ひぐま濃い麦酒

本来、プリキュアレビューや料理が更新できない時の合間を縫って
書き連ねる筈だった「酒」カテゴリーですが
気づいてみれば2ヶ月も更新していないという始末で、私の計画性の無さを痛感させられます。
しかも久々の更新が、こんなマニアックな酒になろうとは・・・
そんな訳で久々の「酒」カテゴリーは、たまたま行き着けのバーで出合った

その名の通りグラスの反対側が透けて見えないほど濃いビールです。
　　
『なんじゃこりゃぁ！？』
松田優作ならずとも、そう叫びたくなるようなネーミングセンス。
そして濃すぎるほど黒い色、本当に黒ビールを飲んでいるのだろうかと感じるほどの濃さ。
あまりのインパクトに思わず「酒」カテゴリーの執筆を決意させるほど、
強烈な印象を持った一杯でした。
携帯のカメラ（フラッシュ無し）で撮影したために伝わり難いのですが、
墨汁じゃないのか？と思うほど真っ黒な液体。
エスプレッソコーヒーを飲んでいるかのような苦さと粉っぽさと
一筋縄ではいかないビールです。
ビールを飲むのにチェイサーが欲しいと思ったのは、
酒を飲み始めて十余年、初めてのことでした。

元々「Brown Bear Beer」というアメリカのビールらしいのですが、
翻訳サイトで無理矢理日本語に訳したのか、
ＶＯＷに掲載されそうなネーミングに恥じない強烈な印象を感じさせます。
率直に言って、初めて黒ビールを飲んでみたい、という方にはお勧めできないと思います。
まず間違いなく黒ビールを敬遠することになりそうですので・・・
かくいう私もギネス、黒ヱビスなど黒ビールはそれなりに飲んできましたが
それでも最初の一口はなんともいえない（なんと表現したらいいか分からない）味でした。

「金賞」を受賞したこともあるとボトルには記載されていますが、
審査員の方もあまりに強烈な印象に他のビールの味が残らなかったので
このビールが受賞したのではないかと思わせます。

と、褒めているのか貶しているのかよくわからない感想になっていますが
黒ビールの味を既にご存知の方は是非飲んでいただきたい逸品です。
粉っぽさとあまりの濃さに最初は辟易するかもしれませんが、
謳い文句どおりのクリーミーな泡と、
スタウトビールならではの香ばしい味と風味が強烈に襲って来る
ギネスに物足りない、という方にはうってつけのビール。
ちょっとレアな酒かもしれませんので、見かけたら飲み逃しの無いように・・・