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失敗料理 ムニエル [男の食卓]

一人暮らしの手料理には、際立った長所と短所が一つずつあると思います。
短所は・・・思わず誰かに食べてもらいたい会心の料理が出来たとき
長所は・・・失敗して他人に食べさせられないような料理が出来たとき

この長所があるために、妙な冒険心を起したりするものです。
スーパーや魚屋で、甘塩鮭3切れ1パックといった形態で売っています。
私は甘塩鮭の焼鮭はもう一品欲しいときや、余ったらお茶漬や炒飯に入れたりと
重宝するので良く使っていますが、焼鮭にちょっと飽きてきたため、
ムニエルにしたらどうだろう・・・と、妙な事を考えてしまったのが事の発端です。
  
まずは材料の整理。
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甘塩鮭一切れと、付け合せ用にアスパラガス、舞茸、パプリカ、
ローストガーリック用にニンニク一かけを用意しました。
スープは昨日作ったミネストローネ(洋風メニューの際には定番と化していますが)
が、まだ残っているので、本日作るのはムニエルのみです。

鮭でムニエルを作る際、普通は生鮭の切り身を使いますが、
甘塩鮭なら下味つけなくてもいいのでは?などという安易な発想が浮かんだためでした。
とりあえず、定石どおり小麦粉を両面にまぶし、
(写っているような保存袋に小麦粉を入れて振ると手軽です)
オリーブオイルを薄く引いたフライパンに載せてから火をつけ、
強火で焼き色が付くまで一気に焼きます。
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その後裏返し、蓋をして弱火で蒸し焼きにします。
火が通ったら皿に移し、アルミホイルを被せて保温しておきます。

空いたフライパンにはまだ油分が残っているので、そのまま付け合せのソテーを作ります。
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アスパラガス、舞茸、パプリカをただ軽く炒めて、
塩コショウで軽く味をつけただけです。

ついでムニエルにかけるソース代わりのバターを溶かし、
そのバターでニンニクの薄切りを両面キツネ色になるまで炒めて
ローストガーリックを作ります。
up 136.jpg

ローストガーリックができたら熱く溶けたバターとともに鮭にかけて完成。
up 137.jpg
準備から賞味20分で盛り付けまで完成しました。

さて、その味ですが・・・
甘塩鮭の味しかしません。焼鮭にバターをかけたみたいです。
しかも付け合せのソテーも油っこいので、途中で胸焼けが・・・
もともと脂の乗った切り身だったので、素直に焼鮭にしていた方が美味しかった筈。
ムニエル自体はこの手法で「生鮭」を使って成功しているので、
妙な気を起さないほうが正解でした。
もっとも、失敗して学ぶこともあります。
ムニエルは生鮭に限る、と。
ミネストローネを口直しにしつつ、なんとか完食。
余程の事がない限り、残すようなことはしたくありませんので・・・

食後はスコッチでもバーボンでもなく、優しい味で口直ししたくなったので
up 138.jpg
こういうときはニッカのモルトクラブに限ります。
個人的にはウィスキー1に対し水1.5の比率の濃い水割りが好みです。
この濃度でも「角」の普通の水割りより優しい気がするので、
胃や舌が疲れた時や、ちょっと飲み足りない時の一杯に愛飲しています。
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