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フレッシュ第14話『4人目のプリキュア!?アカルンを探せ!!』 [フレッシュプリキュア!]

今回はとにかく密度が濃く、どう語ればよいのか・・・
突っ込みどころ満載のギャグ、4人目の謎、そしてラビリンス組との対戦。
これでもかというくらい盛り込んでありました。

基本的に3分の2は「4人目を捜索する合間のギャグ」というより
「ギャグの合間に4人目を捜索」と言った方が近いかもしれません。
が、残り3分の1のバトルシーンがフレッシュシリーズ始まって以来の内容で
どちらもボリューム満点でした。
本当にフレッシュシリーズは毎回気が抜けません。
  
『ラブ・・・ミキ・・・イノリ・・・ダイスキ』
『可愛い~~~』
少しずつ喋り始めたシフォンに、三人ともメロメロ状態です。
  ―シフォンに呼んでもらえなかった悲劇のタルトを除いて―
イエローピックルンの力で、シフォンだけでなく動物の話もわかるようになったブッキー。
その話題で盛り上がる三人
  ―輪に入れず、一人孤独に耐えるタルトを除いて―
まだピックルンが出てきていない事を残念に思う美希ですが、いずれ出てくると励ますラブ。
シフォンの発した『ピルン、キルン、ブルン、アカルン』の言葉で、
ラブにはピルン、ブッキーにはキルン、ということは美希にはブルンがそのうち出てくる筈・・・?
アカルン?もう一人プリキュアがいるって事?という風に始まります。
  ―すっかりいじけて押入れに閉じこもったタルトを除いて―

公園のベンチで相談する三人。
今まで出会ったピックルンはいずれも四ツ葉町なので、4つ目のピックルンも近くにいるのでは?
と目星をつけ、早速探しに向かう三人。
・・・ですが、ベンチの後ろの木になりすました、西隼人さんが立ち聞きしていました。
テレビ局に忍び込もうとした時のラブたちに比べ、素晴らしいなりきりっぷりです(笑)。
ある時はミュージシャンを目指すイケメン。ある時はティッシュ配りの気ぐるみイケメン。
ある時は井戸端会議に花を咲かせるイケメン主婦。
他にもランニング中のボクサーや、銅像など『目立たぬよう完璧な変装(本人談)』
で毎日三人を待ち続けて張り込みをしていたようです。
全ての変装姿を見ていたカオルちゃんに同情され、ドーナツを差し入れしてもらっていました。

まさに体を張って入手した「4人目のプリキュア」の情報とドーナツを手土産に
館で対策を練ろうと息巻くウエスターさん。
このままでは4対3で不利になる、と熱弁を奮っていましたが、
『私達をチームとでも思ってるの?虫唾が走るわ』と言いつつドーナツを頬張るイース様
チームとは自分の力に自信が持てない弱者の言い訳と言い放つイース様ですが、
プリキュアに邪魔されたのもまた事実。ならば『悪い芽は早めに摘む』と言う
サウラーと二人で出撃?するイース様
『じゃあ今食ったドーナツ返せ。すぐ返せ!』『んだとぉ!』『結局そうなるんじゃねぇか!』
ブンビーさん並に扱いが悪くなるウエスターさん。合いの手も見事です(涙)。

4人目を探すと威勢よく出発したものの、これといった手がかりのない三人。
ですが、ピックルンの力を利用して、動物から情報収集しようと言い出すブッキー。
「わたし どうぶつのことば わかる」状態ですが、
この提案中のブッキーが無駄に可愛く描かれていました。
ブッキーはパインフルートや新技の演出といい、スタッフに異様に愛されている気がします。
私も人の事言えませんが。

さて、早速ペットショップの「可愛い」ハムスターに聞いてみますが、
「可愛い」仕草や外見を他所に、ハムスターの発言に唖然とするブッキー。
『知らないけどがんばってね(意訳)』と、
ハムスターの言葉をラブ、美希に訳していました。
この後もヒナにエサをあげる事を条件に鳥から情報収集を試みますが、
ヒナの発言に頭を抱えるブッキー。
動物達のトンデモ台詞だけでなく、ブッキーにしか言葉がわからない為、
ラブと美希には可愛い動物にしか見えないという点が面白いです。

そして今度は猫から情報をもらう為、縄張りを荒らす猫退治を引き受けるラブ。
モデル志望の美希には顔に傷つけられない、動物と仲良しブッキーにはケンカさせられない、
という理由ですが、結局、顔に多数の引っかき傷を作り惨敗したラブです。
が、別の鳥からアカルンの情報をあっさり入手するブッキー。
まさに骨折り損のくたびれ儲けのラブでした。

アカルンがいたのは7話でも登場したゲームセンター内の「プリズムキャッチャー」でした。
似たような形の景品に紛れ込んで寝ています。
正攻法でゲームに挑戦して入手しようとするラブですが、
何度も絶妙のタイミングで寝返りを打ち、似たような景品ばかりが大量に手に入る始末。
美希も『あの子まさかわざとやってるんじゃないでしょうね』と苦言を呈すほど手こずった挙句、
目を醒ましてどこかに飛んでいってしまうアカルン。
本当に貧乏籤ばかり引かされるラブです。

アカルンを見失わないよう追いかける三人・・・を、こっそり尾行していた西隼人さん。
ラブたちを見失わないよう「こっそり(画面に映っていますが)」追跡し続けます。
追跡に熱が入るあまり、木に衝突したりしていますが、あくまでラブたちには
気づかれていませんので、黒子を指摘するような野暮は言わない事にします(笑)。

アカルンを追ってたどり着いた先にいたのはカオルちゃんでした。
タルトとブッキーの入れ替わり回の妄想のように、
プリキュアと共にポーズを決めるカオルちゃんを想像するラブとブッキー。
美希と視聴者は『ちょっと考えさせて・・・』とつれない反応です。
が、そこにドーナツを食べに来たミユキさんも現れ、ひょっとしてミユキさんが?
という展開に。まさにミユキさんが手に取ったドーナツの中央にアカルンが紛れており、
アカルンを手にしたミユキさんが反応・・・せず、現れたのはイース様でした。
プリキュアに関係の深い者が4人目と睨み、ミユキさんを尾行していたイース様
そしてイース様の動きが止まったので現れたらビンゴだったと言うサウラー。
文字通り体を張って尾行していたのに目の前で鳶に油揚げをさらわれた形の西隼人さんも、
スイッチオーバーしてウエスターさんに変身。
ラビリンス三役揃い踏みの状況からミユキさんを守るべく、
カオルちゃんにミユキさんを託し、変身する三人。

当シリーズ初の、ラビリンス三人組との格闘戦が展開されます。
ピーチ対イース様。ベリー対サウラー。パイン対ウエスターさんと個人戦になりますが、
三人とも強敵で、全く歯が立ちませんでした。
あくまでミユキさんが4人目だと考えているイース様は、
ここで三人を倒してミユキさんも始末すればプリキュアは全滅、と言い放ち、
触発されたプリキュアたちは再び立ち上がります。
『三人で力を合わせればきっと勝てる』
打ち合わせをしていないにも関わらず、プリキュア達の息はぴったりでした。
『敵が私達一人一人を狙うなら』
『逆に私達が誘導して』
『敵を一ヶ所に集める』
そして公園の広場に集まったプリキュアを追って来たラビリンス組が迫る直前で
一斉に身をかわすプリキュア。勢い余って互いにぶつかり倒れるラビリンス組。
・・・ウエスターさんはともかく、イース様とサウラーが
こんな手に引っかかるとは思いませんでした。
その隙を突いてプリキュア三人とも一気に技を放ちます。殺る気満々です。
からくも脱出し、撤退するラビリンス組。

結局、ラブたちもラビリンス組もアカルンを見失い、
戻ってきたミユキさんにもアカルンが付き添っていないため
4人目捜索はまた振り出しに戻ってしまいましたが
もしミユキさんが4人目だったらこんなに嬉しいことはない、
と、まだ可能性をあきらめていない三人でした。


ギャグパートを語るだけでかなりのものになりそうですが、
まず冒頭のタルト。どんどん落ち込んでいく様は一人芝居を見ているようで、
「私ってダメな女ね」を思い出しました。なんかブツブツ言ってましたし、
アドリブも入っているのかもしれません。
また、三人をメロメロにするシフォンの愛くるしさ攻撃に、「すごいよ!マサルさん」の
「めそ」を重ね合わせたのは私だけでしょうか。いずれ背中のチャックから・・・

続いてウエスター=西隼人さん。
登場する度にどんどん落ちていく(褒め言葉のつもりです)彼ですが、
その落ちっぷりはブンビーさんの比ではありません。
自分でイケメンを自覚しているだけまだいいのかもしれませんが、
本当にあの管理国家の人間なのでしょうか?
彼もまたブッキー同様、製作側に愛されているのでしょう。
公園での張り込みは「シティーハンター」で海坊主が女装したり胸像になったりした
予想の斜め上を行くセンスを感じさせました。
そして館では大真面目なのにギャグにしかならない扱われ方。
こっそり尾行するシーンも、見て見ぬふりをするのが礼儀だと思うほど目立っていました。

動物たちの台詞もヒドいです(笑)。
今まで喋った動物は初代の忠太郎スプラッシュスターのコロネがいますが、
いずれも外見から想像もつかない美声を発していました。
動物は見た目以上に人間換算では年をとっているものです。
ずっとペットショップの看板なのに説教臭いハムスターは、人間換算の壮年だったのでしょう。
また関西弁でスレたヒナの台詞は、確かに美希には聞かせられませんでした。

ネコとラブの決闘シーンは、まさに「無駄に熱い」と形容が当てはまる描写でした。
西部劇の決闘のような静かな緊張感。
語尾に「ニャ」、ひげ、ネコ顔と、すっかり「ネコ娘」のようになりきったラブ。
そして宙に舞うラブと猫。不安そうに見上げる美希とブッキー。
背景に浮かび上がるラブの笑顔・・・ジャンプの打ち切り漫画のようなシーンです。

カオルちゃんもいい仕事していました。
公園に通う西さんを常に傍から見守っていたり、
妄想シーンでポーズを決めてプリキュアになってみたり、
ミユキさんを連れ出すシーンと戻ってくるシーンでは
ギャグなのに妙にカッコよかったり、やはり何かしらの謎を秘めていそうです。

そしてラビリンス三人組との戦闘がギャグを忘れさせるほどのものでした。
今までナケワメーケに戦わせるだけでナケワメーケが敗れたらすぐ撤退していたので
実は弱いのでは・・・と思っていましたが、
強力なパワーを誇るウエスターさん。華麗な身のこなしで応酬するサウラー。
そして蹴り技をメインに素早い攻めのイース様俺もイース様に蹴られたい
しかし、館でのチームプレイを否定するイース様の発言が伏線となっており
個々では劣るプリキュアが力を合わせて対処する、という構成は見事です。
また、戦闘自体もイース様の素早い攻撃など見ごたえ抜群でした。

もう一点気がかりなのは、プリキュアの目の前でスイッチオーバーしたのは
今回初めてではないでしょうか。
今までのウエスターさんも、イース様も、サウラーも
一般市民の前や誰も見ていないところでスイッチオーバーしていましたが、
これによってラブたちも「普段は人間の姿」の者がスイッチオーバーで「変身」する、
ということはイース様やサウラーも?
せつな=イース様がラブに知られるのは、
このような感じになるのかもしれません。

果たして4人目は誰か、次回のせつなの動向は?と、
今後の展開が非常に気になるフレッシュシリーズです。
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