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フレッシュ第13話『シフォンが病気!?パインの新しい力!!』 [フレッシュプリキュア!]

今回はシフォンの体調不良を獣医志望のブッキーが看病する話。
それに伴ってのキュアパインの新技登場。なのですが、
食事中および調理中の方はやや気分を害する可能性がありますのでお気をつけ下さい。
一応、下手の横好き料理紹介もしているブログのため、
料理カテゴリーから検索してご来訪いただく方もおりますので、念のため予告致します。
それにしてもまさかプリキュア感想でこのような注意書きを書くことになろうとは・・・
本当に想定外のことが多いフレッシュシリーズです。

ちなみに歴代でマスコットキャラクター(又は準ずるキャラクター)が病気になる話は、
ふたりはプリキュア:メップル
スプラッシュスター:フラッピ
プリキュア5:ミルク
5GoGo:モンブラン国王
とありますが、皆喋れる者ばかりです。喋れないシフォンの看病の行方は・・・
  
獣医であるブッキーの父、山吹正さんの診察シーンから始まります。
不安そうに吠える犬を優しくなだめる姿。猫の触診で便秘の診断をする姿。
前足に包帯、首周りにエリザベスカラーを付けた犬のお礼がわかるような姿。
そんな父を尊敬しているブッキーは、よく診察風景を眺めていました。
そんなブッキーの将来の夢も獣医。
カオルちゃんの店で父のこと、将来の夢についてラブ、美希に語っていました。
『獣医かぁー。そういや俺も昔ジュウイだったなぁ。で、がんばったらなんと、
 8位にまで上がったよ。うれしかったなあ』
相変わらず飄々と会話に割り込んでくるカオルちゃん。
女子中学生がおやつ中だというのに、
『で、ちょっと一位目指してくるわ。店番よろしく。ちょっと便秘気味でな』
と、トイレに向かうカオルちゃん。飲食業を営む方が、その発言はいかがなものかと・・・

勇ましく雄たけびを上げる不死鳥をバックに「FINAL STAGE CLEAR」の文字。
タルトが徹夜までして熱中していたゲームを、ようやくクリアしたようでした。
そろそろラブたちが帰ってくる頃。ドーナツでも食べに行こうかと
シフォンを振り返ってみると、なにやら苦しそうなシフォンに気づきます。

血相を変えてカオルちゃんの店に駆けつけるタルト。
具合の悪そうなシフォンを気遣う三人ですが、シフォンの言葉がわからないため
どこがどう悪いのかわかりません。
キュアビタンをあげようとするラブですが、嫌がって飲もうとしません。
おでこに手を当てて熱を測る美希も、発熱ではないと判断します。
スイーツ王国の長老(そういえばそんな人もいました)に問い合わせようとしたタルトも
長老との連絡がつかずに困り果てます。
しばし、考え込む一同ですが、不意にラブが一言
『ブッキーがいるじゃん!』『え、私?』
当然戸惑うブッキーですが、言葉の解らない動物の治療をする獣医なら?
ということで、まだ獣医の勉強をしているわけでもないのに、頼まれてしまうブッキー。
不安そうなブッキーですが、苦しそうなシフォンを見て、決心します。

自室で治療を試みるブッキー。
まずは触診してみますが、どこが痛むのか。ふわふわして良くわかりませんでした。
次は聴診器を当ててみますが、やはりわからず。
『お父さんの真似をしてもわからない』
『お父さんに聞けば、なにかわかるかもしれない』と、父に相談しようと部屋を出ます。
が、診察室では忙しそうに医療器具を準備する尚子ママ。
正パパは既に牛の出産のため隣町の牧場へ行っていたのですが、
難産の為急遽尚子ママも向かう事に。今夜は泊り込みになるようです。
自分が抱えている問題の相談もできず、不安そうな表情になるブッキーですが、
不安を隠して母を送り出します。

タルトもキュアビタンを飲ませようとなだめていましたが、やはり飲まず。
朝から何も口にしていないようです。
戻ってくるブッキーは考え込んでしまいます。
『お父さんだったらきっとシフォンちゃんが何を言いたいか解るんだろうな。
 でも、私は駄目。どうしよう・・・』

舞台は変わって夜の公園。冒頭でタルトがクリアしていたゲームを遊んでいる
二人の若者達。残念ながらゲームオーバーで、やり直す。
そんな様子を伺っていたサウラーが、簡単にやり直せる、
失敗してもリセットすれば元通り、何度でも甦る、と目をつけます。
そしておもむろに『君達、ゲームは面白いかい?』と問いかけ、
『面白いからやってるんだろ』と言う男に『それは結構』と返し、スイッチオーバー。
『ゲームをする楽しさを恐怖に変えるとしよう』
逃げる二人が落としていったゲーム機にナケワメーケを貼り付けるサウラー。

ブッキーは必死に医学書やネットで対処法を探していました。
タルトも『シフォンがこない苦しんでるのに、呑気に寝てられるかいな』
と頑張っていましたが、いつの間にかウトウトしはじめ、とうとういびきをかいて寝てしまいました。
既に深夜一時を回っていますが、打開策を見つけられないブッキー。
自らの無力さを嘆き、獣医の仕事を見ていただけで何か出来ると思っていた事を省みます。
でも、嘆くだけで終わらないのは立派です。シフォンの手をとり、
『私、なんの力にもなってあげられない。でも、そばにいるわ。
 何も出来ないけど、ずっとそばにいるから。だからお願い、元気になって。シフォンちゃん』

翌朝、ラブと美希も気になっており、山吹家に向かっていました。
熟睡中のタルトと、看護したまま寝入ってしまったブッキー。
目を醒ましても状況が変わっていないことに気づき、戸惑うブッキーですが、
窓の外、宙に浮かぶ巨大な卵に気がつきます。
もちろん街中でも卵は人々の目を惹いており、群集と卵に気づくラブと美希。
卵にヒビが入り、何かが孵化するようでした。

殻を割って出て来たのは、ゲーム内の不死鳥とおぼしき『フシチョー!』
と叫ぶナケワメーケでした。
二人は変身し、攻撃を仕掛けますが、あっけなく消えるナケワメーケ。
あまりにあっけない事を不審に思う二人ですが、サウラーの「ゲームスタート」で
再び現れる卵。孵化して『マタフシチョー!』と現れるナケワメーケ。
復活するナケワメーケに戸惑う二人の前にサウラーが姿を現し、
『リセットすれば何度でもやり直せる、何度倒されても甦る。彼は不死身なのさ』

再びナケワメーケを倒し、連戦の疲れからか息が上がっている二人。
その前にまた現れる卵。孵化『マタマタフシチョー!』まさに不死鳥です。
プリキュアが倒れる時まで、ゲームは永遠に続く。
さらにプリキュアが劣勢なのを心配する市民の不安を煽るサウラー。
『今日でプリキュアは終わり。君達を助けてくれる者はもう誰もいない。もう誰も・・・』
相変わらずやることがえげつない、まさに外道です。
その一言で上昇する不幸ゲージ。逃げ惑う市民達。

ピーチとベリーが苦戦しているのに気づき、現場に向かおうとするブッキー。
でも、シフォンを置いていくことができません。シフォンに自らの無力を謝り、
『ごめんねシフォンちゃん。私にもっと力があれば・・・今の私には信じる事しかできない。
シフォンちゃんは絶対大丈夫だって。シフォンちゃんは必ず元気になるって。私、信じてる』
そしてブッキーの目から流れる涙がシフォンに滴り落ちると・・・
『イノリ・・・・イノリ・・・』
『シフォンちゃんが喋った?』
『行・・・ケ・・・シフォン平気・・・行ケ・・・行・・・ケ・・・』
『シフォンちゃん。そんなに苦しいのに私の事・・・ありがとう』
第8話のラブとシフォンのように、ブッキーとシフォンの間にも通じ合う気持ちが生まれ
同様にリンクルンからピックルンが現れました。

ピーチとベリーを追い詰めたサウラー。
『フフフ・・・君たちとのゲーム、楽しかったよ。そろそろゲームオーバーにしようか』
『いいえ、まだよ!』遮るように駆けつけるブッキー。
『終わりじゃない。私が終わらせない!』そして、キュアパインに変身。

『一人増えたからって状況は変わらない。行け』
サウラーにけしかけられ、攻撃してくるナケワメーケ。
戦闘の最中に、パインのもとから落ちるリンクルン。
そしてパイン目掛けてナケワメーケの鋭いクチバシが迫ります。
思わずピーチが目を背けてしまう勢いでしたが、受け止めるパイン。
しかしその力に、長く耐えられそうではありません。
そこにシフォンを背負って現れるタルト。
ナケワメーケの攻撃の勢いで転げ落ちてしまうシフォンですが、
『・・・ガンバレ・・・』その声に励まされるかのように、
『シフォンちゃん。私負けない、負けないわ!』と、ナケワメーケを投げ飛ばすパイン。

そしてピックルンを手にすると・・・
『癒せ、祈りのハーモニー。キュアスティック、パインフルート!』が出現。
ピーチとベリーの援護の後、新たな技を放つパイン。
『悪いの悪いの飛んでいけ。プリキュア・ヒーリングフレアー・フレッシュ』
『ふっ、無駄だということがわからな・・・』余裕のサウラーですが、
その前で消えていくナケワメーケ。
『なんだと、倒さずに浄化したというのか?また新たな力・・・プリキュア!』
苦々しげに撤退するサウラー。

『ラブ・・・ミキ・・・イノリ・・・プリキュア・・・』
いつの間にか喋れるようになった事に驚くラブと美希。
互いの気持ちを伝えようとする、パインとシフォンの思いが届いたため
ピックルンの力で喋れるようになったようです。これで体調不良の原因が解りそうです。
『シフォンちゃん。どこが痛いの?教えてくれる?』と聞くブッキーに
『・・・ウンチ』と呟くシフォン。目が点になる一同。
『ウンチ・・・出ナイ・・・』
『うんちって、あの・・・うんち、だよね?』と言うラブに
『あのって、ほかにどんなうんち・・・』と急に口をつぐみ、
『それが原因なのシフォン?』と聞き返す美希。
ただの便秘とわかり、「おまるの背景」の前で笑いあうラブ、美希、タルトですが、
『便秘を侮っちゃいけないわ!
 食欲がなくなったり吐き気がしたり、酷くなれば腸を手術することもあるんだから』
と注意するブッキー。そして『大丈夫、私に任せて』
と、おもむろに「医療用手袋」を取り出し、装着。
公衆トイレへ。水の流れる音。すっきりしたようなシフォンの声が聞こえ、 
すっかり元気を取り戻したシフォン。

便秘の原因は、タルトがゲームにはまっていたせいで一緒に夜更かしし、
散歩もおろそかになっていたことによる「生活リズムの乱れ」「運動不足」でした。
逃げるタルトを負うラブと美希。微笑みあうブッキーとシフォン。
で幕となりました。


冒頭で二度にわたって「便秘」がクローズアップされているので
おそらくシフォンの体調不良は便秘だと途中で薄々気づいたのですが、
なんとも驚かされるのは、少女向けアニメの史上極めて意外な、
「うんち」などという単語が飛び交うことでした。
生物である以上至極当然のことなのですが、まさか主人公の口から飛び出すとは・・・
余談ですが、私が幼少の頃は(今でもそうかもしれませんが)
アイドルはうんちしないという幻想がありました。
美希の反応は、トップモデルはうん(以下自粛します)
そうすると、シフォンは普段から排泄行為を行っていたわけで、
その処理はラブが行っていた筈。それに気づかないラブとタルトが鈍感ともいえますが、
そこはストーリー上致し方ないことです。

前回出撃時もゲームセンターに現れたサウラーは、実はゲーム好きなのかもしれません。
あの不死鳥のゲームは画面と音では想像できませんが、
「ドラゴンスピリット」のようなシューティングでしょうか?
ファミコン時代を彷彿とさせるチープな音が、四角ボタンのファミコンで育った私の
少年時代への郷愁をかきたてました。
が、「リセットすれば元通り」等、いわゆるゲームが叩かれる際に
よく用いられる言葉が、頭の固い方々に影響を与えなければ良いのですが・・・

最後になりましたが、ブッキーの成長という点も描かれていました。
獣医になったつもり、でも真似事では何も出来ない。ならばできる事は何か。
無力ならば付き添い、回復を信じるだけ。
ただ「自分は無力だ」と落ち込まず、出来うる最善を尽くそうとする姿勢は立派です。
そして、「パインフルート」「ヒーリングフレアーフレッシュ」の演出は可愛すぎで、
イース様派の私も殺られて浄化されてしまいました。
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