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マックスハート第16話『なぎさノリノリ!ラッキーカラーで絶好調!!』 [ふたりはプリキュアMax Heart]

10年に1度のラッキーウィーク。「天中殺」などという言葉が連想される私は
世代がばれてしまいますが、個人的にはあまり占いというものを信用していません。
なぎさも当初はそうだったのですが、いつしか悪い方向に向かって行き・・・
サブタイトルは「なぎさ悪ノリ」でもよさそうな、前回憧れの先輩を演じたなぎさが
今回は反面教師になってしまう、こんな展開もありました。
  
志穂と莉奈によると、今週のなぎさはとても運が良いとの事です。
莉奈の雑誌によると、てんびん座の10月10日生まれの人は10年に1度のラッキーウィークで、
志穂のトランプ占いでも超ラッキー。さらに莉奈の血液型占いでも最高。
そしてラッキーカラーは「黄色」と、黄色い表紙の雑誌を渡されますが、
当のなぎさはもうすぐ中間テストと言う事もあり半信半疑でした。

なぎさ、ほのかとひかりは、ピュアンがチェアレクトに入るのを見送ります。
ひかりは初めての中間テストのため、アカネさんの好意でお店の手伝いを休ませてもらい
わからない事はいつでも教えると支えてくれるほのかは
なぎさも一緒に勉強に誘いますが、勉強が苦手ななぎさは遠慮して退散しました。
なぎさにも一応事情はあり、帰り際に買い物を頼まれているため、と釈明します。
ところがその買い物で立ち寄った八百屋の開店30周年記念福引で
黄色い玉が出て高級メロンが大当たり。これにはなぎさも思わずビックリです。

帰り道の河川敷で、『相棒がいいと運もよくなるメポ』などと言うメップルとやりあっていると、
今度は向こうからロードワーク中の藤Pが現れ、
先日の試合で応援してくれた事のお礼を言われました。
呆然としたなぎさがメロンを落とすと、拾おうとした藤Pの手と手が触れ合い、
なぎさは真っ赤になって、去っていく藤Pを見送りました。
本当にラッキーカラーの黄色効果?と雑誌を見ると、特に恋愛運が上昇、とあります。
訝しがるメップルがなぎさを見上げると、そこには悪女のような笑みを浮かべたなぎさの姿が・・・

翌朝、遅刻した生徒達が教頭の長い説教に捕まっていました。
『皆さんこれを御覧なさい。これが何か知っていますね?これは「明日の像」という
 君たち学生があるべき姿を象徴した像です。今日と言う日を努力して、
 明日に向かって羽ばたこうという自主自立の精神を表しています。
 君たちもこの像を模範として努力しなければいけません。
 それなのに今日と言う日の始まりに、事もあろうに遅刻だなんて、言語道断です!!』
こんな長い説教をしている教頭の背後の隙をついて侵入に成功したなぎさは
教室で文房具を広げました。見事に黄色、黄色、黄色・・・
ほのかはあまり占いに頼りすぎるのはどうかと思うと釘を刺すも、
こんな幸運続くわけないから、幸運が続く今のうちに楽しむと言うなぎさの反応に
駄目だこいつ、早く何とかしないと・・・といった風に引き上げて行きました。

放課後、ひかりはタコカフェでほのかに教えてもらいながらしっかり勉強していますが、
なぎさは余裕でたこ焼を頬張っています。
勉強しなくて平気なのか訊ねるアカネさんにも占いを根拠に余裕をかまし、
さすがのアカネさんも呆れています。
『なぎさ!運だけでテストで良い点はとれないわよ!』
見かねたほのかの激が飛ぶものの、なぎさも何もしないつもりではないらしく、
秘策がある、と更に余裕を見せていました。

ボール遊びに興じるメップル、ミップル、ポルン。
ひかりも一緒に遊ぶポポ、というポルンを引き止める2匹に、
『ひかり、難しい顔してるポポ、遊んだほうが楽しいポポ』と言うポルンですが、
今は頑張らなければいけない時、ひかりを見守るメポ、という忠告を素直に聞き、
ポルンも聞き分けて陰ながらひかりを応援しました。

そして洋館では、屋外で凧揚げに興じる少年。
屋内ではハーティエルの事を話題にしながらダーツに興じる4人の姿がありました。
『ダーツ!』と言いながら放たれたウラガノスのダーツをバルデスが受け止め、
『やはり言い伝え通りだったわけだ』(知ってるなら最初から教えてやればいいのに)
そしてダーツを投げ返します。『や!』とダーツを掴んだウラガノス。
これらは後にブンビーさんで如何なく発揮される高木渉さんのアドリブでしょうか・・・?
それはさておき、ハーティエルはクィーンを形作る要素の一つで、
クィーンの復活に必要な命、心とハーティエルの事も知っているバルデス。
息巻くビブリスを制して、12のハーティエルのうちどれか一つでも欠ければ復活は無く、
クィーンの命を潰すよりも、考えようによっては『あのお方』の成長を促すために
役立つかもしれないと分析するバルデスですが、
その話を聞いてるのか聞いてないのか、ウラガノスの『次誰の番?俺の番?』
から、ダーツの順番か出撃の順番か、彼らの順番争いが始まりました。
『いや私の番』『嘘、次は俺だろう』『まあ待て。ここは一つ、ジャンケンで・・・』
えらく真面目な話をしているのに、彼らの茶目っ気が良い味を出しています。

夜、机に向かったなぎさはあっさりと勉強を終えて、
あまりの短さにメップルに心配されるものの、バッチリヤマを張ったと自身たっぷりです。
なぎさの秘策とはヤマを張るだけで、あとはテストに備えて早く寝るのみと
早々に寝床に就きました。
一方ほのかはコツコツと勉強中です。
いつも勉強してるから頑張らなくても大丈夫ではないかというミップルに
やるからには納得いくまでやりたいと語り、同じ勉強でも何度もやる度に新たな発見があると
勉強のやりがいを語る姿を見守るように、新たなハーティエル「インテリジェン」が現れました。
是非お近づきに、とほのかの許に向かおうとして、
『勉強の邪魔をしてはいけませんわね』
と引き下がるインテリジェン。真面目な常識人っぽさが感じられます。

そして中間テスト開始。緊張気味のひかりでしたが、
小声で応援してくれたポルンに、ちょっと勇気をもらったようです。
一方、校門にはウラガノスが登場し、
校門を乗り越えて侵入したところ、教頭に呼び止められます。
『日々努力し、中には夜を徹して勉強してきた生徒達の実力が試される大事な日なんです!』
『俺には関係ない』
『待ちなさい。君は自分が頑張ってやろうとしている事を邪魔されたら頭にこないかね?』
『頭にくるね』『なら帰りなさい』
説得が通じたのか、帰っていくウラガノスを『それでよろしい』と見送って立ち去る教頭。
ところがウラガノスは一端引き上げるものの『よろしくないな』
と再び侵入。そして「明日の像」に目をつけました。

教頭はテスト中だというのに廊下を行く人影に、教室に戻れと声をかけると、
それは「明日の像」でした。『いつもね、君を模範にして生徒達に指導を・・・何故銅像がここに?』
我に返って真っ青になり、失神する教頭。
各教室でも生徒達や先生までもが意識を失い、ひかりが外を見ると
巨大化した明日の像が教室を覗き込んでいました。
異変を察して表に出てきたなぎさ、ほのかと合流するひかり。
目の前のザケンナーに「明日の像」と書いてあるのを指摘すると、
ザケンナーは「明日の像」と同じポーズを取ります。
意外とノリが良いですが、襲い掛かってくるザケンナーの攻撃を避けて、
それぞれプリキュアに、ルミナスに変身します。

『ラッキーウィークのはずでしょ?』ブラックは変身した後もボヤきつつ
ザケンナーと戦う際にも今回のテストは良い点が取れそうなのに、と文句を言いながら
絶対に許さないんだから、とダブルプリキュアキック(違)をかまし、
そしてホワイトの天空×字拳プリキュアシューティングスター(違)でザケンナーを圧倒。
まるで歌舞伎の獅子物「毛振り」のように髪を振り乱して襲ってくるザケンナーに対し、
ハーティエルアンクション、そしてマーブルスクリューMAXの流れで撃退しました。

そして今度はテストのために急ぎ教室へ戻る3人は
元に戻った「明日の像」を通りかかった時、像の上にいるインテリジェンに声をかけられます。
『勉強熱心なうえにお強い。私感動致しました』
と、ほのかの名前を尋ねるインテリジェン。
なぎさも聞かれる前に名乗ると『あなたには聞いていません』と
つれない態度を取られて口を尖らせて不満そうです。
『テスト頑張ってくださいねー』と言うインテリジェンの声に、慌てて教室に戻る3人。

テストの結果が出て、ひかりはアカネさんに褒められていました。
ほのかが教えてくれたからと謙遜するものの、ひかりが努力した結果です。
そして肝心のなぎさは・・・
『ヤマが全部外れた』と絶句していました。
『束の間の幸運は去っていったみたいだね』というアカネさんの冷めた感想に、
『お母さんに絶対怒られる』と嘆くなぎさ。
どうせテストはいつも悪いんだし、今日はいつもよりちょっと悪かっただけ、
とフォローになっていないフォローを入れるメップルに対して、
相棒がいいと運もよくなると言っていたことを思い出し、テストの点を良くしてもらおうと
無茶なお願いをしますが、そんな事できる筈ありません。
そういえばメップルの色は黄色い・・・
ほのかとひかりは、泥沼にはまるなぎさを呆れて見つめました。


プリキュアは完全無欠のヒロインではなく、欠点があるから親近感も沸くものです。
と言ったものの、今回のなぎさは反面教師役をうまく?務めるほどダメダメでした。
私と同様占いというものを冒頭であまり信じていなかったにも拘らず
メロン大当たり、藤Pに出会うという2つの幸運が重なり、
調子に乗ってしまったという結果は気の毒です。
テストの点が悪いのはいつもどおりとはいえ(笑)、望まずして反面教師役に、
そしてインテリジェンからも冷たくあしらわれ、なぎさ受難のエピソードかもしれません。
ともあれ、ほのかやひかりにはこのような役回りを任せられないので、
なぎさに頑張ってもらうしかないのですが・・・

教頭が久々に存在感を見せた今回、いつものダメダメな姿ではなく、
ややクドイものの生徒達に説教をしたり、さらには巨漢のウラガノスにも
物怖じせず物言いをつけたりと、なかなか立派な姿を見せてくれます。
奇しくも以前「明日の像」が登場した時も教頭が名バイプレーヤーっぷりを見せ
本当は学園の事を思っているという設定も活かされて役得だと思いました。

バルデスだけは何か別の目的や意志で動いていそうな事を伺わせる洋館でのシーン。
バルデスの正体を既に知っている身からすればその行動はもっともなのですが、
他の3人を使役しようとせず、あくまで4人が同列である事がMHの敵キャラの特徴でしょう。
そしてウラガノスはともかく、真面目そうなサーキュラスやバルデスが
イチゴ食いやジャンケン発言をするところが、ブンビーさんやウエスターさんといった
明らかに狂言回しの敵キャラとは異なるユーモアを感じさせました。
ブンビーさんといえば、ウラガノスと同じく高木渉さんのアドリブで人気を博しますが、
ウラガノスも結構アドリブがあると改めて実感した「ダーツ」「や!」など、
それとなく笑いの要素も多く、気軽に楽しむ事の出来る一編だったと思います。
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