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第14話『ウソホント!?ニセプリキュア大暴れ』 [ふたりはプリキュア]

ヒーローものの定番である「偽者」。
プリキュアシリーズ本編では、現在のところこれが最初で最後です
劇場版プリキュア5ではダークプリキュア、特にダークドリームという
印象的なキャラクターが登場しますが、
本編でこれ以降描かれないのはあまりにも痛々しい偽者だったからかもしれません。

ちなみに細かい記憶とはあいまいなもので、
・プリキュア変身後の決め台詞がどっちだったか・・・
 「さっさとお家に帰りなさい」「とっととお家に帰りなさい」
・マックスハートの敵幹部たち、誰が誰だったか・・・
 「ウラガノス」「サーキュラス」「ビブリス」「バルデス」
・5GoGoになってからのキュアミントの技、何か違うような正しいような・・・
 「ミントソーサー」「エメラルドソーサー」
・いまだに間違えるフレッシュプリキュアの小物たち
 「ピックルン」「リンクルン」「ピンクルン」??
意外とわからなくないですか?
  
家庭科、調理実習でしょうか?ケーキ作りとは豪勢です。
しかしなぎさは衆人環視の下で変身したことを思い出し、不安そうです。
突然『プリキュアって知ってる?』となぎさに話しかけてくる志穂と莉奈。
当の本人がプリキュアとは知らず、「女の子の二人組」「悪い奴と戦っている」
という噂話を持ちかけてきます。それとなく会話を聞いているほのかですが、
志穂と莉奈が知っているのはそれだけでした。

当事者であるなぎさとほのかは、バレるのではないかと不安そう。
しかし、これまでに「正体がバレる」事に対するペナルティは特に言及されていませんし、
後のシリーズでもそうでした。フレッシュだけは、タルトから念を押されていますが
そこまで厳しいものではないようで、「変身もののお約束」という事情だけだと思います。

不安そうななぎさとほのかを他所に、プリキュアの噂話を続けまる夏子と京子は
前回研究発表会場でプリキュアを目撃した当事者たちでした。
しかしその噂話も『ブラックはかなり可愛くてイケてるけどホワイトはイマイチ』(夏子)
『ホワイトの方がイケてる。それにブラックってワガママっぽくない?』(京子)
といった程度のものですが、その発言に一喜一憂するなぎさとほのかが楽しいです。
さらに、変身前の素顔まで知っているという夏子と京子を
思わず問い詰めるなぎさですが、ミップル家庭科の先生(CV:矢島晶子さん)に
授業中のため、叱られてしまいました。

下校途中、アカネさんの屋台でこの事を話し合うなぎさとほのか。
しかし、良く考えると不審な点が。昨日変身していないにもかかわらず、
夏子と京子は昨日も見たと証言している事にほのかは気づきます。
そこに食材の買出しに行っていたアカネさんが戻ってきて、店番のお礼にご馳走になる事に。
おもむろにアカネさんも『最近プリキュアって流行ってんの?』
アカネさんまで知っている事に戸惑う二人。アカネさんも、
『ホワイトとブラックのあれでしょ?変身とかしちゃう二人組』
と、踏み込んだ事まで知っており、さらに昨日児童公園で実物を見たとのこと。
子供達相手に『さっさとおうちに帰りなさーい!』と、その様子をやってみせるアカネさん。
思わず『とっととでしょ・・・』と呟くなぎさですが、本当の事を言えるはずもなく、
再び『さっさとおうちに帰りなさーい!』と決めるアカネさん(実は密かに気に入っているのかも)
を見て『絶対、ありえない・・・』と嘆くなぎさ。

プリキュアの偽者がいる、という事よりも、そんな事をしていたらその二人の方が
誤って狙われかねない、と心配する二人。
そんな二人の前を、まさにその「偽プリキュア」二人が颯爽と駆けていくところでした。
・・・というよりその正体は夏子(偽ブラック)と京子(偽ホワイト)
ただのコスプレです。見られた事に、バツが悪そうな偽二人。
一応羞恥心は多少持ち合わせているようですが、これがきっかけとなり、
今後マックスハートまで多種多様なコスプレや衣装製作を行うハメになります。

すっかり子供達の人気者に定着している夏子と京子。
なぎさとほのかに問い詰められたその経緯は、先週少しだけ見た本物のプリキュアの影響で
公園で冗談半分で変身のマネをしていたところ、子供達に興味を持たれてしまい
さらに調子に乗った夏子自らが「プリキュアに会わせてあげる」などと
引くに引けない状況を作ってしまったため、徹夜でコスプレ衣装を作り
子供達の前で変身ショーを行う、という痛々しいものでした(笑)
『プリキュアー~変身!』と、ただ羽織っていた布を脱ぐだけ。そして
『さっさとおうちに帰りなさーい!』と決め、『明日も来てくれる?』という子供達に
『いい子にしてたらね』『ちゃんと歯磨きして寝なきゃ駄目だぞー』
と、どこの加トちゃんだと思われるような、実に、実に痛々しい姿です(笑)

そんな偽二人を気遣い、すぐ止めたほうがいいと忠告するなぎさとほのかですが、
偽二人は『あなたたちに迷惑かけてる訳じゃない』と、聞く耳持たず。
立ち去った偽二人の前に、本当にポイズニー姐さんが出現。
『ねえ、お茶しない?』とナンパ威圧します。

2人を心配して追いかけてきたなぎさとほのかは、
ビル解体工事現場の屋上に立つ夏子と京子を発見。
駆けつけるなぎさとほのかですが、うつろな目をした夏子と京子に羽交い絞めにされ、
そこに現れたポイ姐さんによって、夏子と京子が操られている事を察します。
さらに鉄球重機をザケンナにして攻撃をしかけるポイ姐さんの攻撃を避け、
『とっととおうちに帰りなさい!』と、正しく変身するブラックとホワイト。

しかし、ポイ姐さんの指示で攻撃するだけでなく、身投げまでしようとする偽ブラック。
本物のブラックは攻撃を避けたり、助けたりと、忙しいです。
そして偽ホワイトは鉄骨を投げたり、コンクリの塊をハンマー投げのように投げたりと、
見かけによらず強力な攻撃を仕掛けてきます。
そしてポイ姐さんの合図で、同時に身投げをしようとする偽二人を、
必死に引き止める本物の二人。
思わず『卑怯者!』と言うブラックに『策略家って呼んでくれる?』と、
フレッシュ6話のサウラーのようなえげつないポイ姐さん。

ポイ姐さんは二台目の解体重機をザケンナーにして、プリキュアを追い詰めます。
今回は偽プリキュアを庇いながらのため、防戦になりがちで苦戦を強いられています。
さらに『そっちの二人にも恐怖を味合わせてあげる』と、あえて偽二人を正気に戻す等、
本当に今回のポイ姐さんはやることがえげつないです。
我に返り、目の前で起きていることに悲鳴をあげる夏子と京子ですが、そんな二人を庇いつつ
『しっかりして、あなたたちもプリキュアなんでしょ!』
『そうよ、子供達が待ってるんでしょ?頑張って!』
と本物のホワイトとブラックは激を飛ばします。
その言葉に耐える夏子と京子ですが、恐怖の限界を越え、気を失う二人。

かなり強力な二台のザケンナーに追い詰められたプリキュアですが、
怒った二人のマーブルスクリューで、あえなく撃退され、ポイ姐さんも撤退します。
その様子を、なぜか意味ありげに見つめるダークアクアキリヤ(CV:木内レイコさん)
キリヤの出番はこの一瞬だけでしたが、劇場版での木内さんの役柄を考えると面白いです。

正気に戻った夏子と京子を見守るなぎさとほのかは
「プリキュアに助けてもらった」という二人に対し、口裏を合わせて
「私達が来たときには誰もいなかった」と返します。
今回の一件で懲りたのか、『私もう、二度とプリキュアの真似なんかしない』
『噂話もしない、本物のプリキュアになれるわけないもの』
と、反省する夏子と京子。ですが・・・

再び公園で子供達を前にプリキュアショーを演っている夏子と京子の姿が。
さすがになぎさもほのかも呆れていました。
そして相変わらず『さっさとおうちにかえりなさーい』と決める二人に、
『とっととだってば・・・』と嘆きながら突っ込むなぎさと、頭を抱えるほのか。
そんな「本物」の気も知らず、
『さっさと!』『おうちにかえりなさーい!』と決める偽プリキュア、で幕となります。

今回は夏子と京子の衣装製作技術の高さと、ノリの良さにつけ込むポイ姐さん、と
実に単純かつわかりやすい構成です。
サブタイトルほど「大暴れ」するわけでもないのですが、
観ているこっちが恥ずかしくなるほど痛い夏子と京子。
彼女達も登場回数は少ないのですが、今後登場する度に
コスプレや衣装製作をさせられることになり、今回のインパクトがずっと尾を引いていました。

また、本来の視聴者層である少女層に向けたアピールでもあるのかもしれません。
今までの少女向けアニメに珍しい戦闘シーンのため、
ちょっと危険な「プリキュアごっこ」をしている子供達を、
それとなく本物のプリキュアが注意している。
私も幼少の折、パロスペシャルやキャメルクラッチ等を掛けたり掛けられたりしましたので、
そんな風にも見ることができそうなエピソードでした。

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横浜学園都市部

こんにちは。今日は名乗りを省きます。


偽物が登場した今回は、偽物がザケンナーと対峙して、その後本物が登場したら場面で、戦いは遊びでやっている訳じゃないと教えてい居る感じが見受けられましたね。

それでも懲りずにショーをやっていた勇気は、賞賛に値しました。

現在は夏子を小清水さんがメロディとして活躍していますが、京子を演じていた名塚さんもシリーズをやってほしいと思いました。

1年後のとあるアニメで、小清水・名塚両名とのぞみ役の三瓶さん、えりか役の水沢さんは仲良くなりましたからね。


by 横浜学園都市部 (2011-11-02 11:06) 

ミスタープリキュア

私めの住むT県に所在するテレビ局「GYT」(双方ともあえて言わないが、分かったら偉い)では、去年より月 - 木の朝に「フレッシュ」→「HC」→「スイート」のローテーションでシリーズ再放送を行い、今年2月より「初代」を再放送している(だったら最初から「初代」やれよ)。そして去る3月5日にこの話を再放送し、私めもレコーダーで録画して拝見した。さすがに定番の「ニセモノ」といいながら、実はコスプレショーだったという展開が面白い。そしてそのコスプレをした夏子・京子のコンビはよかった。

この時期はプリキュアが2名という事もあって、他の作品よりも「学園ドラマ」という雰囲気が多い。おなじみの志穂・莉奈や、今回の夏子・京子を始め、準レギュラー的なクラスメート、フジピーや友華といった上級生、そして先生方も、校長先生や教頭先生まで出ているのだ。これがプリキュア構成メンバーがどんどん増えていき、こういったクラスメートなどは「ドーデモイー!!」な傾向になっていき、「5 / GOGO!」の美香などの程度しか印象深い生徒が出なくなるからな(その美香も、ブンビーに比べればまだまともだ)。

その夏子が、前作「ナージャ」でナージャを演じ、後に「スイート」の響を演じた小清水亜美とは意外だ。せっかく主演した「ナージャ」が全く受けず、その次でこの程度の役だった彼女が、7年後に金的を射止めるのは、彼女も思ってなかったろう。そういえば本作には、後のプリキュア役が結構いる。調べてみるとこうだった。
*志穂→ローズ(これは有名だね)
*千秋→パイン
*弓子→ハート(ヒエー!! 9年がかりで金的か!!)
*よし美先生→ミント
長くシリーズが続くと、こんな事もあるんだね。

最後だが、Aパート開始からサブタイトル部の約3分間の間では、志穂ちゃんの「志穂節」、「ねえ、ねえ、ねえ」「聞いた、聞いた、聞いた?」「ちょっと、ちょっと、ちょっと」「でもさ、でもさ、でもさ」「でしょ、でしょ、でしょ?」と、全開バリバリ状態だ。でも約3分の間にこんなに「志穂節」聞かされちゃ、ソージキ…いや! 正直「ウッザーイ!!」って感じ。そうだろう?映画DXでは1・2回程度だったからなァ、その程度にしてよ!!
by ミスタープリキュア (2013-03-10 23:59) 

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