SSブログ

第11話『亮太を救え!ゲキドラーゴ・パニック』 [ふたりはプリキュア]

普段なぎさを茶化してばかりの亮太と、体罰でシメるなぎさ。
本当は互いのことを心配する良い姉弟です。

プリキュアシリーズの兄弟姉妹キャラクターは他に、
スプラッシュスター:日向咲(姉)・みのり(妹)
            美翔舞(妹)・牛乳和也(兄)
プリキュア5シリーズ:夏木りん(姉)・ゆう(弟)・あい(妹)
             秋元こまち(妹)・まどか(姉)
フレッシュプリキュア:蒼乃美希(姉)・一条和希(弟)

このうち秋元姉妹を除き、プリキュアでない方が事件に巻き込まれる話がありました。
今回のエピソードに一番近いのはモエルンバに襲われる日向姉妹の話ですが、
その話が初登場だったモエルンバと、今回で退場となるゲキドラーゴ。
敵側からみると、そういった対比も見られます。
  
冒頭のなぎさの回想。ほのかの誕生日がさんざんだったと思い返す中、
ゲキドラーゴの事を「あの筋肉ムキムキ男」と呼んでいました。
そういえばゲキドラーゴもピーサードも名乗りを上げていません。
名前も知られていない敵幹部たち、ちょっと気の毒です。

『デザートの苺、僕の分も食べていいよ』
珍しく下手に出てくる亮太。その見返りは、次の日曜に水族館に連れて行く事でした。
志穂たちと遊びに行く約束があると渋るなぎさですが、
理恵ママからも『たまにはお姉さんらしい事したらどうなの?』と諭され、
口を「ε」の形にしつつもにする渋々了承するなぎさ。
ヒロインなのに、ほのかよりよく顔を変えさせられます・・・
亮太は嬉しさのあまり?なぎさから苺を一個奪って食べますが(ヘタごと食べてました)
セコい姉の怒りを買い、例によってコブラツイスト責めに。
そこに風呂上りで初登場のスコルプさん岳パパ(CV子安武人氏)。
亮太に助け舟を出すかと思いきや、
『コブラツイストと言うのは、左腕で亮太の右腕を押さえ込んで体を伸ばす。これで良し』
と、さらに追い打ちをかける始末。今回の出番はこれだけですが、
この父も相当インパクトのある人で、この一瞬の出番でも存在感を示していました。
『そらー!!』『ギブギブ・・・ギブ・・・』徐々に弱っていく亮太の声・・・

葛西臨海水族園のような外観の水族館。
志穂たちではなく、ほのかに付き添ってもらい三人で水族館を訪れることに。
亮太はすっかりほのかになついてしまい、
『ほのかさん、行こ!』と、ほのかの手を取って駆け出す亮太。
姉と正反対のタイプのお姉さんに、いい格好をしたいようでした。

ドツクゾーンでは、失策続きで肩を落とすゲキドラーゴに嫌味を言うポイズニーとキリヤ。
『だったら早く闇に戻るしかないよね。あいつらにやられる前にさ』
と手厳しいキリヤを制しつつも、『その怒りと悔しさは、奴らにぶつけることだ』
と示唆するイルクーボ。さすがはNo.2の実力者です。
青筋を立ててこらえるゲキドラーゴに『もう後はない』と追い打ちをかけるジャアクキング。
屈辱と怒りが混ざり合った恐ろしい形相で出撃するゲキドラーゴ。
このキリヤの発言は、自主的に闇に戻る事は敗れて闇に還るよりマシ、
と捉えられますが、厳しく言えば「自決した方が戦死するより楽」という意味でしょうか。
今後のポイズニーキリヤの運命を思うと考えさせられます。

水の中に生息する生き物の殆どがいて、水質・温度管理はコンピューター制御、
という、あまりに凄すぎる水族館を巡る三人。
珍しい魚類や水棲生物などを、すらすらと解説するほのかに刺激され、
『僕もほのかさんに負けないように、勉強しようっと』と、熱心な亮太。
『これなんて魚だっけ?』となぎさに質問すると
『カレイじゃん。から揚げにすると美味しいんだよね。焼き魚もいいわね』
食べる事ばかりのなぎさを呆れた目で見る亮太。
『これは、カレイじゃなくてヒラメよ、左ヒラメ右カレイと言ってね、
 おなかを下に左向きに顔がついているのはヒラメよ』
と、丁寧に説明するほのかと、『ヒラメならやっぱお刺身よね』というなぎさを比べ
『ほのかさんがお姉さんだったら、僕ももっと勉強できたんだろうなあ』
と余計な事を言ったばっかりに、耳を引っ張られる亮太。
それにしても中2にしてカレイとヒラメの美味しい食べ方を心得ているなぎさも大したものです。

続いてはしながわ水族館のような水槽のトンネルを泳ぎ回るマグロ。
高速で泳ぐ事で海水から酸素を補給していることを説明するほのかをよそに、
他の水槽を見にどんどんと先に行ってしまうなぎさ。
『・・・あれも動き続けてないとダメな種類かな?』と呆れる亮太。
その三人の様子を、なぜかマグロと一緒に泳ぎまわり、水槽に張り付いて伺うゲキドラーゴ。
『オマエ達モ今日ガ最後ダ、ウガー』と、水中で粘る凄い根性の持ち主です(笑)

その後も、ジュゴンやマンタに見とれる亮太。
その都度適切な解説を入れるほのかと、目を三角にするなぎさ。
そんな一同を水槽の中や、マンタの背にしがみつき様子を伺うゲキドラーゴ。
・・・無理して肺活量を誇示しなくても良いと思うのですが・・・
ペンギンとアシカのショーが行われた後、アシカのプールを泳ぎ回るゲキドラーゴ。
いつしか空には暗雲が立ち込めていました。

亮太たちはサメの水槽を見物していました。
が、妙に近くを泳いだり、向かってきたりと不穏な雰囲気のサメたち。
何度も襲い掛かってくるようにガラスに突進するサメたちによって、
ついに水槽が割れ、水と共に流れ込んでくるサメたち。
サメの直撃を受ける前に、逃げ出す三人。
館内アナウンスでは、イルクーボの二又一成さんの声で避難の指示をしていました。
『館内の水槽が破損しました。大変危険ですので、指示に従い速やかに退館して下さい』
かえってパニックを誘発しそうな内容のアナウンスで、退避する客たち。
閉まる鉄扉に、びっしりと張り付くヒトデや貝類、フジツボ。
さらに扉の前を塞ぐかのように立ちはだかるウツボの群れ。
どうやらなぎさ、ほのか、亮太の三人だけ逃げ遅れたようです。
・・・前回の宝石店といい、危機管理の甘い施設が多いのは、まあフィクションですので。

ウツボに加えて、カミツキガメまでが威嚇するかのように迫ってきます。
この異常な事態がドツクゾーンの仕業と気づいたなぎさとほのかは、
亮太と共に非常口を探す事に。
館内はマンタ、ホオジロザメなどが空中を泳ぎまわる異様な光景です。
危険な魚類から逃れつつ、隠れられそうなカウンターを見つけるなぎさ。
亮太をここに隠れさせ、『非常口を探してくる』『絶対に出てきちゃ駄目』
と、念を押すなぎさ。
この時点で非常口を見つけても脱出できない。
窮地を脱すには戦う必要があり、弟を危険な目に遭わせたくない、
という、姉としての考えだと思います。
駆けて行く二人と、カウンターの陰で心細そうな亮太。

アシカのプールを泳いでいるゲキドラーゴを発見する二人。
ゲキドラーゴも今回はいつもと気合の入り方が違います。
空中回遊していたホオジロザメがプールに飛び込み、
そのプールの水を呑み込み始めるゲキドラーゴ。
メップルとミップルが怯えるほど、邪悪なパワーが終結しているそうです。
水が引き、徐々に姿を現すゲキドラーゴ。
ウツボの腕、マンタの尾、サメの体。そして・・・
『ウガー!』サメの口の中に現れるゲキドラーゴの顔。
あまりの恐ろしさに隠れるメップルとミップル。
『・・・キモい・・・』と呟くなぎさとほのか。
『コレガ俺ノ最終形態ダ!イツモノ俺ト思ッテ甘ク見ルナ!』
びびった顔で首を振り、思わず逃げ出す二人。
ウツボの腕がコンクリート屋根を砕き、サメの頭突で階段を破壊する、
ただでさえ怪力のゲキドラーゴがさらに強化されています。
『怖すぎるミポー!』『早く変身するメポ!』
怯える二匹に促されるように、変身する二人。

『俺ノパワーニ対抗デキルト思ッテイルノカ。サッサトプリズムストーンヲ渡セィ!』
ウツボの腕、マンタの尾での強力な打撃と、
ウツボの口から水流と多彩な攻撃を畳み掛けるゲキドラーゴ。
その凄絶な戦いの音と振動に、不安に駆られる亮太。
『お姉ちゃん!お姉ちゃん、ほのかさん!』じっとしていられずに
飛び出した亮太は、苦戦を強いられている戦いの場に出てきてしまいます。
亮太は異様な姿のゲキドラーゴに驚き、逃げようとしますが、
亮太を追って繰り出されるウツボの腕に逃げ道を崩され、吹き飛ばされます。
『亮太!』地面に落下する前に受け止めるブラック。
ウツボ攻撃の勢いで天井が砕け、二人めがけて落下するコンクリ片を防ぐホワイト。

気を失った亮太の顔を撫でるブラック。
『・・・亮太、ごめんね亮太。巻き込んじゃって』
『こんな子供まで巻き添えにして、なんて奴なの!』
『許せない・・・亮太は関係ないのに。もし亮太に何かあったら只じゃおかない・・・』
『ブラック?』
顔を伏せ、静かに怒りを燃やすようなブラックを怪訝そうに思うホワイト。
そして涙目で顔を上げるブラック。
『絶対に許さないんだから!!』
あまりの怒りっぷりにホワイトが戸惑うほどの気迫でした。
『ウガー!!プリズムストーンヲ渡セ!』
『そんなに欲しいなら、持って行けばいいでしょ!!』
思わず驚くメップルですが、「取れるなら取ってみろ」と言わんばかりの気迫。

そして、怒りに任せたブラックの猛攻!攻撃中、ブラックは常に泣いています。
ニ段蹴りから蹴りの連打、そしてサメの牙を折るほど強烈なパンチ。
背水の陣のゲキドラーゴも負けてはいません。ブラックを反撃で殴り、
『ウオー!ブッ飛バシテヤル!』と、さらに追い打ちをかけようとするところを
ホワイトが合気道風の投げで倒します。
『よくも、よくもうちの亮太を!』
そしてマーブルスクリューを放とうとする二人ですが、いつもの
『ブラックサンダー!』『邪悪なな心を打ち砕く』のシーンでも涙目のブラック。
マーブルスクリューを放つためには互いの手を握りますが、
ブラックの握る力の強さに、思わず顔をしかめるホワイト。
そしてブラックが涙を流したまま放たれるマーブルスクリュー。
もう後には引く事ができないゲキドラーゴも、正面から受け止めます。
『ウオオオ!プリズムストーンハ、プリズムストーンハ絶対俺ガァ!』
『もういい加減にして!』目を伏せて、更に強く手を握るブラック。
威力を増すマーブルスクリュー。そして・・・
『グワアアアア!ジャアクキング様ァアアアアァァァァ・・・・』
ゲキドラーゴもまた、壮絶な戦いの末に闇へ還って逝きました・・・

ピーサードとの戦い後と同様、極度の緊張感から開放されたからか、
座り込み、『終わったのかな・・・?』と呟くホワイト。
それには答えず、怒りとも悲しみとも、空しさともとれる表情のまま、
無言で亮太の下へ向かい、亮太を見下ろすブラック。
そこに、ゲキドラーゴが遺していったプリズムストーンが落ちてきます。

亮太が気づいたとき、陽は沈みかけ、プールは元通りになっていました。
さっき目の当たりにした事は何だったのか?戸惑う亮太に
『亮太!どうして出てきたのよ。隠れてなさいって言ったでしょ!』と叱るなぎさ。
『だってお姉ちゃん達が心配だったから・・・』しゃくりあげ、そして
『ごめんなさいぃ!うええええぇぇ』
『ごめんね。ごめんね!』
見つめあい、再び抱き合って泣きじゃくる姉弟を、優しく見守る夕陽とほのか。

『確か、番人カードをスラッシュするのよね』
所変わってほのかの部屋。石を預けるために番人を呼び出すほのか。
『ウヒグフフ・・・少女達よ、何か用か?』・・・タルトより喋り方がヤらしい気がしますが・・・
石を預け、プリズムストーンを二つ取り戻した事を褒められる二人、ですが、
『え、今度はお土産ないの?』『え?うむむ・・・さらばだ』
毎度何かくれるようではないようです。玩具の販促上仕方のなかった事

雪城家を訪ねてくる亮太。どうやらすっかりほのかが気に入ってしまったようで、
宿題を見せに来たようでした。
訝しそうななぎさを茶化したため、雪城家の庭先でコブラツイストの餌食になる亮太。
中が良いのか悪いのか。ただ、ケンカするほど仲の良い、姉弟の物語でした。

と言う風に、プリキュア側、特に美墨姉弟を軸に見るのが自然ですが、
判官贔屓、今回退場するゲキドラーゴ目線でも見てしまうのが大人視聴者でしょうか。
最も、それだけ大人の鑑賞に堪える質の高い作品を当初から目指していたとも言えます。
「手負い」と言ってもいいほどに追い詰められたゲキドラーゴ。
単純だからこそ憎めない、一度はなぎさにメップルを返してしまったほど、
よく言えば「素直」なゲキドラーゴに対し、弟を巻き込まれた怒りに任せて
涙を流しながら攻撃し続けたなぎさ=キュアブラック。
『もういい加減にして!』という台詞や、ゲキドラーゴ撃破後の表情から、
本当は敵であってもこんな事をしたくない、いつまでこんな事が続くのか、
それでも大切な者(家族)を守るためなら仕方がないのか、
そんななぎさ=ブラックのやるせない想いが伝わってきたような気がしました。
敵のキャラが立っている程、ドラマというものは盛り上がります。
ピーサードもそうでしたし、後のフレッシュにいたるまで、
TV本編では倒してスッとした、と思える輩は果たしていたでしょうか?
個人的にはストーリーとの絡みが少なく、設定がやや薄めのヤドカーン&イソーギンくらいしか
惜しまれずに退場した敵が思い当たりません。
彼らにも独特の個性はあったのですが、話の展開や他の濃い面子に比べて
やや個性が薄い感は否めませんでした。
その意味でも、惜しまれつつ消えていくゲキドラーゴは、記憶に残る名悪役だと思います。

単純に魚類の教育番組としても、今回は特徴ある魚類や、
特徴をさりげなく紹介していて、水族館への興味をかきたてる話とも言えます。

次回からは三番手の紅一点、ポイズニー姐さんが立ちはだかります。
彼女もまた、妙な存在感とセコい作戦を発揮する名悪役であり、
前半、特にほのかを語る上で欠かせない存在になる「キリヤ=入澤キリヤ」の姉でもあります。
これからの展開を思い出すと、再見にも力が入ります。
そして、敵のキャラ立ちでは負けていないフレッシュプリキュアの視聴にも。
明日のフレッシュはどんな話になるでしょうか?
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 2

横浜学園都市部

現在劇場版ドラえもんを中心に脚本している清水氏の脚本と、フレッシュまで携わってきた飯島氏の作監による、ゲキドラーゴの退場を描いているお話ですね。

最後通告を受けているにもかかわらず、相変わらず脳筋頭脳とで剽軽な格好で決戦を望んでいました。

ごつい体系で単純の割に憎めない奴は、なんとなく現在だとスマイルのアカオーニとか、スイートでミューズ加入後のバスドラの最終形態を彷彿させられますね。

弟に心配を掛けられないからとカウンターに残るよう亮太に声をかけるなぎさですが、目線を亮太に置き換えらたら、ただでさえザケンナーが跋扈しかねない(実際はしませんでしたが…)上に、激闘によって起きた振動がでもしもの事を考えると、あの年齢じゃなくても心細いだけじゃ済みません。

だからこそ言いつけを破ってでも早く合流したいという気持ちは容易に想像できます。

そしてそれによって、ゲキドラーゴに対して涙ながら巻き込んだことに対する激しい怒りが込み上がります。

ヒーロー作品で言うところの「怒らしたことは死亡フラグ」が成立してしまうんです。

マーブルスクリューの撃ち合いの最中に、強く握り過ぎてホワイトが痛がる演出が、ブラックにとって相当な怒りを表しているものだと感じてしまいます。

そしてその時のなぎさの流した涙が、如何に重く描かれているかが伝わります。

蛇足な上に引き合いに出すのはあれですが、普段は決して泣かない奴ほど流す涙は重いです。

例えばスイート劇場版でのハウリング戦の時の奏。

もう見ていたなら解ると思いますが、ビートとミューズが戦闘不能、自分はハウリングに捕まる、奪還しようとして返り討ちに遭い瀕死のメロディに、リズムは思わず取り乱して響呼びしました。

だからこそ、クレッシェンドキュアメロディ化した響が復活した際に流した涙には重みを感じられ、屈指の名シーンになりました。

そして昨日のスマイルの終盤のなおの部分にも言えます。

みんなで一緒に走りたいからこそ、全力で疾走したのに、アクシデントに因って最下位に転落した時には、自分の不甲斐なさから悔し涙になりましたが、それを先に励ましたのは、前日で陰口を言われ直前の戦闘でアカーニに突き刺さる発言をうけていたやよいでした。

そしてみゆき達を中心に励まし合った結果、流した涙は悔し涙から嬉し涙に変わる演出へ見事に昇華したのです。

この事例を踏まえてなぎさに例えると、弟を危険な目に遭わせたゲキドラーゴに対する涙交じりの怒りにも重みが伝わります。

因みに先の奏やなお話の演出を担当したのが、奇しくもスイートから参戦した池田洋子氏でした(なおの話では、フレッシュ劇場版で助監督を務めた三塚氏とのタッグです)。

池田氏はスイート8話や16話等にも言えますが、感動演出の天才ですよ。

by 横浜学園都市部 (2012-06-04 21:15) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
なんとまた懐かしい記事にコメントを頂きまして(笑)
この当時は私もまだ書き慣れていない頃なのですが、
久々に見ると文章の勢いは今よりもあるような気がします。
そんな当時の事を思い出しました。

ゲキドラーゴ、なかなか味のあるいい敵でした。
あの脳筋キャラはアカオーニに通じますね。
そんな彼でも追いつめられてしまった時の肩身の狭さ等、
繊細な面も見え隠れしていたところが印象的です。
多少なりとも敵側にも肩入れしてしまうところが、
キャラクター作りの巧さですかね。
もっとも、亮太を巻き込んだのがゲキドラーゴの敗因だった訳ですが・・・

あの激怒したブラックを観た時、
普段ケンカしていてもやっぱりお姉ちゃんなんだと
自分の事のように少し嬉しくなった事を覚えています。
咲、りんちゃん、奏、そしてなおと、普段手を焼いている妹弟であっても、
大切な家族の一因として想っている事が、よく伝わって来ました。
(mktnは・・・手を焼くような弟ではありませんからw)

あとは涙ですね。実際、なぎさはシリーズ通すと結構涙ぐんだりするのですが
この時の涙の意味合いは色々な意味で一線を画しているというか、
MH最終回、涙を撒き散らしながらジャアクキングに挑んだ時に通じる
熱い涙だったと記憶しています。
ご指摘のマーブルスクリュー時のホワイトの反応など、
色々な点が印象深い、初期の佳作の一つと言えそうです。

感涙演出の名手がいらっしゃるとの事、
現にスイート8話・16話を思い出すとこれも味わい深かったので、
今後のスマイルでのご活躍も楽しみです。
by スティクス (2012-06-05 22:39) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。