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マックスハート第7話『ファイトだなぎさ!家事で火事場の馬鹿力!』 [ふたりはプリキュアMax Heart]

改めて気付いたのですが、歴代主人公(EDクレジットで一番上に位置されるキャラクター)
のうち、なぎさだけが率先して家事をしていない気がします。
咲は言うまでも無く普段から店の手伝いをしており、
のぞみは苦手かつ被害を大きくするものの、母が風邪ひいた時は率先していました
そしてラブはあゆみさんがパートの時の夕食当番をしています。

家事、そして誰かに喜んでもらう事とは?
前回からの懸念の一つであるアカネさんの迷いもからめ
初披露のルミナス・ハーティエルアンクションの華麗な演出も見ものの第7話目です。
  
理恵ママが同窓会に出席するために明日あさってと不在。
『同窓会に行こうか・・・どうしようかい!』
ブッ ガッ やってしまったよ・・・という毎度おなじみの岳パパのオヤジギャグはさておき、
その岳パパも休日出勤のためなぎさが家事を任される事に。
せっかくの日曜日なのに、と苦言を呈するなぎさの肩を掴み、ドスの聞いた声で
『家事サボったら小遣い抜きよ!』と脅しにかかる理恵ママ。
横暴だと抗議するなぎさですが、
『なぎさぁ・・・いいわねぇ?』母の圧力にあえなく屈しました。

洗濯機をまわしつつ、洗っていない食器の山の流しを見てため息をつくなぎさ。
元東西新聞文化部究極のメニュー担当なら、せめて食器洗いくらいして行けばいいのに・・・
一度は深くため息をついたなぎさですが、
「両親が不在」ということはのんびりやっても誰も文句を言わない事に気付き
テレビを見ながらポテチ片手にソファに横になるカウチポテト(←死語)を満喫。
そんなだらしない姉の姿に一抹の不安を覚える亮太でした。
理不尽にも終わった洗濯物を干すように脅され、がんばってシーツを干す亮太でしたが
突風に煽られてシーツに絡まれ、折角洗った洗濯物が散乱。
もう一度洗いなおし、とため息つくなぎさに今度は皿洗いを任されるものの
なぎさが再度洗濯機を回していると、今度は台所から皿が割れる音が響きます。
なぎさのため息は止まりません。

洋館。届いた野球セットで執事ザケンナーBが足を高く上げるお約束のフォームから
優しーく投げた球を打ち、外野のサーキュラスとウラガノスが身をかわして
ホームランだ、と嬉々としてベースを回る少年。
そのどさくさでボールに直撃されて倒れた絵、割れた皿を片付ける執事ザケンナーをよそに
少年を見守りつつルミナスの存在に懸念を抱く二人。
ルミナスの力は光のエネルギー、それ以上に光の根源のような力だと感じ、
油断をするな、とウラガノスに話しかけていたサーキュラスでしたが
いつの間にかウラガノスは身を縮めてドアから出て行きました。
『人の話は最後まで聞け』取り残されたサーキュラス。今後お定まりのパターンとなります。

美墨家の子供達二人の昼食はカップヌードル。
『文句あるわけ?』『無いです・・・』再び姉の圧力に屈する亮太ですが、
せっかくなので宿題を見てもらおうとお願いしました。
渋々見てみるなぎさでしたが小六の宿題が分からないのか目が点になり、
誤魔化すように全部出すよう命じ、そしてまとめて片付けてくる、と言い残して外出。
当然向かう先はほのかの家です。

あっさりと宿題を片付けるほのかですが、どんなに時間がかかっても亮太本人にさせるのが
なぎさの仕事ではないかと苦言を呈します。至極当然の言い分です。
そこに現れたシークン。前回一度出会ったものの再び行方が分からなくなったハーティエル、
パションの捜索を促し、手がかりとして「クィーンの心には収める場所が必要」
「ハーティエルにとって拠り所になるので、心があればハーティエルも集まりやすくなる」
といった事が明らかになります。
ということは・・・としばし考えたなぎさはふと我に返り、家事が残っている事を思い出しました。
料理に自信がないため冷凍食品で済ませようというなぎさに再び苦言を呈するほのか。
こういう時に練習しないと上手くならないというほのかに、どうせ上手くできないと返すなぎさ。が、
『やる前から出来ないって決め付けてちゃ何もできないでしょ!』そして
『なぎさがお料理を作るのよ!いいわね!』
有無を言わさぬほのかの圧力に気圧されて、思わず頷いてしまうなぎさでした。

一方タコカフェでは、ひかりが作ったクレープを試食するアカネさん。
いくらなんでも鼻の頭とほっぺたにクリームつけてるひかりは手際が悪すぎる気がしますが・・・
ともあれアカネさんの審査は合格。ひかりはクレープをお客さんに出せるようになりました。
ひかりの作ったクレープを美味しそうに食べるお客さんの姿を見て嬉しくなるひかり。
そこに訪れたなぎさとほのかに飛びつき、はしゃぎまわるポルン。
『ポルンの世話するの大変でしょ?』そう言うなぎさに、
ポルンはとてもおとなしいと言うひかりですが、元気に飛び回るポルンを始めて見たようで、
『(ポルンってこんなに元気に飛び回る子だったんだ・・・)』
ひかりは心の中で、そう呟きました。

たこ焼に舌鼓を打ち、『やっぱり私、作るより食べる方がいいな』
即座に『む!』となるほのかを見て慌てて弁解するなぎさ。
そんなやり取りの最中、先日に続いて再び中尾が来店します。
アカネさんに商社に勤めてた頃の後輩だと紹介され、
後輩同士、よろしくと互いに挨拶を交わすなぎさ・ほのかと中尾君。
アカネさんはなぜ商社勤務を辞めてタコ焼き屋を営んでいるのか尋ねるなぎさとほのかに、
『試してみたかったんだ、自分の力を。
 書類やコンピュータ上の数字を動かすだけじゃなくて、自分の力で何かを作りたかった。
 私の作ったもので目の前の誰かが喜んでくれたら嬉しいだろうなって。そう思ったんだ』
力強く信念を語るアカネさん。その姿は自立した大人といった観で頼もしさを感じます。
が、そんなアカネさんを中尾は複雑な顔で見つめていました。

スタジアムを見下ろす高台でアカネさんの言葉を思い出し、ちょっと反省したなぎさ。
目の前の誰かに喜んでもらいたいと言う気持ちは家事と同じ。
それを面倒だと思っていたことを省みて、がんばって晩御飯を作ると決意。
そのためなら喜んで教える、と言うほのか。その熱いハート?に反応して、
鳩に乗ったまま行方が分からなくなっていたパションが二人の前に姿を現しました。
シークンに続き、やっと二つのハーティエルが揃いました。

しかしその頃、スタジアムに置いてある、俗に言う「コンダラ」に乗り移るザケンナー。
注:コンダラとはグラウンドの地ならしに使うローラーで、巨人の星のOP「思い込んだら試練の道を♪」
  のくだりで飛雄馬が引きずるシーンを「重いコンダラ」と誤解されたことから付いた俗称です。
コンダラだけでなく、野球グッズ一式が一まとめになったようなザケンナーが襲い掛かり
ハーティエルたちを守るため、と変身する二人。

タコカフェで皿洗いをしてるひかりでしたが、ポルンが不穏な空気を察してひかりを促します。
戦いの流れでスタジアムへたどり着くプリキュア。客席にウラガノスも現れ『プレイボール』宣言。
先日のナケワーケ同様、手からボールを打ち出して攻撃してくるザケンナーに
ボールから身をかわすのが精一杯、防戦一方になるプリキュア。
ブラックはボールの直撃をうけるもののなんとかザケンナーめがけて弾き返しますが、
そのボールを取り出したバットで打ち返すザケンナー。
打球に直撃されて飛ばされたブラックはウラガノスに捕まり、
ブラックをザケンナーに送球して『ワンナウト。まずは一人目』
なぜか眉毛が無いウラガノスに宣言されました。
ブラックを開放すべくザケンナーに向かっていくホワイトですが、あえなくプロテクターに弾かれ
同様にウラガノスに捕まり、送球されるホワイト。『ツーアウト。これで二人目』
またしても眉毛が無いまま宣言するウラガノスに向かっていくパションでしたが、
前回のポルン以上に体格差があるため、ウラガノスは気付いてもいません。

悔しがるパションの前に到着するひかり。
『小さなあなたがあんな大きな人に向かっていくなんて無茶よ』と嗜めるものの
『大きさなんか関係ない。俺とシークンを助けようとしてあんな目に遭っちまった。
 俺は感じたんだ、あの子達の熱いハートを。
 どんなに無茶だろうと俺はあの熱いハートに応えてみせる!』
『ツーアウトランナーなし。スリーアウトゲームセットだ』
いつの間にかひかりの前に迫っているウラガノスですが、
小さい体ながら、熱い魂を持つパションに勇気付けられたひかりは変身して立ち向かいます。
『あなたは・・・?』シャイニールミナスの姿を見て、思わず発したパション。
直感でクィーンの命だと感じたのでしょうか。

ウラガノスから逃れてグラウンドへ降り立つルミナスにザケンナーが迫るものの
『闇の力を押し返すポポ、ルミナスならできるポポ!』ポルンに促されて
『光の意思よ!私に勇気を!希望と力を!』
ハーティエルバトンを華麗に回し、そして香港映画のような決めポーズを決めた後
『ルミナス・ハーティエルアンクション!』掛け声と共に放たれる光を受けた
ザケンナーの動きが止まり、そしてプリキュアには力が漲ってきました。
漲った力でマーブルスクリューMAXを放ち、撃退されるザケンナー。
おかげで助かったと礼を言われるひかりですが、謙遜し、ポルンにお礼を言うひかり。

ところが、こちらの問題は解決していないようです。
『タコカフェを辞めろっていうの?』
ひかりがタコカフェに戻った時、中尾に思わず声を荒げるアカネさんの姿が。
『これは元々藤田先輩が提案したプロジェクトじゃないですか。
 先輩だって、本当はやりたいと思ってるはずです。
 みんな、藤田先輩を待っています。僕も、待っていますから・・・また来ます』
去っていく中尾を、アカネさんは複雑な顔で見送っていました。

それはさておき、美墨家の食卓にはなぎさが腕を振るった料理が並び、
岳パパと亮太もなぎさが作った料理に感嘆の声を上げていました。
『ウソ!おいしそうに見える』(見える、と言うのが実に上手い言い方です)
『なぎさの頑張りがあってのことだよ、成長したなぁなぎさ』素直に娘を褒める岳パパに、
『大事なのは、誰かを喜ばせたいって気持ちなんだよね。
 お父さんと亮太に喜んでもらいたくて、頑張ったんだよ』
本日学んだ事、感じた事を口にしたなぎさ。思わず感涙にむせぶ二人が料理を口にすると・・・
『お・・・おいし・・・かな・・・?』『こ・・・個性的な味だな・・・』言いにくそうな感想を漏らす二人。
なぎさもつまんでみると、あまりの不味さに愕然としました。
塩辛い肉じゃが、味の無い味噌汁。ありえない、というなぎさの嘆きで幕を閉じました。


「家事」をテーマに、誰かに喜んでもらうとはどういう事かという命題を語る今回。
最初家事を面倒がり、及び腰だったなぎさがほのかの叱責、アカネさんの決意を聞いて
考えを改めていく様が今回描きたかったストーリーだと思います。
私も独り身なので面倒だと思うこともありますが、自分がやらないといつまでもそのまま、
という現状と、自分がだらけないために家事をするよう心がけています。
なぎさの料理は失敗に終わりましたが、誰かを喜ばせるという気持ち。
一人暮らしの身としては自分を高く持ちたいという気持ちが大事だと思います。

いくつか描かれる伏線は、アカネさんの迷い、ひかりとポルンの関係です。
この2点はいずれも次回のメインテーマとして描かれますが、ひかりとポルン。
今回さりげなくひかりが感じる「ポルンってこんなに元気に飛び回る子だったんだ」
という一言から、お互いに素の姿を見せていない事が伺えます。
ひかりと出会ってからのポルンはひかりを促したり励ましたり、力になる描写が多いですが
初代シリーズからポルンを見ている者として、ちょっと無理をしてひかりに遠慮し、
猫を被っているかのようにも見えます。
そしてアカネさんの信念が宣言されるものの、
この時点では商社に未練を残しているように見え、無理に断ち切る宣言に聞こえなくもないです。

ウラガノスとサーキュラスのお約束「話を最後まで聞け」。
冒頭の野球グッズを伏線にして野球グッズを固めたザケンナー。
敵側は当事者は真面目ながらも随所に現れるコミカルなシーンは楽しませてくれます。

次回はMH序盤の名作と言われるエピソード。
社会人として勇気付けられるストーリーを楽しみにしています。
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