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暑い日こそ煮込みを食す・・・お手軽ポーランド料理『ビゴス』 [男の食卓]

今朝の東京は涼しくて過ごしやすいかな・・・?と思ったのもつかの間、
昼から夜にかけて、思わずイラッとする程蒸し暑くなりました。
こんな日は食欲が出ないものですが、だからこそ野菜が取れる煮込みを作ろうと思いました。
最近はご無沙汰していますが、数年前までは仕事柄年に数回、
出張でドイツ~中欧方面に出張に行き、これらの国は肉を長時間煮込んだ
やや大味な料理が多いのですが、そんな中ポーランド料理は私の好みに合い、
あまり知られていませんが、日本人の口に合う料理の一つだと思います。
そんなわけで今回は手に入りやすい材料で簡単に出来る
ポーランドの家庭料理「ビゴス」を、帰宅後に作り始めました。

まずは食材の整理から。
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キャベツ4分の1玉、あらびきソーセージ適量、ザワークラウト100g、
適当なきのこ(本来はボルチーニを使うようですが、今回はぶなしめじで代用しています)
ローレル、コンソメ、岩塩(普通の塩でいいのですが、そこはこだわりたいので・・・)です。
  
まずキャベツを千切り、きのこ、ソーセージを一口大に切ります。
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そしてこれらの材料とローレルを鍋に入れ、今回の分量だと
水300cc、コンソメ小さじ2杯、岩塩小さじ1杯を加えます。
はじめはキャベツのかさが多いので、
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こんな感じで鍋から溢れそうですが、気にせずに蓋をして
弱火で煮込み始めます
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時折蓋を開けてかき回しつつ、煮込むこと25分。
ザワークラウトとキャベツの千切りが区別がつかなくなる程度まで煮込むのが目安です。
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この状態になったら、あまり水気が多くない方が良いので
蓋を開けたまま火力を強くして水気を飛ばして出来上がりです。
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食材の準備から盛り付けまで約40分。
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途中火のそばを離れないようにしながらかき混ぜつつ、
ビールとポテチをつまみながら気楽に作りました。
ザワークラウトの酸味とソーセージから出る旨みが程よく調和する、
暑い日でも食欲をかき立てる味の一品です。

元々ビゴスには決まったレシピが無いらしく、ザワークラウトと肉が入っていれば
後は店によって、家庭によって味も内容も異なる、まさにポーランドの家庭の味とのこと。
今回はソーセージを使用していますが、ブロックベーコンや
時間があればカレー・シチュー用のブロック肉を軟らかくなるまで煮込んでも美味しいです。
また野菜類もザワークラウトさえ入っていれば
玉ねぎ、トマト、パプリカ等、色々バリエーションを変えても楽しめますので、
皆様ご自信の味を試してお楽しみ下さい。
他にも発酵したライ麦を使った酸っぱいスープ「ジュレック」、
ポーランド版餃子のような「ピエロギ」、ポーランド版カツレツ「コトレット・スハボビィ」等、
個人的に好きなポーランド料理は多々あるのですが、一人暮らしの手料理には手に余る
手間のかかる料理なので、いつか再びポーランドに赴いた際に食べる事を楽しみにしています。

・・・ところでオチがつくのですが・・・
今日の夕食に「主食」がありませんでした。
ビゴスを作ることに夢中ですっかり忘れていたため、このあとトーストを焼いて食べました。
おあとがよろしいようで・・・
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