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フレッシュ第31話『ラブと大輔 仲直りのしかた!』 [フレッシュプリキュア!]

新学期最初の放映回は、意外にもフレッシュでは3ヵ月半ぶりになる学園もの。
しかも大輔がまともに登場するのも前回の甘酸っぱいエピソード以来とは
時の経つのは早いものです。
もっともその間、作品中ではイース様がクーポン券を受け取って苦しんだ挙句に
使い捨てられて一度命を落としてパッションとして復活して自らの罪の重さをかみ締めて
ラブの家に同居する事になってダンスも始める事になって漫才をしたり
王室の事件に巻き込まれたりアイスを食べられたりと、(一気に書くと凄く濃いですね)
極めて密度の高い3ヶ月半の時間が流れたので、ちょっとした約束は
忘れられても仕方ないかもしれません。
が、忘れられた当人にとっては気が気ではなく、またしても憎まれ口を・・・
相変わらず甘酸っぱい中学生日記(嘘)の視聴記録です。
  
いよいよ新学期。せつなもラブと同じ四つ葉中学に転入することになったようで、
照れながらも制服に身を包み、(イース様の服装の方が恥ずかしいと思いますが)
来るべき学校生活に期待と不安に胸を弾ませつつ登校。
「青春」の何たるかをテレビで見た知識で勘違いして覚えているタルトはこの際放っておいて
通学路で同じく登校中の美希、ブッキーに出会うラブとせつな。
その四人を影から伺う大輔は、「明日のためにby丹下段平」と腹を決め
かねてから密かに想いを寄せているラブに声をかけようとしますが、
見慣れないせつなの存在に戸惑い、出て行けませんでした。
そんな大輔に気づいたせつな。ですが・・・

ホームルームではお約束のように、転入生の自己紹介。
そして容姿端麗のせつなに浴びせられる男子の歓声。
さらにお約束の「ラブの隣の席が空いている」という展開で、せつながクラスメイトになりました。
今までのシリーズでの転入生「霧生満・薫」「美々野くるみ」と同様、
体育のテニスで華麗なプレイを披露し、数学の問題をすらすらと解く優等生ぶりに、
男女問わず、クラスの注目を一手に受けます。
ただ一人、ラブに声を掛けようとする度にせつなの存在できっかけを失い続ける大輔を除いて。
その大輔は体育、数学の授業中(←良い子は授業をきちんと受けましょう)や
休み時間を見計らって声を掛けようとし続けていますが、
その都度タイミングを上手くつかめずに、少しせつなを疎ましく思っているような雰囲気です。
『なあ大輔、東さんかなりイケてるよな!ま、美希さんは別格として』
美希一筋の筈の茶坊主裕喜の声にも、『そうかぁ?』と
そっけなく答える大輔。この瞬間全国1億3千万のせつなファンを敵に回(以下略)

放課後の掃除の時間。今度こそラブに声掛けようとする大輔は、
やっとのことで「明日のこと」について切り出すことが出来ましたが、
大輔が考えていた反応と違い、ラブからは「明日はダンスレッスン」との返事が返ってきました。
そのやり取りの最中も、ラブとせつなの親密な関係を見て、露骨に不満を顔に出し、
ゴミ捨てに行くせつなにクラスメイト数人がついて行ったのを見て、あろうことか
『フン、みんなにキャーキャー言われて、すごい人気者ですね』
『さぞかし華やかで楽しい人生を歩んできたことでしょうねぇ』
せつながイース様から生まれ変わった苦しみを知らないとはいえ、
いくらなんでも弁護しようのない台詞を吐き、ラブと言い争いになります。

そのせつなは裕喜はじめクラスメイトと賑やかにゴミ捨てから帰ってきましたが、
教室は既に修羅場となっていました。
『せつなせつなって、お前はアイツの保護者かよ!』
『友達だよ!酷いよ大輔。そんな言い方!』
そして口げんかが続いた後、大輔が本当に切り出したかった話題、
『大体・・・大体お前が俺との約・・・』『嫌い!!!』
を切り出そうとした途中で、怒りに満ちたラブの言葉で中断されてしまい、
結局大輔は不貞腐れたまま掃除の途中で下校してしまいました。

舞台は修羅場の学校から、平和な占いの館へ。(普通は逆ですが・・・)
野球帽を後ろ前にかぶり、バット3本を持って素振り中に精を出すウエスターさん。
たまには体を動かしたらどうだ、とサウラーを誘いますが、
例によって呆れたようなサウラーが退場し、ウエスターさんが気づいた頃には
気の毒に一人取り残されていました。

河川敷の球場で練習している野球部員達。ここで初めて明らかになりましたが、
大輔は野球部所属で、しかもエースナンバーのピッチャーでした。
しかし先ほどの事を引きずっているのか、明日試合だというのにコントロールが定まらない大輔は
ちゃんと投げろというキャッチャー(裕樹)にも八つ当たりをする始末・・・

一方のラブもダンスレッスンに汗を流しますが、ずっと怒った顔のままのラブを
ミユキさんが気にかけていました。
レッスン終了後、鬱憤を晴らすかのようにドーナツをがっつくラブの様子を
ラブとブッキーも気にしますが、せつなから大輔とケンカしたことを聞いて妙に納得。
姉であるミユキさんもケンカが絶えないようですが、こと最近は
試合が近くてピリピリしているから、と大輔のこともさりげなくフォローしています。
が、「試合」と聞いて、一学期末の事を思い出したラブは・・・
『俺、今度レギュラーになるんだぜ。夏休み明けの試合、絶対見に来いよな!』
『うん!わかった、絶対行く!』
そんな話をしていた事を思い出し、すっかり忘れてた!と取り乱していました。

夜のベランダで満月を見ながら、ラブの相談に乗るせつな。
『大輔は試合のために頑張ってたのに、応援する私が忘れてるなんて、そりゃあ怒るよね』
誰かに頑張れ、と言われたらいつもより頑張れる気がする「応援」は大事だけれども、
今更私が行っても大輔を怒らせてしまうかも?と心配するラブを
『ケンカをしてても応援してくれたら嬉しいと思う。ラブは仲直りしたいんでしょ』
と「応援」してくれるせつなに、素直になるのは難しいとこぼすラブ。
せつなは意外そうに、「素直なラブ」しか知らないと笑いますが、
なぜ大輔にはムキになってしまうのか判らないというラブに、
『二人が似ているからかも』と述べるせつな。ちょっとそう思っただけ、とのことですが・・・

知念家でも、不貞腐れたようにドーナツを平らげてミユキさんの分まで手をつけ、
ミユキさんに怒られる大輔の姿がありました。
その大輔の姿を見て、奇しくもミユキさんも
『そうやって怒ってドーナツ食べてるとこ、ラブちゃんそっくり』
という意見を漏らしていました。そしてミユキさんからラブが何か忘れてた、と
大騒ぎしていた事を聞き、ドーナツを手にしたまま自室へ引き上げる大輔。
『・・・アイツ・・・やっぱ忘れてたのか』
途中で足を止め、寂しそうに呟いていました。

翌日、14時。今日はこのくらい、ということでダンスレッスンを切り上げた後、
やはり時間を気にしているラブを気にかけ、まだ間に合うと思うと声を掛けるミユキさん。
3人の後押しを受け、ラブは試合会場に走っていきました。

四つ葉ボーイズVSリトルマーチーズ。2回裏時点で0-2と、四つ葉町チームが劣勢です。
ピッチャーの大輔はこの状況でフォアボールでランナーを出してしまい、
キャッチャー裕樹の「落ち着いて投げろ」というアドバイスも耳に入らないのか、
次のバッターにも初球ボールを出してしまう大輔に、駆けつけたラブの激が飛びます。
『何やってんのよ!大輔!!』
『(来てたのかよ・・・よし!)』
ラブの応援の成果が現れ、続く打者を三振に討ち取りました。
その投球ぶりにキャッチャー裕樹にも大輔って分かりやすい、と思われているようです。
試合は5回表に2点返して同点。さらに6回表にも追加1点で逆転するも
続く6回裏に1点返されて再び同点に。7回制の試合のため、最終回の7回、
7回表の最後の攻撃で1点取り、四つ葉町チームがリードしたまま7回裏を迎えます。
『これを抑えたら勝ちだ』と祈るように見るラブ。高鳴る鼓動。そして渾身の一球を放つ大輔。
しかし相手チームのサヨナラホームラン、で惜しくも敗退してしまいます。
一人マウンドに立ち尽くし、そしてうずくまる大輔は、もしかしたら涙してしまったのでしょうか。
目元を隠すように帽子のツバを下ろし、ラブの応援に応えられなかった事に
『かっこ悪ぃ・・・』と呟いていました。

『サヨナラ負けか・・・青春は甘酸っぱいねぇ』
なぜか土手にあぐらをかいて観戦していた西さん。
彼が言うと妙に含蓄がある台詞の後スイッチオーバー。そしてどこで覚えたのか
村田兆治ばりのマサカリ投法でナケワメーケの素を投げるウエスターさん。
今回はピッチングマシンのナケワメーケで、逃げる人々の中からラブを探す大輔でしたが
当のラブは人目を避け、駆けつけた3人と共に変身。

『さあプレイボールだ!』
・・・ウエスターさん、出る番組間違えてないといいのですが、一応これは「プリキュア」です。
今回のナケワメーケは腕から速球を放って攻撃し、ボールを避けるので精一杯のプリキュア達。
しかしナケワメーケが暴れまわる中、一人ラブを探す大輔にナケワメーケの球が迫り、
大輔をかばうピーチ。直後に頭を掻いています。ひょっとして照れているのでしょうか?
とにかく、あのボールをなんとかしなきゃ、というピーチの目にバットが留まり、
ベリーに声を掛けるピーチ。何をするのかと思いきや・・・

正直、この展開は予想の斜め上を行っていました。
まさかプリキュアのままベリーの着せ替え能力で野球ユニフォーム姿になるとは・・・
『さあ来い!試合開始よ!』『望むところだ!』
プリキュアだけでなく、いつのまにかウエスターさんも野球帽を後ろ前で装着。
すっかり監督かコーチ気分のようです。当初の目的を多分忘れています。
マウンドにはナケワメーケ、そして打席に入るキュアピーチ。
初球を『もらったー!』と見事に打ち返し、ウエスター監督を驚愕させていました。
続けて打席に入った二番打者、キュアベリーは
イチローばりのセーフティーバントを決めて出塁。
三番打者、キュアパインは、目をつぶって「えいっ」とバットを振ったらジャストミート。
満塁となり、唖然としたウエスター監督はピッチャー交代を打診しますが、
マウンドは俺が守る、とばかりに首を横に振るナケワメーケ。
『何?嫌だと?やらせてくれだと?』ウエスター監督の言葉に、首を縦に振るナケワメーケ。
『信じていいんだな?』見つめ合うウエスター監督とナケワメーケ。
言葉には出さないながらも、そこには無言の男の会話がありました。
『よし、この試合、お前に任せたぞ』

迎えるバッターは四番、キュアパッション。
ナケワメーケも目が本気です。そして、運命の一球・・・
パッションも長打を飛ばし、マウンドにうずくまるナケワメーケ。
その隙を突いて四人全員で必殺技を放ち、ナケワメーケを撃破しました。
『やはりあそこでピッチャーを交代させるべきだった・・・とうっ!』
そう引き上げたウエスター監督。リリーフの当てはあったのでしょうか・・・

『キュアピーチ!あのラブが、おれの友達が見当たらないんだ』
ラブの姿が見えないことを心配して探し回っていた大輔は、
目の前の「キュアピーチ」に助けを求めますが、公園の方に逃げた、という
ピーチの(嘘)発言でほっとして、そしてつい一言を。
『よかった。あいつドジだから・・・ってオレがこんな風に言うからすぐケンカになるんだよな』
どうやら大輔本人も本当はわかっているようです。そして、いざラブの前になると
ムキになってケンカになってしまうことも。
アイツに謝らなきゃ、という大輔の発言に、うっかり「ありがと」と呟いてしまい、
誤魔化すピーチ。ですが『そのラブって子も本当は仲直りしたいって思ってるよ』
と、「ラブ」としての気持ちを「ピーチ」の姿を借りて代弁します。
『二人が似てるからかも』せつなの言葉を思い出したピーチは、
『似てないよ・・・』と呟いていました。

そしてカオルちゃんの店で同時に頭を下げるラブと大輔。
互いに昨日の発言の事、約束を忘れていた事を謝り、そして手を差し出すラブ。
『これで仲直りだね』と握手する二人。
でしたが、ラブの手を握っているうちに大輔の顔がユデダコのように真っ赤になり、
慌てて手を引っ込めた大輔。照れ隠しにまた余計な事を言い始め・・・
『し、しかしあのキュアピーチってホント素敵だよなぁ!お前もちょっとは見習えば?』
『何それ。大輔だってミユキさんみたいにもう少しカッコ良くなれば?』
もはや風物詩のように二人のやり取りを見つめるカオルちゃんと美希、ブッキー、せつな。
そして空に響く二人の子供っぽいケンカの声で幕となりました。

久々に大輔がストーリーにからむ今回。例によって小中学生男子にありがちな
好きな子の気を引こうとするあまり心にも無い事を言ってしまうという
相変わらず30過ぎのサラリーマンには甘酸っぱい青春を思わせる展開でした。
が、前半の大輔はちょっとカッコ悪く描かれすぎているような気がします。
私がせつなびいきだから、という理由だけでなく、せつなに八つ当たりや
嫉妬(男子が女子に嫉妬というのがこんなにカッコ悪いとは・・・)という展開は
ちょっと大人気ないです。最もまだ中二なので大人も何もあったものではありませんが・・・
一方、後半の大輔はピッチャーとしての緊張感や責任の重さを感じさせ
ラブのいないところで当事者とは知らずに本音を打ち明け、最後に謝罪、と
汚名を返上するような描かれ方をされていますが、
欲を言えばラストシーンのカオルちゃんの店にせつなの姿もあったので、
八つ当たりしてしまった事を詫びる場面も欲しいと思いました。

それにしてもまさかの「野球決戦」は驚かされました。
ここまで脱線してもナケワメーケ&ウエスターさんVSプリキュアという設定のため、
笑いに走りつつもあくまでプリキュアとして見ることが出来る展開なのは見事です。
ウエスターさんのマサカリ投法、監督とピッチャーのやり取りなど、
ネタには事欠かないのですが、ひょっとして「大輔」という名前は今回のための伏線か、
それとも名前あってのこの設定なのか、私の母がかつて「荒木大輔」のファンだった事、
私自身がPL対横浜の伝説の試合をこの目で見ることが出来た事を、ふと思い出しました。

せつなの制服と初登校に目が向いてしまったのですが、
せつなが本編でダンスをするのも今回が初めてではないでしょうか?
それにしても登校するシーンではせつなとラブの足の長さとスカートの短さに目を奪われ、
美希の夏服が黒タイツではない事に少しがっかりした、
多少邪な目でも見てしまった今回でした。(お目汚し失礼致しました。)

最後に、あまりにも凄まじいブッキーのボケで締めたいと思います。
『あ・・・でも、河原で決闘してる、とかじゃないです』
(ラブと大輔が良くケンカしている事をミユキさんに説明した後のフォローで飛び出した台詞)
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