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マックスハート第4話『独りじゃない!二つの気持ちが重なる予感!』 [ふたりはプリキュアMax Heart]

クィーンの分裂と3つの要素。謎めいた九条ひかり、目覚めるポルン、
洋館の少年とサーキュラスなどMHシリーズが始まってからというもの、
ここまでの間に新しい要素が多く、付いていけなくなりそうな視聴者への配慮でしょうか。
説明描写に殆ど多くを割いたため、次回とあわせて残念ながら間延びした観が強い今回。
もっとも、最初の3話を見逃してしまった人向けの「総集編を兼ねたおさらい」
とみればよくまとまったダイジェストを絡めつつ
シャイニールミナス登場に向けて期待を高める回、と判断する事もできますが・・・
  
商店街広場にある「年中酉の市」のシンボルを写生しているなぎさですが、
通りすがりのおばちゃん達の視線が気になって集中できず自室に戻る事に。
ところが落ち着ける筈の自室もメップル、ポルン、長老、番人、シークンと
家主を入れて6人同居状態で、なおかつ一様になぎさの絵に文句をつけるために
屋外以上に落ち着きません。
もっともなぎさの絵心も無いため(個人的に咲よりはマシだと思いますが)
『ゴミの山デスゴミの山デスこれは絶対ゴミの山デス』
などとシークンに酷評され、折角の美術の宿題がまるではかどりません。
が、なぜか一番騒々しいはずのポルンが妙に静かな事に気づく一同。
ポルンはメップルとミップルが新しい姿になったのに自分がまだ変わらぬ事を
気に病んでいるようでした。バンダイ様からの圧力m以下略
そんなポルンを気遣い、軽く小突いた番人でしたが思いのほか強かったらしく、そして・・・
『番人がどついたポポーーーーーーーーーーーー!!!!』
収拾が付かなくなった部屋に、主なぎさの嘆きが漏れました。

翌朝、なぎさは登校前に長老、番人、シークン、ポルンを連れて雪城家を訪れ
マンションの美墨家より広い雪城家に預かってもらおうと頼みました。
それにしてもこの個性的な面子を電車で連れてきたという事に
『十分怪しかったと思うけど・・・』とさりげなく突っ込むほのかがいい味出しています。
それよりも今後の事、まだ雲を掴むようなクィーンの命、心、
そしてハーティエル探しを懸念する二人でしたが、当のハーティエル、シークンの姿が
早速見当たりません。相変わらず目を離すとすぐ飛び立ってしまうシークンを
なんとか廊下で捕まえたものの、手の余りそうな今後にやや不安そうなほのかでした。

こちらも手を焼いているものの、手厚く尽くしている執事ザケンナー達。
洋館の主の少年はおもちゃを遊び散らかし、そして積み木でお城を作っている少年を
『遊び終わったおもちゃは片付けなきゃいけませんですよザケンナー』
と優しく注意する執事コンビですが、車輪の付いたおもちゃ箱を引いてきたノッポの方を
おもちゃ箱に載せてチビの方と一緒になって引っ張り駆け回る少年。
ひととおりはしゃいだ後、執事たちと共に後片付けをする少年を
サーキュラスは強い決意を秘めて見守っていました。
『我々はあのお方を守り通さねばならん。
 やがてあのお方が全ての世界を支配するその時のために』

美術の課題「身近な風景」をテーマにした絵を提出したものの
先生にも何を描いたか分かってもらえず説明するなぎさにクラスメイト達の笑い声が響きます。
助け舟を出すようにほのかも『今年は酉年なんで一年中やってるんです』と、
妙に裏設定のようなものを持ち出すも、あまりフォローになっていない気がします。
今年も美術ダメか・・・と肩を落とし渡り廊下を行くなぎさたちの背後から様子を伺うひかり。
某市原悦子さんのドラマのような構図で伺いつつ、ポルンとの出会い、
そして先週目撃した戦いを回想していたところに再びクィーンの声が響きました。
『もう一度会うのです。あなたがみんなを呼び寄せたのです』
その声に導かれるまま、なぜかなぎさの酉の絵をしばし見つめた後、
ひかりはどこかへ駆けて行きました。

放課後に一緒に帰ろうとするなぎさとほのかの前に現れたひかりは
神秘的な眼差しでじっと二人を見つめ、そしておもむろに問いかけます。
『プリキュア・・・って?』戸惑う二人に
『優しい声が教えてくれた。なぎささんの描いた酉の絵がお二人に会いなさいって・・・』
・・・そんなことあの絵は言っていないと思いますが・・・
先日ポルンに会った事も告白するひかりは、なぜか懐かしさを感じた事、
そしてなぜ二人の事を知っているのかという疑問をぶつけます。
ひかりの強い意思に反応したかのようなメップルとミップルを隠すために
後ろを向いたなぎさとほのかでしたが、当のメップルたちも
口では言い表せない何かをひかりに対して感じているようです。

なぎさとほのかが再び振り返ったとき、初めて会った時のようにひかりの姿は消えていました。
事情が飲み込めないながらも、もう一度ひかりと会って話をしようと言う二人。
そしてほのかの部屋ではポルンとシークンが何かを感じとっていました。
『出会うポポ、出会うポポ』
運命の歯車が動き出したようです。

『何なの?この気持ち』
自分でも分からぬまま、町を走りながら自問するひかり。
なぎさとほのかはひかりを探しにタコカフェを訪ねてみますが、まだ帰っていませんでした。
他に心当たりのある場所は・・・酉の絵?
半信半疑で向かうなぎさとほのか。そして感じるデスと興奮が冷めずに
障子を破って出て行くシークンと、追うポルン、そして長老たち。
(障子を張り替えるのって大変なんですが・・・)

なぎさとほのかが酉の像へたどり着くと、予想通りひかりが佇んでいました。
どうして黙って立ち去ったのか、優しく問いかける二人に困惑したような表情のひかり。
ところがいつの間にか周囲から人の気配が消え、
そして酉の像がザケンナーとなって襲い掛かってきました。
飛び立つ勢いでビルを破壊するほど強力な力を持つザケンナーに
ひかりが見ているにも関わらず決心して変身するなぎさとほのか。
既に前回見ているにもかかわらず、驚くひかりの前にプリキュアとして現れます。

巨体を活かし、ビルを破壊しつつ襲ってくる鳥ザケンナー。
その崩れたビルの土ぼこりの陰からサーキュラスが現れ
『あらゆる世界に君臨するのはジャアクキング様だけだ』
という彼の発言を聞いて「ジャアクキング?」と反応するひかり。
ひかりにとって初めて聞く固有名詞なのですが、やはり知っている名前なのでしょう。
ひかりの方を一瞬見やるサーキュラスに向かっていくプリキュアでしたが、
あえなくサーキュラスが起こす衝撃波に跳ね飛ばされてしまいました。

光のバランスが失われている今、一気に闇の力で叩き潰すと言い放つサーキュラスに
後ずさりをするひかり。シークン、そして尾いてきたポルンたちが見守る中、
再びプリキュアとサーキュラスの戦いが繰り広げられますが、
どうも今回テンポが悪いですね。戦闘でも間延び観が否めません。
再びサーキュラスの衝撃波にあしらわれるプリキュア。
そういえばいつの間にか鳥ザケンナー飛び立ったまま帰って来ません(笑)

突っ込みどころが多い展開の中、二人が口々に言う「光の園を守る」という言葉に
『なぜ、こんなことが?光の園って一体?』
と呟くひかりにようやく目を留め、接近するサーキュラス。
サーキュラスからひかりを守るべく立ちはだかるプリキュアですが、
今回何度目でしょうか。再びあしらわれるプリキュア(苦笑)

『私、二人を助けてあげたいのに、何も出来ないなんて・・・』
何も出来ず、ただ無力を嘆くひかりに声が響きます。
『あなたにもあります。あなたにできる事が・・・』
その声がクィーンの物だと察したポルンは、プリキュラを助けるポポ、と
ぼんやりとサーキュラスが見つめる中(笑)ひかりの下に向かって懸命に駆けて行きます。
『ひかり!みんなの未来を信じるポポ!』
するとポルンとひかりの体が光を発し、光の奔流に包まれたひかりとポルン、で幕となりました。


視聴していてもレビューを執筆していても、残念ながらテンポの悪さが否めない今回。
良くも悪くもアニメ版ドラゴンボールZのように引っ張る印象を受けました。
(ネタですが、セルの「ちくしょーちくしょー、完全体になれば」だけで30分引っ張っているような)
酉の絵とクィーンとひかりの関連性も弱く、なぜ酉の絵が話の鍵になるのか
説明不足の観もあり、なぎさの絵の下手さをアピールする点では意味があったのですが・・・

戦闘中も何度と無くサーキュラスに挑んで返り討ちに遭う二人、
激戦が繰り広げられているはずなのに
    [サーキュラス]
  [ブラック]   [ひかり]
     [ホワイト]
という奇妙な立ち位置で傍観しているひかり、
飛んでいったまま帰ってこないザケンナーなど、粗が目立って残念です。

随所にこれまでの回想が挿入されつつひかりの謎が徐々に明らかになっていく。
そしてクライマックスを作りつつ次回へ続く。
よく言えばこのような展開です。
ただ本編の描写よりも戦闘中の背景にある店の看板が極めてインパクトがあり
そちらの方に目を惹かれてしまいました。
東映アニメーションがある大泉学園が元と思われる「小泉商店街」をはじめ
「英会話のエーヨン」、「立花鳥獣店」、そしてサラ金とおぼしき「ワゴム」などなど。
ということで、次回とあわせてルミナス誕生の1本として見るべき一編かもしれません。
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