内では、全ての宝石を丹念に調べていたゲキドラーゴが最後の一個を調べ、
『コレモ違ウ!騙シタナ』と、ほのかに迫るゲキドラーゴ。
そんなゲキドラーゴからほのかをかばうように、立ちはだかる強盗達。
『あんたと会えて良かったよ、お譲ちゃん。ここは俺達が食い止めるから、逃げろ』
熱い、熱い漢たちです。が、常人がかなうはずもなく、
ゲキドラーゴの指先一つでダウンしてしまう強盗たち。
追い詰められたほのかに迫るゲキドラーゴ。
そこに、ヒーローのように格好良く換気口を蹴り破ってなぎさが突入してきます。
そして変身。

ゲキドラーゴも失策が重なっているためか、猛攻撃を畳み掛けます。
紙一重でパンチをかわす二人の髪が舞うほどの攻撃。
さらに攻撃を仕掛けるため、『ウガー』と気合を入れたゲキドラーゴですが、
そのせいか、頭上に落下してくるコンクリ片で、隙が生じます。
マーブルスクリューを放つ二人。

例によって正面から受け止めるゲキドラーゴ。
『ゲキドラーゴ負ケナイ!』とこらえますが、散乱する宝石に
マーブルスクリューの光が乱反射して、マーブルスクリューの威力が強化され
吹き飛ばされるゲキドラーゴ。

その頃警察は、重機でシャッターをこじ開けて潜入しようとしていました。
その前にほのかにプレゼントを渡し、
『ハッピーバースデー!』と換気口から退出するなぎさ。

遂に突入する警官達。強盗達を弁護しようとするほのかですが、
『いいんだお譲ちゃん。俺はもう観念したよ。強盗は強盗だ、どんな理由があってもな。
 あんたといると、不思議と勇気が沸いてきたよ。やり直す勇気がな。
 けじめをつけたら、もう一度、一からがんばってみるよ・・・ありがとうな』
寂しそうな目で見送るほのかにもう一度振り返り、
『人生は良い事と悪い事が半分ずつか。いい親御さんだな、大事にするんだぜ』
『はい!』と力強く答えるほのか。そして、連行される三人。

監禁されていた両親も解放され、無事を喜ぶ親子ですが、
『いつも一緒にいられないばかりか、ほのかが危険な目に遭っている時すら、
 何も出来なかった。情けない親で済まない』
『親失格だわ、本当にごめんね』
と、己を責める雪城夫妻。ですが、
『お父さん、お母さんが、私の事愛してくれてるって解るもん。離れてても心が通じてるって』
と返答するほのかに、目を潤ませる雪城夫妻。
『私には、大好きな両親がいて、友達がいる。
 色々あったけど、今までで一番素敵な誕生日だった』
と、なぎさのアクセサリを見つめるほのかの独白で幕となりました。

今回は誕生日のほのかが主役なのですが、
・仕事で忙しく子供のそばにいられない雪城夫妻
・一生懸命働いたのに運悪く強盗にならざるを得なかった三人組
・ジャアクキング様のために必死で頑張るゲキドラーゴ
の三組の大人の目線で見る事もできます。

強盗を諭すほのかの台詞は確かに胸を打ちますが、残念ながら
社会はそんなに甘い物ではありません。私も今、公私でちょっと苦しい時期です。
ですが、今回のこのほのかの弁を、今改めて見返す事ができて良かったです。
そのため、長々とほのかの台詞を引用してしまいました。

ほのかは今回、両親と強盗達の心を救うことができましたが、
ゲキドラーゴ目線で見ると、彼は哀れです。
ほのかの言うとおり、「一生懸命働いている」ゲキドラーゴですが、
彼の人生は「いい事と悪い事が半分ずつ」ではありません。
寧ろ、敗れて闇に帰ることこそが、永遠の安息と解釈すべきなのでしょうか。
次回は亮太が事件に巻き込まれる、ゲキドラーゴの最終話。
単純なだけに憎めない、タフな頑張り屋さんの最後の活躍を見届けたいと思います。
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横浜学園都市部

こんにちは。横浜学園都市部です。

このお話はほのかが大好きだった自分には、お気に入りの話の一つです。

人間は誰しも道を誤ったり、不公平さを呪って悪事に走る人は絶えませんが、このお話でのほのかの諭した言葉は、例え現実が厳しくても、真摯に受け止める勇気を与えたものだと思いました。

ゲキドラーゴに関しては、ピーサードの時にも言えますが、負けたら命は無いという恐怖心が残り、本当に倒しにかかっていましたね。

本人には悪くは無いし積極的に頑張っているのにそれが報われることが無く、このような理不尽な目に遭わなければならないのも、悪役をやる上での覚悟みたいなものだと思いました
by 横浜学園都市部 (2011-11-02 10:46) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
これまで「うんちく女王」であったり、
お嬢様育ち故のズレた所があったりしたほのかが、
両親の前では子供らしい姿を見せるという意味で、
ほのか好きの方には、この話は特別な意味がありそうですね。
それでいてしっかりとほのかの気丈さ、
助けに来るなぎさの格好良さ、おっさん3人組の哀愁漂う姿など、
各キャラクターもしっかり立っていたと思います。
そしてご指摘のゲキドラーゴに対しても。
敵との和解や、敵の救済がある展開も評価していますが、
この当時の敵ならではの味も今となっては懐かしく思います。
by スティクス (2011-11-02 21:07) 

チン助

10年前の記事にこんにちは。
残念ながら私はこの話をよく思えません。

まず両親のクズっぷり。
この話で初めてほのかの両親が登場しますが、年に1回だけ娘の誕生日にしか帰国せず、他は娘を祖母に託して放置。これが有り得ない。しかも会話から今年だけ忙しかったのではなくもう何年もこの状態を続けていると予測されます。
両親は必死に「娘大好き!娘がすべて!娘のためなら何でもできる!」とアピールしていますが、そんなに娘が大切ならなんで転職しないの??かなりの金持ち描写もあるしもう娘が高校、大学共に私立に行こうが留学しようが大丈夫な貯金くらい出来てるだろう。なのに何故転職して娘と一緒に暮らさないのか?
答えは自分がやりたい仕事だから。娘のことより自分のやりたいことを重視しているのである。もしくは娘よりカネが好きなんだろう。これは言い逃れできない。転職しないんだから。
せめて父か母のどちらかだけでも日本に残るだろう普通。このクズ親っぷりが本当に気に入らない。

そしてほのかが強盗に説教するシーン。これもイラッと来る。
私はこういう「金持ちの娘が道を外した貧乏人に説教する」というシーンが大嫌いです。ボンボンのテメーに何が分かるんだよ 笑
人というのは成人するまでに金持ちの家で育つのと貧乏な家で育つのでは価値観が全く変わってきます。金持ちが望めば手に入ることの多くは貧乏人には手が出せないものなんです。たとえば医者を目指しても学費が払えないので無理。塾すら無理。金のかかる部活も無理。海外旅行なんて行けるわけがないので視野も狭まる。そんな苦労知らずのガキに底辺這いずって来た人の何がわかるの?綺麗ごと抜かしてんじゃねーぞ 笑

この10話は全財産が18円のなぎさが可愛いだけの話です。
by チン助 (2020-04-22 21:40) 

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